スポーツ
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スポーツ 2014年11月25日 12時09分
鳥谷の米球界挑戦に隠された“代理戦争”
ニューヨークヤンキースのキャッシュマンGMが今オフのチーム強化策として『ジーターの後継者獲得策』を明言した。 「(米FA市場にいる)遊撃手の人材は限られている。遊撃手そのものが少ないうえに、トレードを仕掛けるとなれば、その資金、交換要員などでこちらが打撃を被る」 長年、ヤンキースのショートストップを任されてきたデレク・ジーター(40)の後継者はなかなか見つからないだろう。13年、メジャー最多の併殺プレー「102」をマークしたJ.J.ハーディーが契約切れとなり、キャッシュマンGMも熱い視線を送っていた。しかし、オリオールズと新たに3年契約を締結。キャッシュマンGMのボヤキはそのせいかもしれない。 「大物と呼べるFAの遊撃手で残っているのは、ドジャースのハンリー・ラミレス(31)くらい。ブルージェイズも内野手を探しており、今年の米FA市場は内野手の奪い合いになりそう」(米国人ライター/11月20日時点) 阪神・鳥谷敬(33)が海外FA権を行使し、日本球界への帰還が確実視されていた中島裕之(32)が「アメリカでの契約がダメなら…」と含みのある言い方に変えてきたのも、その影響だろうか。 鳥谷、中島の代理人は松坂大輔の超・大型契約をレッドソックスから勝ち取ったあのスコット・ボラス氏だ。ボラス氏は鳥谷を「日本のカル・リプケン」と米球界にピーアールしていた。カル・リプケンは歴代1位の2632試合連続出場を記録した名遊撃手。たしかに、鳥谷も『10年連続全試合出場&3年連続フルイニング出場』を果たしたが…。 このちょっと過剰なピーアール文言には、まだ日本で伝えられていない米FA事情が隠されていた。 「急浮上してきたアジア系遊撃手がいるんです。米メディアのなかには『日本の前田健太、金子千尋よりも話題になるかも!?』と、早くからマークしていたところもありました」(前出・同) 韓国・ネクセンヒーローズの遊撃手、姜正浩(27/カン・ジョンホ)が、ポスティング・システムによる米球界入りを狙っていることが判明したのだ。 姜の米球界挑戦には、米スカウトも日本の前田と同じくらい関心を寄せていたという。韓国9年間でのバットマン成績は、打率2割9分8厘。本塁打139。韓国ゴールデングラブ賞に3回選ばれているが、『打撃成績』はフツーだ。そんな姜が注目された理由は「ガッチリとした体格」にある。この姜の代理人はアラン・ニーロ氏が務めるとのことで、 「アジア系の内野手の評価がまだ下降気味になるのなら、彼がそれを一変させるかもしれない」 とも話しているそうだ。 過去、体格差と肩の強さで生き残れなかった日本人内野手は多い。米メディアの一部が「日本の前田よりも話題になりそう」とチェックしてきた理由は、姜のガッチリとした体格にあったようだ。 韓国球界の名鑑によれば、姜は183センチ・96?。NPBデータによれば、鳥谷の身長と体重は180センチ・77?で、メジャーリーグ名鑑にある中島の身長と体重は、180センチ、91?。鳥谷はスマートすぎるが、中島と大差はない。日本贔屓かもしれないが、数字的にはアジア系内野手の評価を一変させるような大柄な選手ではないと思うが? ニーロ氏が所属するスポーツマネジメント会社『オクタゴン・ワールドワイド』と代理人契約を交わす日本人メジャーリーガーは、黒田博樹、和田毅など。田口壮氏、石井一久氏、高津臣吾・現ヤクルトコーチ、城島健司氏のマネジメントを務めてきた実績もある。遊撃手を探す今オフの米球界において、その主導権を握るのはボラス氏か、それとも、アラン・ニーロ氏か…。代理人のメンツが掛かっているようである。
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スポーツ 2014年11月25日 11時45分
17年WBCへの第一歩 小久保監督が語った日米野球の収穫
