スポーツ
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スポーツ 2014年11月20日 15時30分
12球団合同トライアウト 2014年 再起を目指す男たち(ネット裏情報)
今年度の『第1回 12球団合同トライアウト』から5日後の11月14日、巨人が中日を戦力外となった吉川大幾内野手(22)の獲得を発表した。吉川は2010年、ドラフト2位で指名され、母校・PL学園の先輩が付けていた『背番号3』を継承するなど、将来を嘱望された若手の1人だった。 吉川は若手育成の登竜門とも言うべくフェニックスリーグに参加したが、途中で強制帰還を食らった。一部報道によれば、練習態度が悪く、首脳陣の逆鱗に触れたという。名古屋の二軍施設で練習していたところを呼び出され、非情の通告を受けた。フェニックスリーグの取材で宮崎入りした取材記者によれば、「吉川解雇の一報を聞かされた中日ナインは驚いていた」そうだ。 その吉川がドラフト候補だったころのスクラップ帳を見直してみた。<PL学園が今季初実戦を行い、10球団のスカウトが訪れた。−省略−吉川は4打数1安打、巨人・益田明典スカウトは「足、肩、打撃がいいのは分かっている。夏まで見ていく」と目を細めていた>(10年3月15日付/日刊スポーツ) “4年前の恋人”が戦力外になれば、興味を持たないはずがない。 「練習態度に問題があったとする報道が本当だとしても、解雇の理由はそれだけなのか? 何か別の理由もあるのでは…」 そう勘繰るメディアもいないわけではないが、吉川はトライアウトを受験していない。過去、トライアウト受験を避け、解禁後の個別交渉で移籍先を決めた戦力外選手もいないわけではなかったが、その多くはベテラン選手である。今年度のトライアウトの受験者リストを見てみると、59人中19人。20代の出場機会に恵まれなかった選手が「自己アピールするチャンス」とも捉えられる。しかし、去る11日には、楽天が前西武・山崎浩司内野手(34)、前DeNA・藤江均投手(28)の獲得を発表した。事情は異なるが、同日、やはり広島が新井貴浩内野手(37)の獲得を決めた。第2回トライアウトを前に、北方悠誠投手(20=前DeNA)がソフトバンクの入団テストに招かれ、東野峻投手(28=前オリックス)のDeNA入りも決まった。また、巨人入団テストを受けていた堂上剛裕外野手(29=前中日)の“合格”も確実となった(17日時点)。東野、堂上はともかく、トライアウト未受験者の去就が先に決まるのはいかがなものだろうか。 トライアウトが実施されたのは、01年。球界再編で揺れた04年、選手会はトライアウト前に球団が独自の入団テストを行わないよう、経営陣側と申し合わせをした。トライアウト実施後、自軍の入団テストに選手を呼び寄せるのはルール違反ではない。但し、「改めてテストしたい」とは、現行のトライアウトでは「受験選手の見極めることができない」と言っているのも同じである。戦力外通告を受けた選手(自由契約)の一本釣りは悪いことではない。むしろ、必要と判断されたのだから、選手にとっては有り難い限りである。しかし、時期を考えるべきではないだろうか。 トライアウトの内容の見直し、個別交渉のタイミングについて、選手会と経営陣がもう一度話し合うべきである。でなければ、トライアウトは形骸化してしまうだろう。(了/スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2014年11月20日 15時00分
元ドラ1、元新人王、巨人の元開幕投手−− 現役続行へ、気持ちに区切りを付けるため、それぞれのトライアウト
