スポーツ
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スポーツ 2014年10月27日 15時00分
テニス・全米オープンのトラウマでNHKが本気で取りに行く全豪オープン放送権
来年1月19日に開幕するテニスの4大大会・全豪オープンを中継しようと、NHKと衛星波のWOWOWがノリノリになっている。 これまでテニス国際試合は視聴率が取れないため、地上波放送局の大半が見て見ぬふり状態をしてきたが、錦織圭選手(24)が9月に行われた全米オープン男子シングルスで決勝に進出したことで状況は一変した。 「錦織の優勝への期待が高まった結果、WOWOWには視聴契約申し込みの問い合わせが通常の10倍以上も寄せられた。結果、9月の新規加入件数は開局以来最高の15万3273件を記録したんです。一方、決勝戦を半日遅れで放送したNHKは、独占生中継したWOWOWと比べられ批判を受けるという、やぶ蛇状態になった。このトラウマがあるNHKは、来年1月の全豪オープンでは先手を打って放送権を取りに行く」(事情通) しかし、NHKに対し、いま一つ元気がないのが、民放キー局だ。テニスは野球、サッカーやバレーに比べ、試合時間が読みにくい。番組編成がしづらく、スポンサー集めも困難になるためだという。 さらにネックになるのが放送権料だ。 「一大会約400億円〜のサッカーW杯に比べればリーズナブルですが、いまの民放には厳しい金額。恐らく無理なく捻出できるのは2014年度の受信料収入が6428億円のNHKだけです」(関係者) その全豪オープンの放送権料だが、「恐らく約5億円〜になる見込み」(同)だという。 「もちろん需要と供給のバランスの上で成り立っている。ライバルが多ければ多いほど金額は跳ね上がるため、最低10億円近くに落ち着くのでは…」(スポーツ番組プロデューサー) WOWOWが無料放送だったら文句はないのだが…。
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スポーツ 2014年10月27日 11時45分
議論は尽きた!? タイブレーク制導入が高校野球を変える(2)
日本高校野球連盟がかねてから議論を重ねてきた『タイブレーク制導入の是非』について、結論を出した。10月20日、技術・振興委員会が開かれ、来春、甲子園大会に直結しない道府県大会と地区大会で、テスト導入することになった。 「現状維持を望む意見がそこそこありました。高校で野球を終える選手が多いのに、タイブレークで(高校最後の試合を)終わるのはどうかというような意見があった」 技術・振興委員会の相沢孝行委員長の話からして、あらゆる角度からの議論が展開されたようだ。また、同制度に変わる別の対策があれば、柔軟に応じることも示唆していた。 高校野球ファンの大多数が同制度導入に批判的だ。過去、『名勝負』と讃えられた試合のほとんどが延長戦である。今夏の甲子園大会を沸かせてくれた出場校の監督、部長も“慎重な発言”をしていたように記憶している。 50代の私立高校指導者が、匿名を条件にこう語ってくれた。 「軟式の大会で中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)が延長50回を戦い、高野連からサスペンデッド(一時停止試合)の限界論が聞かれましたが、レアケースですよ。硬式、軟式も関係なく、延長戦だってそんなに試合数が多いわけではない」 中京、崇得の死闘となった『全国高校軟式野球選手権大会 準決勝』だが、中京・松井大河投手は709球、崇徳・石岡樹輝弥投手は689球を投じている。4日間に及ぶ連投はレアケースとして、通常の延長戦を指してて、 「正しい投球フォームを教えれば、大きな故障は招かないはず」 とも話していた。指導者の努力次第で『ケガ防止』は可能だというわけだ。 とはいえ、雨天順が続けば休養日が消滅し、投手に連投を強要してしまうかもしれない。高野連は大事が起きる前に対策を講じておきたかったのだろう。 「世界的な流れならば、受け入れるしかないのかと…」 タイブレーク制導入の是非を問う加盟校指導者のアンケート結果のなかに、そんな声があったことも伝えられた。 