社会
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社会 2019年05月29日 22時00分
大阪都構想で分裂 維新の術中に嵌まった自民党市議団
大阪維新の会が推進する大阪都構想を巡り、これまで反対していた自民党大阪府連と公明党が住民投票の実施に賛成と大きく方向転換した。これに大阪自民党市議団は猛反発、大阪自民党は上へ下への大混乱に陥っている。 発端は5月11日、自民党大阪府連の新会長、渡嘉敷奈緒美衆院議員が府連総会でこう語ったこと。 「対立からは何も生まれない。(選挙の)負けは神様がくれた贈り物。『大阪都構想』について、住民投票は賛成させて頂きたい」 大阪都構想はもちろん、住民投票にも反対してきた自民党大阪市会議員らは猛反発。北野妙子幹事長は、「都構想反対は1ミリたりともぶれることはない。選挙後の変節は有権者への冒とくであり、訴えたことは守っていきたい」と大激怒した。 「自民党は府議会、市議会でも維新に大惨敗。その上、安倍首相が応援に入った国政補選でもボロ負け。もともと、首相や菅官房長官は維新の影の指南役、橋下徹元大阪市長、維新代表の松井一郎大阪市長とはツーカーの仲。大阪万博や大阪サミットも裏では手を携えて推進した。いつまでも維新と大阪自民の関係がこじれたままでは都合がよくない。渡嘉敷発言は官邸の意向を受けての宣言と見ていいでしょう」(自民党関係者) もう一つ、菅官房長官が気にしたのは公明党の立ち場だった。 「橋下元大阪市長らは“公明党がこれ以上、都構想、住民投票に反対なら次期衆院選で公明党の牙城、大阪、兵庫の6選挙区に対立候補を出す”と恫喝している。維新が有言実行すれば、現状では公明党の敗北は必至で、党の存続さえ危うくなる。となれば、自公連立政権崩壊も現実味を帯びてくる。公明党を助けるため、自民党も住民投票賛成に回れば、公明党のメンツも立つ。10日に松井大阪市長らと国会内で会談した二階幹事長、維新とパイプを持つ菅氏が渡嘉敷氏に方針転換を指示したのです」(同) もっとも、自民党中央から住民投票賛成の意向を突き付けられた地元大阪市議団にとっては面白くない話だ。急に梯子を外された自民党大阪市議らの怒りはそう簡単に収まるものなのか。「官邸の本音は、維新とは改憲も含めて手を携え続けたい。一方、大阪府の自民党国会議員も公明党、創価学会の支援なくして今後の選挙は戦えない。公明党に助け船を出したくてウズウズしている。今後、大阪市議団内は何度か反対、賛成の激しい討議の末、結局はガス抜きされ住民投票だけ賛成する方向に進むはず。大阪自民党を複数の糸でからめ、複雑にした“菅裁き”がここで試されることになる」(全国紙政治担当記者) 維新完勝。
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社会 2019年05月29日 18時35分
「逃げるな!」痴漢男の逃走動画、被害女子高生が叫ぶも周りの反応が物議 『めざまし』での指摘にも批判
29日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)が、痴漢男が逃走する様子を撮影した動画を放映し、ネット上で物議を醸している。 同番組では、28日にツイッター上で公開、拡散された東京・JR赤羽駅でホームを逃走する痴漢男と追う女子高生の動画を特集。動画にはホームを走る紺色のスーツ姿のサラリーマンと思しき男が映った後、被害に遭った高校生と思われる女性の「逃げるな!」という叫び声が響く。制止の声を振り切って一心不乱に逃げる男だが、灰色スーツ姿の年配男性に足を引っ掛けられて、エスカレーター前で転倒。追いついた女子高生2人が男のもとに駆け寄る姿が収められている。 同番組によると、逃げた男は階段を降りた先で駅員に取り押さえられたという。その後、男は痴漢行為を認め、強制わいせつ容疑で逮捕された。一連の動画を撮影した男子高生は同番組のインタビューに応じ、「単純に動画を撮らなきゃなって思いましたね。正義感にかられたというか。証拠になるじゃないですか」などと発言。