スポーツ
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スポーツ 2014年10月12日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(6) 第二部・100を切るゴルフ 「コースマネジメント」
前回から第二部「100を切るゴルフ」がスタート。その1回目は「補強トレーニング」について綴っていきましたが、皆さんは如何でしたか? 普段、筋トレを始めて「補強」など行わないと思いますが、意外にこの練習は大事です。 さて、今回は実践編。「コースマネジメント」について私なりの見解をご紹介しようと思います。今日ご紹介する項目のうち、どれか一つでも役立てば嬉しいです。《左足上がりのライ》 ゴルフ場は河川敷も含めて全面平坦というコースはありません。必ずどこか傾斜になっていたり、ボコボコと凹凸があったりします。ここでいう《左足上がりのライ(球のある場所)》は左足に傾斜がある、「打ち上げ」のコースを指します。「打ち上げ」の場合、何も意識しないで普通にショットすると必ず、ダフります。 そうならない(ダフらない)為には、クラブを斜面に沿って救い上げる様に打つ。ここがポイントです。普通に打つとスイングの途中で傾斜に捕まり地面ごと打ってしまいます。それを傾斜の角度に合わせてスイングすると傾斜をクラブが撫でる感じになります。当然、地面を掘る事が防げるので、球を遠くに飛ばす事が出来る訳です。ただ、バンカーの場合は傾斜がキツく又、身体が開きやすい。それからも分かるようにバンカーショットと左下がりのライは性質が全く異なります。又、意識しすぎるとテンプラ(クラブヘッドの上部=クラウン部分=に球が当たり意思に反して高く球を打ち上げてしまう事)になってしまう。過敏にならない事がコツです。 因みに私は、(1)斜面を意識する、(2)気持ち(ほんの少し)クラブを短めに持つ事を心がけています。《左下がりのライ》 一般的にアイアンで打つ時はボールを右足と左足の間…身体の真ん中に置きますよね。スイングした時、クラブがライに接するところが真ん中。よってボールの位置が身体の中心ラインにあって不思議では無いですね。 ところが左下がりのライでは身体の中心は真ん中にありません。左半身に重心が乗るため、それを補おうと少し右寄りに中心を持っていこうとします。要するに左足は足が伸びきっているのに対し、右足は若干、膝が折れている状態。両足を伸ばそうとすると下がっている左足方面に倒れてしまいます。そうならない為に、やや右寄りでバランスを取ろうとします。中心が、やや右なのでスイングした時、クラブがライに接するところは中心よりも、やや右寄り。ボールの位置はここ(やや右寄り)になります。随分、手前に打つ感じになりますが、実はここがベストポジションです。 知らないで右足と左足の中間に置く人が多いですが、ここですとボールがクラブの芯を食わない(当たらない)。ボールの下に当たってしまいます。左下がりの時はボールを右寄りに置いて、ライが高いところで打つ様にしましょう。 《前上がりのライ》 平地と同じ感覚で打っても大丈夫です。とはいえ、前に上がっている分、自分とボールの距離が短い。これは構えた時に実感出来ます。距離が短いので私は敢えてグリップを短く持ちます。クラブを短く持ち、普通に打つ事が鉄則ですね。《前下がりのライ》 これは《前上がりのライ》と真逆。今度は自分とボールとの距離があるので、長いクラブを選択します。サンドウェッジよりも6番アイアンの方が(尺が)長いのでそちらにする。重心が前のめりになりますが、そこは踏ん張り普通にスイングする事に努めます。 今回の《コースマネジメント》項目はここまでにして、最後にコースマネジメントの重要性を少し綴ります。 スコアとショットは当たり前ですが直結しています。ショットが安定しないとスコアも安定しない。勿論、日々の練習は不可欠ですが、コースマネジメントを出来ていないとせっかくの練習も本当に無意味と化してしまいます。私の場合は、その日の調子でコースの感覚が分かる時もあります。ただ、それは極稀。実は(私には)得意なホールというのがあります。