社会
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社会 2019年05月28日 22時00分
小沢一郎「衆参ダブル選挙」必勝策に立憲民主党が合流か
国民民主党に合流した小沢一郎衆院議員が、最近、衆参ダブル選挙でも「絶対勝てる」と自信たっぷりの発言をし、与党関係者を震撼させている。 国民民主党内で小沢氏は「一兵卒」と言及するが、令和元年の選挙キーマンという見方は与野党内で一致している。その小沢氏、5月14日のBS番組に出演し「衆参ダブル選はある。その場合、野党は現状のままなら壊滅的な敗北となる。立憲民主党も壊滅する」と断言。まずは野党関係者らに強烈な冷水を浴びせた。 返す刀で安倍自民党に圧勝の方法があるとして、きっぱりとこう述べた。「野党が一つの傘の下に入れば、自民党に圧勝する」 小沢側近が解説する。「小沢の主張はずっと一貫してシンプル。つまり、野党各党が統一名簿を作って大同団結して戦う『オリーブの木』構想です」 「オリーブの木」とは、1990年代にイタリアで中道左派政党が集まり政権を担った政党連合「オリーブの木」に由来する。日本では小沢氏が各党の比例候補を「統一名簿」に並べる案が検討されている。死票を減らし、野党同士の票の食い合いを防ぐためだ。 「さらに、勝敗のカギとして“参院選で32の1人区と衆院小選挙区での野党候補者の一本化も急ぐべきだ”と小沢氏は主張している。だが、先の総選挙で野党第一党となった立憲民主党は、これまで統一候補や一本化に消極的。そこで小沢氏は、自民党や立憲民主党が合流は絶対無理、と見ていた自由党と国民民主党の合流をまずは実現させたのです」(国民民主党関係者) 合流前後、国民民主党との共闘を頑なに否定していた立憲民主党に柔軟な姿勢が見え始めたという。 「4月末、京都選挙区で国民民主党は公認内定の斎藤アレックス氏の擁立を取り下げ、立民新人を支援する方針を示した。立民の枝野幸男代表は『英断』と高く評価し、俄かに野党統一名簿に期待が持てる空気が生まれたのです」(同) 裏で根回ししたのは、小沢氏と気脈を通じる前原誠司元外相と見られている。 「衆参同日選が現実味を帯びる中、今の立民支持率では壊滅すると枝野代表も分かり始めた。統一候補にすれば、野党政権も決して夢ではない。小沢氏の剛腕を借りたほうが利口というのが、リアリスト枝野氏の最終判断になるでしょう」(立民関係者) 「官邸も小沢氏の動きに警戒し、野党統一名簿ができる前の解散を急ぐ気配もある。それが5月17日の『野党が不信任案提出なら解散もある』という菅氏の唐突な発言です」(国民民主党幹部) 小沢氏の剛腕が再びうなりを上げるか、安倍首相が封じ込めるのか。決戦のゴングはもうすぐ鳴る。
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社会 2019年05月28日 20時00分
13歳少年、“彼女のために?”全身8割の大やけどで死亡 無謀な行動に「信じられない」と驚きの声
大人になると、若い時の危険な遊びを武勇伝として語る人がいる。しかし、自身の軽率な行動のせいで死亡した少年が海外にいたようだ。 海外ニュースサイト『Mirror』は5月23日、ロシアのノヴォシビルスク州で13歳の少年がガールフレンドにカッコいいところを見せるために貨物列車の上に乗ったところ、感電し全身の8割に及ぶやけどを負った末に死亡したと報じた。少年は感電した際、自撮りをしていた可能性もあるとして警察は調べているそうだ。 同記事の取材に対し、事故の目撃者は、胸に黒く大きな焦げ跡をつけ燃えた少年の悲惨な姿に、現場に居合わせた男性もまた涙したと語っているそうだ。病院に運ばれた少年は、事故から3日後に死亡が確認された。少年と一緒にいた友人は、警察の調べに対し、少年が自撮りをしていたことを否定しているが、少年がスマートフォンを所持していたことは認めているそうだ。同記事によると、この事件を受けて警察は、子どもたちに線路の近くで遊ぶことの危険性を警告していると伝えている。 このニュースが世界中に広がると、ネットでは「こんなことで死ぬなんて信じられない」「電車の架線には過大な電流が流れていて、接触するとショートすることを知らなかったのでは?」「もしかすると電車の上に乗ることが良くないことだとさえ知らなかったのかもしれない」といった少年の行動への疑問の声が寄せられた。 