戦力外を通告された選手にとって、トライアウトは野球人生を振り返る時間ともなるようだ。俺はまだ燃え尽きていない。現役を続けたい…。11月9日に行われたトライアウトでは「こんな野球のことばかり考えた時間はなかった」と語る選手も多かった。 前日本ハムの村田和哉外野手(29)が背走してのスーパーキャッチを見せれば、星秀和(27=元西武)は内野ゴロで一塁にヘッドスライディングをして観客を沸かせた。真剣勝負の野球は、これが最後かもしれない−−。そんな思いが受験選手59人に緊張感を与えていたようだ。 この日、受験投手で最速の145キロをマークした前ソフトバンクの江尻慎太郎(37)は、登板後すぐの取材要請にも応じてくれた。 「体が動くところを見せようと。(来年)38歳になるけど、『まだ元気です』ってところを見せるため、真っ直ぐにこだわって、それを(各球団編成に)見てもらえれば。2回目のトライアウト(22日)? 受けないと思う」 今後に関しては「家族とも相談して」と話していたが、「オファーがあれば、それに越したことはない。あると信じて」と、野球愛を吐露していた。 「これがラスト登板かもって、マウンドに行ってから気がついた(笑)。最後のマウンドが室内ではなく、球場でやれたので良かった」 江尻はこんな達成感も口にしていた。同日朝の天気は雨。開始当初は室内練習場でウォーミングアップと野手ノックが行われていたが、天候の回復が見込まれたところで球場職員が必死にグラウンドを整えたのだ。 前オリックス投手の八木智哉(31)はベンチ裏に引き上げるなり、「やった」、「疲れた」と叫び、その場でしゃがみ込んでしまった。打者4人に対して、奪三振1。ヒット性の当たりは1本も許していない。 「マウンドに行ったら、変に緊張するんじゃないかと思ったけど、いい緊張感を持って投げられた。やるべきことはやった」 八木が繰り返して口にしたのは「気持ちで投げた」という言葉。八木と同じく一軍実績の豊富な藤井秀悟(37)は2四球と振るわなかったが、彼のグラブには『野球小僧』の4文字が刺繍されていた。まるでそれは野球と長く向き合ってきた証でもあるようだ。 伊藤拓郎投手(21=前DeNA)はトライアウト本番に臨むまでの約1カ月間について、こう語っている。 「色々なトレーニングをしてきました。ピッチングについて教えてもらったり、人との繋がりを感じた1カ月間でした」 2年前までチームトレーナーを務めていた恩人が自ら練習相手を買って出てくれたという。伊藤以外のDeNA受験投手たちは、チームメイトが登板するとき、三塁側ベンチに入って檄を飛ばしていた。前DeNAの陳冠宇(24が登板したときには、「高田、こんなにいい投手じゃないかよぉ〜」のヤジがスタンドから響いた。ヒット1本を許したが、「陳に興味がある」と言い切ったスカウトも実際にいたほどだ。 バックネット直撃の暴投を見せた北方悠誠(20=前DeNA)は、シーズン中も制球難に苦しんだことを打ち明けている。 「自分はイップスです。でも、下を向いていても始まらないし、ボールを投げないで調整したり、野球以外のトレーニングもやったり…。これまで必死にやったけど結果が出ていなかったので、だったら新しいものに挑戦しないと」 DeNAなど数球団が興味を示した東野峻(28=前オリックス)は、連続三振を奪うなど格の違いを見せつけた。 「真っすぐの力強さをアピールできた。28(歳)なのでまだやりたい。最後になるかもしれないと気持ちを出した。新しい自分も見せたい」 東野はスライダーに定評のある投手だったが、この日はフォークを多用して投球に幅があるところも見せている。 気持ち、新しい自分…。生き残りを懸けた男たちは、今までとは違う自分への第一歩を踏み出していた。(スポーツライター・美山和也/写真・佐藤基広)
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スポーツ 2014年11月19日 15時00分
出稽古はたったの1週間 白11月場所で歴代最多32勝目への大不安