後、凹凸がない真っ平らなコースはスコアを稼げるホール。このホールは、「パーを取るゾ」「バーディーを取るゾ」と言う様に強い気持ちで臨みます。 逆に苦手なのは打ち上げのホール。打ち上げのホールでパー4の場合、「ここはボギーで抑えれば大丈夫」「ダボ(ダブルボギー)でもOKとするか」など最初から控え目な設定にします。自分に合ったコースを見極めて計画通り事を進めるのが大事ですね。 初めてのコースではスコアカードをしっかり見ておく事をお薦めします。スコアカードには1〜18ホールまでのコース内容が書かれています。池の位置、バンカーの位置なども書かれてあります。最近では計測付きのカートもありますね。カート内の画面があり「池まで何ヤード」とポイントまでの距離が表示されます。 私の必殺技はスコープ。「あそこの木まで何ヤードだろう?」と思い、望遠鏡みたいなスコープをのぞきます。距離計測のボタンをピッと押すと測定してくれます。そのおかげで得手不得手のコースが分かる時もあります。「この距離は苦手だから手前で刻もうかな」などスコープで確認する場合も多いです。この様に練習と並行して大事なのがコースマネジメント。これをしっかり攻略すればスコアが間違いなく伸びると思います。
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スポーツ 2014年10月11日 16時51分
ドラフト戦線異常アリ! 2014年のキーワードは「外れ1位」(阪神編)
有原(航平=早大)か、それとも、安楽(智大=済美高)か…。即戦力投手が少ないとされる今年のドラフト戦線において、阪神の1位選手の絞り込みでカギを握っているのは中村勝広GMだろう。言うまでもなく、編成トップであり、早大出身ということで有原に関しては他球団以上の『情報収集ルート』を持っているはず。しかし、阪神スカウト陣が比重を置いてきたのは安楽の方である。 「魅力溢れる投手。パワーピッチャー。オレは好きなんだ!」 中村GMは今年6、7月の同校の練習試合にも足を運び、記者団にそう答えていた。安楽は右肘の故障から復帰したばかりだった。編成トップのラブコールから考えるに、阪神は「有原よりも安楽」と見ているのではないだろうか。 中村GM自ら視察した投手が、もう1人いた。北海道六大学リーグの風張蓮(東農大北海道/右投手)だ。「カザハリ」と聞いて、ピンと来たドラフトフリークも多いのではないだろうか。斎藤佑樹(現日本ハム)、大石達也(現西武)など大学生投手の当たり年と言われた4年前、「岩手に粗削りの速球投手がいる」とも報じられた“剛腕”だ。こちらも中村GM好みもパワーピッチャーではあるが、他球団スカウトも東農大北海道に進学してからも追い掛けてきた。「上位指名候補」という言い方をするスカウトも多く、おそらくは阪神以外も『外れ1位』にリストアップしてくると思われる。 「日大の左腕・戸根千明も上位候補と見ていい。スリークオーター気味の投げ方で、ちょっと変則の投手です。体重90?強のレスラー体型、クイックが早くないものの、9月下旬の秋季リーグ戦で急に彼を再チェックし出した球団もありました」(スポーツ紙記者) 9月29日東都二部リーグ戦に7球団が視察に訪れたと報じられていた。とくに熱い視線を送っていたのが阪神である。 また、阪神二軍は京都大学と練習試合を行い、同大学の田中英祐(右投手)を「ホレ直した」とも言う。「関西学生野球連盟ではトップ投手」と評するスカウトも多く、こちらも最速149キロの剛腕タイプだ。九州産業大の左腕・浜田智博、金沢星稜大の右腕・江口大樹もリストアップされたと聞く。 江口は阪神二軍との交流戦でリリーフ登板し、1イニング2奪三振と“結果”を出した。 風張以下の指名候補を改めて見てみると、ストレートに特徴のある投手ばかりだ。一軍投手でストレート勝負のできる投手は、藤浪、呉昇桓だけ…。中村GMがパワーピッチャーにラブコールを送るのはその影響だろう。※江口大樹投手(金沢星稜大)は10月8日時点で『プロ志望届』を出しておりません。
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スポーツ 2014年10月11日 15時00分