時に命も脅かす危険な遊びは、ソーシャルメディアの普及により若者たちに拡散される時代を迎えている。 海外ニュースサイト『The Washington Post』は2018年1月17日に、アメリカの若者たちの間で流行していた「タイドポットチャレンジ」というゲームの危険性を指摘している。タイドポットチャレンジは、P&G社が販売している「タイド」の液体洗濯洗剤のジェル型ボールを口に入れて吐き出すという遊びだが、米消費者製品安全委員会は、「高濃度の洗剤を飲み込めば、有害性を引き起こす可能性がある。」と警告している。タイドポットチャレンジの流行によって、アメリカ国内だけでも、2017年の間におよそ220人が中毒を起こし病院に運ばれており、そのうち55人が意図的に口に入れたことが判明しているという。また、タイドポットチャレンジとの関連性は明記されていないが、アメリカ中毒管理センターによると2012年以来、液体洗濯洗剤のジェルボールを誤飲した子供のうち8人の死亡例が報告されていると同記事では伝えている。 ちょっとした遊びのつもりが、自分の命を奪うこともある。命を失ってしまっては決して武勇伝にはならない。記事内の引用についてTeen 'exploded' and died after jumping on train 'to impress watching girlfriend'(Mirror)https://www.mirror.co.uk/news/world-news/teen-exploded-died-after-suffering-16187230Teens are daring each other to eat Tide pods. We don’t need to tell you that’s a bad idea.(washingtonpost)https://www.washingtonpost.com/news/to-your-health/wp/2018/01/13/teens-are-daring-each-other-to-eat-tide-pods-we-dont-need-to-tell-you-thats-a-bad-idea/?noredirect=on&utm_term=.ee8fd4121fd2
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社会 2019年05月28日 18時00分
トランプ大統領の“しんぞー忖度”ツイートにネット上で賛否両論!
令和初の国賓として来日したアメリカのトランプ大統領のツイートが話題になっている。 トランプ大統領は5月25日、大統領専用機で来日した。翌26日に安倍首相とゴルフをラウンドした後、夕方に両国国技館へ移動。大相撲夏場所の千秋楽を観戦中は相撲を取る力士よりも存在感を発揮。評論家の金美齢氏やジャーナリストの櫻井よしこ氏から握手を求められるほどだった。 その大統領のツイートが話題になったのは、26日の13時39分に投稿されたツイートだ。それは、《日本との貿易交渉で大きな進歩がありました。農業と牛肉の関係が多い。多くは、私が大きな数を予想する7月の選挙の後まで待っています!》 といった内容。7月に予定されている参議院選挙の後まで、農産品の関税引き下げを待つことを示唆したものとみられている。しかも日本経済新聞には「参院選が終わるまで妥結を迫らずに待つ」と米メディアの記者に電話で語ったと報道された。 このことでツイッターには多くの意見が殺到。《アメリカ大統領に忖度させる安倍さんすげーなw》《おいおいwwwトランプがわざわざ忖度すんのかよwちょっと安倍万能過ぎない?w》《アメリカ大統領に忖度させる安倍ちゃんワロタw》《安倍強過ぎる》 などといった安倍首相に対する賞賛の声から、《安倍首相はゴルフ中にFTA交渉を勝手に進め、選挙後までわれわれ市民に黙っておく腹積もりでいるらしい》《ほら裏取引暴露した「参院選以降なら関税大幅引き下げに応じる」だって》《トランプ大統領は上機嫌!! 兵器の次は農作物、何でも米国に差し出しちゃう日本の首相。農家を騙して、安倍晋三は選挙さえ勝てればいいんだろうね》 など、安倍首相がFTA交渉で大幅に譲歩したというコメントも投稿された。 国民民主党の玉木代表は広島県三次市で記者団に対し、「発表や合意の時期を、参議院選挙の後にしようと日米で合意しているとしたら、大問題だ。