社会
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社会 2019年08月05日 19時00分
「0号が着られないデブ妻はいらない」夫の行き過ぎた束縛で痩せこけた妻 常軌を逸した支配と束縛に驚きの声
いつの時代にも程度の違いはあれど、束縛が激しいパートナーはいるものだ。中には、行き過ぎた束縛で相手を精神的に追い詰めたり、健康に害を及ぼすほど厳しい制約を課して相手を支配したりする例がある。 海外ニュースサイト『Mirror』は7月29日、スコットランドに住む30代のキャサリン・ヘイリーさんが、元夫で40代のマシュー容疑者を12年に及ぶ暴力と虐待で訴えたと報じた。2人は2006年、キャサリンさん15歳、マシュー容疑者25歳の時に入籍し、2017年に別居、2019年4月に離婚が成立したばかりだそうだ。 同記事によると、マシュー容疑者は「0号が着られないような太った妻はいらない」と発言し、ヘイリーさんに厳しい食事制限を強いていたという。ヘイリーさんが飢えに耐えかねて食べるものを要求すると、マシュー容疑者はヘイリーさんを殴りつけたという。ヘイリーさんの体重は結婚当初からおよそ35キロも落ちて、7歳児向けの服が着られるほどに痩せこけてしまったそうだ。また、マシュー容疑者はバスルームに掛けたタオルの端がそろっていない、などの些細な事にいちいち激怒してはヘイリーさんに暴行を加えたという。暴力的な行為はヘイリーさんの妊娠中にも止むことはなく、また、ある時には親戚の目の前で、ヘイリーさんを床にたたきつけた後、馬乗りになって首を絞めることさえあったそうだ。 このニュースに対し、ネット上では「典型的なモラハラ夫だ」「(ヘイリーさんが)次こそ優しいひとを見つけられますように」「食事制限の上に殴りつけるなんて妻を動物と勘違いしているのではないか」などヘイリーさんを擁護する声が多かったものの、一方で「結婚前に相手の本性を見抜けないものだろうか」という疑問の声も上がっていた。 海外にはほかにも、妻を監視して厳しく束縛した夫の例がある。 同じく『Mirror』が7月17日に報じたところによると、妻に火をつけて殺害し、自らも自殺未遂を図った夫がカンボジアにいるという。 37歳のプラム・タム容疑者は、32歳の妻ロアスさんがFacebook上で行った異性の友人とのやり取りを盗み見て、浮気を疑ったようだ。平時から、ロアスさんがほかの男性と話しているのを見ると、プラム容疑者が必ず割って入ってくるなど嫉妬深い行動が目撃されていたという。また、ロアスさんが離婚したいと懇願しても、プラム容疑者は応じず、ロアスさんを殴りつけるなどしていたそうだ。Facebookを見てロアスさんの浮気を疑い、嫉妬に狂ったプラム容疑者は、ロアスさんと子供たちが家にいる時間を見計らって、自宅に火を付けようとした。ロアスさんは止めようとして、プラム容疑者ともみ合ううちに体に火が燃え移ったとみられている。子供たちは近所の住人に助け出されているというが、ロアスさんは全身に大やけどを負い、搬送先の病院で死亡が確認されたという。事件後、プラム容疑者は自らの喉元をなたで切りつけて自殺を図り、病院に搬送されたそうだ。8月現在、プラム容疑者の安否はわかっていないが、病院に搬送された時には意識不明の重体で、医師によると回復の見込みは薄い状態だという。 「愛が重い」というフレーズを聞くことはあるが、自分の理想を押し付けて相手を批判し、暴力などで傷つけ、殺害することは決して愛とは呼べないだろう。きわめて一方的で身勝手な、れっきとした犯罪である。記事内の引用について'Violent' husband who 'starved wife he wanted to be size 0' to appeal conviction(Mirror)よりhttps://www.mirror.co.uk/news/uk-news/violent-husband-who-starved-wife-18793866Jealous husband burned wife alive after he suspected her of Facebook affair(Mirror)よりhttps://www.mirror.co.uk/news/world-news/jealous-husband-burned-wife-alive-16531265
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社会 2019年08月05日 15時00分
