インド・ウッタル・プラデーシュ州で、3歳の男児が、母親の弟によって、6階建ての建物のベランダから放り投げられ死亡したと海外ニュースサイト『Hindustan Times』と『Latin Times』8月26日までに報じた。
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報道によると、8月22日、男児は母親とともに親戚の集まりに参加したという。親戚の集まりは母親の姉の家で開かれ、姉の家は同州にあるマンションの6階にあった。この集まりに何人の親戚が参加したのか具体的な人数は不明だが、少なくとも男児と男児の母親と父親、母親の姉家族、母親の弟家族がいて、複数人の大人に加え、複数人の子どもがその場にいたそうだ。
夕方頃、男児を含む何人かの子どもたちはベランダで遊んでいたが、子どもたちが遊んでいる時にベランダに母親の弟が現れ、突然、男児をつかんでベランダから放り投げた。母親の弟が男児を放り投げた際、母親はベランダからは離れた場所にいた。その場にいたほかの子どもが母親に知らせ、男児は病院に運ばれたが、病院で死亡が確認されたという。
母親の弟は母親に対し、男児が誤ってベランダから落ちたような説明をしたが、その場にいたほかの子どもが母親の弟が男児を投げたと証言。母親によると、事件当時、母親の弟は酒に酔っており酩酊状態だったという。
事件から2日後の24日、母親は自身の弟が男児をベランダから放り投げて男児を殺害したとして警察に訴えた。現在、警察は母親の弟が男児をベランダから放り投げたと見て捜査を進めているが、警察は法医学の専門家らの調査結果も踏まえたより詳しい捜査が必要だとし、慎重な姿勢を見せている。9月2日現在までに母親の弟が逮捕されたという情報はないが、母親の弟は男児を殺害した容疑で現在、警察に拘留されている。『Latin Times』によると、母親の夫である男児の父親と母親の弟は仲が悪かったそうだが、これが事件に関係しているのかどうかは不明である。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「自分の息子が自分の弟に殺されるなんて悲劇でしかない。母親の心の傷は大きすぎる」「男児に罪はない。酔っ払って殺害するなんて母親の弟は狂っている。辛すぎるニュース」「母親の弟は最低だ。男児を放り投げたことも異常だし、それをほかの子どもたちが見ている場でしたというのも異常すぎる」「いくら酔っていたからといって、子どもをベランダから投げてはいけないという理性は働く。事実は分からないが、母親の弟は母親の家族と何か問題があって、わざとやったのではないかと思う」などの声が挙がっていた。
殺害事件は残酷なことはもちろんだが、身内が身内を殺害するという事件はより非道で、家族らの心に深い傷や怒りをもたらすことだろう。
記事内の引用について
「3-yr-old boy falls to death from 6th floor, mother alleges murder」(Hindustan Times)より
https://www.hindustantimes.com/cities/lucknow-news/3yrold-boy-falls-to-death-from-6th-floor-mother-alleges-murder-101629901332847.html
「3-Year-Old Boy Dies After Drunk Relative Allegedly Throws Him Off Sixth-Floor Balcony」(Latin Times)
https://www.latintimes.com/3-year-old-boy-dies-after-drunk-relative-allegedly-throws-him-sixth-floor-balcony-483415