ポーランド・ポモージェ県でバンジージャンプをした39歳の男性が、足首につながっていたハーネスが外れ、落下したと海外ニュースサイト『Daily Mail』と『METRO』が7月23日に報じた。記事によると、男性は330フィート(約100メートル)の高さからバンジージャンプをしたが、ロープが伸びきる直前でハーネスがロープから外れたそうだ。男性は地上に置かれていたエアクッションの上に落下した。男性はいくつかの臓器を損傷し、背骨を骨折。しかし幸いにも脊髄は損傷していなかったため大事には至らず、現在は病院で回復に向かっているという。『METRO』が公開している事故時の動画を見ると、男性は勢いよく頭からエアクッションに落下し、その後、地面にたたき付けられている。
『METRO』によると、警察はその後の調査で男性が使用したバンジーのロープにひびが入っていたことを確認したが、ひびが事故の直接的な原因かどうかは不明だという。この場所でバンジージャンプを管理していた会社は「警察と協力し、原因解明に努めている」という声明を発表している。警察がバンジージャンプを提供していた会社に処分を科すかどうかは、2019年8月現在、明かされていない。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「ロープが切れることなんてあるんだ。恐ろしい」「衝撃的な事故。エアクッションのところに落下したのが救いだね」「バンジージャンプをしたい気持ちも分かる。でも刺激にリスクはつきものなのね」などの声が挙がっていた。
海外では刺激的なアトラクションで起こった事故が他にもある。
中国・河南(かなん)省で、円盤型のアトラクション「空飛ぶ円盤」に乗っていた人たちが怪我をしたと海外ニュースサイト『South China Morning Post』が2015年4月に報じた。空飛ぶ円盤は、巨大な柱からつるされた直径20メートルほどの円盤部分に人が乗り、円盤が振り子のように空中を回るスリリングなアトラクションだ。同記事によると、同省で開かれたカーニバルに設置された空飛ぶ円盤の円盤部分が運転中に柱から外れ、回転したまま地面にたたき付けられたという。乗客19人のうち、1人が骨折したが、他の18人は軽傷で済んだそうだ。空飛ぶ円盤を設置した担当者は警察によって逮捕された。
スリリングなアトラクションは人気だが、けがをしたり、下手をすると死亡するリスクがあるものもある。幸い今回の2つの事件で死亡者は出なかったようだが、アトラクションの点検には万全を期してもらいたいものだ。
記事内の引用について
Horrifying moment bungee rope SNAPS sending jumper, 39, plunging 330ft to the ground head first... but he survives(Daily Mail)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-7275751/Polish-bungee-jumper-plunges-330ft-ground-accident-breaking-spine.html#comments
Moment bungee jump rope breaks and sends man plunging to ground(METRO)より
https://metro.co.uk/2019/07/24/moment-bungee-jump-rope-breaks-sends-man-plunging-ground-10450493/
Nineteen injured in Henan carnival ride accident(South China Morning Post)より
https://www.scmp.com/news/china/article/1758656/nineteen-hurt-henan-carnival-ride-accident