球界裏クライマックス 巨人・松井監督“完全消滅”の全内幕
今年5月29日に他界した父親・貢さん(東海大学グループ総監督)の思い出が詰まった横浜スタジアムで、巨人の原辰徳監督が現役時代の背番号と同じ8度、宙に舞った(9月26日)。その舞台裏では“次期監督”松井秀喜氏の入閣をめぐり、日米間で大混乱が起きていた。 ポスト原監督の松井氏はニューヨークのヤンキー・スタジアムでNHK-BS放送のゲスト解説。26日(日本時間)は今季の本拠地ゲームの最終戦で、試合は現役引退を表明しているデレク・ジーター内野手の劇的なサヨナラ打で幕を閉じた。今季最多4万8613人のファンが、ピンストライプ姿の偉大なキャプテンに惜しみない拍手を送り、松井氏も「それをやるのがデレク・ジーター」と珍しく涙を浮かべ称賛した。 その松井氏は11月16日に、川崎市のジャイアンツ球場で開催予定の東日本大震災のチャリティー野球イベントに参加することが決まっており、このジーターと連れ立って来日することになっていた。帰国は今年3月以来で、球界雀の間では、「このイベントこそ松井新監督のお披露目の舞台」と噂されていた。 「被災した福島県の中学生ばかりでなく米軍基地からも学生を招待し、松井とジーターが日米両チームの監督を務め、試合することになっていたのです。これが松井“新監督”デビューとなる筋書きで、巨人サイドは何らかの準備をしていました。実はその開催要項の発表が、優勝の決まった同じ先週の26日に予定されていたのですが、直前になって中止となることが決定した。はっきりした理由はわかりませんが、何か大きな動きがあったのは確かです」(大手広告代理店) 一方、原監督の周辺からは「原監督は日本一を花道に辞任する可能性が高い」「父親であり野球の師匠でもあった貢氏の死を弔う時間を設けるために、一区切りつけるのでは」などの声が漏れ伝わっていた。おいの菅野智之投手がエースの座を獲得したこと。そして2020年東京五輪へ向けて安倍政権から、初代スポーツ大臣の期待が寄せられていることも理由だという。 「読売新聞社にしても、ライバルの朝日新聞が慰安婦問題や吉田調書で誤報を重ね、大きく部数を落としていることから、今こそ松井氏投入の好機と捉えていた。渡辺恒雄本社グループ会長、長嶋茂雄氏が高齢なこともある。監督、助監督は問わず、ゴジラ人気に期待していたのです」(日本テレビ関係者) ところがどっこい、巨人が3年連続、通算45度目の優勝を果たした26日に事態は大きく動いた。松井氏が来日するイベントを白紙に戻すとともに、白石興二郎オーナーが「来季の原監督の続投」を明言。返す刀で松井氏のコーチ就任についても「要請を見送る」ことを決めたからだ。 「原監督が続投をためらう素振りを見せていたのは、松井助監督を突き付けられることが嫌だったからですよ。次期監督がベンチにいられては指揮系統が混乱する。選手たちは松井になびくだろうし、とりわけ主将の阿部は完全な松井のシンパ。内部崩壊しかねないと危惧したのです。結果からいえば、球団側が松井の入閣要請を見送ったことで原監督は続投を受け入れた。逆に松井は今後、必然的に巨人と距離を置くことになるでしょう」(スポーツ紙デスク) そんな巨人の動きと時を同じくして、本誌に仰天情報が飛び込んできた。 原監督の続投が確定したことで、松井氏が読売との“完全決別”を決意すると見越した阪神タイガースが、何と招聘に動き出したというのだ。 石川県出身の松井氏は少年時代からの阪神ファン。星稜高校時代には5打席連続敬遠という伝説を作り、甲子園球場とは縁が深い。しかも、この話の出所が和田豊監督周辺だというから面白い。不穏な状況を一気に巻き返すべく、松井氏に「助監督」を持ち掛け、来オフには「阪神松井監督」というシナリオだという。 阪神は来季監督をめぐってスッタモンダしている。今季で3年契約が満了する和田監督について、球団は「契約延長」方針を公表しているものの、額面通りに受け取る在阪のマスコミはいない。各スポーツ紙は、次期監督のスクープ合戦を展開中で、日刊スポーツが岡田、金本、矢野の3氏を候補に挙げれば、デイリーとサンスポは掛布に一本化。