日米野球の開催は8年ぶり。小久保裕紀監督(43)率いる『侍ジャパン』がメジャーオールスター軍団と戦い、3勝2敗と勝ち越したが、指揮官の口から語られた『WBCへの課題』には“ガッカリ”だった。 「左投手の先発が球界に出て来て欲しいし、右の外野手…、右の強打者が必要と感じた」 これは、第1回WBC当時から伝えられていた野球・日本代表チームの“弱点”だ。 今回招集されたメンバーを見てみると、小久保監督の言う『左の先発タイプ』は、岩田稔(31=阪神)、松葉貴大(24=オリックス)。岩田は埼玉西武・岸孝之の代役で緊急招集された。代表メンバーの投手13人中、『左投手』はこの2人だけだ。正規に招集されたのは松葉のみで、『左の先発タイプ』が少ないことは、最初から分かっていたはずである。実際に試合をしてみて、左腕投手の必要性を改めて痛感したということだろうか。 実績のある左の先発タイプと言えば、杉内、内海、能見、篠田、成瀬などが思い浮かぶ。彼らは年齢的に見て、17年WBC参加は厳しいかもしれない。ならば、菊池雄星、岡田俊哉、浜田達郎などの若手左腕をテストする選択肢もあったわけだが、こんな声も聞かれた。 「中日の選手は1人も選ばれていません。17年WBCにピークを迎えそうな20代を選ぶのであれば、岡田、浜田を招集しても良かったはず。中日は国際試合での選手派遣に難色を示した時期があり、今回は意図的に外したと見る関係者もいます」(ベテラン記者) その真相はともかく、過去3回のWBCを戦い、日本は外国人投手特有の「動くボール」に苦しみ、右打者の長距離砲が少ないことも指摘されてきた。 代表チーム指揮官を代えても、こうした課題が解消されず、前大会と同じ反省の弁しか聞かれなかった。『侍ジャパン』から、各球団に得計選手の強化指定をお願いするのは難しい。だが、代表チームの壮行試合で対戦チームのメンバー指定をしても構わないはずだ。 「国際球に違和感を訴える投手も少なくありませんでした。統一球を導入した目的は、国際試合で使用されるボールと国内球の違いをなくすためでしたが」(関係者) 興行的には成功だったかもしれないが、いまだ解消されない課題は少なくないようだ。
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スポーツ 2014年11月24日 15時30分
史上最多タイとなる白鵬のV32の陰で、2大関が皆勤負け越しの醜態
大相撲九州場所(11月9日〜23日=福岡国際センター)は、横綱・白鵬(29=宮城野)が千秋楽で、1差に付けていた横綱・鶴竜(29=井筒)に完勝し、14勝1敗で32度目の優勝を果たした。 これで、白鵬は大鵬がもつ史上最多優勝回数に並び、歓喜の涙を流した。来たる、来年1月の初場所(両国国技館)では、前人未到の新記録樹立を目指す。 そんななか、鶴竜は12勝3敗、休場明けの横綱・日馬富士(30=伊勢ヶ浜)は11勝4敗で、なんとか面目は保ったが、あまりにもふがいなかったのが大関陣だ。 名古屋場所(7月)、秋場所(9月=両国)と2場所連続で9勝6敗に終わっていいた稀勢の里(28=田子ノ浦)は、11勝4敗で3場所ぶりに2ケタ勝って格好をつけたが、豪栄道(28=境川)と琴奨菊(30=佐渡ヶ嶽)がボロボロ。 大関2場所目の豪栄道は12日目で早くも負け越して、5勝10敗の惨状。来場所は初のカド番を迎える。 名古屋場所で、大関昇進後、自己最高となる12勝を挙げ、復活の兆しを見せていた琴奨菊は6勝9敗で、4度目のカド番となる。 2大関が15日皆勤して負け越すのは、00年名古屋場所での雅山(二子山親方)、武双山(藤島親方)以来、実に14年ぶりの不名誉な記録となった。 この失態について、北の湖理事長(元横綱)は、「幕内上位や三役と力が紙一重。よほど腹を据えて力を示さないと、同じようなことが起こる。ダメだね」とバッサリ切り捨てた。 特に深刻なのは、昇進後、8勝7敗、5勝10敗と不振の豪栄道だ。2ケタ黒星を喫したのは、新小結となった11年名古屋場所以来、3年ぶりだが、さすがに大関が2ケタ負けるのは問題だ。こうなってしまうと、やはり、「昇進させるのが早すぎた」と言われても仕方あるまい。 来場所、カド番となる豪栄道、琴奨菊が意地を見せてほしいものだが、力がなければ、その地位から陥落するしかない。(落合一郎)