吉本興業のお家騒動にそっくり 急速に業績悪化する日産の悪夢
ゴーンショックの影響がここまで深刻なものになるとは、誰も想像していなかったのではないか。 日産自動車が7月25日に発表した2019年度の第1四半期決算(4〜6月期)で、本業の儲けを示す営業利益が前年同期比98・5%減の16億円という危機的な数字だったのだ。「日産は、米国で販売奨励金に頼った“値引き依存”に陥っており、今期はそれを脱却するために『販売奨励金』を減らしたんです。その結果は歴然で、販売台数の減少率が米国市場全体の約2%を上回り、約4%となってしまった。これが日産の歴史的な減益の大きな要因です」(経済誌記者) 現在の自動車業界は、自動運転や電気自動車などの開発費の増大、原材料価格の高騰もあり、車両の販売価格が上がり続けている。「少しオプションをつけるだけで、軽自動車で200万、ファミリー層に人気のミニバンも400万に届く価格設定です」(自動車評論家) このため、世界的に自動車の販売台数は減少基調にある。とはいえ、日産の数字は異常だ。「日産は、ゴーン時代にコストカット目的で新興国へ生産拠点を移した。このため、新技術や新車種をすぐにラインに取り入れることができず、新車発表のペースも遅いのです」(同) 日産は他の自動車メーカーと比べてフルモデルチェンジが少なく、モデル末期の車種が際だって多い。日産系列ディーラーの営業マンからは「売る車がない!」という悲鳴が上がっているほどだ。「依然として日産とルノーの主導権争いも続いていて、それどころではありません。これほど対外的な問題が山積しており、経営も危機的状況に陥っているというのに、経営陣はゴーン体制脱却後の派閥闘争や、自身のポジションをめぐって社内政治に明け暮れている。当初、4800人としていた人員削減数を1万人規模に拡大しましたが、もはやここまでくると焼け石に水です」(前出・経済誌記者) コワモテ経営者の退陣問題と現場の混乱――なんだか日産が吉本興業に見えてきた。
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社会 2019年08月05日 12時00分
格差社会の闇 貸倉庫に住む非正規労働者
非正規労働者が増え始めた平成の時代には、低所得でアパートなどが借りられず、漫画喫茶などで生活する“ネットカフェ難民”が社会問題化したが、令和になって、ついに“貸倉庫難民”まで現れた。 月々2〜3万あれば借りられる貸倉庫は、手狭になった家の雑貨などを預けるスペース。運営会社は住居や休憩室として使用することを禁じているが、ここに住み着く非正規労働者が急増しているというのである。 実際に貸倉庫に住む40代の男性が言う。「雇い止めされて、会社の寮から追い出され、緊急避難的に住んでいます。不動産業者で部屋を借りたくても、最初にかかる敷金や礼金を払う蓄えがなかった」 アパートなどを借りる際、定職に就いていないと契約できないことがほとんどだが、貸倉庫なら身分証明書があれば契約ができる。考えようによっては、月々2〜3万の「家賃」で生活の場を確保できるのだから、収入の不安定な非正規労働者には好都合だ。「とはいえ、けっして綺麗とはいえないし、狭いし、エアコンもない。風呂は数日おきにコインシャワー。こんなところに住んでいるなんて、底辺も底辺。早く逃げ出したい」(同) 貸倉庫以外にも、サウナやファストフード店をねぐらにしている非正規労働者も多い。安倍政権で格差は確実に広がっているのだ。 ノンフィクション作家の窪田順生氏が言う。「実は、私も資料などが多いので、貸倉庫で仕事をすることもあります。住むことに関しては、どう受け止めるかにもよりますよね。仕方なく住んでいる人はつらいでしょうけど、東京で一発当てようと野心を抱いている人には魅力的なのかもしれません。郵便は私書箱を利用すればいいから、貸倉庫に住みながら就職活動も可能ですからね」 こうした逆境をバネにできる性格ならいいが、やはり格差社会を実感する現実と言うほかない。
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社会 2019年08月05日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(7)最強の「秘書軍団」(上)
