新日本
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スポーツ 2020年08月27日 11時00分
新日本・棚橋弘至&飯伏幸太IWGPタッグ奪還へ「完全復活」
新日本プロレスは26日、『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール大会を開催した。 棚橋弘至&飯伏幸太&天山広吉&マスター・ワトの新日本本隊と、タイチ&ザック・セイバーJr.&金丸義信&DOUKIの鈴木軍が8人タッグマッチで激突。棚橋&飯伏はタイチ&ザックのIWGPタッグ王座への挑戦が、ワトと金丸はシングルマッチが、8.29東京・神宮球場大会でラインナップされている。 試合はラフ殺法で鈴木軍が荒れた展開を繰り広げて、試合を優位に運んでいくが、最後はリング内で孤立したDOUKIに棚橋&飯伏がゴールデン☆ブレイドを決めると、棚橋がハイフライフローを決めて本隊チームの勝利。タイチは棚橋の調子が上向いて来ていることを察したのか、IWGPタッグ王座のベルトを棚橋&飯伏の前に差し出して、「拾え」と挑発。2人は無視をして、タイチとザックの肩にベルトをかけて、勝ち名乗り。 飯伏とともにインタビュースペースに現れた棚橋は「今日はね、タッチするタイミングは考えた。考えたけど……」とコメントを出しているところに、タイチとザックが乱入し、タッグ王座のベルトを棚橋&飯伏の足下に投げると、タイチはベルトを指して、「拾え!拾えっつってんだろ!分かんねぇよ、何だよそれ!」と言われ、棚橋と飯伏はベルトを拾い上げ、飯伏が「拾っただろ!」と声を荒げると、タイチは「やるって言ってねぇだろ!お願いするもんだろう!ヒザつけよ!」と侮辱。棚橋は「(もうタイトルマッチは)決まってんだよ!」と突き放すと、タイチは「オマエらの中ではな。やるって言ってねぇだろ。別に明日で終わらせてやってもいいんだぞ」とあくまでも挑戦を認めない様子。 「あと3日だよ?」と棚橋が言うも、タイチは「3日じゃねぇよ。明日だよ。明日でどっちか壊してやるからよ。磨いてこい」と、ザックとともにベルトは残したまま控室へ引き下がる。棚橋は「いやぁ、俺は今ねぇ、必死に怒りを抑えてる。なめんなよ!なめんな。ちゃんと、俺は全力で神宮、タイトルマッチに向けて調整してきたから。今日も飯伏にタッチするタイミングはあったけど、俺ができるんだと!ここまで戻ってきたと!いうことを飯伏に見せたかったし、それが明日以降につながると思ったから」と好調をアピール。飯伏も「完全復活ですよ!」と太鼓判を押した。27日も前哨戦が組まれている。◆新日本プロレス◆『SUMMER STRUGGLE 2020』2020年8月26日東京・後楽園ホール 観衆 676人▼8人タッグマッチ○棚橋弘至&飯伏幸太&天山広吉&マスター・ワト(10分05秒 片エビ固め)タイチ&ザック・セイバーJr.&金丸義信&DOUKI●※ハイフライフロー文・どら増田
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スポーツ 2020年08月25日 11時00分
新日本『KOPW2020』1回戦のルール決定!オカダ・カズチカは1対3のハンディ戦に
新日本プロレスは、オカダ・カズチカが提唱し、8月26日に東京・後楽園ホールで1回戦が行われる新タイトル『KOPW2020』各試合のルールのファン投票結果を発表した。 この『KOPW2020』1回戦では8選手が参加し、4つのシングルマッチが行われるが、それぞれの試合で各自が「闘いたいルール」を持ち寄り、そのルールは日本語版&英語版のツイッターにおける“ファン投票”の集計によって決定する仕組み(SHO 対 SANADAは両者合意により既にルール決定済)。 オカダ・カズチカ 対 高橋裕二郎は、日本語版はオカダ案が58.4%、英語版は裕二郎案が53.7%と割れたが、投票総数でオカダ案が上回り、1対3ハンディキャップマッチが採用された。裕二郎は邪道、外道とのトリオで、オカダと対戦する。あのアントニオ猪木氏も勝てなかったルールなだけに、提唱者のオカダが1回戦で敗退する可能性もある。 矢野通 対 BUSHIは、日本版が56.9%、英語版も58.7%で、矢野案が支持をされ、ピンフォール2カウントフォールマッチが決定した。矢野が提案したルールではあるが、ジュニアヘビーのBUSHIにとっても不利ではない。BUSHIロールで2カウントを奪うことは十分に考えられるだろう。 小島聡 対 エル・デスペラードは、日本語版が68.9%、英語版も66.1%で、デスペラード案が圧勝。必殺技禁止マッチが決定した。小島はラリアット、デスペラードはピンチェロコを使用した場合、反則負けとなってしまう。小島は全日本プロレス時代からラリアットをフィニッシュホールドにして来ただけに、ラリアットに代わる技に期待したいところだが、デスペラードはセコンドワークを駆使して、ピンチェロコをレフェリーの目を盗んで使う可能性もないとは言えないだけに、小島にとっては不利な状況となった。 1回戦の勝者は8.29東京・神宮球場大会に駒を進めるだけに、8選手にとっては負けられない闘いとなる。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月24日 22時30分