今年納めの九州場所(福岡国際センター)が11月9日から始まった。昭和以降最速の入幕2場所目で関脇に駆け上がった逸ノ城が再び旋風を巻き起こすか注目されているが、大鵬の持つ史上最多32回優勝にあと“1”と迫っている横綱・白鵬からも目が離せない。 初日、平成9年以来17年ぶりの“満員御礼”が下がるなど、福岡でも大相撲人気はうなぎ上り。しかし、場所前の稽古はどの力士も低調だった。中でも人気者の逸ノ城は帯状疱疹で秋巡業後半を休場した上、福岡入り後も下半身の違和感を訴え、ついに予定していた出稽古は1日もなかった。 このトラブル続きの若手に歩調を合わせるように白鵬の稽古熱もいまひとつ。このところ稽古期間が短くなり、稽古量も落ちてきているが、この場所は特にひどかった。秋巡業中はほとんど稽古らしい稽古はせず、やっと動き出したのは福岡入り後の10月29日になってから。 「実質的な稽古期間は1週間程度。それも今場所は出稽古を極力セーブ。デリバリー稽古と称して11月4日には琴奨菊と豊ノ島、5日は友綱部屋の力士や蒼国来を電話で自分の部屋に呼んで汗を流していました。稽古量は2日間で30番余りと相変わらず少な目。こんな稽古で大丈夫かな、と心配になるぐらいでした」(担当記者) 唯一、出稽古に出掛けたのは6日の境川部屋。3連敗中の豪栄道と手合わせして攻略法を探るためだったが、残念ながらお目当ての相手は体のケアのために東京に帰って留守。「いやあ、肩すかしを食らったな」と苦笑いする一幕もあった。 こんな稽古でも、目下3連覇中なのだから文句はあるまい、と言われればそれまでだが、この数場所、一時のぶっちぎり独走が影を潜め、混戦をやっと勝ち抜くという苦戦が目立っているのも事実。もう年齢的に無理が利かなくなってきているのか、それとも単なる手抜きなのか。 大鵬は白鵬が最も尊敬する横綱。せめて肩を並べるときぐらいは、「さすが白鵬」と言われる、内容の濃い場所を期待したいものだ。
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スポーツ 2014年11月18日 15時30分
12球団合同トライアウト 2014年 再起を目指す男たち(前福岡ソフトバンク・江尻慎太郎編)
「来て良かった」 『第1回12球団合同トライアウト』(11月9日)のシート打撃・第3組目に登板した江尻慎太郎(37)は安堵の笑みを浮かべ、そう答えていた。打者4人に対し、奪三振1、投ゴロ1、捕邪飛1、二飛。完璧に抑えてみせた。しかし、江尻がみせたのは『ベテランの配球術』ではない。「気持ちで投げた」と言う。 −−ピッチングを振り返って? 「真っ直ぐを元気良くみせないとダメだと思った。来年38歳になるピッチャーが変化球をたくさん見せるよりも、真っ直ぐで抑えられるところを見せた方がアピールになるじゃないですか」 −−145キロが出たが? 「(今日投げた)球数のうち、3分の1以上は真っ直ぐだったんじゃないですかね? 色々なことができますよというのも見せつつ、(真っ直ぐは)こだわっていた部分なので」 球速が投手の力量をはかる全てではないが、145キロは受験投手の最速数値である。 江尻は2001年、自由獲得枠で日本ハムファイターズに入団。プロ3年目の04年から先発陣の一角を任され、07年以降はリリーフとして活躍してきた。10年シーズン序盤にDeNAにトレード移籍し、12年11月に福岡ソフトバンクへ。今季は若手の頭角もあり、一軍登板は僅か3試合と激減した。チームHPによれば、最後の一軍公式戦登板は8月15日。二軍戦39試合に投げているものの、シーズン後半は若手に出場機会を譲ることの方が多かったようだ。 実戦から遠ざかっていただけに、トライアウトに臨むまでの短い期間、調整も難しかったのではないだろうか。「来て良かった」の言葉には、現役を続けるべきか否かの迷い、短期間でベストコンディションに戻せるかどうかの不安と戦ってきた思いも秘められていたようだ。 トライアウトの受験者の大半は、20代の若手や出場機会に恵まれなかった中堅どころだ。彼らは走好守の長所をアピールすればいいが、ベテランは違う。「まだ体が衰えていない」という“若さ”はもちろんだが、実戦で結果を残せる確証を見せなければならない。