「番組冒頭で、視聴者が撮影した動画を流していたのですが、そこには事件直後、警察官が被害者とみられる人物の胸を、懸命に心臓マッサージしている様子が捉えられていました。これに対し、『被害者側にもっと配慮した伝え方してほしい』とネットユーザーは不信感を募らせています」(芸能ライター)
一体どういった理由で、これをオンエアしたのかは定かではないが、さらに、『とくダネ!』の失態は続く。
「それは笠井信輔アナのレポートです。死亡した岩崎隆一容疑者が犯行に使ったのは刃渡り30cmの包丁2本だということが分かっていますが、笠井アナは花がたむけられている犯行現場の前で、包丁に見立てた物差し状の棒を2本両手に持ちながらレポート。当然、同容疑者の凶器を再現したかったようなのですが……。これにも『ちょっと無神経すぎる』『生々しいし、そこまでリアル追求しなくていい』と怒りの声が寄せられました」(同)
もちろん、これは番組スタッフが指示した可能性が強いので、笠井アナというより番組の姿勢そのものが問われていると言っていいだろう。だが実は、昨日の事件当日も笠井アナは同番組で聞き捨てならない発言をしていた。発生直後、現場に急行した同アナは、「カリタス学園に電話したところ、情報が錯綜していて、今どのお子さんが来ているのか来ていないのか確認中。もう1つ、付き添っていた先生がいらっしゃったそうで、その先生の安否もまだ確認されていない」と言っていたのだ。これについても、ネットユーザーから「こんな時に電話するなんて」と疑問の声が寄せられていた。被害者の心情を無視する報道はこの先も続くのであろうか。