新日本アメリカ版NJCはKENTAが優勝!「今がバレットクラブ最強時代だ」
新日本プロレスは日本時間23日、アメリカで『LEC Presents ニュージャパンカップ2020 in the USA』の決勝戦を世界配信した。 メインイベントで、デビッド・フィンレーとKENTAが対決した『ニュージャパンカップ2020 in the USA』(NJC)決勝戦は好勝負になるが、終盤にKENTAがまたしても急所攻撃。ダーティーファイトに苦戦するも、ここでチャンスを掴みたいフィンレーが驚異の粘りを見せるが、最後はKENTAのgo 2 sleepが炸裂し、大方の予想通り、優勝を飾っている。 これでIWGP USヘビー級王座の挑戦権利証を手にしたKENTAは、マイクアピールで王者ジョン・モクスリーに宣戦布告。ところが、そこへ準決勝でKENTAに敗れたジェフ・コブが現れ、激しく再戦を迫った。KENTAは「NJC USAの覇者はこの俺だ!史上初!最高の響きだな。俺、言っただろ?さらに強くなったバレットクラブを見せてやると。俺が最高のバレットクラブの時代を作る!今がバレットクラブ最強時代だ!モクスリーよ!油断すんじゃねぇぞ!」と猛烈アピール。 今年のNJCは、日本ではロス・インゴベルナ・プレス・デ・ハポンからバレットクラブに寝返ったEVILが優勝し、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル二冠王座にまで駆け上がっており、アメリカでもバレットクラブのKENTAが優勝したことで、日米を股にかけてバレットクラブが再び新日本マットの中心になっていくのかもしれない。◆新日本プロレス◆『LEC Presents ニュージャパンカップ2020 in the USA』会場非公開(無観客試合)▼ニュージャパンカップ2020 in the USA決勝戦(時間無制限1本勝負)●デビッド・フィンレー(13分35秒 片エビ固め)KENTA○※go to sleep※KENTAが優勝(どら増田)
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社会 2020年08月22日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★政府のコロナ対策への提言
政府の新型コロナへの対策が迷走している。「GoToキャンペーン」をやりつつ、お盆に帰省するのを控えろとか、緊急事態宣言のときよりも感染者が増えているのに、特に規制をしないとかね。これ、普通に考えたらメチャクチャじゃないかって思うけど、いまの日本の政治のシステムなら仕方がないことかもしれない。 政府だって、別に事態を悪化させようとは思ってない。ただ、各省庁とか自治体の思惑がバラバラで、それぞれが経済を回すことだったり、医療崩壊を防ぐためだったりと優先順位が違っている。それを一斉にやりはじめるから、つじつまが合わなくなっている。 ただ、政府や自治体が動くと、こういうことになってしまうことが多いんだよ。 俺はいま消防や防災の啓発活動をしていて、防災関係の委員会の会議に呼ばれることがある。 そこでは、消防庁や各省庁の担当者、それに加えて各地方の代表など専門家の方々が参加して、最新のデータを発表したり、これからの活動指針を話し合う。 例えば、そこで「♯7119」という制度をもっと活用してもらうにはどうしたらいいか、という話が出る「♯7119」とは、怪我や病気をしたときに、救急車を呼んだほうがいいのか、すぐ病院に行ったほうがいいのか、などを電話で相談できる制度なんだよ。これは救急車の適正利用のために非常に大切な事業なんだけど、一方で「♯8000」というのもある。これは2010年度から全国で事業展開されているもので、子どもの急な病気や怪我に対し、どのように対処したらいいのかを相談できる「子ども医療電話相談事業」のこと。ただし厚生労働省の管轄になる。