また、撮影者の男子高生によると被害に遭った女子高生は「車内で胸を触られた」と話したという。 さらに男子高生は「(女子高生は)1カ月ぐらい(痴漢行為を)され続けていたらしくて、1カ月されていて、今回捕まえるに至ったというか。(女子高生は)『最初はただ単純に怖かったけど、1カ月もたつと怒りの方が大きくなった』と(話していた)」と、証言を続けている。 同番組では逮捕劇を「女子高生の勇気ある行動」としながらも、痴漢の追跡には十分な注意が必要としてオールアバウト防犯ガイド安全生活アドバイザーの佐伯幸子氏に電話取材をしている。 これに対して佐伯氏は「場合によっては追いついたところで振り払われて、ホームから線路に転落してしまう危険性も考えられます。被害者の方は『その人痴漢です』と叫んで協力してくださいって言えば注目が行きますよね」と指摘した。 この放送を見たと思われる一般ツイッターユーザーは「痴漢を追いかけるのは危険。声を上げて周りの人の協力をみたいなことを言ってたけど、動画の女子高生だって声を上げてたよね? でも協力したのは足を引っ掛けたおじさんだけ。自分で捕まえるしかない」と指摘。このツイートに賛同するコメントが相次いでいる。 「女子高生がこんな追っかけてるのは、声上げてるのに協力してくれる人がいないからですよね」「1カ月我慢して声を挙げた女子高生の気持ちを考えてほしい。誰も助けてくれないから行動するしかなかったんじゃない?」「痴漢を追いかけた女子高生よくやった」などの声が寄せられた。 中には「そもそも男子高生が動画を撮ってないで助けてあげればよかったんじゃないの?」「すぐ動画撮る今の若者って本当怖い」「助けたとして痴漢冤罪だったらどうするの?」「冤罪っていう奴ほど他人事で無視するんだよな」などの声も散見された。 番組放送後もネット上での白熱した議論は続いている。
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社会 2019年05月29日 17時20分
被害者の“卒業アルバム写真”“実名報道”は必要か 百田尚樹氏、自民・小野田議員が苦言
自民党の小野田紀美参議院議員と作家の百田尚樹氏が28、29日にかけて、川崎市で起こった連続死傷事件の被害者の実名と勤務先を報道したメディアに苦言を呈した。これに賛同する声が相次いでいる。 発端は28日、川崎市で発生した死傷事件について、朝日新聞デジタルが被害者女児と男性について実名や勤務先を公表した上、被害者が受けた刺し傷などについて詳細に報じたこと。 これに小野田氏がTwitterで、「毎回そうですが」と前置きした上で「名前や、勤務先まで調べて公に報道することに対して強い憤りを覚えます。被害者のプライバシーとご遺族が蔑ろにされる報道体制を軽蔑します」と苦言を呈した。 さらに「マスコミという権力者の『報道の自由』姿勢に、政治が物申すとすぐに『与党による言論統制だ』『報道への圧力だ』となり一向に改革が進まない…」と、改革が進まない現状を嘆いた。 この投稿にネットユーザーからは「メディアは犯罪者を守って被害者を晒している」「メディアは人のプライバシーを屁とも思っていない」などと賛同する声が続出。そして「政治で変えてほしい」「報道の自由の濫用を是正してほしい」などと、応援の声が上がった。 そしてこれに賛同したのが百田氏。小野田氏のツイートを引用リツイートし、「殺人事件があると、記者が真っ先にやることは、被害者の写真をさがすこと。名前を突き止めると、同窓生名簿を手に入れ、元同級生の家まで卒業アルバムを借りに行く」と報道各社が取る行動を紹介。そして、 「他社にやられて、自分が見つけられないと、上司にどやされるので必死。遺族の悲しみなど、心に1グラムもない」とメディアを批判する。こちらについても、「酷すぎる」「テレビに卒業アルバムを流す必要はない」などと、賛同者が相次ぐことになった。 川崎市の事件はもちろん、今年発生した大津の保育園児死傷事故など、大事故や事件が発生すると、百田氏の言うようにメディアは被害者の顔写真を手に入れ、報道する。そして友人や知人に「死んでどんな気持ち?」という趣旨のインタビューを展開するのがお決まりのパターン。