新日本
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スポーツ 2020年08月11日 06時30分
ウィズコロナが生んだノアとDDTの経営統合劇、合言葉は「業界ナンバーワン」
共にサイバーエージェント傘下のプロレス団体、DDTプロレスリングとプロレスリング・ノアが7月27日、渋谷区のサイバーエージェント本社で合同の記者会見を行い、株式会社DDTプロレスリング、ノア・グローバルエンタテインメント株式会社、株式会社DDTフーズの3社が9月1日付で経営統合し、サイバーエージェント傘下のプロレス事業子会社、「株式会社CyberFight(サイバーファイト)」として始動することを電撃発表した。 代表取締役社長には現在、両団体の社長を兼務する高木規(リングネーム・高木三四郎)が、取締役副社長には、丸藤正道(現ノア副社長)と西垣彰人(リングネーム・彰人)が就任。山内隆裕氏、武田有弘氏(現ノア執行役員)が取締役を務める。 高木社長は「DDTは17年9月にサーバーエージェントグループになりまして、今年1月から新たにノアも加わりました。年明けから両団体とも好調な状態が続いていましたが、新型コロナウイルス感染拡大により、両団体とも大きなダメージを受けることになりました。今もなお、コロナウイルスの脅威が予断を許さない状況が続いています。現状を乗り越えて、アフターコロナ、ウィズコロナ時代に、しっかりアクセルを踏み込んでいけるように、経営統合によって会社組織を盤石にする考えに至りました」と説明。 「現状は3社分の会社管理コストが発生している状態にあります。経営統合することによって、この部分を一本化して、コスト効率化を図ります。スタッフ部門も適材適所に配置することで、経営基盤を強化していきます。そして、三本の矢の教えの通り、3社が結束することで、時代の変化に対応できるよう強固な経営基盤をつくり上げてまいります」とした。 「ここが一番重要ですけど」と続けた高木社長は「今後各団体は事業部という形で運営してまいります。ノア事業部、DDT事業部といった事業部ごとに切磋琢磨してまいります。これによって団体がなくなってしまったり、今までのカラーが変わってしまうことはございませんので、ご安心ください」とノア、DDTのブランドは残していくと強調。 「新会社の役員人事以外は、各団体、ブランド、現場の体制やリング上につきましては、一切変更ありませんので、ファンの皆さまにはご安心していただきたい」と呼び掛けた。「サイバーファイトはサイバーエージェントグループの一員として、グループシナジーを最大限に活用し、動画配信サービス『WRESTLEUNIVERSE』や通販サイトを拡充させ、プロレスビジネスのオンライン化を促進してまいります。また、将来的には東京ドーム大会の開催実現を目指していきたい。目標はプロレス業界ナンバー1です。新日本プロレスを追い抜き、プロレス界の組織図を必ずや塗る替えることをお約束します」とブランドを維持しつつ業界の勢力図を変えていくと意気込んだ。 丸藤副社長は「こういうことをすることによってプロレスラー、いろんな団体、フリーの選手のお手本になるような、そういう行動をしていければなと思います。やはりファンの人たちの中には、いろいろ思う方もいると思うんですけど、ボクたちプロレスリング・ノアというものは一切変わりませんし、今後もホンモノのプロレスをしっかり引き続き見せていきたいと思います」と力を込めた。「この会社がボクたちをさらに引き上げ、DDTさんを引き上げ、プロレス界ナンバー1に必ず行けると信じています」と続けた。 武田取締役は「引き続き、このプロレスという素晴らしいビジネスに関われることに非常に感謝しております。今までDDT、ノアともに個々の力でやってきたイメージが強いですが、統合ということでより組織力を強化していき、高木社長をサポートして、今よりさらに大きなビジネスをつくっていきたいと思いますので、皆さまなにとぞ引き続きよろしくお願いします」とあいさつした。 高木社長によると、経営統合を考え始めたきっかけは新型コロナウイルスの感染拡大だそう。統合を考え始めた時期については、「具体的にはやっぱり、4月がDDTもノアも東京女子プロレスもガンバレ☆プロレスも興行を全く行えませんでした。4月後半ぐらいですかね。5月ぐらいに関係各所の話だったり、内部調整だったりとか、これぐらいのタイミングになったんですけど、もうこれは正直もう『ウィズコロナ』と今言われてはいますけど、共生していくしかないのかな、共存していくしかないのかなと思っております」と説明。ウィズコロナが生んだ統合劇と言ってもいいだろう。 会見には各団体の主力選手も出席した。東京女子プロレスの坂崎ユカは「東京女子プロレスといたしましては、今回会社、企業が大きくなるということなんですけども、今まで通り、東京女子プロレスは東京女子プロレスらしく、マイペースに盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします」とコメント。 