2戦ともに緊迫した投手戦となり、第1戦(10月11日)は1-0で阪神が薄氷の勝利。第2戦(12日)は両軍譲らず0-0のまま延長12回表を終え、大会規定によりコールドで引き分けとなった。
両試合の視聴率が14日、明らかになり、関西地区は第1戦(読売テレビ=日本テレビ系/午後1時54分〜)が9.7%、第2戦(ABCテレビ=テレビ朝日系/午後2時〜)は12.1%と低調だった。
一方、広島地区は第1戦(広島テレビ=日本テレビ系/午後1時54分〜)が21.9%、第2戦(広島ホームテレビ=テレビ朝日系/午後1時55分)が20.1%で、2戦ともに大台の20%超え。関西地区のほぼ2倍の視聴率をマークし、両地区での温度差が大きかった。
ただ、観客動員に関しては、第1戦が4万6721人、第2戦が4万6815人の大観衆を集めており、熱狂的なファンはテレビ観戦ではなく、球場に足を運んだようだ。
CS制度が導入されてから、これまで4度、ことごとくファーストステージで敗退してきた阪神。ようやくつかんだファイナルステージでの闘いは、15日、東京ドームで開戦する。日本テレビ系列では第2戦(16日)以外は地上波で放送予定。第2戦はNHK BS1が放送する予定となっている。
ファイナルステージの中継はゴールデン帯。関東、関西両地区での視聴率がどう推移するか、注目が集まる。
(落合一郎)