中には葬式にまで押しかけ、その模様を中継することもある。毎回批判が集まっている。 今回の事件についても、本サイトでも既報の通り『とくダネ!』(フジテレビ系)の笠井信輔アナウンサーが事件を再現するかのようなレポートを行い猛批判を浴びた。取材の手法を疑問視する声もあり、報じる人間のモラル欠如が目立っている。 遺族の気持ちを逆なでし、大変なときに「邪魔」をしていると批判を浴びてしまう報道。被害者の感情をないがしろにしても伝えることが大事なのか、報道のあり方が問われている。記事の引用について百田尚樹氏Twitterhttps://twitter.com/hyakutanaoki小野田紀美議員Twitterhttps://twitter.com/onoda_kimi
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社会 2019年05月29日 14時00分
『モーニングショー』、防犯カメラを“監視カメラ”と批判? 「あの事件の翌日になぜ…」と物議
29日放送のワイドショー番組『モーニングショー』(テレビ朝日系)でのある一幕が批判を呼んでいる。 この日、番組では28日に川崎・登戸で発生した殺傷事件について報道していたが、羽鳥慎一アナウンサーが「防犯という意味では繋がるところもあるのかな」と前置きしつつ、2020年に向けて日本で取り組んでいるテロ対策についても紹介。昨年12月から東京の「バスタ新宿」で、国交省がテロ対策の実証実験をしているといい、「防犯カメラで不審人物や不審物の置き去り、不審行動を検知する」「不審人物、不審行動をカメラで自動的に追尾する」、また、東京メトロ・霞ヶ関駅で「ボディースキャナーで危険物をチェックする」などが取り上げられた。 これに対し、元『AERA』(朝日新聞出版)編集長のコメンテーターで『ビジネスインサイダージャパン』統括編集長の浜田敬子氏は、「霞ヶ関は知らない間に私たちが通ってた可能性があるわけですよね。それが嫌ですよね。やってるって分かればいいですけど」と苦言。また、テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏は、「オリンピック対策っていって導入しても、オリンピック終わったから外しますってことはやらないわけですから。手放しでなんでも認めていいか、って問題はある」とコメントした。 また、玉川氏が中国がこのようなテロ対策を既に導入していることを紹介。これに羽鳥アナが「カメラというものが防犯カメラなのか、監視カメラなのか、どっちなのか、っていう……」と口にすると、玉川氏は食い気味に「監視カメラ!」と断言する一幕も。さらに、ロシアではショッピングモールの防犯カメラに人の興奮状態や精神状態が分かるソフトが組み込まれており、識別したらカメラが自動的に警察に通報が行くシステムになっているといい、これに浜田氏は「こんな社会になって幸せなのかな? もちろん防犯大事なんですけど、違う対策も含めてやらないと。すごい監視社会になりますよね」と不快感を吐露。また、玉川氏は「防犯目的なんですよね。間違いなく、表向きは。ただ、『警察国家』っていう言葉があって、警察が権力を持って国民を監視する社会って意味なんですよ?」と話していた。 しかし、これについて視聴者からは、「登戸のあの事件の翌日になんで防犯カメラに反対しようと思うんだろう…」「それで治安が維持されるなら全然いい。防犯カメラに映ると都合が悪いのか?」「一般人なら防犯カメラは防犯カメラ、監視でも何でもないけどね」という批判が噴出している。 多くの人が心を痛めた今回の川崎殺傷事件。防犯カメラには強力な防犯抑止効果があると言われているだけに、今回の『モーニングショー』での発言は多くの視聴者の疑問を呼んだようだ。
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社会 2019年05月29日 12時20分
教育改革を担当、文科省の44歳キャリア官僚が覚せい剤・大麻所持で逮捕 省内で使用の可能性も