押し出しのいいステッキ片手の男は、文部省のある課長の机の上に積まれた書類に近づくや、何やら下のほうから書類を抜き出すと、これを一番上に置いた。その後、周囲の役人の視線などはおかまいなし、悠揚迫らぬ態度でやおら机から離れるのであった。 その人物の名は曳田照治。田中角栄が昭和22(1947)年4月の総選挙において、2回目のチャレンジで当選を果たした直後から、正式に「衆議院議員・田中角栄秘書」となり、田中が郵政大臣となって以降は秘書官を務め、約10年間にわたり田中を支え続けた。性格は陽気、度胸もあり、秘書になって間もなくは「政治的感覚は田中より上。なかなかの人物」というのが、永田町および霞ケ関官庁街での評判だった。 冒頭のエピソードは、田中の地元〈新潟3区〉の小学校の改修予算計上への陳情だったが、書類が下のほうに積まれていたのでは時間がかかるため、素知らぬ顔で順番を入れ替えたのである。この手のことは朝メシ前、田中はこの曳田の一挙手一投足を見習ったかたちで、政治というものの表裏を学んでいった。その意味では、陣笠の頃の田中という政治家を語るうえで、曳田の存在は欠かせないものになっている。 曳田は田中より1歳上、終戦から間もなく生きるあてのない中で、戦友の紹介により東京・飯田橋に本社を構える「田中土建工業」に就職した。田中との出会いである。ところが、間を置かず社長の田中が総選挙への出馬を決めたことにより、社員の曳田も新潟での選挙運動に駆り出されたということだった。 かつて、筆者は名にし負う田中の新潟での後援組織「越山会」の古老幹部から、次のような話を聞いたことがある。「田中は1回目落選、2回目の出馬で当選したが、その頃に曳田秘書の知恵がなかったら、今の田中があったかどうか。地元にとって田中は無名の新人と言ってよく、やがては新潟で田中の絶対的基盤となった魚沼地方の票を掘り起こしたのも曳田だった。当時の選挙は“重立ち”、すなわち地元のボスが票を押さえていたが、曳田は度胸のよさと口の達者さで、これを突破していった。 また、1回目の選挙では、田中の演説はドモるうえに中身もなかったが、2回目ではこれに絶望した曳田が、『東京へも日帰りができる、冬でも車が走れる。そんな鉄道と道路を整備し、展望のある新潟をつくらねばならない』などと、演説の中身を一新させた。のちに有名になった『三国峠を切り崩せば、越後新潟に豪雪は降らなくなる。切り崩した土は日本海へ持って行き、佐渡と陸の間に埋めて陸続きにしたらいい』との“大演説”も、じつは曳田のアドバイス、差しガネだったんだ。まさに、曳田あっての田中だった」★精鋭結集の求心力は田中にあり 筆者は50年超の永田町取材を経験してきたが、多くの実力者を見る中で、田中くらい人の集まった人物を見たことがなかった。とくに、秘書団である。この秘書団も、いくつかのグループとなっていた。 一つは、「二人三脚」で代議士になって以来、長く政治行動を共にしてきた佐藤昭子や、のちに政治評論家に転じた早坂茂三ら、田中の個人事務所の秘書団。 二つは、東京・目白の田中邸に詰めていた、山田泰司ら「江戸家老」と呼ばれた秘書、書生団。 三つが、国会議員の中でも最強の後援組織とされた「越山会」に、にらみを利かせ続けた、本間幸一ら「国家老」と呼ばれた新潟の秘書団となる。 そして四つが、141人を誇った田中派木曜クラブのピーク時には、所属各議員の公設、私設秘書合わせてじつに400人超が、“鉄の結束”を見せつけた「木曜クラブ秘書会」ということになる。この秘書会は、誰言うこともなく、一糸乱れぬ戦いぶりから「秘書軍団」の異名があった。 これらの四つのグループが、一朝事あった場合は互いに連動し、選挙ならとてつもない票を田中にもたらせた。まさに「最強」の名にふさわしい秘書たちの集まりだったのである。 それにしても、田中のもとには、先の曳田照治をはじめ、仕事にたけた才覚の持ち主が多く集まった。優秀な部下は、優秀な上司のもとにしか集まらない。ビジネス社会の組織でも、ダメな上司には一度は集まった優秀な部下も、やがては去っていくのと同様である。部下の敬意を集めることができる上司だけが、優秀な部下に支えられるのは、どの社会、組織でも同じということである。 例えば、次のような精鋭が集まった要因は、田中自身の求心力そのものにあったということだった。 佐藤昭子。手紙を書かせたら天下一品の達筆で、頭の回転も男まさりだった。田中が、「金庫」のカギを預けていたのもうなずける。 早坂茂三と麓邦明。前者は東京タイムズ、後者は共同通信社の記者から、田中の秘書となった。早坂は弁と筆が立つ熱情家、麓は冷静、沈着な政策通として知られていた。 山田泰司。目白の田中邸に常駐し、田中の陳情処理を補佐しつつ、毎年夏、2週間をかけて〈新潟3区〉各地の約300に細分化された「越山会」を回り、選挙区内での陳情、要望を聞いて回るのが常だった。