二軍監督の平田、さらにはオマリー氏の名前も紙面を飾り、もちろん和田監督の続投論もある。 このままでは空中分解と懸念してか、交通整理に乗りだしたのが最大の“圧力団体”でもある阪神OB会。しかし「この大混乱を収拾できるのは川藤幸三会長以外にいない」と川藤擁立案までが急浮上する始末。大混乱というありさまだ。 「球団としてはCS敗退までは和田続投の方針を変えないが、CS敗退→新監督発表の準備は着々と進めている。しかし、これだけ候補が乱立していては誰が監督になっても周りは抵抗勢力。そこで和田監督を続投させ、ファンの誰もが納得するヘッドコーチを付ける。そうやって凌ぎたいが阪神OBにはいない。そこで、他球団の大物を物色というわけです」(トラ番記者) その筆頭が松井氏だという。もともとの右打ちを左に変えたのは、憧れの“もう一人のミスター”掛布雅之氏をまねたからという筋金入りの虎党だけに、あながち仰天情報ともいえないかもしれない。
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スポーツ 2014年10月10日 16時00分
ドラフト戦線異常アリ! 2014年のキーワードは「外れ1位」(オリックス編)
今オフ、オリックスバファローズの最重要案件はエース・金子千尋(30)の慰留問題である。救援の平野佳寿(30)も国内FA権を取得した。金子ばかりが騒がれているが、平野はパ・リーグのセーブ王であり(10月6日時点)、『5年連続60試合登板』も果たしたタフネス右腕だ。しかも、近年では少なくなったストレートを武器にできる投手だ。 「平野のようなタイプはなかなか現れませんよ。今年のドラフト候補にストレートで勝負できそうな投手も何人かいましたが…」(チーム関係者) 金子、平野の流出も念頭に入れたドラフト指名になるのだろうか。 オリックススカウト陣は8月19日に高校生の指名候補を30人に絞り込んだという。直近のスカウト会議は10月3日。大学、社会人も含め、60人の指名候補リストを作成したという。 「加藤君に任せてあるから」 瀬戸山隆三・球団本部長は事ある度にそう答え、記者団をはぐらかしている。 その加藤康幸氏とは、昨年まで楽天のチーム統括本部長を務めた“敏腕のベースボール・マネージャー”。ダイエー時代のホークスで球団マネジメイトを学び、スポーツメーカーを経て、楽天へ。ホークスOBの先輩でもある瀬戸山本部長が『球団本部副本部長兼編成部長兼国内グループ長』としてオリックスに招聘したのだ。 その加藤氏の方針だろう。スカウト陣は今年から『身体能力の高さ』に重点を置いた調査を行ってきた。 10月のスカウト会議を終えた直後に漏れ伝わってきた情報では、1位候補は3人。4月にチーフスカウトが早大・有原航平を直接視察しているので、筆頭候補と見て間違いないだろう。明大・山崎福也、済美高・安楽智大、前橋育英・高橋光成に対しても複数制で視察していた時期が長かった。『1位候補3人説』が正しければ、有原に山崎、安楽、高橋の3人のうち2人が残ったと思われる。 こんな情報も聞かれた。 「甲子園も経験した菰野高の投手、山田大樹もオリックスの上位リストに入っているはず。オリックスは同校出身の西勇輝を08年ドラフトで3位指名しており、信頼関係もできています」(在阪球団職員) 山田は175センチ。投手としては小柄だが、今夏の三重県大会で6試合に登板し、3完投。単なるタフネス投手ではなく、変化球で“抜く”ことも知っている。安楽、高橋は超高校級と称されるように『力の差』を相手打線に見せつけてきた。山田は彼らとはタイプが異なり、下位打線が相手のときは変化球でゴロ・アウトを稼ぎ、次イニングに向けて体力を備える。奪三振、球速などの数値を含め、安楽、高橋らほど騒がれなかったのはそのためだが、プロのスカウトは「投球のコツを知っている」と高く評価していた。 西勇輝を育て上げた実績からしても、オリックスはこの山田を上位指名してくるだろう。 また、リップサービスを控えてきた瀬戸山本部長だが、野球専門誌のインタビューでこう答えている。「一芸に秀でた選手を集めても」−−。 