28日、文部科学省のキャリア官僚で44歳初等中等教育局参事官補佐が覚せい剤取締法違反及び大麻取締法違反(両所持)の疑いで逮捕されたことが判明。国民に奉仕するべき存在の国家公務員、しかもキャリア官僚の薬物事件に怒りの声が相次いでいる。 逮捕された容疑者は、前々から薬物使用を使っているとみられる行動があったようで、関東信越厚生局麻薬取締部が捜査を進めていた。28日になり、麻薬取締部が文部科学省を家宅捜索。その結果、同容疑者の机から袋に入った覚せい剤を注入するために使っていたとみられる注射器を発見した。 さらに、同容疑者の自宅からも注射器が発見されており、使用済みとみられる物も発見したことから、職場と自宅で覚せい剤を使用していたものとみられている。それにしても、文部科学省という日本の教育を管轄する役所に薬物を使用している人間が存在し、しかもその場から注射器が発見されることは異常と言わざるを得ない。また、そのような立場の人間が薬物を簡単に手に入れることができているという事実も驚きだ。 同容疑者は麻薬取締部の取り調べに対し、「覚せい剤は使うために持っていた」などと供述しているという。文部科学省によると、同容疑者は2001年に入省し、近年は高校の普通科改革などを担当していたそうで、朝に起きられないなどすることはあったが、仕事ぶりに問題はなかったのだという。 文部科学省は近年不祥事が相次いでおり、2018年には自分の子供を東京医科大学の入学試験で不正合格させる代わりに、同省が行っている私立大学支援事業の対象校に東京医科大学を選定させる汚職事件が発生。この件では、東京医科大学が女子受験生や浪人生の点数も不正操作しており、国民の信頼を大きく失墜させた。 「信頼回復に務める」としていた文部科学省にまたしても起こった不祥事。しかも省内で覚せい剤や大麻を使用していたとなれば、真面目に業務を遂行していたのか否かについても疑問符をつけざるを得なくなる。 この事件に、ネットユーザーも憤りを見せており、「教育に関わる人間が薬物なんて許せない」「ありえない」など怒りの声が噴出する。また、官僚はそれなりの収入を得ているだけに、「薬物が蔓延しているのでは」「他の人間もやっている可能性があり」「全員に検査を実施するべきだ」という声も上がった。 教育に関わる者が薬物を使用していたという「とんでもない」事件。信頼を回復するなら、全員の薬物使用検査を実施するべきだろう。文 神代恭介
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社会 2019年05月29日 12時10分
川崎殺傷事件、『news every.』で専門家が“笑いながら”解説し物議 「理解不能」と批判殺到
28日に川崎・登戸で発生した殺傷事件について、夕方の報道番組『news every.』(日本テレビ系)での専門家のコメントが物議を醸している。 問題となったのは、同日夕方に放送された回で、番組には「子どもを狙った犯罪に詳しい『ステップ総合研究所』所長」である清永奈穂氏が出演していた。子どもが多く犠牲になった事件ということもあり、事件の状況などについて解説が行われていたが、その中で清永氏はうっすらと笑顔を浮かべ、「バス停の辺りは歩道の幅が狭い、子供たちが並んでいた付近は、もう少し広いんですが、逃げるのは難しかったんではないかなと思いました」「(スクールバス通学について)安全という隙間をつかれたという感じですね」と話していた。 また、鈴江奈々アナウンサーが「テレビの前の親御さんたちも不安になってる方多いと思うんですけど、子どもたちに守り方どう教えてあげたらいいと思いますか?」と質問すると、清永氏は「まず、おうちでランドセルを背負ったまま走ってみる、ウフフ、というのをやってみてもいいかもしれませんね」と笑いながらレクチャー。さらに、「(不審者が)来たと思ったら前に逃げることはできたと思いますので、そういうことを何かしらの機会に学ぶということがあれば、とちょっと悔しい思いはありますね」と述べたり、藤井貴彦アナウンサーが「子供が自分の身を守らなくてはならない、辛くて悲しい時代になりましたけど、そうとばかりは言ってられないんですね」と問いかけると、清永氏は「しっかり安全に歩いて行く術をつけていくのは、これから生きていく上で大事なことですから、安全に歩くマナーも含めて、学ぶいい機会だとして頂きたいと思います」と話していた。 