基本的には違う分野のことなんだけど、システム自体は似ているから、俺みたいな立場からしてみたら、ひとつにまとめられるんじゃないかって思うんだよ。 他にも、ヘリコプターなんかも消防庁がレスキュー用に所持してるけど、総務省も独自に持ってるし、もちろん警視庁や防衛省にもある。これって、それぞれが独自に整備するんじゃなくて、ヘリ専門の部署を作って共有すれば効率もいいし、経費削減になるんじゃないかと思っちゃうんだよ。 だけど、日本の政治システムではどうしても縦割りになってしまう。お互いに予算の取り合いにもなるだろうし、派閥もある。それに、総務省より厚生労働省は立場が上とか、各省庁にもランクがあるみたいで、お互いに忖度してしまう。 俺が所属していた新日本プロレスだって派閥と忖度だらけだったよ(笑)。現場のレスラーとフロントの背広組というのは、完全にライバル関係。フロントは商品であるレスラーを焚き付けて、いかに利益を出すかということしか考えない。選手はそれにコントロールされないようにしながら、自分のやりたい仕事をする。無駄なことをさせられそうになったら、それは指摘しなければいけない。 もちろん政治も一緒で、市民は「これは無駄じゃないか」って発言するべきなんだよ。 前代未聞の事態で難しいとは思うが、政府のコロナ対策も現状は無駄が多い。「新型コロナ対策省」みたいな組織を作って、まとめてそこで対応するのもアリなんじゃないか。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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スポーツ 2020年08月19日 22時30分
新日本オカダ・カズチカ発案『KOPW2020』予選ルールのファン投票を実施!
新日本プロレスは緊急会見を行い、オカダ・カズチカが提唱した話題沸騰の新タイトル『KOPW2020』1回戦を、8月26日に東京・後楽園ホールで開催することを改めて発表。4試合の組み合わせも決定した。 この『KOPW2020』1回戦では、8選手が参加し、4つのシングルマッチが行われるが、それぞれの試合で各自が「闘いたいルール」を持ち寄り、そのルールはツイッター上の“ファン投票”の集計によって決定するという独自の形式。新日本プロレスのツイッター公式アカウントでは、あらかじめルールに合意した「SHO 対 SANADA(サブミッションマッチ:決着はギブアップ、レフェリーストップのみとする)」を除く、以下の3試合のファン投票を23日23時59分まで実施している。 会見では、カードとルールについて、オカダが自ら発表した。オカダ・カズチカ 対 高橋裕二郎・オカダ・カズチカ提案「1vs3ハンディキャップマッチ」 オカダ・カズチカ 対 高橋裕二郎&邪道&外道。オカダは3選手のうち1選手に、バレットクラブはオカダに勝利した時点で決着とする。・高橋裕二郎提案「ランバージャックWithレザーベルトデスマッチ」 試合中は両陣営のセコンド各2名がリングサイドを取り囲む。選手が場外に転落した場合はセコンドがリング内に押し戻す。その際、セコンドによるレザーベルトの使用を認める。矢野通 対 BUSHI・矢野通提案「ピンフォール2カウントマッチ」 決着は2カウントピンフォールのみとする・BUSHI提案「場外リングアウト5カウントマッチ」 決着は場外リングアウト5カウントのみとする。小島聡 対 エル・デスペラード・小島聡提案「必殺技指定マッチ」 小島はラリアット、デスペラードはピンチェロコを使用した場合のみ、フォールカウントが認められる。・エル・デスペラード提案「必殺技禁止マッチ」 小島はラリアット、デスペラードはピンチェロコを使用した場合、反則とする。SHO 対 SANADA・両選手合意「サブミッションマッチ」 決着はギブアップ、レフェリーストップのみとする。※この試合に関する投票はない。 1回戦で勝利を収めた4選手が『KOPW2020』の座を賭けて、8.29東京・神宮球場大会で4WAYマッチを行い、その勝者が『KOPW2020』初代王者になるのだが、今年の最終興行が終わった時点で『KOPW2020』王者だった選手が、『KOPW2020』王者として認められ、来年は『KOPW2021』というタイトルにリセットされる。ルールを毎回ファン投票で決める点も含めて、プロレス界初の試みなだけに、普段タイトル戦線に絡んでいない選手や、体重差などをひっくり返す展開が見られるかもしれない。まずは予選の1回戦4試合に注目だ。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月17日 22時30分
新日本プロレス『G1クライマックス30』日程発表!飯伏幸太連覇なるか?