タイブレーク制が日本の野球ファンの間で物議となったのは、2008年北京五輪ではないだろうか。野球・日本代表は一次リーグで延長11回に突入し、タイブレーク制による失点でアメリカ代表に敗れている。準備不足が敗因だが、高校野球にはタイブレーク制に適応しうる要素を持っている。 そもそも、同制度は「点を取らせるシステム」でもある。北京五輪でタイブレーク制が導入されたのは、テレビ中継に対応するためだった。 「野球はテレビ向きなスポーツであることを強調したい」 当時、国際野球連盟(IBAF)会長を務めていたハービー・シラー氏はそう語っていた。 野球は“時間の読めないスポーツ”とも言える。投手戦になれば、ロースコアのまま延長戦に入り、乱打戦ではイニング中に投手交代がされ、試合が中断する。そんな球技の特徴が世界中のテレビ局から“敬遠”され、莫大な放映料を得てきた国際オリッピック委員会(IOC)にすれば、「野球=五輪種目から除外」となったのだ。タイブレーク制を採用した理由は『試合時間の短縮』に尽きる。 これに対して、高野連がタイブレーク制の導入を検討した理由は『選手の健康管理・維持』。では何故、高校野球が適応し得るかというと、強豪と称される有名高校を取材すると、 「ウチは守備のチーム」 と話す監督、コーチが多い。チーム打率が3割近い学校もそう答えている。 高校野球はトーナメント形式なので、1つでも負ければ、それでジ・エンドだ。したがって、得点を挙げることよりも『無駄な失点』を与えない守備練習に重点を置く。得点圏に走者を置いた場面を想定しての守備態勢や、外・内野の中継プレーの正確さ、機敏さを高めようとする。『守備の精密さ』で勝敗が決まるとしても、実戦形式の練習で鍛えられてきた高校球児たちは慌てないはずだ。 地方大会の取材で、熱中症や日射病で「足がつる」「立ちくらみ」を訴え、選手交代するシーンを何度か見せられてきた。テスト導入する意義はあると思うが…。 もっとも、金属バットを使用する高校野球が人工的に走者を置いた場面から攻撃を始めれば、大量得点となり、そこに至るまでのロースコアの緊迫感を一気にシラケさせてしまう“危険性”は否定できない。 蛇足になるが、シラー氏にタイブレーク制を進言したのは、日本人のIBAF副会長だとされている。社会人野球・都市対抗などの実例が伝えられ、シラー氏が興味を示したそうだ。 高野連の現要人たちは元プロ野球選手の指導者復帰に関するルールも改定している。高野連は、旧態依然とした“お固い組織”と言われていた時代もあったが、今は発想も柔軟で、改定に関しても迅速である。IBAFは『試合時間の短縮』目的(=利益優先)だったからか、タイブレーク制を成功させられなかった。)『日程問題』と、さらなる『ケガ防止・健康管理』のために動き始めた高野連は野球ファンの共感を得られるだろうか。(了/スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2014年10月26日 15時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第43R 才気あふれる元祖ペイントレスラー〈ザ・グレート・カブキ〉
元祖ペイントレスラーのザ・グレート・カブキ。地味でオーソドックスなタイプの高千穂明久が劇的な変身を遂げたのは、アメリカ遠征時のマネジャー、ゲーリー・ハートの思い付きから。雑誌に日本の歌舞伎が取り上げられているのを見て、高千穂に「こういうスタイルはできないか」と持ち掛けたのが、そのきっかけだった。 当初ゲーリーは“歌舞伎風マスクマン”を想定していたが、「どうせなら」と高千穂自ら隈取の化粧を施した。それまでも顔面ペイントの選手はいたようだが、一つのスタイルとして確立させたとなると、やはりカブキが最初である。 このとき、単に見掛けをマネしただけにとどまらなかったことが、カブキの人気を決定的なものにした。 当初、隈取メークと歌舞伎風の華美なコスチュームで入場したものの、そもそも元ネタの歌舞伎自体を知らないアメリカの観客からの反応はいまひとつだったという。