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スポーツ 2014年11月24日 15時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第47R マネジャーとしても名を成した銀髪鬼〈フレッド・ブラッシー〉
フレッド・ブラッシーの名が日本中に知れ渡ったのは1962年の初来日時。その代名詞であるかみつき攻撃をテレビで見た老人がショック死し、これが一大センセーショナルとして巷間伝えられた(一説には4人亡くなったとも)。 力道山とタッグを組むグレート東郷の額から血が滴り落ちるさまを、当時ようやく普及し始めたカラーテレビで見たことの刺激が強過ぎた…というのだが、しかし亡くなったのは第2次大戦中に現実の死を間近に見てきた人たち。それが額からの流血程度でなぜ? との疑念も起こるが、これはやはりブラッシーの卓越した表現力に起因するのだろう。 相手にかみつくその間際の表情は、映画『シャイニング』のジャック・ニコルソンをも凌駕するほどの狂気に満ち、まさに悪鬼に憑かれたかのごとし。 「食い殺さん」とばかりの形相にショックを受けたのは日本人だけではなく、当時アメリカでも死亡事故は多発していて、総計では数十名にも及んだという。今なら大きな社会問題ともなりそうだが、当のブラッシーは引退後「百人に到達しなかったのは残念だ」とうそぶいている。 ブラッシーはこのスタイルを取り入れる際に「ドラキュラ伯爵をイメージした」というが、結果として衝撃度では本家をも上回ったのではなかろうか。徹底したヒールぶりからファンに命を狙われることも度々。また衛生観念の行き届いていなかった時代ゆえ、かみついた相手からウイルス感染して肝炎を患ったともいうから、まさしく命懸けのレスラー生活だった。 「あと見過ごされがちなのが、その技術の高さです。額にかみつくという見せ場を作るためには、しっかり相手をコントロールしてその体勢にまで持っていかなければならない。もともとはジュニアヘビー級の正統派でしっかりレスリングのできる選手だったからこそ、抵抗する相手を抑え込んでかみつくまでの動きに不自然さがなく、説得力を持たせることができたのでしょう」(プロレスライター) そんなブラッシーに対し、力道山は「世界最強の選手」とまで評価している。 ただしこれには裏があり、日本を本拠とする力道山では当時ルー・テーズの持つNWA王座を獲得することがかなわなかったことから、「真の最強はブラッシーで、つまりそれを倒した力道山こそが最強だ」というロジック構築のために言ったことではあるのだが…。 引退は1973年。55歳のときだから選手寿命は長かったが、さらにその後もマネジャーとして長くリングをにぎわし続けた。 スタン・ハンセンやハルク・ホーガンを筆頭に、'70年代半ばから'80年代にかけてWWWF(現WWE)のヒールレスラーの多くはブラッシーが育てたと言っても過言ではない。 「当時は選手のキャラクターをつくるストーリーライターなどおらず、これはマネジャーの仕事でした。ブラッシーはその点で、自身の悪役マネジャーとしてのキャラ作りも含めて抜群のアイデアマンだったのです」(同・ライター) 初期のハルク・ホーガンの来日時、ハデなジャケットを羽織り、ステッキで日本人選手を挑発するブラッシーの姿を記憶するファンも多いだろう。そんなマネジャーとしてのキャリアの中でも究極の一つが、猪木との異種格闘技戦に挑んだモハメド・アリに付いた件だ。 「“ボクシング陣営にカネで雇われたプロレス界の裏切り者”などの誹りも受けましたが、これは実際にはWWWFが派遣したものではなかったか」(専門誌記者) 事実、アリは猪木戦の直前にWWWFのリングに上がり、ゴリラ・モンスーンと乱闘を繰り広げている。 「これは猪木戦の予行演習と見るのが自然で、WWWFとしてはプロレスとして猪木アリ戦を盛り上げ、その後もアリを絡めて商売にしようという考えがあったのでしょう。そうした中で盛り上げ役として、ブラッシーなら間違いないという信頼感があったのではないか」(同・記者) 結果として猪木アリ戦はプロレス的演出とはかけ離れたものになったため、ブラッシーの見せ場も少なかったが、成り行きによっては“試合中、アリと対峙する猪木の後ろからちょっかいを出すブラッシー”なんて構図もあったのかもしれないのだ。〈フレッド・ブラッシー〉 1918年、アメリカ出身。正統派として活躍した後、'59年にヒールに転向。かみつき攻撃で大ブレイクする。初来日は'62年の日本プロレス。以後全日本、新日本にも参戦。引退後はマネジャーとして幾多のヒールレスラーを育てる。2003年死去。享年85。