これに対し視聴者からは、「よく笑って話せるな…理解不能」「安全に歩く術をつけるいい機会って…なに言ってるの?」「自分の子供が刺されてもヘラヘラできるのか?すごく不愉快だった」という批判が殺到していた。 「実は当日、同じく日本テレビ系の『スッキリ』では、この事件について目撃者だという男性にインタビューしたのですが、呂律が回っておらず、矛盾した回答をしたり笑ったりなどしていることが物議に。朝に続いて夕方にも不適切な人材を出演させたということで、ネットからは『日テレちゃんと人選びなよ…』『今日の日テレは登戸の事件に関してコメントする人選を誤りすぎ』という苦言も寄せられていました」(芸能ライター) 笑いながら解説する清永氏に、多くの人が不快感を覚えたようだった。
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社会 2019年05月29日 12時00分
『とくダネ!』が被害者の心臓マッサージ動画を放送、定規を包丁に見立てたレポートも「配慮がない」の声
29日の『とくダネ!』(フジテレビ系)が炎上中だ。前日28日、神奈川県川崎市登戸で発生し、私立カリタス小学校の児童ら19人が殺傷された通り魔事件のレポートに、「無神経すぎる」という声が挙がっているのだ。 「番組冒頭で、視聴者が撮影した動画を流していたのですが、そこには事件直後、警察官が被害者とみられる人物の胸を、懸命に心臓マッサージしている様子が捉えられていました。これに対し、『被害者側にもっと配慮した伝え方してほしい』とネットユーザーは不信感を募らせています」(芸能ライター) 一体どういった理由で、これをオンエアしたのかは定かではないが、さらに、『とくダネ!』の失態は続く。 「それは笠井信輔アナのレポートです。死亡した岩崎隆一容疑者が犯行に使ったのは刃渡り30cmの包丁2本だということが分かっていますが、笠井アナは花がたむけられている犯行現場の前で、包丁に見立てた物差し状の棒を2本両手に持ちながらレポート。当然、同容疑者の凶器を再現したかったようなのですが……。これにも『ちょっと無神経すぎる』『生々しいし、そこまでリアル追求しなくていい』と怒りの声が寄せられました」(同) もちろん、これは番組スタッフが指示した可能性が強いので、笠井アナというより番組の姿勢そのものが問われていると言っていいだろう。だが実は、昨日の事件当日も笠井アナは同番組で聞き捨てならない発言をしていた。発生直後、現場に急行した同アナは、「カリタス学園に電話したところ、情報が錯綜していて、今どのお子さんが来ているのか来ていないのか確認中。もう1つ、付き添っていた先生がいらっしゃったそうで、その先生の安否もまだ確認されていない」と言っていたのだ。これについても、ネットユーザーから「こんな時に電話するなんて」と疑問の声が寄せられていた。被害者の心情を無視する報道はこの先も続くのであろうか。
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社会 2019年05月29日 06時30分
〈企業・経済深層レポート〉 アパート入居率の下落が本格化 レオパレス施工不良問題で倒産寸前
賃貸アパート大手「レオパレス21」(以下、レオパレス)は、5月10日に深山英世社長が辞任することを発表した。同社はアパートの様々な施工不良が明るみになり、2019年3月期に巨額の特別損失を計上し、8年ぶりの最終赤字に陥っている。今後、レオパレスはどうなってしまうのか。 まず、今回の経緯を振り返ってみる。「事の発端は、テレビ東京系の経済ドキュメンタリー番組『ガイアの夜明け』(以下、ガイア)です。同番組が2017年12月から2019年3月までに、レオパレスの問題を指摘する放送を計4回行いました」(全国紙経済記者) まず、ガイアは2017年12月の放送にて、レオパレスの『サブリース解約問題』の実態を暴いた。