「単に投手と野手の二刀流ではなく、2ケタ勝利&2ケタアーチの実力が証明され、大谷を起用したいとの声が聞かれるようになりました。CM業界としても、サッカー日本代表のW杯での惨敗後、新しいスポーツスターの発掘が急務となり、大谷とテニスの錦織圭の2人に注目しています」(大手広告代理店社員)
錦織はユニクロなど、すでに数社のテレビCMに出演している。“新鮮さ”では大谷が上。しかし、プロ野球選手とのCM契約は複雑だ。
「選手本人に支払うギャラとは別に球団にもある一定の“規定金額”を納めなければなりません。選手のギャラが『6』、球団に『4』を払うなど、球団に納める分を含めて選手に出演料を提示するケースもあります。近年、プロ野球選手の大型CM契約がなかったので、球団側と話し合うことになりそうです」(同)
これが芸能プロとタレントの取り分だったら、ケンカになりそうだが…。日本ハムも大谷の身辺には入念な警戒を見せている。
「大谷への取材は基本的に会見式。ぶら下がりや単独でのフリートークは新人年から禁止です。私生活でも恋愛禁止。ダルビッシュは喫煙、中田翔は合コン、斎藤佑樹はベッドでの世迷い言を暴露されています。先輩たちの失敗もあり、カネを生む“金のタマゴ”を傷付けたくないからでしょう」(ベテラン記者)
球団は当面、バラエティー番組への出演も禁止させる方針だという。
大谷は投手としての調整と野手としての打撃練習の両方をこなさなければならないため、遊びに行く時間も作りにくい。本人は欲求不満かもしれないが、球団はボロ儲けだ。