救援陣に不安を抱えるチームは今日の江尻に好印象を持ったのではないだろうか。 今年のトライアウトから『選手家族』なるプレス証が設けられた。選手の奥さん、子供、兄弟と思われる人たちがファン非公開のブルペンやベンチ裏を往来していたが、それに批判的な報道陣もいないわけではなかった。 しかし、トライアウト受験選手は退路を断って、この日に臨んでいる。ベテランであれば、球団の通告を黙って受け入れていれば、近い将来のコーチ帰還も可能だったはず。いや、長年の功労に応え、「翌年からフロント入り」なんてこともあったのではないだろうか。トライアウト受験選手には長年の功労を讃えるセレモニーもない。このトライアウトが『引退試合』ということにもなりかねないのだ。そう考えれば、家族の球場入りは当然の配慮ではないだろうか。 受験選手の多くは『戦力外』を通告された後、自身の野球人生を振り返る。「こんなに野球が好きだったのか」と再認識し、トライアウトに挑戦する。NPB復帰が果たされなくても、条件の良くない独立リーグや海外チームからのオファーに応じるのはそのためだ。ベテランに完全燃焼できる機会が与えられることを信じたい。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2014年11月18日 15時30分
“大甘昇進”の弊害か… 大関・豪栄道が負け越しの危機
先の秋場所で大関昇進を果たした豪栄道(28=境川)が、この九州場所(11月9日〜23日=福岡国際センター)でも、また負け越しの危機に瀕している。 今場所の豪栄道は初日に宝富士、2日目に豪風と平幕力士相手に連敗スタート。9日目には横綱・日馬富士に敗れ、4勝5敗と黒星が先行している。大関の責任といえる2ケタ勝利を成し遂げるためには、残り6日を全勝でいかなければならない。 それどころか、まだ横綱・白鵬、鶴竜、大関・琴奨菊、稀勢の里との対戦が残されており、勝ち越しも厳しい状況となっている。負け越せば、昇進3場所目で早くもカド番となる。 昇進場所となった先場所は、7勝7敗で千秋楽を迎え、辛うじて勝ち越した。新大関の場所は、かなりのプレッシャーもかかり、同情すべき面もあるが、さすがに昇進から2場所連続で不振となると、改めて、その昇進に疑問符が付くことになる。 豪栄道は大関昇進の直前3場所で32勝を挙げたが、昇進の目安とされる33勝には星が足りなかった。その3場所の成績は12勝、8勝、12勝で、2場所前の8勝どまりは、なんとも印象が悪かった。しかし、それでも12年春場所から今年名古屋場所まで、14場所連続で関脇の地位を維持した安定感が評価され、大甘で大関に推挙された。 だが、実際に大関に上げてみると、2場所連続の不振。優勝争いに全く絡めないどころか、一進一退の星が続くばかりで、大関の責任をまるで果たせておらず、「昇進は時期尚早だった」といわれかねない。 今回悪い例をつくってしまったことで、次に大関に昇進する力士に対しては、高いハードルが求められることになりそうだ。せめて、負け越しだけは回避してほしいものだが…。(落合一郎)
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スポーツ 2014年11月18日 15時00分
日ハム黄金ルーキー・有原航平を先輩風で潰す“二軍の長老”斎藤祐樹
日本ハムの黄金ルーキー有原航平(22=早大)が潰される!? 去る11月3日、東京六大学野球秋季リーグ戦(対慶大)に有原がリリーフ登板した。優勝の懸かった大一番で、4回を投げて失点1。その1点が決定打となり、優勝は明治大学へ…。 「直球は130キロ台。ドラフト前から懸念されていた右肘の故障の影響でしょう」(スポーツ紙記者) しかし、不安要素は右肘だけではない。早大の先輩、斎藤佑樹との関係である。有原は指名後、斎藤と同じユニホームを着ることについて質問され、「主将としてチームをまとめられた人」と尊敬の念を伝えていた。