そして、越山会それぞれが前回の選挙で田中の票をどれだけ出したかで、この陳情、要望を厳しく差配した。これは「越山会査定」と呼ばれ、各地越山会の幹部たちは陳情の実現のために、選挙でいかに田中票を出すか、この“信賞必罰主義”に頭を抱えたものであった。 そのうえで、選挙となると水も漏らさぬ態勢で全力投球したのが、「国家老」の本間幸一だった。「選挙戦に入ったら、本間はフトンで寝たことがない」との伝説を残している。(本文中敬称略/この項つづく)***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2019年08月05日 06時00分
電気料金支払いの延滞をめぐるトラブルで兄が弟を殺害 刃物で弟の頭部を刺す
兄弟は気を遣わず話せるがゆえに、けんかやもめごとも起こりやすいのかもしれない。海外ではささいな兄弟げんかが殺人に発展した事件がある。 マレーシア・ペラ州で電気料金をめぐって家族がけんかとなり、37歳の兄が35歳の弟を殺害したと海外ニュースサイト『WORLD OF BUZZ』が7月29日に報じた。同記事によると、兄弟を含めた家族はレストランを経営していたが、7月28日の深夜、レストランの電気料金の請求書を見て料金の延滞に気づいた母親が弟に注意をしたという。弟が電気料金の支払いを担当していたと思われる。弟は注意されたことに腹を立て、母親と口論になった。兄は母親に対する弟の傲慢な態度を見て不快に思い、刃物で弟の頭部を刺したそうだ。兄はレストランのキッチンで掃除をしている最中で、キッチンで2人の口論を聞いたという。 弟は刺された後、頭から血を出した状態でレストランの外へ逃げたという。弟はレストランの外で死亡。兄を止めようとした母もけがをしたそうだ。兄はその場で逮捕。なお、警察に誰かが通報したのか、偶然警察が居合わせたのかは不明である。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「電気代の請求書が殺人事件を招くなんて悲劇」「殺してしまうなんて、弟の母親に対する態度もかなり悪かったのか」「家族に腹を立てる気持ちは分かるけど、話し合いで解決はできなかったのか。母親が気の毒」などの声が挙がっていた。 海外には、兄弟間のトラブルが殺人に発展した事件が他にもある。 パキスタン・パンジャーブ州に住む当時26歳の女性、カンディール・バローチさんがSNSをめぐって兄とトラブルになり、兄に殺害されたと海外ニュースサイト『The Telegraph』と『Pakistan Today』が2016年7月に報じた。報道によると、カンディールさんは自身のInstagramやFacebookに自撮り写真を投稿したことで注目を集め、パキスタンでは「パキスタンのキム・カーダシアン」と呼ばれるほどの有名人であった。カンディールさんのInstagramには約75万人ものフォロワーがいた。しかし兄は、自撮り写真をSNSで公開する妹を不快に思っていたという。 兄は妹に投稿をやめるよう何度か注意したが聞かなかったため、ある日、兄は、寝ているカンディールさんの首を絞めて窒息死させた。兄の殺害を知った父親が警察に通報し、兄は逮捕された。警察の調べに対し、兄は「家族の名誉を守るために殺した」と供述。イスラム教徒が多いパキスタンでは、女性が自撮り写真を公開することは恥だと見なされることもあるという。なおカンディールさんのInstagramやFacebookは現在も閲覧になっている。 今回紹介した海外の2事件は、殺人事件へと発展したが、手を出す前にできることもあっただろう。兄弟だからこそ、腹を立てることもあるかもしれないが、短絡的に殺害するのではなく、第三者を含めて話し合い、距離を置くことも必要だ。記事内の引用についてFight Between Perak Brothers Over Electricity Bill Ends With One of Them Dead(WORLD OF BUZZ)よりhttps://www.worldofbuzz.com/fight-between-perak-brothers-over-electricity-bill-ends-with-one-of-them-dead/Pakistani social media star 'murdered by her brother' in apparent honour killing (The Telegraph)よりhttps://www.telegraph.co.uk/news/2016/07/16/pakistani-social-media-star-murdered-by-her-brother-in-apparent/Qandeel Baloch’s brother arrested, says he killed her for ‘honour’(Pakistan Today)よりhttps://www.pakistantoday.com.pk/2016/07/17/qandeel-balochs-brother-arrested-says-he-killed-her-for-honour/