ノアの中嶋勝彦は「今回のこういった変化があった。これまでも、変化はあった。でも、サイバーの傘下になってから、プロレスリング・ノアは、その変化を進化に変えてきたと思っている。きっと今回もそうだ。だから、ノア(を)はじめサイバー、そしてサイバーファイトが、この業界のナンバー1になる。その日を夢見て、またオレたちは一歩を踏み出すよ。だから、ホーミーズ、変わらずにオレたちについてきてくれ。よろしく」とした。 潮崎豪は「今回会社統合というこういう形になりまして、ご尽力いただいた皆さまには感謝しております。そして、GHCヘビー級チャンピオンとして、ノア、そして、このプロレス界をさらに上に引き上げて、業界1位を夢見て突き進んでいきたいと思います。よろしくお願いします」と語った。 「DDTの秋山準です」と切り出した秋山は「高木社長もおっしゃいましたように、新日本に追い付け、追い越す。その力の一つとなり頑張っていきたい」と誓った。 同じくDDTの遠藤哲哉は「高木社長はことあるごとに、これはチャンスだという言葉を言っております。自分としてもこれはチャンスだと思っているんですが、このチャンスをモノにするのは、選手個人個人の働きだと思っております。このプロレスというコンテンツ全体をもっと、大きなものにするために、今後活動していきたいと思っております」とコンテンツの拡大を見据えている。 クリス・ブルックスは「今回世界的にかつて経験したことがないようなパンデミックの中で、レスリングが生き残るのは難しい状況でありますけど、こうしてノアとDDTが経営の面で一緒になることは、WRESTLEUNIVERSEでたくさんの人が、世界中で視聴できるチャンスが広がっているし、プロレスを日本で続けることはチャンスが広がることだと思っています」と外国人らしいコメントを見せた。 最後にガンバレ☆プロレスの大家健が「ガンバレ☆プロレスというのは吹けば飛ぶような小さな団体ですが、もともと私一人でプロレスをメジャースポーツにするために旗揚げした団体でございます。同じ会社の団体、どれも大きいです。だからといって、オレは負けてるわけにいかない。いや、他団体だけじゃなく、ほかのスポーツですよね。野球、サッカーよりも、私はやっぱりプロレスが一番すごいと思って、プロレスをやってきております。こんなコロナの状況下で、我々、世界中のみんなが大変なことになっていますが、我々がプロレスをすることで、皆さんに明日への希望、勇気を与えることができるんじゃないかと信じています。だからこそ、団体の大きさは関係なく、リング上で自分たちの闘いを見せていければと思っております。会社が変わっても、会社が大きくなっても、リング上でやることは変わりません。我々みんな頑張っていきます」と熱く語り尽くした。 新会社の目標であり合言葉は「業界ナンバーワン」。新日本に追い付き追い越すムーブメントを築くために、今回の統合は成功させなければならない。(どら増田)
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社会 2020年08月08日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★スポーツの新しい応援様式
新型コロナウイルスの感染者数が増え続けているなか、プロスポーツの有観客試合が始まっている。現在はプロ野球もJリーグも観客数を上限5000人に絞って開催。プロレスは、後楽園ホールだと3分の1から半分くらいまでに制限している。 さらに応援方法にも制限をかけている。野球では応援歌合唱やトランペットなどの鳴り物の使用、ジェット風船を飛ばすことなどを禁止している。プロレスでは、垂れ幕の持ち込みや紙テープの投げ入れなど、従来の応援スタイルは禁止。いずれも観客はマスク着用で、声を出さずに観戦するというのがルールになっている。 声が出せない代わりに拍手をしたり、みんなで手拍子を合わせたりして応援する形になっているみたいだけど、まだお客さんにも戸惑いというか「新しい応援様式」が確立できていないように感じるね。 もちろん観客はルールに従って基本的には静かに観戦してるようだけど、スポーツを見てたら思わず声が出ちゃうもんだよ。9回裏でサヨナラホームランなんか出たときでも声を出しちゃいけないとなると、グッと飲み込むことになって逆にストレスが溜まるよな。 コロナウイルスに対して万全の注意を払いながら会場まで出向いても、声のひとつも出せずに静かに観戦するしかない状況だったら、「家でテレビで見てるほうがいいな」ってことになる人も多いと思う。 そうなると、いままで会場に行って応援するのが好きなライブ派だった人たちが、どんどんインドア派になってしまうという危惧もあるよね。 政府はイベント関連に対しては徐々に制限を緩和していくと言っていて、現状のステップ3では、屋内の収容人数の50%以内、上限が5000人までとされている。