新日本プロレスは、今年30回目の開催となる最強戦士決定戦『G1クライマックス30』の全日程を発表した。今年は当初、東京オリンピック・パラリンピック開催が予定されていたため、例年開催されていた7月〜8月ではなく、秋の開催が発表されていたが、スケール感は例年と変わりない。■『G1 CLIMAX 30』大会スケジュール9月19日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)9月20日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)9月23日 北海道・北海道立総合体育センター北海きたえーる9月24日 北海道・北海道立総合体育センター北海きたえーる9月27日 兵庫・神戸ワールド記念ホール9月29日 東京・後楽園ホール9月30日 東京・後楽園ホール10月1日 新潟・アオーレ長岡10月5日 香川・高松市総合体育館・第1競技場10月6日 広島・広島サンプラザホール10月7日 広島・広島サンプラザホール10月8日 岡山・ジップアリーナ岡山10月10日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)10月11日 愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)10月13日 静岡・浜松アリーナ10月14日 神奈川・横浜武道館10月16日 東京・両国国技館10月17日 東京・両国国技館10月18日 東京・両国国技館<優勝決定戦> 以上、全19大会。20選手が10選手ずつAブロック、Bブロックに振り分けられる予定だ。なお、Aブロック公式戦開催大会時にはBブロックの選手は出場せず、Bブロック公式戦開催大会時にはAブロックの選手が出場しないという。これは新型コロナウイルス感染対策も兼ねた選手の負担軽減を考慮したもの。 今年は大阪2DAYSで幕を開け、札幌2連戦を経て、神戸へ。例年は秋のビッグマッチとして開催されてきた神戸でG1が開催されるのは、関西のファンにとって嬉しいニュースだろう。後楽園2連戦、新潟、高松、広島2連戦、岡山から開幕の地、大阪に再上陸。終盤戦は名古屋、浜松、そして、横浜武道館に初進出し、両国3連戦でフィナーレ。 今年は新型コロナウイルスの影響で、この時期に何処まで動員が可能になるのかは不透明だが、優勝した選手は年始にかけて大きなキーマンになるのは確実なだけに、昨年の覇者、飯伏幸太が連覇を達成するのか?それとも違う選手が阻止するのか?今年もG1から目が離せない。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月15日 06時30分
新日本プロレスが21年ぶりに神宮球場大会開催!21年前をプレイバック!