そのため「何かパフォーマンスを取り入れよう」というときに思い付いたのが『毒霧』だった。 カブキ当人の語るところによれば「シャワールームで口に含んだ水を吹き上げたとき、そこに虹が架かったのを見て思い付いた」のだという。何か出来過ぎの話にも聞こえるが、ともかく霧吹きパフォーマンスは子どもたちを中心に大人気となる。 これについてもカブキは、ただ「液体を吹き上げる」というだけでは満足しなかった。試合後の会場で「何色の液体が照明に映えるか」と実験を繰り返し「赤と緑の見栄えがいい」と、今も引き継がれる毒霧の基本スタイルを作り上げた。 「実は発想の豊かさでは業界トップクラスなのでは? リング外でも、後楽園ホール近くでプロレスファンの客を見込んだ居酒屋を開いたのはカブキが最初でしょう」(プロレスライター) さらにカブキのオリジナルといえば、今では誰もが使うようになったトラース・キックもそうだ。試合中、ロープに振った相手の突進を止めるためにたまたま足を出したのが最初だそうだが、それをフィニッシュホールドにまで磨き上げたのだった。 こうして見ると、カブキのアメリカでの成功は「珍しいギミックがウケた」というだけではなく、当人の優れたプロレス感覚によって練り上げられた結果であったことがわかろう。 期間限定のギミックとして始めたはずのカブキの人気は日毎に増し、ついにはアメリカ各団体でメーンを張るまでになっていった。 それでもカブキは人気にもおごることなく、ヌンチャクパフォーマンスや日本刀での殺陣、連獅子のカツラに能面での入場など、日々新たな趣向を増やしていった。 だがそのため、所属する全日本プロレスからの帰国命令があったときには、いくらかの躊躇もあったという。 「アメリカの観客の好みに合わせてハデにしていった結果、本筋の歌舞伎とは似ても似つかないものになり、それを日本で披露しても受け入れられないのではないかという気持ちがあったようです」(スポーツ紙記者) しかし、そんな心配もどこ吹く風。1983年のカブキ凱旋帰国シリーズは、御大ジャイアント馬場が欠場していたにもかかわらず連日の超満員。日本のファンからも喝采を浴びることになる。 「カブキのパフォーマンス見たさというのも当然ありましたが、それと同時に“アメリカで成功した日本人スターを祝福しよう”という空気も強かった」(同) ハデな外見だけでなく、試合巧者ぶりでも目を引いた。アッパーカットやクローなどのシンプルな技で試合を組み立て、スタン・ハンセンなど大型外国人とも正面から渡り合ってみせた。 「ただ、いくらカブキが良い試合を見せていても、全日においては“馬場と鶴田の次”という厳然たる格付けがあった。全日創設メンバーではなく、日本プロレスからの途中加入だったことで、待遇の差もあったようです」(同) そうしたことへの不満もあって、カブキはSWSへ移籍。以後、その人気は尻すぼみとなってしまった。 もし、カブキが全日の主流として残り、そのオリジナリティー溢れる才覚を団体運営に生かしていたならば、その後の日本のプロレス界はもっと違ったものとなっていたかもしれない。〈ザ・グレート・カブキ〉 1948年、宮崎県出身。高千穂明久もリングネームで、本名は米良明久。'64年、日本プロレスに入団しデビュー。日プロ崩壊後は全日所属に。'81年、アメリカ遠征時にザ・グレート・カブキとなり、人気を博す。現在は傍らで居酒屋店主などセミリタイア状態。
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スポーツ 2014年10月26日 15時00分
CS裏スクープ! 本誌既報通り 広島・緒方新監督でヤンキース黒田が戻ってくる!(2)