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スポーツ 2014年11月23日 15時00分
球界の盟主交代 巨人を蹴落としたソフトバンク100億円補強の全内幕(2)
それにしても「何でも欲しがる」あの巨人は、一体どこへ行ってしまったのか−−。今季はリーグ優勝こそ果たしたものの、CSでは阪神に4連敗し、日本シリーズ出場を逃した。今まで“球界の盟主”のメンツにかけて大補強を敢行してきたはずなのに…。 今年同様にリーグ優勝してCSで中日に敗れた2007年オフには、ヤクルトから4番ラミレスとエースのグライシンガーを強奪し、返す刀で横浜の守護神クルーンも。なりふり構わず、同一リーグのライバル下位球団からエースと抑えと主砲を獲得した。落合中日の前に2年連続で3位に沈んだ'11年オフには、ソフトバンクの左腕エース杉内俊哉投手と横浜の4番村田修一内野手をFAで獲得し、今シーズンまでの3連覇につながった。 ところが、今オフはとんと景気のいい話は聞こえてこない。当初こそ、やれオリックスの金子千尋投手、中日の山井大介投手、ロッテの成瀬善久投手、DeNAのグリエル内野手、楽天の嶋基宏捕手だのと景気が良かったが、次々に逃げられトーンダウン。日本テレビ関係者がため息交じりに話す。 「巨人がFA補強の柱に据えているのは、ヤクルトの相川亮二捕手とDeNAの金城龍彦外野手。ともに38歳で“重し”程度にはなるでしょうが、戦力としては二戦級だし華がない。札束にモノを言わせ、他球団の看板選手を狙い撃ちしてきたあの巨人は、今や見る影もありません。マスコミ業界のカネの流れは紙・テレビから電子媒体へ移行している。収益もそうです。渡辺恒雄最高顧問をもってしてもソフトバンク、いや今の孫さんには太刀打ちできません」 その孫オーナーの野望は巨人の『V9』を超えることと世界一の球団を作ることにある。補強策も松坂、グリエルにはとどまらない。 「広島を退団するバリントン投手と、日本球界復帰を希望している川崎宗則内野手(トロント・ブルージェイズ)も狙っています。バリントンは右尺骨神経炎で9月以降は離脱し、今季は9勝8敗に終わったが、ケガさえ治れば2ケタ計算できるし、今季で広島との2年契約が切れる。年俸1億3000万円ならお買い得という判断です。川崎はもともと球団のOBでもあり、ファンの人気も高い。以前と同じ2億4000万円をベースに呼び戻す方針です。現在の年俸は6000万円程度ですから、すんなり復帰するとみられています」(前出のテレビ局記者) 他にもアスレチックス傘下2AからFAになった中島裕之内野手に4年12億円、昨年6月に右肘の靭帯修復手術を受けたシカゴ・カブス藤川球児投手の獲得にも本腰を入れるなど、総額100億円の選手強化計画を打ち出している。 これだけカネをかけ、抜きんでた戦力を持つ球団を作る狙いはどこにあるのか。大手広告代理店幹部が孫オーナーの構想を明かす。 「アリババへの投資で得た8兆円と、同社の電子取引会社やヤフーの検索サイトを使って映画や動画配信サービスをスタートさせるようです。既に孫社長は米国の映画製作会社『レジェンダリー・エンターテインメント』に270億円を投資して合弁会社を設立し、スティーヴン・スピルバーグ氏が設立した映画製作会社のアニメ部門の買収交渉にも乗り出している。それと日本一どころか、メジャーとも渡り合えるソフトバンク・ホークス。この三つを柱に据えて、インターネットや携帯端末を通じて配信サービスするのです。中国の人口が13億5000万人、インドは12億5000万人。この2国だけで26億人というトンデモない市場が出来上がる。そのビジネスを成功させるために、巨人を超えて10連覇を果たし、日米ワールドシリーズを実現させようとしているのです」 球界の盟主交代は、止めようのない猛スピードで動き出している。