新日本プロレスは夏のシリーズ『SUMMER STRUGGLE 2020』の最終戦として、8月29日に東京・明治神宮野球場大会の開催を発表した。新日本が神宮球場で興行を開催するのは実に21年ぶり。21年前はどのようなカードが組まれたのだろうか?振り返ってみた。新日本プロレス『Gingu CLIMAX〜BATTLE OF LAST SUMMER』1999年8月28日 観衆 4万8000人東京・明治神宮野球場◆試合結果◆①30分1本勝負○藤田和之(3分55秒 腕ひしぎ逆十字固め)ブライアン・ジョンストン●②IWGPジュニアタッグ選手権試合(60分1本勝負)<王者組>○大谷晋二郎&高岩竜一(15分0秒 エビ固め)獣神サンダー・ライガー●&エル・サムライ<挑戦者組>※スパイラルボム※第4代王者組が初防衛に成功③IWGPジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)<王者>●金本浩二(14分45秒 腕ひしぎ逆十字固め)ケンドー・カシン○<挑戦者>※カシンが第34代王者となる④45分1本勝負藤波辰爾&●越中詩郎(8分38秒 片エビ固め)天山広吉○&小島聡※ニールキック⑤IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)<王者組>後藤達俊&●小原道由(16分01秒 バックドロップホールド)中西学&永田裕志○<挑戦者組>※中西&永田が第39代王者となる⑥武藤・蝶野代理戦争〜外国人頂上決戦(60分1本勝負)●スコット・ノートン(7分53秒 スリーパーホールド)ドン・フライ○⑦ストロング・スタイル・スピリット(60分1本勝負)●橋本真也(15分45秒 レフェリーストップ)蝶野正洋○※腕決め原型STF⑧ノーロープ有刺鉄線バリケードマット時限装置付き電流地雷爆破ダブルヘルデスマッチ(時間無制限1本勝負)○グレートムタ(13分32秒 体固め)グレートニタ●※カマで殴打 この大会に出場した選手の中で、現在も新日本マットで活躍しているのは、天山広吉、小島聡、永田裕志の第3世代の3選手のみというのが、歴史を感じるところ。今年は毎夏恒例の『G1クライマックス』が秋に開催されるが、当時は『G1』直後の開催とあって、営業サイドはかなり苦労したようだ。 ただ、この大会はメインイベントの新日本史上最大級となる電流爆破デスマッチを行うためにも野外で開催する必要があった。そこで白羽の矢が立ったのが、かつてUWFインターナショナルが興行したことがある神宮球場だった。神宮球場はいにしえの球場であるがゆえ、クラブハウスが球場外にある。ドーム大会とは違って、センターのバックスクリーン付近にステージを組まず、入退場の花道には一塁側と三塁側のベンチを利用している。 日が暮れる前に試合が始まり、メインイベントのセッティングをしている頃にはきれいな夜空が見渡せるロケーションに。爆破の視覚的効果は他の会場とは比べ物にならないぐらい迫力があり、大仁田厚にとってホームスタジアムだった川崎球場を彷彿とさせるものがあった。野外の演出としては、火を使った演出ができるのも効果的だ。21年前より神宮球場の設備も新しく進化しているので、面白い仕掛けが見られるかもしれない。 プロ野球が8月末まで5000人の動員を上限にしていることから、21年前のように4万8000人もの観衆は集められないが、1年に1回野外スタジアムでの興行開催が恒例化するような素晴らしい大会になるよう期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月12日 06時30分
新日本・オカダ・カズチカが新タイトル新設を提唱「ベルトは作りません」
新日本プロレス真夏のビッグマッチ『SUMMER STRUGGLE in JINGU』8.29東京・神宮球場大会に向けて、“レインメーカー”オカダ・カズチカが動き出した。何と時代に逆行する形で、新タイトル『KOPW2020』を新設するというのだ。 新日本では現在、IWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタル、IWGP USヘビー級、NEVER無差別級、IWGPジュニアヘビー級に加えて、イギリスのブリティッシュヘビー級王座と、6つのシングルタイトルが存在している。 オカダは7月25日の愛知県体育館大会で高橋裕二郎に勝利を収めた後、「IWGPに挑戦するわけねぇだろ」とした上で、「1個、面白いことやろうかなと。アイデアは出てきてるんで。ま、それを、会社がのんでくれるか…そうか、分からないですけどね。ま、でも、面白い……昔からの新日本プロレス見てた人、昔からの新日本プロレスいた人……もしかしたら“否”(ぴ)が、賛否両論の“否”が出るかもしれない。