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社会 2019年08月04日 22時30分
高級ホテルで宿泊客を滅多刺し! 異常な動機と犯人の女の正体とは【背筋も凍る!女の事件簿】
昭和時代も終わりに差しかかった1980年代中盤、東京のオフィス街にある某高級ホテルで、世にも恐ろしい陰惨な事件が発生した。 1984年(昭和59年)10月4日18時ごろ、某高級ホテルの廊下で宿泊客から「女性客同士が大喧嘩している」との通報があり、駆け付けたホテルマンが現場に着くと、廊下には血まみれの女性が倒れており、その近くには包丁を持った女性が立っていた。従業員は包丁を持っている女性を捕まえようとしたところ、左腕を刺されてしまったが、なんとか取り押さえて警察へ引き渡した。一方、刺された女性は背中や腹など約十か所に深い傷を負っており、手の施しようがなく、ほぼ即死状態だったという。 いったい何故、ホテルの廊下で女性同士の陰惨な殺人事件は発生したのか――。 捕まった女性は、住所不定無職のAという38歳の女性で、この日の14時ごろからホテルにチェックインしていた。彼女が住所不定無職なのは、れっきとした理由があった。なんとこのA、前日まで都内で起こした放火と覚せい剤事件によって栃木刑務所に服役していた元受刑者だったのだ。彼女は刑期満了で出所しており、行くところがなくこのホテルに泊まっていたという。 さらに、刺された女性とAは以前から面識があった訳ではなく、殺害の理由は「人を殺せば、気持ちがスッキリすると思ったから」という、とても信じられないものだった。 Aは栃木刑務所を出た後、家には帰らずホテルへ行き、日米野球の中継を観戦していた。しかし、出所後も、彼女の世間に対するムシャクシャした気持ちは晴れることなく、「この手で人を殺してみたい」と思った。そこで、Aは近くのデパートで刃渡り約十六センチの文化包丁を購入。包丁を片手に、部屋のドアを半開きにして、人が廊下を通るのをじっくり待ち構えていたのだという。 彼女は覚せい剤使用の前科はあるが、この日は覚せい剤を使った痕跡はなく、動機は前述の通り、「人を殺してスッキリしたい」という至極身勝手なもので、決して許される犯行ではないものの、言動や行動に覚せい剤使用による後遺症などの影響も見られたことから、東京地裁は「残虐冷酷な犯行である」としつつも一部減刑となり、懲役9年の実刑を言い渡した。 殺人事件が発生したこのホテルは現在も営業中だが、既に35年が経過しているため、事件の事を覚えている関係者はほぼいなくなっているという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年08月04日 22時00分
「ひととき融資」借金した女たちの告白(1)
「ひととき融資」なる言葉をご存じだろうか。 金に困った女性に、男性が個人的に融資を行い、その“利息”や、返済が滞った際の代償として「ひととき」の癒やし=セックスを求める行為のことだ。これが、SNSやネットの掲示板で大流行。トラブルも頻発しており、ついには逮捕者まで出る騒ぎになっている。 大阪府警は6月、ネットの掲示板を通じて、法定金利の7.7倍もの利息、無登録で女性に金を貸し付けたとして、大阪府千早赤阪村の職員の男(36)を出資法と貸金業法違反容疑で逮捕した。「この男は、女性2人に計26万円を貸し付け、計81万円もの利息を受け取っていました。林野庁に出向経験もある役場のエースでしたが、この後、16歳の少女にも性行為を行っていたことが発覚。児童買春などで再逮捕されています」(全国紙社会部記者) 少女に対しては、買春行為の代金として1万円を払い、それとは別に1万円を貸し付けていた。警察の調べに対し、役場職員の男は、こう供述している。「貸した金が返ってきて性行為もできる。素晴らしい融資だと考えていた」 こうした「ひととき融資」は、セックスの対価として金銭を授受する「援助交際」とは違い、あくまで個人間の融資であるため、貸す側はきっちりと利息も受け取るのが特徴だ。