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スポーツ 2014年11月23日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(12)第三部・100を切るゴルフ実践編「パー3コースの攻略法(失敗談編)」
皆さん、お元気ですか? この連載も12回目、連載開始から3カ月が過ぎ、今年も残り僅かですね。 さて、今回は前回・11回目に綴った「パー3」編の失敗談を紹介します。勿論、ベースは私の失敗を綴りますが、「一般的にありがちな」失敗も合わせて紹介しておきますね。恐らく、その方が「あるある」という気持ちになり、よりリアルになると思います。 「パー3」コースは1打目が勝負−−みたいな風潮がありますよね。いきなり「グリーンに乗るか」「(グリーンに)乗らないか」…という感覚です。初心者、アマチュアの人は絶対、「パー3だとグリーンに乗せたい」ものです。だから(1打目を)打った瞬間にボールの行方が気になる。結果、パー3ほどヘッドアップが多いのです。 私も以前は打球が気になるのでヘッドアップしていました。自分のスイングが出来ていなく、ボールの行方ばかり気になるので顔が上がってしまう→ボールは大きく右に流れていきました。 ここで一つ面白い傾向をレクチャー。「パー3は初心者ほど右に飛ぶ」−−仲間は前のパーティなどを見て「(パー3コースで)右に行ったな〜と」と思ったら、打った人は初心者だと考えてもらっていいでしょう。変な意味では無く、これは仕方無い事。どうしても心理としてボールを追ってしまいがちになる。ヘッドアップは付き物なのです。 私の「やっちゃった」エピソードはフェアウェーが広く、全然関係のない所に池があるコースでのチョンボ。何とヘッドアップし過ぎて、普通に打ったら池にボールが吸い込まれたのです。選りに選ってヘッドアップしたので「右に飛んだ」のです。さすがにこの時は「あちゃー」となりました。 動揺した私は池の横から2打目を打つ時に「絶対乗せなきゃ」と今度は力み全開。またまた、ヘッドアップして今度は反対側にある池に突入…。グリーンを意識するとヘッドアップするので、第3打はグリーンには向かず、「とんでもない方向」に顔を向けて打ちました。ここでフェアウェーに戻った事がありました。 続いては池超えのパー3、「140ヤード」コースでの失敗談。これは最近の話です。7番ウッドで打つのがセオリーですが実は私、7番ウッドが好きでなく、どちらかといえば苦手です。だから、刻んで6番アイアンで120ヤード飛ばす事を考え、実行したのです。 残り20ヤード…。「グリーンにはサンドウェッジで乗せようかな」と思い、得意のサンドウェッジで「ベタピン」もしくは「チップイン」を狙う作戦に出ました。そうしたら力み過ぎて、グリーン目前にある池に…。当然、池の前から打ち直しですよね。「これはチップインしかない!」と思って再チャレンジを挑んだところ、また池…。結局、これが4回も続いてしまいました。 裏話的なところで4回も池に捕まった原因は集中力の問題。2回目の池ポチャで私の集中力が一気に切れました。打ち直しの3打目は「乗せれば良いや」と思ったのですが、今度は迷走。「力んだから緩めれば良い」という理屈ですが、ミスショットが尾を引いて「どう振って良いのか、何だか分からなくなった」のです。いわゆる「イップス」ですね。 見事、3打目は緩め過ぎ。4打目になり、私は「番手を変えよう」とようやく目を覚ましました。基本的にはバンカーショットのみに使用する56度というクラブをセレクトしました。このクラブ、かなりシャフトが倒れていてフェイスが開いています。ここでは「フルショット」。打球は「キューン」と真っ直ぐグリーンを捉えました。 余談ですがパットは1発で入れましたよ。ラッキーな事にこれが、前半の9番ホール目。お昼ご飯を食べて気分を切り替え、後半に臨みました。 欲を出し始めると、ホントに崩れる。簡単そうですが、これが意外と大変なのです。こういう連載を始めるとゴルフに行きたくなりますね。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2014年11月22日 18時00分
NPBの目算外れた!? スーパースターも呼んだのに…日米野球は超低視聴率連発!