そんな面白いこと、皆さん期待しといてください」と、何かしらのアイデアがあることを示唆。翌26日の東京・後楽園大会では「(菅林直樹)会長の許可を得た。近々会見で発表する」としていた。 『KOPW2020』は、ルールを王者と挑戦者が持ち寄り、ファン投票で決めるという。ベルトは作らず、年内最終防衛戦で勝利を収めた選手が『KOPW2020』王者となりトロフィーが贈与される。2021年以降は『KOPW2021』などと西暦だけ変えた上で新王者を決めて、1年間闘いが繰り広げられるようだ。『KOPW2020』は8.26後楽園大会で8選手が1回戦を行い、その勝者が8.29神宮球場大会で4WAYマッチを開催し王者を決める。 7月28日のオンライン会見でのオカダは次のように発言した。 「菅林会長、今回はありがとうございます。さっそくタイトルの件についてお話しさせていただきたいのですけれど、タイトル名はですね、『KOPW2020』。いろいろタイトルはありますけれど、こちらはベルトは作りません」 「あとですね、ただ普通に試合をしても他と同じタイトルになってしまうんですけれど、プロレスはいろんなルールがあります。三本勝負であったり、ラダーマッチであったり、金網マッチであったり、いろんなルールがあるんですけども、このタイトルに関しては自分が希望するルールを各自1つずつ持ってきてもらいます。そしてルールを持ってきてもらったものを1つずつ、なのでシングルマッチであれば2つのルールが出ると思うんですけど、そのルールをお客さんに投票していただいて、ルールを決めて、そこで戦っていきたいなと思います」 「まずはですね、8月26日(後楽園)、8人で1回戦を4試合(シングルマッチ)を行います。そしてその勝者に8月29日の神宮大会で4WAYマッチで対戦する。ここの4WAYというのは、ちょっと変わったルールなので、ここではルールは決めずに4WAYという形でやらせてもらって、そこでまた勝者を決めたいと思います。そして、その勝者がまた防衛戦を行っていって年末の大会、ちょっとまだどこかっていうのは分からないんですけど、年末の大会で最後、また防衛戦をして勝った人には2020年度のトロフィーを授与して、この『KOPW2020』のタイトルはおしまいです。そしてまた、来年から新しく『KOPW2021』という形で始めていきたいので」 「何ですかね、権利証を守っていくような形でもあり、投票もするという。なんか、ボクにも(過去に)いろいろあったことが近いタイトルなんじゃないかなと思うので。本当にまた今までのこのIWGPの戦い、本当に新日本プロレスにふさわしくないタイトルだと思うので。でも、すごく楽しくなると思います。期待してください!」 オカダは提唱者として『KOPW2020』の面白さを保証した。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月11日 06時30分
ウィズコロナが生んだノアとDDTの経営統合劇、合言葉は「業界ナンバーワン」
共にサイバーエージェント傘下のプロレス団体、DDTプロレスリングとプロレスリング・ノアが7月27日、渋谷区のサイバーエージェント本社で合同の記者会見を行い、株式会社DDTプロレスリング、ノア・グローバルエンタテインメント株式会社、株式会社DDTフーズの3社が9月1日付で経営統合し、サイバーエージェント傘下のプロレス事業子会社、「株式会社CyberFight(サイバーファイト)」として始動することを電撃発表した。 代表取締役社長には現在、両団体の社長を兼務する高木規(リングネーム・高木三四郎)が、取締役副社長には、丸藤正道(現ノア副社長)と西垣彰人(リングネーム・彰人)が就任。山内隆裕氏、武田有弘氏(現ノア執行役員)が取締役を務める。 高木社長は「DDTは17年9月にサーバーエージェントグループになりまして、今年1月から新たにノアも加わりました。年明けから両団体とも好調な状態が続いていましたが、新型コロナウイルス感染拡大により、両団体とも大きなダメージを受けることになりました。今もなお、コロナウイルスの脅威が予断を許さない状況が続いています。現状を乗り越えて、アフターコロナ、ウィズコロナ時代に、しっかりアクセルを踏み込んでいけるように、経営統合によって会社組織を盤石にする考えに至りました」と説明。 「現状は3社分の会社管理コストが発生している状態にあります。経営統合することによって、この部分を一本化して、コスト効率化を図ります。スタッフ部門も適材適所に配置することで、経営基盤を強化していきます。そして、三本の矢の教えの通り、3社が結束することで、時代の変化に対応できるよう強固な経営基盤をつくり上げてまいります」とした。 