「融資の条件として、『最初に1回はセックスさせろ』という男が大半です。その際、ハメ撮りに及び、女に『逃げたらネットに拡散するぞ』と脅しを入れるわけです。その上で、利息も毎月受け取る。まあ、無担保で金を貸すわけですから、仕方ないという見方もできますが…」(ネットに詳しいフリーライター) とはいえ、消費者金融や街金でも借りられなくなった女性にとっては“最後の砦”となっているようで、ネットの「個人間融資掲示板」を覗いてみると、あらゆる年代の女性からのSOSが書き込まれていた。「ひととき融資」という単語は掲示板で禁止されていることが多いが、融資を匂わせるメールを送ると、〈万が一、返済が滞った際は貸し主様のどんなご要望にもお応えいたします〉とか、〈ひとときも覚悟しております〉といった返信が来る。 そうした中から、数人の女性に直接、話を聞くことができた。 7万円の融資を申し込んできた30代の主婦は、埼玉県で夫と子供3人で暮らしている。「子供のお金がかかるのに、旦那が仕事を変えてばかりで長続きしなくて…」 喫茶店で待ち合わせた主婦は、元モー娘。の安倍なつみ似のかわいい顔立ち。ファッションにも清潔感があり、借金で身を持ち崩した印象は皆無だ。 トラック運転手の夫はギャンブル三昧。彼女もパート勤務に出ているが、下の子がまだ2歳で長時間勤務は難しく、大した収入にはならないと嘆く。「アパートの転居費用などで、友人からの借金が50万円を超えてクビが回らなくなった。パートで収入も限られるけど、街金などの金融業者から借りられても、せいぜい1〜2万ぐらい。利息も高いし手が出せない」 たどり着いたのが「ひととき融資」だったが、最初は騙されたという。(明日に続く)
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社会 2019年08月04日 21時00分
戦後最凶『京アニ』放火事件にみる日常にある戦慄テロ
まさしく戦後最凶の放火事件だ。男は「死ね!」と叫びながらビルに入り、ガソリンとみられる液体をまいた後、火を放った。京都市のアニメ制作会社『京都アニメーション』の第1スタジオに放火し、男女34人の命を奪い、34人に重軽傷を負わせた男に逮捕状が出された。 京都府警が逮捕状を取ったのは、埼玉県さいたま市に住む職業不詳の青葉真司容疑者(41)。現場にガソリンを撒いて放火した際、自身も大やけどを負い、全身熱傷で病院に搬送された。 「京都の病院から、専門的な治療が受けられる大阪の大学病院にドクターヘリで転院させたが、いまだに意識がなく(本誌締め切り22日時点)、重篤な状態が続いている」(全国紙記者) 青葉容疑者は1978年に茨城県坂東市で生まれた。両親と兄、妹の5人暮らしだったが、幼い頃に両親が離婚。父親と隣県の埼玉県春日部市に転居した。 「小学生の頃は柔道教室に通うなど活発だったが、中学でいじめに遭い、次第に引きこもるようになった」(当時の近隣住民) 埼玉県内の中学から夜間高校に進学。県の非常勤職員や新聞配達員など職を転々としていたが、28歳だった'06年に女性用下着を盗んだとして警察沙汰に。 「このときは、実母が滞納していたアパートの家賃を支払い、『生活を管理する』と誓約して起訴猶予になっています。しかし、'12年に坂東市のコンビニに刃物を持って押し入り、現金2万1000円を奪って逃走。すぐに自首して強盗などの罪で服役しています」(前出・全国紙記者) この間、住む先々で近隣住民と騒音トラブルなどを起こし、放火事件直前にもアパート隣室の男性に掴みかかり、「こっちはもう余裕ねえんだからよ」「殺すぞ!」などと恫喝していたという。 「これまでの近隣トラブルなどは、幻聴や幻覚の影響が排除できない。京都府警も、容疑者のそうした症状を把握しています。現場などで『パクられた』とか『小説を盗まれた』と叫んでいたとされ、京都アニメーションの作品に対し、自分が妄想した筋書きを“盗作された”と思い込んだのかもしれません」(地元記者) 「京アニ」の略称で知られる同社は、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』、『けいおん!』といったヒット作で世界中のアニメファンから愛されている。作品の舞台となった地方都市の名所などを巡る「聖地巡礼」ブームも巻き起こしたが、今後は、現場がアニメファンの聖地となり、日本有数のアニメーターたちの魂を慰めてくれるはず。犠牲となった被害者のご冥福を祈るばかりだ。合掌!