相思相愛の関係が実らなかった原因の一つに、野村監督との折り合いの悪さもあったという。 「お互いに自分に厳しい野球観を持っており、プロフェッショナル同士、衝突してしまう部分もあったのでしょう。黒田は力のあるうちに帰還しなければ、意味がないと思っています。ヤ軍での年俸は1600万ドル(約16億円強)ですが、お金の問題ではありません」(前出・特派記者) ヤンキースはワールドシリーズ終了前に黒田と残留交渉を始めようと思っている。その前に広島は手を打っておきたい。CS直前に『野村退任』を発表したのは、黒田へのメッセージでもあったのだ。 また、これも本誌で既にお伝えしているが、野村監督は昨年オフに辞任を申し出たものの、松田元オーナーがそれを許さなかった。野村監督は16年ぶりのAクラス入りと初のCS進出を果たした功労者でもある。「夜、眠れない」とこぼすなど、体調面が優れないことは同オーナーの耳にも届いていた。とはいえ、野村監督は地元財界が応援する“カネの成る木”でもあり「3位での退任は芳しくない」と判断された。 「昨季、今季ともに観客動員数が増えています。特に昨季は初のCS進出で『来年こそは!』の期待が広島県全体にあり、そのタイミングで辞めさせたら水を差してしまいます。無理やり続投させた感もありますが、辞任を申し出た理由は去年も今年も体調不良なので、これ以上は無理をさせられない、と」(ベテラン記者) 今季の観客動員数は190万4781人で前年比21.7%増。『カープ女子』なるムーブメントも起き、23年ぶりのリーグ優勝にも現実味が増していた。 「無理やり続投させたので、野村采配の批判は球団内ではタブーでした。でも、巨人3連戦を機に空気が変わりました」(前出・関係者) 9月2日、野村監督は首位巨人と1ゲーム差で3連戦に臨んだが、最悪の全敗。Vムードが一気に消滅した。野村体制を応援してきた地元財界からもため息が聞こえるようになり、勝てば2位確定だった10月1日の阪神戦も落としてしまった。「せめて2位」の願いをつぶしたダメージは、かなり大きかったそうだ。 「2位になれば、CS第一ステージの主催権が得られ、1試合1億円ほどの収益も見込めました。マツダスタジアムの隣接地に建設中の室内練習場は約16億円。そういう先行投資を行っている時期でのCS主催権の喪失は痛かった」(同) 『黒田帰還』はそんな沈み掛けたムードを一変させる起爆剤ともなるだろう。 「野村監督の後は緒方孝市コーチが継ぎ、将来的には“黒田監督”の流れもできるはず」(広島担当記者) メジャー挑戦で揺れるマエケンとヒロキがそろえば…。来季こそカープファンの悲願はかなう!
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スポーツ 2014年10月26日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(8) 第二部・100を切るゴルフ「たかが100、されど100」
ゴルフは1ラウンド、イーブンパーで72。これはコースやプロアマ、初心者、ベテラン一切、関係ありません。 そう考えると、この連載も含め、ゴルフ雑誌などで目にする「100を切る」というのは一見、簡単そう。何しろ「プラス27」以内にホールアウトすればOKなのですから。 ところが、この「プラス27」が実は大変。「どうにかなる」と思いきや「どうにもならない」大きな壁があります。ゴルフを始めたら、「まず100を切りたい」とは誰しも思うもの。ところが現実はそんなに甘くありません。最初はグリーンに到達するまでが「根気」。数え切れない程、叩くのですが、さらに試練が待っています。 そう、グリーンが鬼門。ようやくグリーンに乗っても5パット、6パット…というのは当たり前です。結局140、150…という結果となる訳。しかも、厄介な事に「コースを回る度に毎回スコアが良くなっていく」保証が何一つ無いということです。 因みに私のデビュー戦は147。パットまでなかなか辿り着けず、OBも連発した記憶があります。 この様に「たかが100」と思いきや「されど100」です。特に女性で100を切れたら自慢出来る数字だと思います。では「100を切る」為にはどうしたらいいか? 常識的に考えて練習は不可欠。それと同時に考えて頂きたいのが「一体、いつまでに100を切るのか」という目標を定める事です。 大体が「1年未満」という設定ですね。ただ、この「1年未満」がかなりの壁…プレッシャーになり、1年でクリアするのはそう簡単では無いとも言えます。