「ここが一番重要ですけど」と続けた高木社長は「今後各団体は事業部という形で運営してまいります。ノア事業部、DDT事業部といった事業部ごとに切磋琢磨してまいります。これによって団体がなくなってしまったり、今までのカラーが変わってしまうことはございませんので、ご安心ください」とノア、DDTのブランドは残していくと強調。 「新会社の役員人事以外は、各団体、ブランド、現場の体制やリング上につきましては、一切変更ありませんので、ファンの皆さまにはご安心していただきたい」と呼び掛けた。「サイバーファイトはサイバーエージェントグループの一員として、グループシナジーを最大限に活用し、動画配信サービス『WRESTLEUNIVERSE』や通販サイトを拡充させ、プロレスビジネスのオンライン化を促進してまいります。また、将来的には東京ドーム大会の開催実現を目指していきたい。目標はプロレス業界ナンバー1です。新日本プロレスを追い抜き、プロレス界の組織図を必ずや塗る替えることをお約束します」とブランドを維持しつつ業界の勢力図を変えていくと意気込んだ。 丸藤副社長は「こういうことをすることによってプロレスラー、いろんな団体、フリーの選手のお手本になるような、そういう行動をしていければなと思います。やはりファンの人たちの中には、いろいろ思う方もいると思うんですけど、ボクたちプロレスリング・ノアというものは一切変わりませんし、今後もホンモノのプロレスをしっかり引き続き見せていきたいと思います」と力を込めた。「この会社がボクたちをさらに引き上げ、DDTさんを引き上げ、プロレス界ナンバー1に必ず行けると信じています」と続けた。 武田取締役は「引き続き、このプロレスという素晴らしいビジネスに関われることに非常に感謝しております。今までDDT、ノアともに個々の力でやってきたイメージが強いですが、統合ということでより組織力を強化していき、高木社長をサポートして、今よりさらに大きなビジネスをつくっていきたいと思いますので、皆さまなにとぞ引き続きよろしくお願いします」とあいさつした。 高木社長によると、経営統合を考え始めたきっかけは新型コロナウイルスの感染拡大だそう。統合を考え始めた時期については、「具体的にはやっぱり、4月がDDTもノアも東京女子プロレスもガンバレ☆プロレスも興行を全く行えませんでした。4月後半ぐらいですかね。5月ぐらいに関係各所の話だったり、内部調整だったりとか、これぐらいのタイミングになったんですけど、もうこれは正直もう『ウィズコロナ』と今言われてはいますけど、共生していくしかないのかな、共存していくしかないのかなと思っております」と説明。ウィズコロナが生んだ統合劇と言ってもいいだろう。 会見には各団体の主力選手も出席した。東京女子プロレスの坂崎ユカは「東京女子プロレスといたしましては、今回会社、企業が大きくなるということなんですけども、今まで通り、東京女子プロレスは東京女子プロレスらしく、マイペースに盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします」とコメント。 ノアの中嶋勝彦は「今回のこういった変化があった。これまでも、変化はあった。でも、サイバーの傘下になってから、プロレスリング・ノアは、その変化を進化に変えてきたと思っている。きっと今回もそうだ。だから、ノア(を)はじめサイバー、そしてサイバーファイトが、この業界のナンバー1になる。その日を夢見て、またオレたちは一歩を踏み出すよ。だから、ホーミーズ、変わらずにオレたちについてきてくれ。よろしく」とした。 潮崎豪は「今回会社統合というこういう形になりまして、ご尽力いただいた皆さまには感謝しております。そして、GHCヘビー級チャンピオンとして、ノア、そして、このプロレス界をさらに上に引き上げて、業界1位を夢見て突き進んでいきたいと思います。よろしくお願いします」と語った。 「DDTの秋山準です」と切り出した秋山は「高木社長もおっしゃいましたように、新日本に追い付け、追い越す。その力の一つとなり頑張っていきたい」と誓った。 同じくDDTの遠藤哲哉は「高木社長はことあるごとに、これはチャンスだという言葉を言っております。自分としてもこれはチャンスだと思っているんですが、このチャンスをモノにするのは、選手個人個人の働きだと思っております。このプロレスというコンテンツ全体をもっと、大きなものにするために、今後活動していきたいと思っております」とコンテンツの拡大を見据えている。 クリス・ブルックスは「今回世界的にかつて経験したことがないようなパンデミックの中で、レスリングが生き残るのは難しい状況でありますけど、こうしてノアとDDTが経営の面で一緒になることは、WRESTLEUNIVERSEでたくさんの人が、世界中で視聴できるチャンスが広がっているし、プロレスを日本で続けることはチャンスが広がることだと思っています」と外国人らしいコメントを見せた。 