セ・リーグはレギュラーシーズン2位ながら、CS(クライマックスシリーズ)で下剋上を果たした阪神が9年ぶり2度目の出場。パ・リーグはリーグ優勝したソフトバンクが、3年ぶり15度目(前身の南海、ダイエー時代を含む)の出場となった。阪神は実に29年ぶり2度目、ソフトバンクは3年ぶり6度目の日本一を目指す。
過去、両軍による日本シリーズは64年(南海時代)、03年(ダイエー時代)と2度あり、いずれも4勝3敗でホークスが制しており、阪神にとっては“リベンジ”を懸けた決戦となる。
05年以降の両軍のセパ交流戦での対戦成績は、ソフトバンクの21勝20敗3分けと、ほぼ五分だ。
阪神はリーグ優勝こそ逃したが、CSでは5勝1分けと負け知らずで、日本シリーズ進出を決めて、波に乗っており、互角の闘いが期待できそうだ。
「Yahoo!ニュース」では、「2014年日本一に輝くのは阪神? ホークス?」との意識調査を10月20日から実施したところ、25日午後3時現在、5万0915票(男性=83.2%、女性=16.8%)の回答があった。
その結果は、「阪神」が2万6195票(51.4%)、「ソフトバンク」が2万4720票(48.6%)ときっ抗するものとなった。
両軍にとって、差があるのが日本シリーズでの経験値。ソフトバンクは11年に日本一となったメンバーが多数残っているが、阪神は出場すること自体が05年以来で、その差は明らか。
阪神で03、05年の日本シリーズに出場した経験がある選手は、鳥谷敬内野手、関本賢太郎内野手、安藤優也投手、能見篤史投手、福原忍投手の5人しかおらず、エース・能見は中継ぎでの起用だった。
福留孝介外野手(元中日)、藤井彰人捕手(元近鉄)、鶴岡一成捕手(元巨人)らは、他のチームに在籍した際に日本シリーズを経験しているが、キーマンとなりそうなのが、“お祭り男”西岡剛内野手だ。
今季、故障のため、不本意なシーズンとなった西岡だが、CS6試合では27打数10安打、1本塁打2打点、打率.370と打ちまくり、大舞台での強さを発揮した。西岡はロッテ時代の05、10年と日本一を2度経験。しかも、10年はリーグ3位から下剋上を果たしての日本一だった。両年とも、西岡は全試合にスタメン出場しており、その存在は大きいといえそう。
日本シリーズは25日、阪神の本拠地・甲子園球場で開幕。第3戦から福岡ヤフオク!ドームに舞台を移し、第6戦で甲子園に戻る。
果たして、日本一の栄冠に輝くのは、阪神かソフトバンクか?
(リアルライブ編集部)