とはいえ、3〜4回で楽にクリアしてしまう事もあります。それは、「コツ」を掴むポイント次第と考えていいでしょう。その為には「原始的」ですがひたすら練習。一番良いのは練習→コース→練習→コース…コースだけですと崩れたら、崩れっぱなしになり、立て直しが出来ません。 一方、「練習」「練習」又「練習」ですと、実践向きでないゴルフの形を作ってしまう。練習場とコースとでは芝や傾斜が全然違いますから。やはり「練習→コース」を1セットと考えて、それの反復がより効果的だと言えますね。練習で基本的な事が出来ていればコース内ではある程度対応出来ます。実践と練習を交互にやる事です。 最後にゴルフ仲間の体験。 私のゴルフ仲間の一人で、その先輩はゴルフ歴5年ですが、実は未だに100を切っていません。ある日の事、先輩は17番ホールまでは凄くいい感じ。ラスト18ホールを残して91。パー4の最終ホールで、8打叩いても100切りです。周囲は「楽勝」と思っていたと思います。 ところが…100を狙うあまり緊張していました。何とパー4のホールを10打叩いてしまい、残念ながら101打…しかも、その先輩は1回、2回でなく、その後何回も同様のミスを冒し、100切りに失敗しております。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2014年10月25日 16時30分
阪神のリベンジなるか? ソフトバンクとの日本シリーズがいよいよ開幕
プロ野球の日本シリーズがいよいよ、10月25日に開幕する。 セ・リーグはレギュラーシーズン2位ながら、CS(クライマックスシリーズ)で下剋上を果たした阪神が9年ぶり2度目の出場。パ・リーグはリーグ優勝したソフトバンクが、3年ぶり15度目(前身の南海、ダイエー時代を含む)の出場となった。阪神は実に29年ぶり2度目、ソフトバンクは3年ぶり6度目の日本一を目指す。 過去、両軍による日本シリーズは64年(南海時代)、03年(ダイエー時代)と2度あり、いずれも4勝3敗でホークスが制しており、阪神にとっては“リベンジ”を懸けた決戦となる。 05年以降の両軍のセパ交流戦での対戦成績は、ソフトバンクの21勝20敗3分けと、ほぼ五分だ。 阪神はリーグ優勝こそ逃したが、CSでは5勝1分けと負け知らずで、日本シリーズ進出を決めて、波に乗っており、互角の闘いが期待できそうだ。 「Yahoo!ニュース」では、「2014年日本一に輝くのは阪神? ホークス?」との意識調査を10月20日から実施したところ、25日午後3時現在、5万0915票(男性=83.2%、女性=16.8%)の回答があった。 その結果は、「阪神」が2万6195票(51.4%)、「ソフトバンク」が2万4720票(48.6%)ときっ抗するものとなった。 両軍にとって、差があるのが日本シリーズでの経験値。ソフトバンクは11年に日本一となったメンバーが多数残っているが、阪神は出場すること自体が05年以来で、その差は明らか。 阪神で03、05年の日本シリーズに出場した経験がある選手は、鳥谷敬内野手、関本賢太郎内野手、安藤優也投手、能見篤史投手、福原忍投手の5人しかおらず、エース・能見は中継ぎでの起用だった。 福留孝介外野手(元中日)、藤井彰人捕手(元近鉄)、鶴岡一成捕手(元巨人)らは、他のチームに在籍した際に日本シリーズを経験しているが、キーマンとなりそうなのが、“お祭り男”西岡剛内野手だ。 今季、故障のため、不本意なシーズンとなった西岡だが、CS6試合では27打数10安打、1本塁打2打点、打率.370と打ちまくり、大舞台での強さを発揮した。西岡はロッテ時代の05、10年と日本一を2度経験。しかも、10年はリーグ3位から下剋上を果たしての日本一だった。両年とも、西岡は全試合にスタメン出場しており、その存在は大きいといえそう。 日本シリーズは25日、阪神の本拠地・甲子園球場で開幕。第3戦から福岡ヤフオク!ドームに舞台を移し、第6戦で甲子園に戻る。 果たして、日本一の栄冠に輝くのは、阪神かソフトバンクか?(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年10月25日 15時00分