サブリースとは、不動産管理会社などが住宅を一括で借り上げ、それを転貸するというもの。住宅所有者の多くは経営や管理などをすべて管理会社に任せながら、契約期間中は決まった金額が家賃収入として入ってくる仕組みだ。 「レオパレスは『30年間の賃料保証』のうたい文句で、賃貸アパートの個人オーナーとサブリース契約を交わしていました。しかし、2009年頃から『契約から10年超のアパートは契約を解除』、『10年未満は家賃収入の大幅な減額』を求め始めたのです」(同) サブリース解約問題は、2011年頃から全国で発生している。実は、レオパレスは「終了プロジェクト」と称して、この暴挙を組織的に行っていた。 「解約や契約内容の変更を拒んでも、日本の借地借家法では、借主のほうが有利な法律なので、レオパレスの言い分が強かった。そのため、オーナーらは泣く泣く契約を飲まざるを得なかったのです」(同) しかし、オーナーたちはサブリース問題に抗う中で、独自調査でアパートの違法建築問題を発見した。 それが、2018年5月に放送されたガイアでも指摘された「界壁問題」だ。界壁とは、屋根裏の“部屋と部屋の境目に設置される壁”のことで、遮音や、火災時の被害を最小限に食い止める防火壁の役割がある。しかし、レオパレスが建設した一部のアパートに界壁が施工されていなかったことが判明した。「界壁の施工不良は建築基準法違反に繋がります。それが発覚することを知ったレオパレスは、ガイアの放送直前に緊急会見を開き、建築基準法違反の疑いとその施工管理責任については認めながらも、施工不良の原因を『現場の施工業者の誤解と認識不足によるもの』と説明しました」(同) それでもレオパレスへの批判は強く、オーナーやメディアの追及も激化する。 「レオパレスは、そうした動きに抗いきれないと判断したのか、今年2月に記者会見を開いて、全国で建設した賃貸アパート1324棟(入居者1万4443人)で施工不備があり、そのうち641棟(7782人)に対しては、天井関連での危険性が高いとして、早急の補修のため転居を要請する衝撃の発表に至りました」(不動産専門誌記者) 今年3月には、外部調査委員会による中間報告が公表され、一連の施工不良が「創業者である深山祐助氏(深山英世社長の叔父)の指示によるもので、意図して組織的に行われた」と指摘している。 「創業者の指示が不正につながっているのですから、創業家を切らなければ、経営再建なんて無理だと思います」(不動産オーナー) レオパレス側もそう判断したのか、冒頭の通り、今回の問題の責任を取る形で深山社長が辞任した。 「しかし、補修が済み、再び入居者募集をできる状態になったとしても、一度地に落ちた信用を取り戻せるとは思えません」(同) 実際、騒動が起きてから全国に約4万棟あるレオパレスの3月の入居率は全体で84・3%(対前年比マイナス9.4%)に下がっている。 「レオパレスは法人契約が約6割。トラブルを嫌って契約更新しない法人が過半数を占めると思われますので、入居率の下落は今から本格化するでしょう」(不動産経営アナリスト) そうなると財務的にも、かなり厳しい状態に追い込まれることになる。 「レオパレスの2018年6月時点で賃貸事業の売上は約4294億円ですが、オーナーに支払うサブリース賃料は年間約2780億円(月々約232億円)です。現預金が約786億円なので、仮にほとんどの物件が空室になった場合、4カ月もたないことになります。今まで何度も倒産寸前まで追い込まれたレオパレスですが、今回は難しいかもしれないですね」(同) レオパレスは5月9日に発売された『週刊文集』にて、新たな建築基準法違反疑惑を指摘されている。もはやレオパレスに、倒産を回避する手段はないのかもしれない。 レオパレスが建設した賃貸アパート1324棟で施工不備が判明
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社会 2019年05月29日 06時00分
火鍋から1mの火柱が! 原因は誰もが知っている“あるもの”を落としてしまったこと?