最後にガンバレ☆プロレスの大家健が「ガンバレ☆プロレスというのは吹けば飛ぶような小さな団体ですが、もともと私一人でプロレスをメジャースポーツにするために旗揚げした団体でございます。同じ会社の団体、どれも大きいです。だからといって、オレは負けてるわけにいかない。いや、他団体だけじゃなく、ほかのスポーツですよね。野球、サッカーよりも、私はやっぱりプロレスが一番すごいと思って、プロレスをやってきております。こんなコロナの状況下で、我々、世界中のみんなが大変なことになっていますが、我々がプロレスをすることで、皆さんに明日への希望、勇気を与えることができるんじゃないかと信じています。だからこそ、団体の大きさは関係なく、リング上で自分たちの闘いを見せていければと思っております。会社が変わっても、会社が大きくなっても、リング上でやることは変わりません。我々みんな頑張っていきます」と熱く語り尽くした。 新会社の目標であり合言葉は「業界ナンバーワン」。新日本に追い付き追い越すムーブメントを築くために、今回の統合は成功させなければならない。(どら増田)
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社会 2020年08月08日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★スポーツの新しい応援様式
新型コロナウイルスの感染者数が増え続けているなか、プロスポーツの有観客試合が始まっている。現在はプロ野球もJリーグも観客数を上限5000人に絞って開催。プロレスは、後楽園ホールだと3分の1から半分くらいまでに制限している。 さらに応援方法にも制限をかけている。野球では応援歌合唱やトランペットなどの鳴り物の使用、ジェット風船を飛ばすことなどを禁止している。プロレスでは、垂れ幕の持ち込みや紙テープの投げ入れなど、従来の応援スタイルは禁止。いずれも観客はマスク着用で、声を出さずに観戦するというのがルールになっている。 声が出せない代わりに拍手をしたり、みんなで手拍子を合わせたりして応援する形になっているみたいだけど、まだお客さんにも戸惑いというか「新しい応援様式」が確立できていないように感じるね。 もちろん観客はルールに従って基本的には静かに観戦してるようだけど、スポーツを見てたら思わず声が出ちゃうもんだよ。9回裏でサヨナラホームランなんか出たときでも声を出しちゃいけないとなると、グッと飲み込むことになって逆にストレスが溜まるよな。 コロナウイルスに対して万全の注意を払いながら会場まで出向いても、声のひとつも出せずに静かに観戦するしかない状況だったら、「家でテレビで見てるほうがいいな」ってことになる人も多いと思う。 そうなると、いままで会場に行って応援するのが好きなライブ派だった人たちが、どんどんインドア派になってしまうという危惧もあるよね。 政府はイベント関連に対しては徐々に制限を緩和していくと言っていて、現状のステップ3では、屋内の収容人数の50%以内、上限が5000人までとされている。次の段階は収容率50%以内なら人数の上限なしで、屋外は十分な間隔を取ることができれば、こちらも人数制限なしということになる。 当初は8月1日から、この段階に移行すると言っていたけど、感染状況がよくならないため、8月末まで延期することになった。 このガイドラインに含まれる「イベント」には、コンサート、展示会、プロスポーツ、お祭りや野外フェスも含まれる。要するに、今年の夏休み期間中に開催されるイベントはどれも制限されたままということになってしまった。 一方では、GoToキャンペーンをやっていて、イベント関連は制限するというチグハグなことになってるけどな。 ただ、俺たちが覚悟しなくちゃいけないのは「コロナ以前の状態に戻ることはない」ということ。だからこそ、新しい様式に早く慣れるしかないんだよ。喫煙スペースだって撤去されたら、他の吸える場所を探すしかないし、レジ袋だって有料化になったらエコバッグを持ち歩くしかない。それをいつまでも「吸わせろ」とか「無料に戻せ」って言ってても何も始まらない。 新しい生活様式は“仮”じゃなくて、これからしばらくは続くものだということを、心の底から理解するしかないんだよ。 スポーツの観戦方法も、静かに見ることに慣れるか、新しい楽しみ方を見つけないといけないな。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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