一芸で光った逸材といえば、非凡な打撃センスを甲子園でも見せつけた智弁学園・岡本和真、『超』の付く強肩捕手・春江工の栗原陵矢、体操選手のような機敏なスピードを誇る横浜隼人の内野手・宗佑磨が予想される。 この宗は昨春、松井裕樹(現楽天)から2安打を放っている。 「広角に打てるスピードプレーヤーは人気を集めやすい。でも、プロでやっていくには、あまりにも体が細すぎる。体力トレーニングをしたら、『筋肉=体重増』で長所を消してしまうかも。宗の評価は真っ二つに割れています」(前出・在阪球団職員) オリックスは数年後の二遊間を託せる内野手も探している。 「大阪ガスの猿渡眞之(右投右打)は真っ直ぐ勝負ができ、社会人では主に救援で活躍してきました」(前出・同) オリックスもこの猿渡に熱視線を送っていたそうだが…。 今年は上位指名で投手を、下位で身体能力に長けた高校生を集め、数年後のチーム作りにも着手するようだ。
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スポーツ 2014年10月10日 15時00分
中日・落合GMが断行する今オフ最厳の“オレ流査定”
“オレ竜チーム改革”第2弾強行! 落合博満GMが、ついに動き始めた。ゼネラルマネジャー就任直後、一部マスコミは「谷繁元信兼任監督を傀儡化させ、現場関与してくる」と伝えていたが、実際は違った。春季キャンプ以降、落合GMはグラウンドにも下りていない。しかも、その動向は全て“隠密”だった。 「スカウティング活動に重点を置き、落合GM自ら地方球場に足を運ぶことも少なくないそうです」(球界関係者) その理由もオレ流の落合GMらしく「自分の眼で見たものしか信用しない」からだという。スカウト陣が「絶対、モノになる!」と太鼓判を押したとしても、自分の目で確かめるというわけだ。 「落合GMはチームの世代交代を重要課題に挙げていますが、1年や2年でレギュラーを入れ換えることはできないとも捉えています。球団首脳陣もチームが生まれ変わるまでは、ある程度の時間は掛かると覚悟していました」(ベテラン記者) 落合GMのスカウティング活動は世代交代を加速させるためだが、視察先が少し偏っている。 「特に社会人野球の大会視察には熱心です」(前出・関係者) 自らの目で確かめたドラフト候補しか信用しないとなれば、今秋の中日は社会人選手を大量指名してくるだろう。必然的に、20代半ばの選手を補強することになるわけだが、こんな指摘も聞かれた。 「使えないと思った自軍の20代半ばの選手、つまり中堅、若手を大量解雇するつもりなんでしょう」(同) 2004年、ドラゴンズ監督就任1年目のオフのことだ。星野仙一元監督以来5年ぶりのリーグ優勝を果たすと同時に、外国人選手を含む18人に解雇通告を下す大ナタを振るった。就任当初は「現有戦力の底上げ」と称し、全選手を残留させていただけに、チームは大きく動揺した。 「いきなり自分の色に染めたら抵抗勢力の反発に合い、うまくいくものもいかなくなります。段階を踏んでというのが“オレ流”というわけですが、しかし、その決断は冷酷です」(同) GM就任後の初仕事は年々高くなる選手総年俸を抑え込むことだった。成績不振の選手を容赦なく減俸し、総額で8億円強の総年俸削減に成功している。この時点で落合GMのチーム改革は始まっていたわけだが、故障選手にも減俸を突き付け、その反論にも一切聞く耳を持たなかった。 8月には史上ワーストタイの“月間20敗”を喫した。昨オフどころではない最厳の“オレ流査定”が断行されるのは必至である。
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スポーツ 2014年10月10日 15時00分
先輩力士も牙を剥く 秋場所巡業で早くも始まった怪物・逸ノ城潰し