次の段階は収容率50%以内なら人数の上限なしで、屋外は十分な間隔を取ることができれば、こちらも人数制限なしということになる。 当初は8月1日から、この段階に移行すると言っていたけど、感染状況がよくならないため、8月末まで延期することになった。 このガイドラインに含まれる「イベント」には、コンサート、展示会、プロスポーツ、お祭りや野外フェスも含まれる。要するに、今年の夏休み期間中に開催されるイベントはどれも制限されたままということになってしまった。 一方では、GoToキャンペーンをやっていて、イベント関連は制限するというチグハグなことになってるけどな。 ただ、俺たちが覚悟しなくちゃいけないのは「コロナ以前の状態に戻ることはない」ということ。だからこそ、新しい様式に早く慣れるしかないんだよ。喫煙スペースだって撤去されたら、他の吸える場所を探すしかないし、レジ袋だって有料化になったらエコバッグを持ち歩くしかない。それをいつまでも「吸わせろ」とか「無料に戻せ」って言ってても何も始まらない。 新しい生活様式は“仮”じゃなくて、これからしばらくは続くものだということを、心の底から理解するしかないんだよ。 スポーツの観戦方法も、静かに見ることに慣れるか、新しい楽しみ方を見つけないといけないな。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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スポーツ 2020年08月07日 11時00分
新日本オカダ・カズチカ1対3ハンデ戦を高橋裕二郎に要求!裕二郎もルールを提案
新日本プロレスは6日、『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール大会を開催。この日よりEVILが返上した第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦が始まった。 セミファイナルでは、第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦、オカダ・カズチカ&矢野通&SHOのCHAOSと高橋裕二郎&邪道&外道のバレットクラブが激突。試合前、裕二郎はオカダに「KOPW、やろうぜ!」とアピール。試合は、CHAOSがバレットクラブのダーティーファイトをはねのけ、最後は、最近絶好調のSHOがチキンウィングアームロックで邪道にギブアップ勝ち。SHOがこだわっているギブアップ勝ちでのリベンジに成功している。 試合後、マイクを持ったオカダは「NEVERのトーナメント中に申し訳ないけど、裕二郎さん!KOPW、出るんですよね?出るんだったらさ、1回戦、ここでいいじゃん!」とKOPW2020決定トーナメント1回戦の対戦相手として裕二郎を逆指名。裕二郎がエプロンに上がると、「そして!俺からのルールもここで言わせてもらっていいですかね?俺のルールは1対3!ハンディキャップマッチでいいですよ!」と挑発。裕二郎はオカダを睨みながらリングを後にした。 バックステージでオカダは「まあ俺がね、新タイトルのこと、言ったわけですから。1 発目のルールっていうのは俺が言わないとダメでしょう。1 対 3、ハンディキャップマッチ。まあ邪道、外道、裕二郎。ま、正直、1 対 1 よりも楽かもしれないよ。まあ上手く使ってやればいいんじゃない。でもね、そこでも超えられない差っていうのは一緒だなと思います。そして、NEVERトーナメント1回戦、こちらもしっかりとやっていかないといけないわけですから。1回挑戦して、負けてますし。こうやって気合い入れろと言っていた SHO君が1本獲ってくれたわけですから。僕もしっかり気合入れて、また面白い3人じゃないかなって思います。矢野さん、SHO 君、そして俺。凄い化学反応が起きる 3 人だと思うんで、そこでまた、ベルト獲って。それはそれで盛り上げたら面白いんじゃないかなって思います」とコメント。 裕二郎は「おうオカダおい!は?3対1だと?どんだけよ、俺のこと舐めてんだよ。それよりもよ、俺がもっと面白いルールを準備してやる。その名も『ランバージャックwithベルトマッチ』だ!場外に落ちたやつは、このベルトでボッコボコにされる。なぁ、そのルールでよ、この高橋裕二郎があの、オカダ・カズチカに勝ってやるよ」と吠えると、外道も「お前も二人付けろ、バカヤロー、オイ!裕二郎には、天下の“ワールドクラス・タッグチーム”邪道&外道がついてるんだ!」と続き、最後は裕二郎が「これマジ!」で締めた。 KOPWは対戦相手同士がルールを出し合って、ファン投票でルールを決定することになっているが、予選は通常ルールと思われていただけに、今後の展開に注目したい。 なお、準決勝でオカダ組は、鷹木信悟&SANADA&BUSHIと対戦する。◆新日本プロレス◆『SUMMER STRUGGLE 2020』2020年8月6日 観衆 698人(札止め)東京・後楽園ホール▼第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦(60分1本勝負)オカダ・カズチカ&矢野通&○SHO(12分03秒 チキンウィングアームロック)高橋裕二郎&邪道●&外道※オカダ組が準決勝進出文・どら増田
