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中卒の現実

 本年度は、大卒者の就職内定率が過去最低であり、高卒者の就職内定率も大変厳しいとの報道が続いています。
 わが国において、就職で最も有利とされているのは、学校卒業時。つまり新卒といわれる時期であり、各企業に“新卒枠”という新人雇用を採用する伝統があるのが現実です。

 ですから、大学中退者は、高校新卒の人より就職が難しくなるのも現実であるようです。
 では、高卒でも大卒でもなく、中卒、高校中退はどうなのでしょう?

 現代、中学校を卒業した生徒の約97%が高校に進学します。残りの3%は高校に進学せずに働くか、高校浪人か、高校以外の学校に進学するか、病気で入院しているかニートになるようです。
 次に高校に入学したけれど中退をしてしまうパーセンテージを見てみると、およそ2%ぐらいです。高校中退の場合でも最終学歴は「中卒」ということになりますから、最終学歴が「中卒」となるのは、全体の5%ほど。
 もちろん、中には、高校浪人して入学する人や、中退しても再入学する人も多くいるでしょうし、最終学歴中卒者はもっと少ないかも知れません。

 つまり、中卒者というのは、かなりの少数派となります。
 そして、どうやら世の中というものはこの少数派である【中卒】なる人たちに冷たいらしく、【中卒】の人たちにとって生きづらい世の中であるらしいのです。

 いかに生きづらいか?
 ひとつの例として、少年院や刑務所の受刑者の学歴というものを見てみればわかるかもしれません。
 平成21年版犯罪白書によると少年院の場合、中卒が36.0%、高校中退が33.7%と、約7割が最終学歴中卒という結果でした。
 平成16年版の犯罪白書には、刑務所の新受刑者について載っていますが、ここでもやはり約7割が、最終学歴中卒となっています。
 刑務所の受刑者に最終学歴中卒が多いというのも、中卒者の生きづらさを表しているような気もします。

(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/

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