11月10日にスタートした「2014 SUZUKI 日米野球シリーズ」(主催=NPB、MLB、MLB選手会、読売新聞社)が20日に閉幕した。 同シリーズは、10日に「壮行試合」として、侍ジャパンvsソフトバンク・日本ハム連合、11日に「日本プロ野球80周年記念試合」として、巨人・阪神連合vsMLBオールスターチームを開催。12日から、侍ジャパンvsMLBの試合を5戦行い、20日の同カードによる親善試合で幕を閉じた。 MLBからはオールスター戦6回出場のスーパースターであるロビンソン・カノ内野手(マリナーズ)を始め、ア・リーグ首位打者のホセ・アルトゥーベ内野手(アストロズ)、ナ・リーグ首位打者のジャスティン・モーノー内野手(ロッキーズ)、今季2ケタ勝利をマークした岩隈久志投手(マリナーズ)、マット・シューメーカー投手(エンゼルス)、ジェレミー・ガスリー投手(ロッキーズ)ら、それなりのメンバーが来日した。 同シリーズは壮行試合を含め、8試合すべてが地上波テレビで中継され、全戦、放送枠に収まらなかった場合は延長もされる力の入れようだった。 ところが、弾き出された視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は、10日の壮行試合(フジテレビ)が4.9%、11日の巨・神vsMLB(日本テレビ)が7.2%。日米野球本戦は、第1戦(12日=日本テレビ)=8.7%、第2戦(14日=日本テレビ)=7.3%、第3戦(15日=日本テレビ)=9.0%、第4戦(16日=テレビ朝日)=6.5%、第5戦(18日=TBS)=6.4%。20日の親善試合(TBS)は6.2%で、ただの1試合も2ケタ台を獲ることはできないという惨たんたるものだった。 日米野球が開催されたのは8年ぶりだっただけに、主催のNPBとしても、半分の4試合を放送した読売新聞系の日テレとしても、完全に目算が外れた格好だ。 侍ジャパンは17年のWBCを見据えて、若手主体のメンバーで臨んだため、「オールスター」にはほど遠く、人気球団・巨人から代表メンバー入りしたのは坂本勇人内野手ただ1人。前田健太投手(広島)、大谷翔平投手(日本ハム)、藤浪晋太郎投手(阪神)らも選ばれたものの、このメンバーでは、視聴者の関心は得られなかったようだ。 こんなに、視聴率が獲れないのなら、今後の侍ジャパンの試合の放送権を獲得する局が付きづらく、かつ放映権料もダンピングされかねない。(落合一郎)
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スポーツ 2014年11月22日 15時00分
球界の盟主交代 巨人を蹴落としたソフトバンク100億円補強の全内幕(1)
「今オフの補強費用は青天井と聞いています。何しろ中国電子取引大手アリババへの投資で、20億円が8兆円に大化けしたばかり。軍資金は潤沢にある。ソフトバンクを球界の盟主にするためなら、選手獲得の予算は設けるべきではない。個人資産1兆8000億円、世界有数の資産家でもある孫オーナーは、事もなげに王貞治球団会長にそう話したそうです」(福岡のテレビ局記者) それもそうだろう。ソフトバンクの時価総額は11月5日時点で9兆円超。さらに同社が保有する上場株式の時価総額は12兆8000億円。ヤフー、ガンホーなど系列会社は1300社にも及ぶ。日銀が10月31日にマネー供給量を50兆円から80兆円に増やす金融緩和策を決めたことで世界同時株高となり、株価は急上昇。ソフトバンクの含み益も膨らむ一方で、100億円程度の補強費などまるで眼中にないようだ。 おかげでへそを曲げてしまったのが、日本一を花道に退任した秋山幸二前監督だという。球団は11月24日に福岡市内でVパレードを予定しているが、秋山氏は「今の自分は福岡の一市民」とかたくなに参加を固辞。青天井でカネが使えるなら、辞めるんじゃなかったという無言の抵抗である。 というのも、後継監督は“巨人・原辰徳監督”との情報が流れていたからだ。巨人は来季から松井秀喜監督にスイッチし、王貞治会長がポスト秋山として巨人から原監督を迎え入れる−−それが巨人に代わって『球界の盟主』をうかがう孫オーナーの野望という情報を耳にしていたのだ。 ところがどっこい、いざふたを開けてみたら西武時代の1年後輩、工藤公康氏が新監督に就任。自分のときは最大40億円だった補強費が、工藤監督には100億円。「話が違う」とムキになるのもうなずける。 そんなことには全く気にも留めず、工藤監督は秋山色一掃の狙いもあり、チームの血の入れ替えに躍起になっている。 