日常的に使用している身近なアイテムが大きな事故や事件につながることがある。海外のレストランで私たちが日ごろ目にする機会の多い“あるもの”が大惨事を招いた。 海外ニュースサイト『Business Insider』と『Shanghaiist』は5月21日、中国最大の火鍋チェーン店『海底撈(かいていろう)火鍋』の雲南(うんなん)省・昆明(こんめい)市内の店で、客が火鍋の中に落としたライターが爆発したと報じた。同店は、中国各地に190店舗以上の店を構え、ロサンゼルスやシンガポール、東京にも進出している有名店。ほとんどの店舗で、料理を待っている間にネイルケアやマッサージのサービスがあり、質の高い接客も人気を集めている。 記事によると、同店に訪れた、とある客2人が食事をしている際、煮えたぎる火鍋の中に誤ってライターを落としてしまったという。客から「鍋にライターを落とした」と聞いた女性店員が、お玉杓子(じゃくし)を使ってライターをすくおうとしたが、鍋をかき混ぜた瞬間にライターが爆発。記事が公開した動画には、火鍋の熱湯が1メートル近く飛び散り、女性店員と2人の客の顔に直撃している様子が映っている。その後、女性店員と2人の客は病院に運ばれ、手当てを受けたという。海底撈火鍋本社は取材に対し、2人の客は軽傷だが、女性店員のケガの具合については確認中だと答えている。また、同社は2人の客に謝罪をし、今後の対応については検討中だとのことだ。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「女性店員が気の毒すぎる」「まさか火鍋の中でライターが爆発するなんて誰も思っていなかっただろう」「わざとではないといえ、客にも責任がある」といった声が寄せられていた。 ライターは着火時以外の場面でも取り扱いに慎重にならなければならない。 独立行政法人国民生活センターの公式サイトによると、ライターは50度以上の高温になると、内部のガスが膨張し、爆発する可能性があるという。また、車のダッシュボードも高温になりやすい場所であるため、ライターを置きっぱなしにすると爆発するそうだ。雨や曇りの日でも、車の中は高温になりやすりため注意が必要だという。 また、同サイトは、ライターを取り扱う際は、車の中はもちろん、ガスコンロやストーブの近くなど高温になりやすい場所や、直射日光の当たる場所にライターを保管したり放置しないように注意喚起している。2009年には、湯を沸かしていた鍋の中に、70代の男性が誤ってライターを落とし、熱湯が天井まで飛び散る事例が、兵庫県の但馬消費生活センターから報告されている。 ライターは保管場所にも注意する必要があるようだ。悲惨な事故が起こる前に、今一度、取り扱い方を見直してみるといいだろう。記事内の引用についてHaidilao hotpot explodes in face of waitress who was trying to fish out customer’s lighter (Business Insider)よりhttps://www.businessinsider.sg/haidilao-hotpot-explodes-in-face-of-waitress-who-was-trying-to-fish-out-customers-lighter/Hot pot “explodes” in Haidilao waitress’s face as she tries to fish out lighter dropped by customer(Shanghaiist)よりhttp://shanghai.ist/2019/05/21/hotpot-explodes-in-haidilao-waitresss-face-as-she-tries-to-fish-out-lighter-dropped-by-customer/9月の処方箋(兵庫県但馬消費者生活センター)よりhttp://www.tajima-syouhisya.jp/syohousen/s2109.pdfライターは安全に正しく使いましょう!(消費者庁独立行政法人国民生活センター)よりhttp://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20170601_1.pdf
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社会 2019年05月28日 23時00分
北朝鮮初のウイスキーは世界で最も普及している「ジョニ黒」のパクリ?
