この『KOPW2020』1回戦では、8選手が参加し、4つのシングルマッチが行われるが、それぞれの試合で各自が「闘いたいルール」を持ち寄り、そのルールはツイッター上の“ファン投票”の集計によって決定するという独自の形式。新日本プロレスのツイッター公式アカウントでは、あらかじめルールに合意した「SHO 対 SANADA(サブミッションマッチ:決着はギブアップ、レフェリーストップのみとする)」を除く、以下の3試合のファン投票を23日23時59分まで実施している。
会見では、カードとルールについて、オカダが自ら発表した。
オカダ・カズチカ 対 高橋裕二郎
・オカダ・カズチカ提案「1vs3ハンディキャップマッチ」
オカダ・カズチカ 対 高橋裕二郎&邪道&外道。オカダは3選手のうち1選手に、バレットクラブはオカダに勝利した時点で決着とする。
・高橋裕二郎提案「ランバージャックWithレザーベルトデスマッチ」
試合中は両陣営のセコンド各2名がリングサイドを取り囲む。選手が場外に転落した場合はセコンドがリング内に押し戻す。その際、セコンドによるレザーベルトの使用を認める。
矢野通 対 BUSHI
・矢野通提案「ピンフォール2カウントマッチ」
決着は2カウントピンフォールのみとする
・BUSHI提案「場外リングアウト5カウントマッチ」
決着は場外リングアウト5カウントのみとする。
小島聡 対 エル・デスペラード
・小島聡提案「必殺技指定マッチ」
小島はラリアット、デスペラードはピンチェロコを使用した場合のみ、フォールカウントが認められる。
・エル・デスペラード提案「必殺技禁止マッチ」
小島はラリアット、デスペラードはピンチェロコを使用した場合、反則とする。
SHO 対 SANADA
・両選手合意「サブミッションマッチ」
決着はギブアップ、レフェリーストップのみとする。※この試合に関する投票はない。
1回戦で勝利を収めた4選手が『KOPW2020』の座を賭けて、8.29東京・神宮球場大会で4WAYマッチを行い、その勝者が『KOPW2020』初代王者になるのだが、今年の最終興行が終わった時点で『KOPW2020』王者だった選手が、『KOPW2020』王者として認められ、来年は『KOPW2021』というタイトルにリセットされる。ルールを毎回ファン投票で決める点も含めて、プロレス界初の試みなだけに、普段タイトル戦線に絡んでいない選手や、体重差などをひっくり返す展開が見られるかもしれない。まずは予選の1回戦4試合に注目だ。
(どら増田)