言うまでもなく、早大は野球名門校であり、上下関係も厳しい。 「チーム合流後、最初にあいさつしなければならないのが斎藤です。名門校出身の選手は他球団OBにも同様にしています」(プロ野球解説者) 栗山英樹監督はダルビッシュ、大谷に倣って、有原が二軍スタートとなることを示唆していた。そうなるとキャンプ中、斎藤と接する時間は必然的に長くなり、有原の教育係は“斎藤センパイ”が務めることになる。 「斎藤自身もそのつもりでいるようですね。早大関係者から『有原をよろしく』みたいな連絡を受けています」(チーム関係者) しかし「斎藤と組むことはマイナス」と、先の解説者が心配する。 「キャッチボールは斎藤-有原の組み合わせになるが、ハッキリ言って斎藤は肩が弱い。他選手が60メートルくらいを投げているときも40メートル以上投げようとせず、キャッチボールの列で斎藤が他選手よりも前にポツンと立っているのは、ファンの間ではおなじみの光景です。足も遅い、体も硬い。こういう選手と一緒に練習すれば、おのずとモチベーションも落ち、練習不足となってしまう。栗山監督は有原を、来季中盤には先発ローテの二番手で使う予定。ならば、教育係は再検討すべきだと思いますね」 昨今、斎藤は“二軍の長老”になりかけている。有原が“半価値”にならないことを祈りたい。
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スポーツ 2014年11月17日 15時00分
巨人内紛 原監督VS阿部 乱れ飛ぶ女スキャンダル報復抗争(2)
こうも続けて巨人選手がヤリ玉に挙がるのはなぜか。チーム関係者しか知らないマル秘情報を誰が流したのかは知る由もないが、巨人内部に“ユダ”がいることは想像できる。背後に透けて見えるのは“独裁化を図る指揮官”との声もある。 「小泉の枕営業ビデオにしても、不倫相手が阿部でなければ芸能マスコミも飛び付かなかった。きっちりツボを押さえており、巨人は日本シリーズ進出を逃したが、悪いのは原監督の采配ではなく、阿部、澤村、坂本の巨人選手としての自覚不足だと…。彼らを快く思わない勢力が、裏から情報を流しているのでしょう」 巨人内部をよく知る関係者から、こんな声が聞こえてきた。背景にあるのは、次期監督が約束されている松井秀喜氏に急接近を図り、原政権に批判的だった阿部一派の存在だという。 「阿部や松井にも親しいマスコミ関係者が数多くおり、報復として原監督サイドの“爆弾”を打ち返すのでは、との情報もある。表には出ていないが、チーム関係者しか知り得ないオンナやカネにまつわる噂はゴマンとあります。選手や球団職員の多くは将来の松井政権を見据え、阿部に味方した方が得、というソロバン勘定もある。原監督に隠し子!? というにわかには信じられない怪情報も耳にしている。ニューヨークにいる松井にしても夫人の存在はベールに包まれたままで、さまざまな情報が寄せられています」(女性誌記者) しかし、巨人がリーグ3連覇を果たした原監督の続投を選択した以上、阿部は本流を外され、勝負はついた格好。原監督は自身の後継者として高橋由伸外野手を兼任打撃コーチとして入閣させ、監督を禅譲する準備を始めている。 これまで松井と阿部の“中2階”だった男が「次期監督の本命」に躍り出たことで、巨人内部の勢力図がはっきり塗り替えられたと言っていい。 「阿部の衰えは確かに著しい。2年前は捕手史上最高となる打率3割4分をマークして首位打者に輝いたが、今期は2割4分8厘。4月には26打席無安打という不名誉な自己ワーストも記録した。表向きは阿部を一塁にコンバートすることで得点力を高めるとしているが、メジャーからスラッガーを引き入れれば一塁は競争になる。ドラフトで将来の4番候補の岡本和真内野手(智弁学園)を1位指名したのも、阿部にプレッシャーをかける狙いがある。ともあれ、高橋由が後継に浮上したことで、後3年は自身が監督を続行する腹です。阿部の捕手追放は巨人からの失墜の始まりでもある」(球界関係者) この2年間、原監督に1億円不倫スキャンダル騒動が発覚したからか、巨人は納会を都内のホテルで開催していたが、今年は従来の熱海に戻す、との情報もある。ここにも原監督の自信の程が見て取れる。