国民を騙すようなことは、やめてもらいたい」と指摘し、事実関係をただすために予算委員会の開催を求める考えを示した。 しかし、このツイートの内容は、トランプ大統領が共同記者会見で明らかにした。会見でトランプ大統領は「年間 7160億という軍事予算があるということは多くのお金が入って来るということになる」と語り、「貿易赤字を大幅に削減することに、貢献すると、違いありません」「8月に大きな、発表があると思います」と日本からの譲歩を勝ち取ったかの内容を示唆した。 トランプ大統領の発言はAFP通信でも報じられ、米国製最新鋭ステルス戦闘機F35を105機購入する意向を表明したと報じている。どうやら8月に農作物の関税引き下げが決定しそうな雲行きだ。
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社会 2019年05月28日 12時10分
NHKから国民を守る党・加陽氏、無効票で落選 その理由に賛否も「足立区とNHK解体は無関係」の声も
27日、NHKから国民を守る党から出馬し、同日開票された東京都足立区議会議員選挙で5,548票を集め当選した司法書士の加陽麻里布(まりの)氏について、足立区選挙管理委員会が「投票を無効とした」と発表した。 足立区選挙管理委員会によると、加陽氏は足立区に住民票を置いておらず、届け出された住所は足立区内のカプセルホテルだった。同委員会は調査に乗り出していたが、居住実態がないと判断。公職選挙法では、区議の被選挙権について3か月以上住所を置くことを定めており、得票はすべて無効となった。 27日に開票された足立区議会議員選挙には57人が立候補し、45人が当選。そのなかで加陽氏は5,548票を獲得しており、投票が無効とならなければ8位となっていた。この票数は公明党(当選者のうち最高は5,441票)や、議席を獲得できなかった日本維新の会をも上回るもので、快挙ともいえる得票数だった。 選挙戦では、党名の通り「NHKから国民を守る」ことを掲げ、支持をアピールした加陽氏。居住実態がなく、無効票となってしまったものの、多くの足立区民が彼女を支持したことは間違いない。 “テレビがあるというだけで貧富の格差などを考慮せず強制的に受信料を徴収している”とNHKに対する不満を持つ声も根強く、その受け皿となっているNHKから国民を守る党は、一定の支持を得られているようだ。加陽氏の得票数も、その表れだろう。 一方で、NHKが法律に則った活動をしていることから、批判的な声も多く、日本維新の会・足立康史衆議院議員は、自身のTwitterでNHKから国民を守る党と立花孝志同代表(元東京都葛飾区議など)を激しく糾弾。憤った立花氏が反論するという事態に発展しており、その手法や主張が賛否両論となっている状況だ。 加陽氏の件についても、ネットユーザーの意見は割れており、「立候補を認めた後で得票無効とするのはおかしい」「民意は民意だと思う」と、「居住実態がないものが議員になれないのはおかしい」などの肯定的な声と、「足立区民じゃないのに区議になろうとするのはおかしい」「足立区とNHK解体となんの関係があるのかわからない」などの批判があり、意見が割れている。また、加陽氏については、司法書士と思われる複数のTwitterユーザーから、「司法書士会からの懲戒処分は免れないのではないか」との指摘も上がっている状況だ。 足立区に持ち上がった騒動の顛末が注目される。
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社会 2019年05月28日 12時00分
酔っ払いにインタビュー? 『スッキリ』、登戸通り魔事件の目撃者が“笑いながら”コメントで批判殺到
