この『KOPW2020』1回戦では8選手が参加し、4つのシングルマッチが行われるが、それぞれの試合で各自が「闘いたいルール」を持ち寄り、そのルールは日本語版&英語版のツイッターにおける“ファン投票”の集計によって決定する仕組み(SHO 対 SANADAは両者合意により既にルール決定済)。
オカダ・カズチカ 対 高橋裕二郎は、日本語版はオカダ案が58.4%、英語版は裕二郎案が53.7%と割れたが、投票総数でオカダ案が上回り、1対3ハンディキャップマッチが採用された。裕二郎は邪道、外道とのトリオで、オカダと対戦する。あのアントニオ猪木氏も勝てなかったルールなだけに、提唱者のオカダが1回戦で敗退する可能性もある。
矢野通 対 BUSHIは、日本版が56.9%、英語版も58.7%で、矢野案が支持をされ、ピンフォール2カウントフォールマッチが決定した。矢野が提案したルールではあるが、ジュニアヘビーのBUSHIにとっても不利ではない。BUSHIロールで2カウントを奪うことは十分に考えられるだろう。
小島聡 対 エル・デスペラードは、日本語版が68.9%、英語版も66.1%で、デスペラード案が圧勝。必殺技禁止マッチが決定した。小島はラリアット、デスペラードはピンチェロコを使用した場合、反則負けとなってしまう。小島は全日本プロレス時代からラリアットをフィニッシュホールドにして来ただけに、ラリアットに代わる技に期待したいところだが、デスペラードはセコンドワークを駆使して、ピンチェロコをレフェリーの目を盗んで使う可能性もないとは言えないだけに、小島にとっては不利な状況となった。
1回戦の勝者は8.29東京・神宮球場大会に駒を進めるだけに、8選手にとっては負けられない闘いとなる。
(どら増田)