策士、策に溺れる FA補強をねらう落合GMが避けられないFA流出
谷繁元信選手兼任監督(43)が10月8日に白井文吾オーナー(86=中日新聞社会長)へシーズン終了の報告を行った。その席上で白井オーナーが来季へ向けて大型補強を約束。FAでも金に糸目は付けないという。オーナーは「監督の好きなようにやってくれ」と語っていたが、補強の陣頭指揮を執るのは今年も落合博満GM(60)である。 「中日も今オフの主役とも言っていい、金子千尋(30=オリックス)の獲得に参戦します。社会人時代のトヨタの後輩に当たる吉見(一起=30)もおり、この件で一歩リードしている巨人を巻き返せると中日首脳陣は見ています」(ベテラン記者) 交渉には落合GMが当たる予定だ。同GMは、昨年オフにチーム総年俸を約8億円も減らしたように、交渉の巧さでは右に出る者はいない。FA補強には心強い話だが、その軍資金が必要になるため、今季のチーム功労者が割を食うことになりそうだというのだ。 「国内FA権を取得した山井(大介=36)をどうするのか? 慰留させるなら、昇給、複数年契約を約束してやらないと…」(地元関係者) 山井はFAについて聞かれると、「まずは球団の話を聞いてから」と答えている。そんな含みのある物言いから、「行使する可能性も高い」と見られているが、実はシーズンを終了したいまも(12日時点)、中日側から交渉のアクションは受けていないという。 「開幕から先発ローテーションを守ったのは山井だけ。プロ13年目で最多勝(13勝)、最高勝率の二冠を達成しています」(前出関係者) 山井の今季推定年俸は6000万円。山井の孤軍奮闘がなければ、チームは最下位転落もあり得る状況だった。そんな主力に対して放置プレーという状況はおかしいが、それも落合GMの交渉の戦術らしい。 「昇給提示はされるでしょう。でも、山井が求めているのは複数年契約で、落合GMは来季37歳という年齢的理由から単年提示で押し通すつもり」(前出記者) 落合GMは金子との交渉で、近年のその安定した成績を評価したことを伝えるつもりだ。それは昨季、5勝しか挙げていない山井に対する間接的な批判ともなる。作為的なマイナス査定はしないが、それでも納得できないのなら、権利行使せよというメッセージだ。 「白井オーナーは補強費に糸目を付けないと言いましたが、成績を上げた自軍選手の昇給については明言していません。Bクラス低迷を名目に微増の昇給しかされなかったら、外部からいくら選手を獲っても、チームのモチベーションは上がりません」(同) 山井には、阪神など食指を動かしているとの情報もある。金子争奪戦に敗れたチームも山井にラブコールを送るだろう。落合GMの主張は間違っていないが、巧みな交渉話術だけでは谷繁体制を盛り立てることはできない。
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スポーツ 2014年10月25日 15時00分
CS裏スクープ! 本誌既報通り 広島・緒方新監督でヤンキース黒田が戻ってくる!(1)
去る10月8日、本誌既報通り、広島東洋カープが野村謙二郎監督(48)の退任を発表した。敵地甲子園でのクライマックスシリーズファーストステージに臨む3日前であり、チームの士気にも影響する。「なぜ、このタイミングで!?」の声も多く聞かれたが、アノ人をこれ以上、待たせることができなかったのである。 アノ人とは、黒田博樹投手(39=ニューヨーク・ヤンキース)のことだ。 「ヤンキースの先発投手陣の中で、最後までローテーションを守ったのは黒田だけ。野茂英雄氏以来となる日米通算3000イニングを達成、日本人初の5年連続2ケタ勝利。年齢を感じさせないどころか、むしろ凄味が増してきた感じです」(現地特派記者) 今季は11勝。当然、ヤンキースも黒田に残留のオファーを出すつもりだが、当人はシーズン終了時の会見でこうこぼしていた。 「自分なりにいろいろ考えないといけないこともある。それは去年以上にというか、例年以上に難しい」 近年、黒田は単年契約を結んできた。