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スポーツ 2014年11月16日 15時00分
巨人内紛 原監督VS阿部 乱れ飛ぶ女スキャンダル報復抗争(1)
ペナントレース、クライマックスシリーズと苦戦を強いられたソフトバンクが“負けなし”で勝ち進んだ阪神を圧倒した今年の日本シリーズ。その裏でマスコミをにぎやかせていたのが巨人選手のスキャンダル報道だ。 このネタ元は、何と「原監督サイド」という噂がある…。本来なら辞任ものの阪神とのCSファイナル4連敗敗退。しかし、原辰徳監督に代わってマスコミから“戦犯扱い”とされたのが、主将の阿部慎之助捕手と阿部がかわいがっている澤村拓一投手。巨人が出ない日本シリーズを“待ってました”とばかり、スキャンダルが発覚したからだ。 阿部の件は、2年前にも不倫が報じられた元グラビアアイドルで女優の小泉麻耶(26)との逢瀬。巨人がペナント優勝を決めた9月26日にも横浜ベイシェラトンホテルにお泊まりし、一夜を共にしたと『週刊文春』(11月6日号)が報じた。 不倫も問題だが、話をややこしくしているのが、小泉が昨年末まで所属していた大手芸能プロダクション時代、事務所の幹部との“社内枕営業”を強いられ、証拠として密かに撮影したその人物とのセックス本番ビデオがある、とされていることだ。 「これまで業界のタブーとされてきた枕営業の事実をカミングアウトしたことで、芸能界全体が神経質になっています。その上、ビデオの存在まで示唆している。しかも、小泉に頻繁に性行為を求めたとされるこの人物は、証拠写真を元に恐喝されたと応酬しており、裁判に発展する可能性がある。そうなれば、小泉は阿部の不倫相手でもあったわけで、阿部に火の粉がかかりかねない。いや、阿部自身もセックスを盗み撮りされていた可能性だってある。そんな大スキャンダルが表面化しようものなら、天地がひっくり返るほどのパニックになりますよ。球団としても放置はできないでしょう」(スポーツ紙デスク) 現に“阿部抜き”シフトの動きが出てきた。原監督は「体の負担軽減」を理由に阿部の一塁コンバートを決め、阿部も受け入れた。しかし、新人の小林誠司捕手だけでは心もとないことから、巨人は楽天・嶋基宏捕手の獲得に乗り出した。その嶋がFA残留を決めるや、今度はヤクルト・相川亮二のFA獲得にスイッチ。早い話が「何が何でも捕手阿部締め出しシフトの敢行」である。 気になる醜聞がもう一つ。阿部派の若頭的存在の澤村拓一投手と坂本勇人内野手のスキャンダル報道である。 日本シリーズ進出を懸けた阪神とのCSファイナルで敗退した夜、澤村は坂本と阪神・伊藤隼太外野手と一緒に六本木のクラブで豪遊。VIPルームで女性3人を相手に合コンしていたと『週刊ポスト』(11月7日号)がスッパ抜いた。こちらも巨人ファンから非難の声が上がった。
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スポーツ 2014年11月16日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(11)第三部・100を切るゴルフ実践編「パー3コースの攻略法(解説編)」