秋場所、新入幕にもかかわらず1横綱2大関を倒すなど、13勝を挙げて大相撲ファンの度肝を抜き、殊勲賞、技能賞をダブル受賞した逸ノ城(21)。場所が終わってもフィーバーは収まる気配がない。 「いまや逸ノ城を抜きにして大相撲界は語れません。千秋楽の翌日もマスコミ各社の要請を受けて急きょ夕方に臨時の記者会見が設定され、テレビカメラが8台、50人を超える報道陣が集まりました。場所前までは遠藤、遠藤だったのに、あの騒ぎはいまいずこ、といった感じです」(担当記者) もっとも遠藤は逸ノ城と正反対のたった3勝しかできなかったのだから、この手のひら返し現象も仕方あるまい。来場所の逸ノ城は史上最速タイの入幕から2場所目の三役昇進がほぼ確実。横綱、大関と総当たりするのも決定的だ。今度もどんな怪物パワーを発揮するか今から楽しみだが、上位陣だって黙ってはいない。 「新弟子同様の若造に立て続けにヤラれては、横綱、大関の面目丸つぶれですからね。今度はそうはいかんぞ、と目の色を変えて弱点や攻略法を徹底的に研究してくるはずです。逸ノ城以前に、北の富士、陸奥嵐の2人が新入幕で13勝していますが、翌場所は上位陣に猛反撃されて負け越しています。逸ノ城はどうなるか。この場所後の兄弟子たちとの駆け引きが見ものです」(協会関係者) その舞台となるのが10月10日から金沢市や広島市など13カ所、17日間にわたって行われる秋巡業。すでに逸ノ城も先輩力士などに寄ってたかって裸にされるのは覚悟の上で「横綱が胸を出してくれると思うので、喜んでかわいがられます」と稽古場で引っ張り回されることを大歓迎している。さらにはこんな希望も。 「遠藤関と稽古してみたいですね。自分と違ってカッコいいし有名人。強いというイメージがあるので、自分の力を試してみたい」 秋場所では成績が違い過ぎて対戦できなかったこの人気者を、稽古場で粉砕しようと虎視眈々。果たしてこの“怪物”にプロの厳しさを教える先輩力士は現れるだろうか。
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スポーツ 2014年10月10日 11時56分
恋愛もバラエティー番組出演も禁止の大谷
オリックスの金子千尋、西武の岸孝之、楽天の則本昴大−−。パ・リーグ各球団のエースに割って入る投手成績を残しているのが、日本ハムの大谷翔平だ。その実力に、CM業界も太鼓判を押した。 「単に投手と野手の二刀流ではなく、2ケタ勝利&2ケタアーチの実力が証明され、大谷を起用したいとの声が聞かれるようになりました。CM業界としても、サッカー日本代表のW杯での惨敗後、新しいスポーツスターの発掘が急務となり、大谷とテニスの錦織圭の2人に注目しています」(大手広告代理店社員) 錦織はユニクロなど、すでに数社のテレビCMに出演している。“新鮮さ”では大谷が上。しかし、プロ野球選手とのCM契約は複雑だ。 「選手本人に支払うギャラとは別に球団にもある一定の“規定金額”を納めなければなりません。選手のギャラが『6』、球団に『4』を払うなど、球団に納める分を含めて選手に出演料を提示するケースもあります。近年、プロ野球選手の大型CM契約がなかったので、球団側と話し合うことになりそうです」(同) これが芸能プロとタレントの取り分だったら、ケンカになりそうだが…。日本ハムも大谷の身辺には入念な警戒を見せている。 「大谷への取材は基本的に会見式。ぶら下がりや単独でのフリートークは新人年から禁止です。私生活でも恋愛禁止。ダルビッシュは喫煙、中田翔は合コン、斎藤佑樹はベッドでの世迷い言を暴露されています。先輩たちの失敗もあり、カネを生む“金のタマゴ”を傷付けたくないからでしょう」(ベテラン記者) 球団は当面、バラエティー番組への出演も禁止させる方針だという。 大谷は投手としての調整と野手としての打撃練習の両方をこなさなければならないため、遊びに行く時間も作りにくい。本人は欲求不満かもしれないが、球団はボロ儲けだ。
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スポーツ 2014年10月10日 11時52分
遠藤も出る幕なし 怪物・逸ノ城が秋場所で見せつけた天性の図太さ