28日朝に川崎市・登戸駅で発生した通り魔事件についての、情報ワイドショー番組『スッキリ』(日本テレビ系)の目撃者インタビューが物議を醸している。 7時40分頃発生したこの事件について、『スッキリ』では現場を生中継しながら報道。現場を目撃した通行人などに電話インタビューもしていたが、その中には、連行される犯人の男を目撃したという観光客の男性も。しかし、口調がたどたどしく呂律が回っていなかったり、キャスターの加藤浩次の質問に被せながら回答する場面もあった。 また、加藤が「(犯人が)連行される状況、警察官が何人くらいいて、など覚えている範囲で教えていただきたいんですけど」と質問すると、男性は「いやー、もう警察は大量でしたね。あはは」と笑う一幕も。また、現場の状況について聞かれた際も「路上には血。なんていうんですか? あはは。血だまりっていうんですか。そういうのがなっちゃってるし」と話していた。 これに対してネットからは、「いや、絶対酔っぱらってるでしょ。なんで笑ってるの…?」「笑いながら話すっておかしい。この人がヤバいやつでしょ」「悲惨な事件なのによくあんなヘラヘラした感じでインタビュー受けられるな…。すごく不快」といった批判の声が殺到。また、「この人をインタビューで出させようって判断誰がしたの?」「どういう経緯で出演者として選ばれたんだか気になる」「酔っ払いの野次馬のインタビューなんて取らないでちゃんとインタビューする人選びなよ…」という番組側に対する批判の声もあった。 「また、生中継では上空から現場を捉えた映像を使っていましたが、道路上の生々しい血だまりを映しており、これについても『警察がシートで隠してるんだからわざわざ上空から撮らなくていい』『地上波がそういうの映すの本当にやめて欲しい』といった声も聞かれました。他局と差別化するために少しでも異なる目線からの情報を報道しようとするテレビ局の姿勢に、疑問の声も上がっていました」(芸能ライター) また、この男性は犯人について「『もうどうでもいいや』という感じ」と話していたものの、犯人は自らを刃物で刺し、重体となっている。これについて、コメンテーターの箕輪厚介氏が「情報では、犯人は首刺して意識不明の状態って言ってますけど、皆川さんは『どうでもいいやって感じで歩いてる』とおっしゃってる。違うと思うんですけど、意識不明って感じなんですか?」とツッコむも、それについては「そこまでは(分からない)」と明確な回答はなかった。 ツイッターには「皆川さん」というワードがトレンド入りしていたが、その多くが不快感を覚えたというツイッターユーザーからの声だった。
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社会 2019年05月28日 06時30分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第321回スペンディング・ファースト
MMT(現代貨幣理論)は、(1)自国通貨を持つ政府は、財政的な予算制約に直面することはない(2)すべての経済は、生産と需要について実物的あるいは環境的な限界がある(3)政府の赤字は、その他の経済主体の黒字 という事実や、第318回の「インフレ率は財政政策でコントロールできる」、第320回の「統合政府の国債・財投債は市中銀行でいえば定期預金にすぎない」などに加え、実に興味深い視点を提供してくれた。言われてみれば当たり前なのだが、言われない限り絶対に気づかない“現実”の見方である。すなわち「スペンディング・ファースト(支出が先)」だ。 我々、一般の国民は、「政府は徴税で資金を調達し、予算として支出をしている」と、思いがちだ。その理由は、我々の日常生活やビジネスが、まさに上記のプロセスであるためだ。所得を稼ぎ、支出をする。家計や企業にとっては当たり前だが、実は政府にとっては違う。 政府の国民からの徴税、あるいは我々が政府に支払わなければならない税額が確定するのは“いつ”だろうか。もちろん、確定申告の終了時である。 確定申告は、例えば2018年であれば、「2018年1月1日から12月31日」までの課税期間の収入・支出、控除等を税務署に申告し、納付すべき税額を確定する。確定申告の時期は、「2019年2月16日から3月15日までの1カ月間」である。 繰り返すが、2018年の経済的な行為について、我々は翌’19年2月及び3月に申告しているのだ。つまりは、2019年3月以降、確定申告後の税金支払いまで、政府は最終的な税収を得られないことになる。 ところが、政府は2018年の予算については、普通に執行している。おカネを支出しているのだ。 政府は税収や国債発行(民間金融機関からの借入)なしでも、予算を支出できる。というよりも、実際にしている。支出が先、つまりはスペンディング・ファーストである。 国債発行なしで、政府はいかにしておカネを支出しているのだろうか。別に難しいことをやっているわけではなく、単に「統合政府(日本政府+日本銀行)」内で政府短期証券(財務省証券)と日銀当座預金を交換しているにすぎない。 