皆さん、こんにちは。前回はアプローチについて私なりの“攻撃法”を綴ってみました。 今回は、「100を切りたい」ゴルファーにとっては一番、スコアを伸ばせるコースである「パー3」コースについて攻略していこうと思います。大体、ゴルフ場はハーフで2コース、残りのハーフで2コースがパー3。つまり18ホールの内の4コースがパー3なのです。距離が短いのでパーが取りやすい。プロゴルファーはバーディが狙い難く、パーセーブするのが目一杯という厄介なコースですが、一般ゴルファーは別。常にボギー以上で上がるゴルファーにとっては「パーが狙いやすい=スコアが伸ばせる」というコースです。 まずはショット。1ラウンドに4コースほどパー3のコースがありますよね。ところが同じパー3でも全てのヤードが違う。同じパー3であっても片や98ヤードで、極端に短いショートホールもあると思えば、150ヤードという長めのショートホールもあるもの…パー3だからと言っていつも同じショットやクラブではないのです。 例えば98ヤードの場合、私でしたら、9番アイアンを使用します。普通にフルショットすれば、ほぼグリーンに乗ります。距離が短ければ短いほど、グリーンを狙いやすいので、ボールもブレない。距離が長いロングホールはドライバーで遠くに飛ばす為、飛距離がある分、スライスしたりするでしょう。皆さんも経験ありますよね。 ところが飛距離が無い(距離が短い)とボールが飛んでいる時間は少なく、「曲がる前に落下」します。結果として、真っ直ぐ飛んでいる…という状況になります。ただ、「ワンオンを狙う」という気分にさせられるコースですが危険ゾーンもたくさんあります。グリーン手前の右側に池があったり、(グリーン手前に)大きなバンカーがあったり…一歩間違えば、そういった「落とし穴」にハマる事があります。 右側に池がある時は、大胆に左に刻んで行く事が賢明。敢えてワンオンを狙わない。手前にバンカーがあるのでしたら、(バンカーが苦手な人は)98ヤードコースの場合、8番アイアンを使用。105ヤードを打つ感覚でこちらは敢えてピンよりもオーバーさせるのです。 98ヤードは一般的に9番で打つもの。ところが手前のバンカーには絶対、落としたく無い…この理由から「番手を上げる」という作業に入ります。今度はグリーン奥のバンカーがある場合はどうすればいいか−−。 ここもワンオンを狙わず大胆に手前に落としましょう。基本的にピンというよりグリーン周りの環境次第。どの障害物がどこにあるかという事だけを意識して打てればスコアは100%伸びます。 次にパー3であっても距離が長いコースについての攻略。前述の150ヤードと仮定して私の攻め方をお伝えします。私は5番ウッドで打ちます。けれど、それは障害物が無い場合のみ。手前に池やバンカーがある場合はドライバーを導入。それも「軽く合わせる感じ」でショットします。距離は165ヤードくらい(※)を意識してショットするのが理想。勿論、ドライバーなので力を抜いて打ったら、それが却ってスーパーショット…グリーンを遥かに超えるショットになる危険性もあります。 手前の池が恐怖でしたら、ドライバーは使用しない。最初から「刻む」事に徹します。そして残り約40ヤードでS(サンドウェッジ)で乗せて、カップに入れます。 ドライバーが怖い人は今の方法がベストです。奥に障害物がない場合は無理してでもドライバーを使用したほうがいいですね。スコアの短縮が望めます。とはいえコース横には必ず茂みなどがあります。その対策も頭に入れてドライバーショットを心がけましょう。ただ、最終的には「コースマネジメント」。これが一番重要だと思います。※165ヤードを軽く打つ感覚はフルショットの「4掛け」。40%の力で打つ感覚です。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2014年11月15日 15時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第46R 比類なきエンターテイナー〈天龍源一郎〉
