そう考えると、この連載も含め、ゴルフ雑誌などで目にする「100を切る」というのは一見、簡単そう。何しろ「プラス27」以内にホールアウトすればOKなのですから。
ところが、この「プラス27」が実は大変。「どうにかなる」と思いきや「どうにもならない」大きな壁があります。ゴルフを始めたら、「まず100を切りたい」とは誰しも思うもの。ところが現実はそんなに甘くありません。最初はグリーンに到達するまでが「根気」。数え切れない程、叩くのですが、さらに試練が待っています。
そう、グリーンが鬼門。ようやくグリーンに乗っても5パット、6パット…というのは当たり前です。結局140、150…という結果となる訳。しかも、厄介な事に「コースを回る度に毎回スコアが良くなっていく」保証が何一つ無いということです。
因みに私のデビュー戦は147。パットまでなかなか辿り着けず、OBも連発した記憶があります。
この様に「たかが100」と思いきや「されど100」です。特に女性で100を切れたら自慢出来る数字だと思います。では「100を切る」為にはどうしたらいいか? 常識的に考えて練習は不可欠。それと同時に考えて頂きたいのが「一体、いつまでに100を切るのか」という目標を定める事です。
大体が「1年未満」という設定ですね。ただ、この「1年未満」がかなりの壁…プレッシャーになり、1年でクリアするのはそう簡単では無いとも言えます。とはいえ、3〜4回で楽にクリアしてしまう事もあります。それは、「コツ」を掴むポイント次第と考えていいでしょう。その為には「原始的」ですがひたすら練習。一番良いのは練習→コース→練習→コース…コースだけですと崩れたら、崩れっぱなしになり、立て直しが出来ません。
一方、「練習」「練習」又「練習」ですと、実践向きでないゴルフの形を作ってしまう。練習場とコースとでは芝や傾斜が全然違いますから。やはり「練習→コース」を1セットと考えて、それの反復がより効果的だと言えますね。練習で基本的な事が出来ていればコース内ではある程度対応出来ます。実践と練習を交互にやる事です。
最後にゴルフ仲間の体験。
私のゴルフ仲間の一人で、その先輩はゴルフ歴5年ですが、実は未だに100を切っていません。ある日の事、先輩は17番ホールまでは凄くいい感じ。ラスト18ホールを残して91。パー4の最終ホールで、8打叩いても100切りです。周囲は「楽勝」と思っていたと思います。
ところが…100を狙うあまり緊張していました。何とパー4のホールを10打叩いてしまい、残念ながら101打…しかも、その先輩は1回、2回でなく、その後何回も同様のミスを冒し、100切りに失敗しております。
小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/