実は、政府は徴税や国債発行などせずとも、普通に「おカネ」を発行できるのである。「おカネを発行してもいい」や「おカネを発行可能」という話ではなく、実際に「おカネを発行している」のだ。 この“現実”を「OMF(Overt Monetary Financinag)」と呼ぶ。OMFは、日本語では「明示的な財政ファイナンス」と翻訳されているが、抽象的で分かりにくいため、筆者は「明示的な貨幣供給」と呼んでいる。“明示的”とは、「あからさまな」という意味でもある。 図はOMFのプロセスを説明したものだ。前回(第320回)の「統合政府のバランスシート」同様に、今回のOMFのこの図も“本邦初公開”である。 まずは、日本政府は日本銀行(市中銀行ではない)に財務省証券を持ち込み、日銀当座預金を発行してもらう(図(1))。日本銀行からしてみれば、財務省証券と引き換えに、政府の当座預金口座の数字を増やすだけだ。 政府は日銀当座預金を担保に、政府小切手で企業(図の会社)が提供したモノ、サービスの代金を支払う(図(2))。企業は政府小切手を市中銀行(図のBANK)に持ち込み、銀行預金を発行してもらう(図(3))。市中銀行側は、政府小切手と引き換えに、企業の銀行預金の口座の残高を増やすのだ。企業は銀行預金から従業員への給与を分配し(図(4))、あるいは下請けへの代金を支払う。最後に、市中銀行が政府小切手を日本銀行に持ち込み、日銀当座預金で決済する(図⑤)。 お分かりだろう。図の通り、政府は徴税や国債発行なしで、普通におカネを支出しているのだ。もちろん、日本政府には「財務省証券」という日銀に対する債務は残るが、統合政府で考えれば「貸し手(日銀)」と「借り手(政府)」が同一経済主体になり、連結決算で相殺である(つまりは、実質的に消滅する)。 興味深いのは、政府のOMFによるおカネ発行が、図(3)にて銀行預金という「マネーストック」を増やしていることだ。さらには、図(2)の通り、政府は企業が生産したモノ、サービスへの支出をしているため、GDPが増えている。 マネーストックやGDPが拡大しているにも関わらず、統合政府には何の「負担」も生じていない。政府は「国民の負担」になる徴税や、あるいは見た目の負債拡大になる「国債発行(日銀が国債を買い取れば、返済・利払い負担は消えるが)」なしで支出を拡大し、GDPを増やす。つまりは国民を「豊かにする」ことが可能なのである。「そんなバカな!」と、思いたくなった読者は少なくないだろうが、単なる現実であり、可能性の話ではない。政府は間違いなく、OMFによるおカネ発行でGDP、つまりは“生産”と“需要”、そして国民の「所得」を拡大できる存在なのだ。 無論、国債発行同様に「無制限なおカネ発行」が可能という話ではない。政府の支出(図(2))は、需要の拡大そのものだ。政府がOMFなり国債発行で需要を創出したとして、国民経済の供給能力が追い付かなければ、インフレ率が健全な範囲を超えて上昇してしまう。冒頭の「(2)すべての経済は、生産と需要について実物的あるいは環境的な限界がある」の通り、より分かりやすく書くと「モノやサービスの生産能力」という限界はあるわけだ。 いずれにせよ、財務省証券と日銀当座預金を交換するだけで、一切の負担なくおカネを支出し、需要を創出できるのが「政府」という存在なのだ。それにも関わらず、相変わらずありもしない「財政破綻」を理由に、緊縮財政、消費税増税路線をひた走っているのが我が国なのである。この現実を、読者はいかに受け止めるだろうか。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2019年05月28日 06時00分
衝撃的なものを混入して作ったクレープを教師に食べさせようとした生徒たち 「気持ち悪すぎ」「犯罪だ」との声