北朝鮮は、韓国を確実に上回るものが3つあるそうで、「冷麺」「女性」、そして「ビール」の3つを自慢する。そのビールブランドが「大同江ビール」で、容量は500ミリリットル、アルコール度数4.8%、原料は麦芽、ホップ、水、さらには米を使っているのを特徴とする。他には日本では一般的に表示されていない麦汁濃度の記載もあり11%となっている。 大同江ビールは、故金正日総書記が「人民に良質なビールを届けたい」との号令一下プロジェクトがスタートし、英国で廃業したビール工場の設備を買い取り平壌へ移設、2002年4月から生産が始まった。醸造技術者を英独中などへ研修に派遣している。 中国で「青島ビール」を研修した影響か、同ビールのビンは青島ビールに似ており、色も日本では見掛けない緑色をしている。 また味は、原材料の生産地などを変え年々変化させており、毎年飲んでも味の違いを楽しむことができる。ただし海外からの要人や観光客用で高級品のため、北朝鮮人が毎日飲めるものではない。 ビールに続いて初の国産ウイスキーが 今年の末ごろから平壌のデパートで売られる予定だという。 「このウイスキーは、北朝鮮の『三日浦特産品工場』が製造したもので、ブラックラベル(アルコール度数40%)とレッドラベル(同42%)の2種類があり、この点、世界で最も普及しているスコッチ・ウイスキー『ジョニーウォーカー』と似ています。セールストークも独特で、『8種類の必須アミノ酸を含む15種のアミノ酸が含有されており、肝臓の損傷や飲み過ぎによる副作用を減じる効果がある』との触れ込みです。価格は15ドル(約1600円)ほどですが、北朝鮮で売られている酒類の中では“プレミア級”です」(北朝鮮ウオッチャー) 工場側は「経済制裁が溶ければ、海外輸出にも打って出たい」と語っているというが、セールトークからするとジョニ黒・赤ではなく、養命酒っぽいのかもしれない。
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社会
全国各地に出現する善意の伊達直人 タイガーマスクはどんなアニメだった?
2011年01月11日 14時30分
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社会
振り込め詐欺 大阪のおばちゃんがピンチ?
2011年01月10日 12時30分
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30代未婚男性の童貞は4人に1人!
2011年01月08日 17時30分
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社会
喪中の年賀状
2011年01月08日 14時30分
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30代未婚女性の4〜5人に1人は処女
2011年01月07日 17時30分
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中小企業を蝕む悪質経営コンサルタントの実態
2011年01月04日 14時00分
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2011年に迎える出来事、日本橋100周年ほか
2011年01月04日 09時00分
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人妻の不倫率
2010年12月29日 15時30分
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年越し派遣村はいずこへ?
2010年12月28日 15時00分
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社会
MAX敬語をご査収くださいませ
2010年12月25日 13時30分
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“スポンサー”麻木久仁子は撤退、“株急落”のAPF通信社代表・山路徹氏が窮地に…
2010年12月24日 13時45分
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「生きる」という大切さを伝えるコラムニスト
2010年12月23日 17時30分
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可愛い女の子なのに派遣、の現状
2010年12月23日 17時00分
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脱・「いい人」でボーナスUP!?
2010年12月23日 11時00分
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え、表紙にパンチラはダメなんですか?
2010年12月22日 16時00分
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受けて良い感じがしない職務質問
2010年12月22日 15時00分
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著作権法改正の動き──そもそも著作権とは? 啓発フィルムで復習だ
2010年12月22日 11時00分
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仙谷官房長官は韓国だけの心配をしている暇はない?
2010年12月21日 08時30分
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社会
21日皆既月食、赤い月が見えるかも!?
2010年12月20日 12時00分
特集
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2025年04月21日 18時25分
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2025年06月01日 12時00分