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スポーツ 2020年08月06日 11時05分
新日本『炎の体育会TV』でELLYと共演した棚橋弘至は健康と発表
新日本プロレスは、1日生放送された『炎の体育会TV SP』(TBS系列)に出演した棚橋弘至の健康状態について発表した。 同番組に棚橋と同じ体育会TVチームとして、現役プロ野球選手へのチャレンジ企画に参加していた三代目J SOUL BROTHERSのELLYが、出演後に体温を計測した際、平熱を上回る発熱があったため病院で受診。2日に出演予定だった番組をキャンセルし、3日にPCR検査を受け、活動を自粛に入っていたが、5日に新型コロナウイルス感染が判明したと同日、所属事務所が発表したため、同じベンチにいた棚橋ら共演者を心配する声がファンの間から上がっていた。 これを受けて、新日本は「8月1日に棚橋弘至選手が生出演した番組の共演者にPCR陽性反応が確認されました。現場では感染対策がとられており、濃厚接触にはあたらないとの連絡をいただいておりますが、大事をとって抗体検査・抗原検査・PCR検査を受け、すべて『陰性』の結果が確認されております。なお、健康状態も良好で、明日以降の大会には予定通り出場いたしますので、棚橋選手の試合にご期待ください」と発表。棚橋も自身のツイッターで「ご心配をおかけしました」とファンに呼びかけている。 この番組で棚橋は、マスクを被った元ロッテのエースで現在は独立リーグBC栃木で活躍している成瀬善久投手から、ライトへ強烈なファールを打つも最後は三振に倒れたが、野球経験者である棚橋のバッティングセンスが称賛されていた。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月04日 17時30分
鷹木信悟の提唱で新日本NEVER6人タッグ王座決定戦を後楽園4連戦で開催!
新日本プロレスは、NEVER無差別級6人タッグ王座第20代王者組のEVIL&鷹木信悟&BUSHI組が、7月31日付で正式に王座返上したため、同王座の新王者組を決定する「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」を8月6日~8月9日の東京・後楽園ホール4連戦で開催すると発表した。出場チームは次の8チームだ。・棚橋弘至&飯伏幸太&マスター・ワト組・真壁刀義&本間朋晃&田口隆祐組・オカダ・カズチカ&矢野通&SHO組・後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI組・高橋裕二郎&邪道&外道組・鈴木みのる&エル・デスペラード&DOUKI組・タイチ&ザック・セイバーJr.&金丸義信組。・鷹木信悟&SANADA&BUSHI組 1回戦は6日、7日に2試合ずつ、準決勝戦(6日、7日にそれぞれ組まれた2試合の勝者組同士が対戦)は8日、決勝戦(王座決定戦)は9日に開催される。 初日となる6日の後楽園大会では、1回戦2試合がラインナップ。メインイベントは、「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」1回戦、鷹木&SANADA&BUSHI 対 みのる&デスペラード&DOUKI。EVILの裏切りが原因で王座決定トーナメントに至っただけに、今回のトーナメントは鷹木の強い要求によって組まれている。前王者組の鷹木&BUSHIにとっては、SANADAを加えた新トリオで仕切り直しを図りたい。特にBUSHIは、SANADA&EVILと第9代、第11代、第13代、そしてEVIL&鷹木と第20代と計4回に渡り同王座を戴冠してきているだけに、5度目の王座戴冠に意欲を持って挑んできそうだ。対するはみのる&デスペラード&DOUKI組。みのるは7.31後楽園大会で、激戦の末に永田裕志を下して、「次行くぞ、次。もう目星はつけてある」と新たな獲物を匂わせただけに、その動向に注目が集まるところ。 この日は第5試合も、「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」1回戦として、オカダ&矢野&SHO組が、裕二郎&邪道&外道組と対戦する。7.25愛知でのシングル戦では敗退したものの、引き続きオカダを付け狙う裕二郎。オカダが提案した新タイトル『KOPW2020』にも裕二郎は興味津々なだけに、海千山千の邪道&外道とともにトーナメントの勝敗を度外視してオカダにターゲットを絞ってきそうだ。一方のオカダは、矢野&SHOとトリオ結成。