思春期に入ると教師に反発したくなる子供は多いだろう。海外には、教師の食事にあり得ないものを混ぜ、食べさせようとした中学生がいる。 海外ニュースサイト『Daily Mail』と『New York Post』は5月20日、アメリカ・オハイオ州の中学校に通う男子生徒らが、複数の教師らに尿と精液入りのクレープを食べさせようとしたと報じた。記事によると、騒動は家庭科の授業中に起こったという。この日の授業は、生徒らがグループに分かれてクレープを作り、教師が試食して、どのクレープが一番うまくできているか競うというものだった。とある男子生徒らのグループは、クレープのシロップに、グループ内の複数の生徒の尿と精液を混入させていたという。 記事によると、混入に関与した男子生徒は少なくとも8人、クレープを試食した教師は少なくとも5人はいたとのことだ。教師らはクレープを試食する際に異変に気付き、地域の保安官事務所に通報。保安官事務所の調べによって、生徒による異物混入が発覚したという。なお、生徒の処分については2019年5月現在、決まっていない。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「中学生くらいの子供はとにかく悪いことをしようとするから危険」「立派な犯罪、男子生徒たち自身もそれを自覚するべき」「気持ち悪すぎる、教師が気の毒」といった声が挙がっていた。 海外には、他にも生徒が食品に異物を混入させ、教師に食べさせようとした事件がある。 2014年12月12日、アメリカ・ノースカロライナ州にある高校で、当時15歳の男子生徒が性的興奮剤を入れた飲み物を、女性教師に飲ませようとしたと海外ニュースサイト『WSOC TV』が報じた。女性教師に、なんらかの理由でパソコンを没収された男子生徒は立腹。女性教師に復讐をしようと考えたという。 男子生徒は女性教師が持っていた飲み物に目を付け、隙を見て、持参した性的興奮剤を砕いて飲み物に混入。しかし男子生徒が飲み物に異物を入れている場面を女性教師が目撃。女性教師が警察に連絡し、男子生徒は駆け付けた警察から注意を受けたそうだ。警察の調べに対し、男子生徒は「先生が性的興奮剤を飲んでおかしくなり、学校をクビになればいいと思った」と話したという。 10代半ばの子供たちにしてみれば、軽い気持ちでしたいたずらや嫌がらせかもしれない。しかし、行き過ぎたいたずらは、時として「犯罪」になることを理解すべきだろう。記事内の引用についてStudents 'circulated video showing them putting semen and urine into crepes that were served to teachers and staff'(Daily Mail)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-7051015/Students-accused-putting-bodily-fluids-teachers-food.htmlMiddle school students allegedly fed urine- and semen-filled crepes to teachers (New York Post)よりhttps://nypost.com/2019/05/20/middle-school-students-allegedly-fed-urine-and-semen-filled-crepes-to-teachers/Student accused of spiking teacher's drink with ‘Horny Goat Weed'(WSOC TV)よりhttps://www.wsoctv.com/news/local/student-accused-spiking-teachers-drink-horny-goat-/112785274
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社会 2019年05月27日 22時00分
菅官房長官が岸田派牙城・広島に差し向けた女刺客
自民党では夏の参院選で岸田派(岸田文雄政調会長・49人)の牙城広島選挙区に菅義偉官房長官が新たに女性候補を擁立したことで、仁義なき広島戦争が勃発している。 岸田派擁立候補は自民党現職で6期目を目指す岸田派最高顧問の溝手顕正氏。仮に溝手氏が落選となれば、岸田氏のポスト安倍への影響は甚大。菅氏のこれらの動向に党内では「菅の岸田潰しか」という憶測も飛び交い始めた。 広島選挙区事情に詳しい自民党関係者が解説する。 「広島選挙区は定数2で、長年、自民党と野党で分け合ってきた。自民党議席はここ10年、岸田派が独占している。また、広島での岸田派国会議員は6人もいることから、広島は岸田派の牙城、本丸といわれてきた。