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社会 2019年08月04日 19時00分
バンジージャンプのハーネスが外れ、男性が高さ100mから落下も奇跡的に助かる「衝撃だ」驚きの声が続々
スリリングなアトラクションに乗る人は普段味わえない刺激を求めているのかもしれない。しかしスリリングなアトラクションには危険も伴っているようだ。 ポーランド・ポモージェ県でバンジージャンプをした39歳の男性が、足首につながっていたハーネスが外れ、落下したと海外ニュースサイト『Daily Mail』と『METRO』が7月23日に報じた。記事によると、男性は330フィート(約100メートル)の高さからバンジージャンプをしたが、ロープが伸びきる直前でハーネスがロープから外れたそうだ。男性は地上に置かれていたエアクッションの上に落下した。男性はいくつかの臓器を損傷し、背骨を骨折。しかし幸いにも脊髄は損傷していなかったため大事には至らず、現在は病院で回復に向かっているという。『METRO』が公開している事故時の動画を見ると、男性は勢いよく頭からエアクッションに落下し、その後、地面にたたき付けられている。 『METRO』によると、警察はその後の調査で男性が使用したバンジーのロープにひびが入っていたことを確認したが、ひびが事故の直接的な原因かどうかは不明だという。この場所でバンジージャンプを管理していた会社は「警察と協力し、原因解明に努めている」という声明を発表している。警察がバンジージャンプを提供していた会社に処分を科すかどうかは、2019年8月現在、明かされていない。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「ロープが切れることなんてあるんだ。恐ろしい」「衝撃的な事故。エアクッションのところに落下したのが救いだね」「バンジージャンプをしたい気持ちも分かる。でも刺激にリスクはつきものなのね」などの声が挙がっていた。 海外では刺激的なアトラクションで起こった事故が他にもある。 中国・河南(かなん)省で、円盤型のアトラクション「空飛ぶ円盤」に乗っていた人たちが怪我をしたと海外ニュースサイト『South China Morning Post』が2015年4月に報じた。空飛ぶ円盤は、巨大な柱からつるされた直径20メートルほどの円盤部分に人が乗り、円盤が振り子のように空中を回るスリリングなアトラクションだ。同記事によると、同省で開かれたカーニバルに設置された空飛ぶ円盤の円盤部分が運転中に柱から外れ、回転したまま地面にたたき付けられたという。乗客19人のうち、1人が骨折したが、他の18人は軽傷で済んだそうだ。空飛ぶ円盤を設置した担当者は警察によって逮捕された。 スリリングなアトラクションは人気だが、けがをしたり、下手をすると死亡するリスクがあるものもある。幸い今回の2つの事件で死亡者は出なかったようだが、アトラクションの点検には万全を期してもらいたいものだ。記事内の引用についてHorrifying moment bungee rope SNAPS sending jumper, 39, plunging 330ft to the ground head first... but he survives(Daily Mail)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-7275751/Polish-bungee-jumper-plunges-330ft-ground-accident-breaking-spine.html#commentsMoment bungee jump rope breaks and sends man plunging to ground(METRO)よりhttps://metro.co.uk/2019/07/24/moment-bungee-jump-rope-breaks-sends-man-plunging-ground-10450493/Nineteen injured in Henan carnival ride accident(South China Morning Post)よりhttps://www.scmp.com/news/china/article/1758656/nineteen-hurt-henan-carnival-ride-accident
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社会 2019年08月04日 12時30分
話題のN国・立花党首が年末に向けて掲げそうなヤバ過ぎるキャッチフレーズ
先の参院選比例区で当選し、その言動が話題になっているのが、元NHK職員でNHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首(51)だ。 その立花代表だが、1日夜、AbemaTVの番組「AbemaPrime」に出演し、毎年おおみそかのNHK紅白歌合戦について、持論を展開した。 立花氏のキャッチフレーズといえば「NHKをぶっ壊す」で「NHKのスクランブル放送実現」を公約に掲げている。 MCのふかわりょう(44)は、NHKについて「紅白とか、それなりに価値あるコンテンツを作ってると思います」と発言。すると立花氏はうれしそうに、「今、紅白って言葉が出てきて驚きましたよ。これまさに洗脳されてる」。 さらに、「全然国民に聞かずに年末に、『これが国民が聴きたい曲だ!歌手だ!』って、やってるわけです。これ洗脳されちゃってるわけですよ」と指摘。「NHKがなくてはいけないと思ってる人は完全に洗脳されている」と主張し古巣をぶった切ったのだ。「とにかく話題を集めたい立花氏。年末にかけて掲げそうなのが『紅白をぶっ壊す!』だと思われる。といいうのも、立花氏は紅白に関してまことしやかにささやかれていた、歌手出場枠をめぐる“枕営業”の実態について証拠を握っていると言われ、それを暴露する可能性がありそう。そうなると、さすがに、NHKも見過ごすことができないだろう」(永田町関係者) 果たして、今年の紅白は無事に開催できるだろうか。