新生ソフトバンクの“投打の顔”に期待するのは、メジャーでも大活躍した松坂大輔(ニューヨーク・メッツ)とキューバの主砲で今季途中から横浜DeNAに移籍し、打率.305の成績を残したユリエスキ・グリエル内野手だ。 トミー・ジョン手術を受け長期離脱していた松坂だが、今季はメッツで34試合に登板して3勝3敗1セーブ。右肘が回復したばかりか、メッツとの契約も今季で切れた。 「松坂は先発が約束される日本球界復帰を希望しており、古巣の西武と地元の横浜DeNAが有力視されていました。しかし、ソフトバンクが西武のOBでもある工藤氏を監督に迎えたことで形勢が逆転したのです。夫人の倫世さんは元日本テレビの看板女子アナで王会長とは旧知の間柄。しかも福岡県出身。今季の松坂の年俸は1億5000万円で、西武などの評価も同額程度。一方、ソフトバンクは年俸倍増どころか、5年20億円の提示をしているそうで、たとえ巨人が割って入ろうにも金額的に手が出ません」(スポーツ紙デスク) そんな巨人が何とか一矢報いようとしているのが、今年6月、DeNAに途中入団したグリエル。キューバ政府の海外派遣解禁の方針転換で来日したが、DeNAとの契約は今季終了までで来季は再入札になる。 「当然、DeNAは残留を希望しており、年俸3億5000万円で打診している。しかし、ソフトバンクは4年16億円の提示を予定しており、とても勝負にならない。ソフトバンクにはスタンリッジ、ウルフ、サファテの3投手と主砲の李大浩の外国人4選手がいるが、今年6月に右肘の手術を受けたウルフは開幕に間に合わない。ウルフの代役を松坂に託し、三遊間をグリエルで強化する方針です。巨人もグリエルを高く評価しており、今年も獲得に乗り出したが、DeNAにさらわれた。しかし、二塁に期待したFA片岡治大が結果を残せなかったことから、再度グリエルに白羽の矢を立てているのです。ところが、ソフトバンクを上回る金額を出せないばかりか、グリエルもキューバもDeNAに恩義を感じており、同じリーグの巨人入りは選択肢にない、と否定的なのです」(キューバ野球に詳しいスポーツライター)
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スポーツ 2014年11月21日 16時30分
非情通告・吉川を巨人が獲得した真相
前中日・吉川大幾内野手(22)の巨人入りが決定した。 中日を解雇された真相を巡り、さまざまな憶測が飛び交っている。吉川は若手育成のフェニックスリーグ(宮崎)に参加したが、練習態度の怠慢さが谷繁元信・兼任監督の逆鱗に触れ、強制帰還させられたという。戦力外の非情通告を受けたのはその後の10月30日である。 「中日が堂上(剛裕)、中田(亮二)ら10選手(育成を含む)に戦力外を通告したのは、10月1日。時系列で考えると、そのあとの10月6日からフェニックスリーグは試合を行っており、吉川が強制帰還を命じられたのは同19日。ナゴヤ球場施設内で個人練習していたところを呼び出され、『戦力外』でした。若手、中堅は、フェニックスリーグのメンバーに選ばれると、『来年も契約してもらえるんだな』と安堵します。吉川を解雇した理由が勘繰られるのも無理はない」(プロ野球解説者) 報道によれば、吉川に「来季の構想に入っていない」と告げたのは、落合博満GMだという。 「中日OBの立浪和義氏が次期監督の含みを持って、コーチ入閣できないかと暗躍しているとの情報も交錯しています。立浪氏は吉川にとって、母校・PL学園の大先輩。今も吉川に強い影響力を持っているとされ、その関係を嫌ったとも推測されています」(球界関係者) 立浪氏の復帰に強い嫌悪感を示しているとされるのが、落合GMの『最大の理解者』であり、後ろ楯でもある白井文吾・中日オーナーだ。立浪氏が現役を引退した09年オフ、当時監督だった落合GMは、背番号『3』を森野将彦に継承させようとした。しかし、森野がそれを固辞し、落合GMが怒ったとの報道があった。『ミスタードラゴンズ』とも称された立浪氏をスタメンから外したのも、監督・落合だった。吉川がそのトバッチリを食ったとする話は、たしかに“一本の線”でつながる。 しかし、落合GMがそんな感情的な言動を取るだろうか。 「落合GMは堂上たちに『戦力外』を通告する際、同席していません」(前出・同) 中日OBの1人によれば、落合GMが直接、戦力外を通告したのは川崎憲次郎氏だけだったという(監督時代)。川崎氏の実績に配慮したとのことだが、今回、吉川氏への落合GM自らによる直接通告は、やはり異例ということになる。 「ドラフトで社会人の内野手、石川駿(24=JX-ENEOS)、遠藤一星(25=東京ガス)の入団が確実となりました。年齢的に見て、落合GMは即戦力と判断しているはず」(前出・プロ野球解説者) 先の時系列に、ドラフト会議(10月23日)を加えれば、最初の解雇通告と『吉川への非情通告』の間に、それが入る。ドラフト直後、遠藤が7位という下位指名を受け、プロ入り後の不安を口にしていた。その遠藤の説得に成功し、チーム登録の内野手に余剰人員が出たとも考えられるが…。 「谷繁監督が将来のクリーンアップ候補と期待している若手内野手は、高橋周平(20)です。3年目の高橋が4年目の吉川に取って代わったとも解釈できます」(前出・関係者) 真相は分からない。だが、昨年の井端弘和に続き、吉川、堂上剛裕(29)と中日勢3人が原巨人に流れた。「チーム情報がある程度握られるのは覚悟しなければならない」とこぼすスタッフもいないわけではなかった。