その中で溝手氏は自民党参院会長や国家公安委員長などを務めてきた党と派閥の重鎮。今回もその威光で楽勝と見られていたのです。ところが、ここに安倍首相と菅官房長官が2議席独占できるとして、新たに2人目の候補者を21年ぶりに立候補させたのです」 過去の選挙を分析すれば、2016年参院選挙で自民党は岸田派の宮澤洋一氏が約56万8000票で約50%の得票率を獲得。もう1議席が現国民民主党(当時民進党)の柳田稔氏で得票数は約26万4000票。2013年は溝手氏の得票が約52万2000票、得票率約46%。もう1人の当選者が現国民民主党(当時の民主党)の森本真治氏で約19万4000票だった。「2回の選挙の得票を見ただけでも自民当選者は、野党当選者にダブルスコアで勝っている。つまり、党本部が『広島は2人擁立で勝てる選挙区』という言い分は納得できる。しかし、地元の溝手陣営では不満と不安で一杯ですよ。というのも、自民票をきっちり2等分できるのか。場合によっては共倒れや、溝手氏だけが落選、自民女性候補が当選のケースもある。そのため岸田派が牛耳る県連本部(宮澤洋一県連会長)は一貫して2人擁立には異議を唱え、猛反発しているのです」(広島県議会議員) 自民党広島県連は1998年参院選の悪夢を恐れているのだ。 当時、自民党は亀井郁夫氏と奥原信也氏の2人を擁立し、2議席独占を狙った。亀井氏は亀井静香元建設相の兄。奥原氏は宏池会系で現在の岸田派の流れをくむ。 郁夫氏は秘書軍団と亀井元建設相の人脈などをフル稼働。知名度を武器にドブ板選挙を徹底した。奥原氏は岸田氏、溝手氏らが全力で組織選を展開。野党の有力候補は柳田稔氏だった。 結果はどうか。郁夫氏約34万4000票、柳田氏約29万票、奥原氏約28万票。奥原氏は1万票差で落選した。今度も僅差で溝手氏が敗れないという保証はどこにもないのだ。 それにしても、地元の猛反発を押し切ってまで自民党本部はなぜ2人目を擁立するのか。「自民2人目の新人候補は広島県議の河井案里氏。案里氏は安倍首相を支える派閥横断『きさらぎ会』の幹事長を務める河井克行・党総裁外交特別補佐の妻です。『きさらぎ会』は安倍首相を支える会だが、実は菅官房長官の隠れ派閥と見なされ、菅氏のコントロール下にあるといわれる。河井氏は首相にも覚えめでたいが、それ以上に菅氏の側近中の側近。案里氏は2009年広島県知事選に出馬し落選したが、約19万票を得ている。知名度があるうえ、美人。今回の擁立劇は菅氏と克行氏の阿吽の呼吸で、菅派勢力拡大の画策と見られているのです」(岸田派関係者) 案里氏擁立に地元自民党関係者からは「女性票を割らせるため、だれか別の女性候補を擁立しろ」、「案里には自民票は1票も回すな」などの不穏な声も飛び交い始めている。危機感を抱いた案里氏サイドも、複数回にわたり首相官邸で菅氏と面会、強力支援を改めて要請したという。 功を奏したのか、菅氏は案里氏ホームページへのツーショット写真掲載を容認、さらに6月2日に広島市内で開かれる案里氏のパーティーには、森山裕国対委員長や山口泰明組織運動本部長ら続々と党幹部を派遣。全面バックアップ体制を強化しているのだ。「本番になれば、菅氏や小泉進次郎氏、場合によっては安倍首相自らが案里氏の応援に駆け付ける予定です。このメガトン級支援に対し、76歳の溝手氏へは高齢批判も加わり、勝負は混とんとする雲行きです」(官邸筋) ポスト安倍を狙う会長の岸田氏は2人目擁立をしぶしぶ承知したが、案里氏支援にはノータッチ。そんな中、岸田氏への逆風が強まりつつある。「岸田派の古賀誠名誉会長がBS放送で『岸田氏がポスト安倍でなければいけない、ということはない』と発言したのです。暗に菅氏を首相候補に挙げ、派内外に衝撃を広げました。また、岸田氏は禅譲を期待するあまり安倍首相にすり寄ってきたが、ここにきて首相は菅人気に『すごいね』とニコニコ顔。首相が菅氏を“ポスト安倍に本気で考え始めた”ともっぱらです」(夕刊紙記者) 牙城を菅氏に脅かされている岸田氏。最悪、案里氏当選、溝手氏落選などの事態となれば、岸田氏の求心力は地に落ち、ポスト安倍どころではない。「岸田氏も予防線を張りつつある。5月14日には24人の勢力を持つ谷垣グループの逢沢一郎代表世話人ら幹部と会食し、急接近を図っていますよ」(同) 広島は“菅軍”に下るのか。
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社会 2019年05月27日 18時20分