天龍源一郎の戦歴を振り返ったとき、その対戦相手や参戦団体の多彩さにはあらためて驚かされる。 馬場と猪木の2大巨頭をはじめとして三銃士に四天王、ハッスルでは芸人のHG&RGとも肌を合わせ、女子の神取忍とまでタイマンを張っている。DDT系を手始めにインディー団体にも多数参戦し、2008年には初代タイガーマスクとも初顔合わせを果たした。 海外まで含めれば武藤敬司には一歩譲るだろうが、こと国内における活躍の幅広さでは他に比肩する選手はいない。同世代の主だった選手で対戦がないのは前田日明ぐらいのものだろう。 無骨な外見と、グーパンチやサッカーボールキックで攻め立てる強直な試合ぶりから、気難しい職人肌との印象を持たれがちだが、実は日本のトップクラスの中では、プロレスのエンターテインメント性を最も表現してきたレスラーだといえよう。 「自著でも書いているように“今日を精一杯生きなければ明日は来ない”が天龍のモットーであり、その言葉通りに、どんなオファーにも真剣に取り組んできた。エンタメ色の濃いハッスルへの参戦時にも、決してバイト気分などではなく、最後までその方向性を全うしようとしていました」(プロレス記者) 大相撲という勝負の世界からプロレスへ転向して、日本デビューの前にアメリカ修業で“興行としてのプロレス”を学んだことの影響もあるのだろう。 全日本時代、「地方大会でも手抜き試合をしない」を体現する阿修羅原との『龍原砲』での激闘、いわゆる“天龍革命”にしても、勝負性を追求することは本意ではなく、まず「長州ジャパンプロ勢の離脱によって冷めた空気を変えたい」というファン目線からのサービス精神があってのことだった。 “顔面に靴ヒモの跡がつくほど”蹴り飛ばした輪島との闘いについても、後に天龍自身が「プロレスのスゴさと横綱の頑丈さを伝えたかった」と述懐している。 「ファンの目は常に意識していて、例えば“飲み屋で居合わせた初見のファンの分まで会計を済ませた”という逸話は天龍の豪快さを表しているようですが、単にそれだけじゃない。かつて天龍の経営していた寿司店にマスコミなど関係者が行くと高級店並みの金額をしっかり取られたそうで、つまり本来から気前がいいわけではなく、ファンの前ではあえてそのように振る舞っていたというのが真相です」(同・記者) そんな高いプロ意識から還暦を過ぎてもなお“一戦入魂”を貫く天龍だが、それが唯一揺らいだ試合があった。1990年4月19日、横浜文化体育館。SWS移籍直前に行われたジャンボ鶴田戦だ。 「後に天龍は『このとき初めて試合中に負けてもイイやという気持ちがよぎった』と語っています」(同) もう全日を辞めるという意識もあり、バックドロップ・ホールドによる完全なピンフォール負けを喫してしまう。それまで負けても何かしらの爪痕を残してきた天龍らしからぬ試合であった。 この敗戦は後に大きなツケを残す。 “最後に鶴田にピンフォール負けを喰らった奴の試合なんて誰が見るの?”と語ったのは上田馬之助だが、まさにこの言葉の通り。 「週刊プロレスによるバッシングがSWS崩壊の原因のようにいわれますが、それよりもファンがあの時点での天龍に魅力を感じなかったということの方が大きかったのでは?」(プロレスライター) 鶴田に完敗した天龍がエースの団体では物足りない。同じ金を払うなら、勝った鶴田の方がいいという観客心理は想像に難くない。 ましてやファンがそれまで快哉を叫んでいたのはエースの鶴田や横綱ブランドの輪島に食って掛かる姿に対してなのである。これといってライバルのいないSWSでトップに立つ天龍に、応援のしがいを感じなくとも仕方あるまい。 それでも、SWSの崩壊後も腐らなかったのが男・天龍の真骨頂だ。1994年には東京ドームでの猪木とのシングル戦で勝利を収め“馬場と猪木の両者からピンフォールを奪った唯一の日本人レスラー”という勲章を得た。 多種多様な激闘を繰り広げ、一枚看板として日本プロレス史にしっかりとその名を刻み込んで見せたのだった。〈天龍源一郎〉 1950年、福井県出身。中学入学後にスカウトを受け二所ノ関部屋に入門。最高位は西前頭筆頭。'76年、全日本プロレス入りし、ジャンボ鶴田のライバルとして活躍。SWS移籍、WAR旗揚げを経て、現在は自主興行『天龍プロジェクト』を主催している。
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分