7.31後楽園のオカダ&SHOvs裕二郎&外道戦では、試合終盤に矢野の“金的”介入もあってSHOが外道から勝利を挙げており、珍?コンビネーションに期待したい。 2日目となる7日の後楽園大会でも、「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」2試合が行われる。この日は、棚橋&飯伏&ワトが、IWGPタッグの因縁を引きずるタイチ&ザック&金丸とトーナメント1回戦で対戦。このところ静かな不協和音が流れていた棚橋&飯伏の“ゴールデン☆エース”だが、7.31後楽園では試合後のバックステージで、この日も不調が目立った棚橋の呼びかけに飯伏が無言で立ち去るなど、さらに状況は悪化しているのだ。そんなすきま風が吹く両者をせせら笑うように、タイチ&ザックは飯伏に“悪のリクルート”を開始。タイチは「棚橋は捨てて、新しい方向に歩け。道は2つある。違うヤツと組むか?俺らのところに来てもいいぞ?」と飯伏を勧誘。果たして、棚橋&飯伏はこのまま空中分解してしまうのか? また、こちらも大阪・大阪城ホール大会以来の抗争が続く、ワトと金丸も激戦必至である。 「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」1回戦のもう1試合は、真壁&本間&田口vs後藤&石井&YOSHI-HASHI。真壁と田口は矢野とのトリオで第19代王座を戴冠しているだけに、このトーナメントを勝ち抜き、再びベルトを掴みたいところ。長期欠場からの復帰以来、タイトル戦線になかなか絡めなかった本間にとっても好機到来! G.B.Hとタグチジャパンの混合トリオが、同王座獲得に邁進しそうだ。一方、後藤&石井&YOSHI-HASHIは、今回のトーナメント唯一のヘビー級戦士のみのトリオであり、お互いの信頼感やコンビネーション的にも安定感はバツグン。優勝候補の一角と言える屈指の実力派チーム。最近ではなかなかタイトル挑戦のチャンスに恵まれない6選手なだけに、ここはタイトルを狙いたい。 この夏、新日本プロレスはトーナメントで活性化しながら、8.29東京・明治神宮野球場大会まで突っ走っていく。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月04日 06時30分
スターダム真夏の横浜武道館2連戦のスペシャルアンバサダーに新日本から真壁刀義が就任!
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは1日、今月の22日、23日と2日間に渡って開催する真夏のビッグマッチ『STARDOM YOKOHAMA CINDERELLA 2020』神奈川・横浜武道館大会の記者会見を横浜武道館で行った。横浜武道館は今年、取り壊しと建て替えが決まっている横浜文化体育館に隣接しており、今回、プロレスの興行としてはスターダムがこけら落としとなる新会場だ。 22日のメインイベントは赤いベルトこと、ワールド・オブ・スターダム選手権試合で、チャンピオンの岩谷麻優に朱里が挑戦。23日のメインイベントは白いベルトこと、ワンダー・オブ・スターダム選手権試合で、チャンピオンのジュリアに中野たむが挑戦するなど、スターダムが所管しているタイトルマッチは2日間に渡って全て行われる予定。22日には、下田美馬、まなせゆうなが特別参戦する。 また、同じブシロード傘下である新日本プロレスから、神奈川県相模原市出身の真壁刀義がスペシャルアンバサダーに就任。会見に出席した真壁は「ここ神奈川はこの俺様の地元なんだよ。だからここでスゲェテンション上げて、スゲェ試合をしてもらいたいですね。分かってんなテメェらオイ!そうそう。もっと来ねえと俺乗らねぇから!分かる?そういうこと!スターダム、すごいねえ、期待してっから。ここだぜ?こけら落としだろ?最高のもの期待してっから。以上です!」と地元でビッグマッチを開催するスターダム勢にエールを送った。 さらに、真壁は「相模原が地元です」と話した渡辺桃に好意を抱いたようで、「それだけで僕は親近感わきましたね」と笑顔。会見の最後には、大会記念Tシャツを「カッコいい」と称賛した上で、「次回着てきます」と自身が着用することを約束。スターダムと新日本の交流は、今年1.4東京ドーム大会でスターダムが提供マッチを行ったことから、ミラノ・コレクションA.T.さんがコーチを務めている他、小島聡や中西学さん、獣神サンダー・ライガーさんなどが臨時コーチや、テレビ解説などを務め、矢野通やタイチもリング外で絡んでいる。今回、真壁がアンバサダーに就任したことにより、新日本とリング外でも交流が続けられるのは、スターダムにとってかなりメリットがあるだけに、今後の展開にも期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月03日 11時05分
KENTA参戦!新日本がアメリカ版ニュージャパンカップを開催!