トランプ大統領『大相撲観戦PV』が世界中で大絶賛「カッコ良過ぎる!」
アメリカのトランプ大統領がツイートした『大相撲観戦PV』が「カッコいい!」とネット上で話題になっている。 動画はすでに300万回を超えて再生され、世界中の人々が日本の国技“SUMO”を目にしたことになる。しかもこの動画は、5月26日の千秋楽が終わってからわずか3時間半かからずに編集されており、「さすがホワイトハウス。手際がいいプロの仕事」と評判も上々だ。 ネット上では、《いろいろ問題点を指摘されていたけど、こんなカッコいいPVを全世界に配信してくれるなら、結果的にいいPRになったのでは》《めちゃ、カッコいいな。やっぱ国技館に来てもらってよかった》《NHKの大相撲エンディング映像並みの完成度の高さ》《相撲界にとっては良いアピールになりますね》 など、絶賛の声が広がっている。「異例ずくめのトランプ大統領の大相撲観戦に、当初は批判的な意見があったのも事実です。日本の伝統行事に明らかに警護要員と分かる人たちが交じることや、マス席を壊して椅子を配置することに違和感を抱いた人もいたでしょう。また、一部のメディアからは『日本の伝統文化が大統領にきちんと伝わったのか疑問』『御嶽海の寄り切りに無反応のトランプ大統領』などといった、否定的なコメントも出ていますが、現場ではむしろ、かなり大盛り上がりしていたと言っていいでしょう。ホワイトハウスのPVがすごい勢いで再生されているのも、世界中でそれだけ関心が持たれているということでしょうね」(スポーツ誌記者) ビデオリサーチが27日に発表した千秋楽の平均視聴率は、関東地区で26.3%だった。先場所の千秋楽18.4%や昨年夏場所の千秋楽14.5%を大きく上回っている。視聴率が急上昇した背景には、三役経験のない朝乃山が平幕で35年ぶりの優勝を飾ったこともあるが、それ以上に“トランプ効果”が大きく寄与したことは間違いないだろう。 すでに一部の観光業社からは「外国人観光者からの相撲観戦の問い合わせが急増している」という声も聞こえてくる。内紛劇や八百長問題など、長らくイメージ低迷に悩んでいた各界にとっては、久しぶりにいいPRになったに違いない。https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1132623971139112960
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社会 2019年05月27日 18時00分
日本未確認薬の転売で荒稼ぎ 金になる「女性版バイアグラ」
日本でも専門のクリニックで簡単に手に入り、近年は安価なジェネリック薬も登場しているバイアグラをはじめとする男性用ED治療薬。それに対して、女性用バイアグラと呼ばれるフリバンセリンがFDA(米国食品医薬品局)に認可され、販売が開始されたのは’15年。ただし、日本ではいまだ認可に至っていない。 だが、服用を望む日本人女性も多く、ネット上では同商品を個人輸入代行している業者も複数見かける。 こうした状況について、ネットでの転売ビジネス経験がある大手紙社会部記者のH氏は、「フリバンセリンは日本で転売するだけで5割前後の利益を確保できる。つまり、それだけ儲けやすい商品」と説明する。 ちなみに米国では、クリニックだと1錠26ドル(約2880円)、製薬会社のキャンペーン料金でも20ドル(約2220円)程度。’98年の発売当初、15ドルだったバイアグラよりも高額だ。 「でも、米国から本物のフリバンセリンを仕入れ、日本で2倍で転売する業者はまだ良心的。中には効果の期待できない偽薬を売っているケースもある」(H氏) 男性用ED薬では以前から問題視されており、ネット販売される製品のおよそ4割が偽物との報告もある。 「フリバンセリンも同じだと思ったほうがいいでしょう。しかも、バイアグラほど認知されておらず、こちらのほうが本物との区別がつきにくい。見た目の形状が違っていても気付かず購入してしまう可能性がある。プラシーボ効果(偽薬効果)でプラスに作用する可能性もあるかもしれないが、人体にどんな悪影響を与えるか分からないし、最悪、命に関わる危険も…。いずれにしろ、女性の性の悩みに付け入る卑怯なやり口だ」(同)
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