本人の希望であり、そこには「いつも最後だと思って投げている」「1年1年が勝負」という気概があってのことだが、古巣帰還も意識していた。 「黒田が古巣の広島での引退を考えていることは、米国でも有名です」(前出・特派記者) 田中将大投手との“161億円契約”など大型補強で今季に臨んだヤンキースは結局、プレーオフ進出さえ逃した。来季こそ地区優勝&ワールドシリーズ制覇が至上命令となる。シーズン終盤からチーム補強プランも語られてきたが、ジラルディ監督はチームの大黒柱である黒田の去就について質問され、こう答えている。 「ヒロ(黒田)がどんなプランを持っているのか、誰もまだ知らない。オフに話し合いを持つことになるだろう。来年もメジャーで通用することは間違いないと私は確信している。だが、それは彼が投げたいと思うのかどうか、その意思にかかっている」 また、地元メディアもデレク・ジーターの引退を引き合いに「クロダが去るときは、試合前のセレモニーが行われないのかもしれない」と微妙な言い回しをしていた。要するに、ヤ軍首脳陣もファンも、今オフの広島帰還を既成事実として覚悟しているようだ。 「広島の渉外担当もオフになると毎年のように渡米し、黒田と接触してきました」(NPB関係者)
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スポーツ 2014年10月25日 14時30分
議論は尽きた!? タイブレーク制導入が高校野球を変える(1)
日本高校野球連盟(以下=高野連)の技術・振興委員会が開かれた(10月20日)。同委員会は『タイブレーク制導入の是非』についても触れ、来春の都道府県大会と地区大会で、テスト導入することを決めた。実際に走者を置くイニング数など詳細、並びに正式な決定手続きは11月の理事会になるが、「もう、変更はされない」と言っていいだろう。高野連は議論を尽くしたからである。 そもそも、タイブレーク制導入の是非が議案提示された理由は、球児たちのケガを防ぐ新たな防止策が必要となったため。これまで、高野連もあらゆる対策を講じてきた。連投を防ぐため、大会期間中に休養日を設けるなどしてきたが、しかし、雨天順延や、今夏の軟式大会で中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)が延長50回の死闘を繰り広げたように、サスペンデッド(一時停止試合)にも限界が見えてきた。そこで浮上してきたのが『タイブレーク制導入案』だった。 繰り返しになるが、高野連は全国加盟校の指導者にアンケート調査を行った(硬式野球4030校/回答率98%)。<望ましい球児の健康管理方法は?>の四択回答で、最大投票があったのは、『タイブレーク制導入』(49.7%)。委員会終了後の説明によれば、「投球やイニング数に制限を設ける方法の是非も、改めて話し合われた」という。 だが、投球数やイニング数に制限を設けると、作戦面に影響が出る。公立校など部員数の少ない学校では「投手のできる球児が1人しかいない」なんてことも珍しくない。アンケート結果を開示したとき、振興委員会の相沢孝行委員長は「(導入の)賛成が半分しかないとも、半分もあるとも、受け止め方はいろいろだが…」と語っていた。都高野連の武井克時理事長も、「大きな大会(甲子園)につながらない春の大会でやってみようということに」と、アンケート開示時点で語っていた。今回の議論が“結論ありき”だったとは言わない。アンケート開示時点で予測された範疇から出られなかったのだろう。 これもアンケート結果を開示したときのコメントだが、竹中雅彦・事務局長は導入賛成の49.7%について、「消極的な賛成」と称し、「世界的な流れなら仕方ない」「他に方法がないのなら」など、回答者の声も説明していた。 世界的な流れ−−。 改めて『公認野球規則』(発行者・NPB)を見直してみたが、タイブレーク制のことは記されていなかった。大会主催者がそのルールを管理する“勝敗システム”なのだろう。だが、日本の野球ファンが『世界的な流れ』と聞いて、真っ先に思いつくタイブレーク制は、2008年北京五輪だろう。野球・日本代表チームは、タイブレーク制で米国に敗れている(一次リーグ)。 