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社会
車掌の回送電車わいせつ発覚
2012年04月18日 16時00分
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社会
香川県警の巡査部長がナースの下半身を盗撮
2012年04月18日 11時45分
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社会
あてにならない!? サイバー攻撃対策
2012年04月18日 11時00分
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社会
逆恨みか炎上マーケティングか? 蒼井そらのtwitter削除を訴えた自称教育評論家の素性
2012年04月17日 15時30分
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社会
パトロール中に女性の下着物色の警察官 常習犯で懲戒免職!
2012年04月17日 11時45分
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社会
スッチー追っかけも登場した格安航空会社「ピーチ」人気の水を差した運行トラブル
2012年04月17日 11時00分
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社会
まるで普天間基地!? 世界最大の魚河岸築地市場移転抗争のウラ
2012年04月16日 11時00分
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社会
“嫌われ者”野村ホールディングス「消滅」秒読み(2)
2012年04月15日 11時00分
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社会
会社から5億3000万円を詐取しキャバ嬢に貢いだ元経理係長を逮捕
2012年04月14日 17時59分
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社会
「抗議デモ本」がクリーンヒット “韓流押し”フジへの拒絶反応深刻化
2012年04月14日 11時00分
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社会
“嫌われ者”野村ホールディングス「消滅」秒読み(1)
2012年04月14日 11時00分
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社会
ユニクロ銀座店柳井会長の思惑
2012年04月14日 11時00分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 また一つマニフェスト違反
2012年04月13日 14時25分
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社会
法曹界仰天! 犯罪者はニンマリ!? 裁判員が情状酌量する脳のメカニズムを解明
2012年04月13日 14時24分
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社会
女子中高生がミニスカ・へそ出しで接客のガールズ居酒屋を摘発!
2012年04月13日 11時45分
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社会
宇都宮文化会館への爆破予告で落合前中日監督もとばっちり
2012年04月11日 11時45分
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社会
37歳の警部補がセーラー服姿で女装して女子高生にイチモツ露出!
2012年04月10日 11時45分
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社会
低年齢化、多国籍化が進むガールズバー
2012年04月10日 11時00分
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社会
京都府警高速警察隊員3人が高速道路のETC割引を悪用
2012年04月09日 11時45分
特集
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あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
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2025年10月03日 12時00分
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TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
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2025年09月26日 18時00分
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
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2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
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2025年09月16日 11時00分