大相撲秋場所(両国国技館)は横綱・白鵬の3連覇、千代の富士と並ぶ史上2位の通算31回目の優勝で幕を閉じたが、日本中の大相撲ファンの目を点にさせたのがモンゴルの“怪物”新入幕力士の逸ノ城(21、湊部屋)の活躍だった。 幕下15枚目格で初土俵を踏んでまだ5場所目。右も左もわからない状態にもかかわらず、中盤まで落とした星は1番だけ。あまりの快進撃に終盤、大関、横綱が相次いでストッパー役を命じられたが、これまた次々に突き破られ、ついに優勝争いのトップを走る白鵬まで駆り出された。 この逸ノ城、表情や話し方はおっとりしているが、内に秘めた勝負師根性はなかなかのもの。それを見せつけたのが、13日目の横綱・鶴竜戦だった。 「この2日前、逸ノ城は稀勢の里戦で2回自分から突っかけた後、3回目に左に飛んで叩きこみ、大関戦初勝利を挙げた。これですっかり味をしめたようで、鶴竜戦でも最初にワザと自分から突っかけ、2回目、稀勢の里と同じように鶴竜が頭を下げて出てくるところをやはり左に変わって叩きこみ、史上最速の金星となった。この勝ち方をめぐって意見はさまざま。中には横綱を汚い手で引っ掛けるなんて失礼極まりない、と本気で怒る親方もいましたが、逸ノ城は『新入幕だから何でもやってやれと思った。変わることは朝稽古の後で決めました』とケロリとしたもの。こんな図太い新入幕力士は見たことがありません」(担当記者) 1敗対決となった14日目の白鵬戦は、さすがに横綱が貫禄の違いを見せつけて上手出し投げで鮮やかに転がし「いい壁になってやるという緊張感はありました。1横綱2大関を倒してきただけあってやはり重い。来場所も活躍してほしい」と胸をなで下ろしていた。 惜しくも100年ぶりの新入幕優勝こそならなかったが、これだけ場所を盛り上げれば、殊勲、敢闘のダブル受賞は当然。「ボクは怪物ではありません。人間です」と澄まし顔の逸ノ城は来場所、史上最速の三役も濃厚だ。 “ザンバラ髪の先輩”遠藤には、もはや出る幕がない。
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スポーツ 2014年10月10日 11時45分
ドラフト戦線異常アリ! 2014年のキーワードは「外れ1位」(広島東洋編)
メジャー挑戦が『規定路線』とされる前田健太(26)の後継者−−。昨季、大学ナンバー1投手・大瀬良大地(23)の獲得に成功したが、今年のドラフトも『即戦力投手』を1位指名するという。 その“選択”は難しいようだ。 9月28日、広島は体裁のスカウト会議を開いた。関係者によれば、「1位候補は4人までに絞り込んだ」とのことが、 「もう一度、10人くらいまで(候補を)増やすことになりそうだ」 ともこぼしていた。 『スカウト部長、もしくは地区別のトップが視察した』の定理から推測すると、おそらく、9月28日時点で絞り込んだ4人とは、有原航平(早大)、山崎福也(明大)、石田健大(法大)、昨夏の甲子園優勝投手・高橋光成(前橋育英)だろう。 「広島スカウト陣は高橋を高く評価しています。昨年夏の時点で『1年目から(一軍で)使えるかも』と見ており、単独指名もあり得る状況でした。その高橋が『18-U日本代表』で一気に評価を上げたので、仮に高橋で1位入札したら、競合は避けられません」(ライバル球団スカウト) 広島は8月時点で「約60人のスカウトリストを作り終えていた」とも聞く。うち、34〜36人を上位指名候補と位置づけており、「4人まで絞り込んだ候補者をまた増やす」のは、その30数人の候補者の力量をさらに調べ直すという意味だろう。有原、山崎、石田も重複が避けられず、『本命』(=入札競合)と『外れ1位』の格差を把握しておきたいと考えているようだ。 広島が“追い込み調査”を掛けていると思われる投手は、山崎康晃(亜大)と金子丈(大阪商業大)。だが、金子は「中日スカウトが3人体制で追い掛けてきた」(前出・同)との情報もあるだけに、“2回目の入札”ではまず残っていないだろう。 10月3日の関西六大学野球リーグ戦に先発し、5回途中で降板している(7失点)。 「広島新庄の左腕・山岡就也も繰り上げてくる可能性がある。同校には昨年まで田口麗人(現巨人)がいたために目立ちませんでしたが、高校生ではトップクラスの投手です。下半身がまだ細いので、体力的に見て即戦力とは言い難いが、その分、伸びしろもある」(前出・ライバル球団スカウト) その山岡を含め、広島は別の意味でも難しい選択を迫られている。有原は広陵高、法大・石田も広島工の出身なのだ。