タイブレーク制の導入は五輪直前に決定されたもので、星野仙一・代表監督(当時)が「何故、今ごろになって!?」と怒りをあらわにしていたのも思い出される。 代表チームは<延長11回、無死一・二塁>という、タイブレーク制突入を想定した守備練習をやっていなかったそうだ。 国際試合は点が入りにくい。牽制やバントシフトを徹底して相手の攻撃に備えなければ、大量失点にも繋がり兼ねない。準備不足が北京五輪の敗因だが、タイブレーク制に適応するためには、通常の守備練習とは違う準備も必要なようである。テスト導入とはいえ、タイブレーク制がトーナメント形式の高校野球に与える影響は少なくないようだ。(スポーツライター・美山和也)※星野仙一氏のコメントは2008年8月21日付の各スポーツ新聞を参考にいたしました。
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スポーツ 2014年10月25日 13時00分
阪神タイガース29年ぶりの日本一で噴出する“お家騒動”(2)
とはいえ阪神はタイトルホルダーの昇給&慰留に加え、福留に対しても来季、1億5000万円を払わなければならなくなった。 「中島裕之(アスレチックス2A)の獲得報道に西岡が疑念を感じています。守備位置のかぶる西岡は『自分は必要とされていないのか』と不満に感じ、満足のいく提示がなければ移籍も視野に入れているそうです」(同) また、ここに来て全く予想していなかった事態も発覚。メジャースカウト陣が能見にラブコールを送り始めたという。 「能見は制球力があり、スプリットを決め球にしています。田中将大やダルビッシュのような速球は投げられませんが、技巧派の岩隈久志も向こうで成功しており『年齢は関係ない。十分通用する』と」(球界関係者) 能見が海外FA権を取得するのは来季終了後。阪神は基本的に入札制度を容認していないが、国内FA権を取得した今オフは、まず複数年契約を提示しなければならない。長年、先発ローテーションを支えてきた功績に見合うだけの昇給がなければ、エース喪失の危機に直面する。 「CS初戦で好投した藤浪晋太郎も、2年連続2ケタ勝利で大幅昇給が確実です。優勝はできませんでしたが、阪神ナインの大半が昇給対象」(前出・ベテラン記者) マネー戦争が避けられそうにないオリックス・金子千尋や楽天・嶋基宏の争奪戦にも参加するつもり。前出の球界関係者によれば、阪神経営陣は単年契約の選手はもちろん、FA権取得の西岡、能見ともまだ下交渉を行っていないという。当然、彼らは日本シリーズを「自身を高く売り込む絶好の機会」とも捉えている。監督人事でモメたため、時間がなかったらしい。 結果的にそれは阪神選手を躍起にさせ、今、日本シリーズへの闘争心を掻き立てているのだが、トンデもない額の“チーム総年俸”を払う流れになってしまったようだ。 「ゴメスの代理人は吹っ掛けくるでしょう。1億2000万円から倍増が残留の最低ラインとなり、そのトバッチリを食うのは新井貴浩です。3年契約最終年の今季も不振でしたし、残留なら現在の年俸2億円から大幅減給でしょう」(前出・在阪記者) いや、新井貴も日本シリーズをラストチャンスと捉え、大爆発するかもしれない。ともあれ日本シリーズを第7戦まで戦うことになれば、甲子園球場は4試合を主催できる。グッズや弁当、気温が低くてもビールを売りまくって収益を上げなければ、トラは“29年ぶり日本一で大赤字”の窮地に陥ってしまう。
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ポスト魔裟斗ヘ アンディ・オロゴン 帰化計画
2007年02月06日 15時00分
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輪島氏 自爆テロ
2007年01月24日 15時00分
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ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分