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スポーツ 2014年11月21日 15時00分
プロ野球トライアウトで前DeNA勢に熱視線 現役選手であり続けるために躍動
11月9日、2014年の『第1回12球団合同トライアウト』が静岡県草薙球場で開催された。 今年は投手34人、野手25人の計59人が参加。会場では例年以上に独立リーグの編成担当者の姿が多く見受けられた。北陸・上信越地区で活動してきた『ルートインBCリーグ』に来季は埼玉、福島の球団が加わり、8球団2リーグ制となる。チーム数、試合数が増えれば、既存の6球団も選手数の増員をしなければならない。群馬ダイヤモンドペガサス(ルートインBCリーグ)のシニアディレクターに就任したアレックス・ラミレス氏も視察に訪れていた。 「受験選手はNPB復帰を目指しています。スカウティングの優先順位もNPBにあると思います。NPBのスカウティングが終わるのを待ってからになると思いますが、わたしたちもきょうの調査報告をまとめ、動き出したいと思っています」 ラミレス氏はトライアウト終了後の囲み会見に応じ、そう話していた。 また、今年のトライアウトは例年以上に「レベルが高かった」(米スカウト)という。その証拠に、ベンチ裏でこんな声も聞かれた。 「使える奴、いっぱいいるじゃん!」 トライアウトは12球団が立ち回りで担当となり、ブルペン捕手やトレーナー、フロント職員を派遣する。今年はそれを巨人が務めたのだが、次年度も契約を交わす現役投手のボールを捕ってきたブルペン捕手陣がそう言うのだから、受験選手たちにこれ以上に心強いエールはないだろう。 NPBを含め、各スカウトが注目していたのはDeNAを解雇された投手たちだった。10月3日にDeNAは11人の投手に戦力外を通告した。高田繁GMは「ファームでの登板機会はドラフト上位の若手や1軍からの再調整組がどうしても優先されるからね。これだけ(投手の人数が)多いと…」と、アンバランスな選手構成を嘆いていた。投手難に泣かされた旧ベイスターズ時代の負の遺産とも言える。そんな煽りを受けて解雇された投手の中で、ネット裏のスカウト陣が表情を一変させた選手がいた。陳冠宇(24=左投左打)である。実績のある藤井秀悟(37)、小林太志(31)に対しても、「まだ使える」と見たスカウトも多かった。 まだ23歳でDeNAから戦力外になった左腕の真下貴之はこう語っていた。 「今年の6月くらいから全然投げさせてもらえなくて…。こうなることは何となく分かっていました。でも、下を向いていても始まらないし、むしろ吹っ切れたというか、きょうに至るまでの約1カ月、前を向いて練習することができました」 その他のDeNAを解雇された伊藤拓郎(21)、冨田康祐(26)、旧ベイスターズ最後の1位指名投手の北方悠誠(20)も前向きな気持ちを語っていた。若い投手には覚醒するまでの“啓蟄(けいちつ)の時間”も必要なのだ。 ベテランの藤井の言葉が興味深い。藤井は自身の登板前に投げた江尻慎太郎(37=福岡ソフトバンク)と自分のことを引き合いに出して、『トライアウトとは』を説明してくれた。 「彼が(投手の)良い流れを作ってくれて、その後に出た自分がフォアボールを出しちゃって。バッターも打ちたいはずだし、自分はちゃんと腕を振って投げられるというところをアピールしたつもりですが、こういうテスト形式のルールもあって。でも、選手の側は与えられたチャンスのなかでアピールするしかなくて」 トライアウトは『カウント1ボール1ストライク』から開始する。投手に与えられたチャンスは『対バッター4人』。この限られた対戦のなかで、藤井のような先発タイプの投手が持ち味を発揮するのは難しい。彼らに野球が続けられる機会がまた与えられればいいのだが…。(スポーツライター・美山和也/写真・佐藤基広)
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