“市民球団”として、地元出身の好投手を流出させるようなことになれば、ファンに『お叱り』を受けるかもしれない。石田は150キロ台の剛球を投げ込む。「投球に幅がなく、プロで長いイニングを投げるのは厳しい」の声もあるが、速球派左腕は少ない。 絞り込んだ1位候補は、重複必須。地元出身の好投手が3人。早めにツバを付けておいたはずの高橋に、他球団が横やりを…。広島は例年以上に難しい最終選択を迫られるだろう。横浜高の浅間大基外野手をマークしているとの情報もある。外れ1位まで掻っさらわれるような事態になれば、この浅間を繰り上げるのではないだろうか。 石原、倉の年齢を考えると、26歳の会沢翼に続く正捕手候補を指名すべきだと思うが…。
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スポーツ 2014年10月10日 11時26分
阪神も金子が欲しい? そらそうよ 岡田彰布監督復帰でオリックスと関係強化か
阪神タイガースが“金子争奪戦”で息を飲む裏技を使い、勝負に出る。 国内FA権を取得したオリックスの金子千尋投手(30)は今オフの主役であり、巨人、ソフトバンクと同様に、阪神も獲得調査を進めている。阪神は前出2チーム出遅れた感は否めないが、ここへきて、監督人事による一発逆転の秘策を得た。 「岡田彰布オリックス元監督ですよ。岡田氏がオリックスの監督時代、金子をエースとして扱い、先発だった平野佳寿をクローザーに転向させた。その布陣はいまも変わっていません」(在阪記者) 岡田氏が阪神監督へ返り咲くことが有力視されており、金子の周辺情報も一緒に虎サイドに流れているのならば、決して不自然な話ではない。ドラフト当時の金子を担当した熊野輝光スカウトが阪神に在籍しており、FA交渉には同スカウトが同席するとの情報も交錯している。 しかし、阪神が得た新情報とは熊野ルートでは得られなかった“秘策中の秘策”である。 「岡田氏はオリックスを指揮した2年間で、補強にも口を挟みました。その件が影響しているという情報です」(球界関係者) 岡田氏がゴリ押しした補強の1つに、井川慶(35)の獲得があった。ヤンキースで通用せず、完全に干されていた井川を獲得に乗り出したのは、阪神時代の教え子だからだ。井川はオリックスでも戦力になれず、優勝争いをしたチームから完全に蚊帳の外状態だ。その井川を岡田阪神が回収する準備を進めれば、オリックスが金子獲得に“加勢してくれる”というのだ。 「昨年の契約更改で、オリックス側は金子のFA退団を確認しており、複数年契約を交わすのを諦めました。今季も非公式に残留交渉を何度か行いましたが、『厳しい状況だ』と聞いています」(プロ野球解説者) オリックスは残留交渉と同時に、金子流出時の人的補償を視野に入れている。大方の見方通り、放出相手が巨人であれば、巨人を出て広島で活躍した一岡竜司のような即戦力を狙うであろう。しかし、阪神が搦め手を使って金子を獲得した場合、阪神には若くて活きのいい投手が少ない。したがって、オリックスは金子のFA補填とは別に、阪神へ井川をトレードに出すことで、足りない分を補うというのだ。 「井川の年俸は大幅減されたとはいえ6000万円。このまま行くと井川は今オフにも戦力外通告になりそう。オリックスとしては、戦力外同様の選手で交換トレードがまとまるなら悪い話ではない」(同解説者) 岡田氏は教え子がまだカワイイのだろう。オリックスでも活躍できなかったが、「環境を変えてやれば復活する」と、いまも井川を評価しているという。近年は故障などもあったが、練習態度はマジメな投手である。監督として岡田氏は好き嫌いが激しいが、ひたむきな選手には必ずチャンスを与えてきた。 岡田監督阪神返り咲きとなれば、オリックスの二軍で眠っている選手をかき集める可能性もある。鳥谷を一人前に育て、鉄壁のリリーフ陣JFKを編成した手腕は、いまでも阪神で高く評価されている。頑固で“一言多い性格”は玉にキズだが、水面下では、岡田監督復帰に向けた下準備が進んでいるようだ。
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