新日本プロレスは、8日朝11時(日本時間、以下同)より動画配信サービス新日本プロレスワールドでスタートする“アメリカ初”の配信限定番組『NJPW STRONG』の詳細と、この中で行われる『LEC Presents NEW JAPAN CUP 2020 in THE USA』1回戦の全カードを発表した。 『NEW JAPAN CUP 2020 in the USA』(NJC USA)は、8選手によるトーナメント戦で、優勝者にはIWGP USヘビー級チャンピオン、ジョン・モクスリーヘの挑戦権が与えられる。1回戦は8日、準決勝戦は15日、決勝戦は22日にそれぞれ公開される。 出場メンバーは、新日本マット本隊で活躍するデビッド・フィンレー、カール・フレドリックス、ジェフ・コブ、バレットクラブからはKENTA、タマ・トンガ、タンガ・ロア、チェーズ・オーエンズが参戦。さらに、ROHで活躍するブロディ・キングもエントリーした。なお、ジュース・ロビンソンは右足負傷のため大会欠場となるとのこと。 注目は、来日が出来ずにいたフィンレーやバレットクラブ勢だが、帰国が出来ない状況にあるKENTAにとっては、いきなり訪れたビッグチャンスなだけに、モノにしたいところだろう。1回戦ではフレドリックス対KENTA、コブ対タンガ、フィンレー対オーエンズ、キング対タマが対戦する。メンバーの半数がバレットクラブであることから、同門対決は避けられない模様。 日本ではEVIL&ディック東郷を補強したバレットクラブだが、アメリカではどんな動きが待っているのか、優勝争いとは別に注目される。まずは、KENTAと柴田勝頼の弟子であるフレドリックスのシングルマッチに期待したい。(どら増田)
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社会 2020年08月01日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★「GoToトラベル」キャンペーンの是非
政府による観光支援事業「GoToトラベル」キャンペーンがついに始まったな。1.7兆円という莫大な予算を投じて力が入ってるけど、わりと仕組みが複雑だし、適用条件も二転三転していて、バタバタしているなという印象だね。 7月21日時点では、高齢者と若者の団体旅行はダメとか、キャンセル料は誰が補填するかだったり、国土交通省の言ってることが毎日変わっている。この時期に旅行の幹事なんかを任された人は、そのたびに右往左往して大変だろうな。 そもそも、旅行業者や観光地の人たちを救済するために始めたキャンペーンなのに、現場の人間に一番負担がかかっているというのは本末転倒だよね。 なかでも賛否両論の意見が出ているのは、東京都内に旅行するときと東京在住の都民は、キャンペーン対象外になっていることだ。 事情は理解できるよ。全国で過去最多の感染者が出ている状況だからな。ただ、「東京都民は除外」というのも、ざっくりしすぎてるんじゃないかな。東京都といっても、広いんだよ。都心の23区だけでなく、多摩地域には26もの市があるし、檜原村もある。それに伊豆諸島や小笠原諸島も東京都だからね。それを全部一緒にするのは無理がある。 7月20日時点の感染者累計数は新宿区が1502人、世田谷区でも740人を超えている。23区だと千代田区以外はどこも3桁台の感染者を出している。官庁街の千代田区の数は眉唾だが…。 新型コロナによる緊急事態は、自然災害の防災・減災の取り組みを見習うべきだ。例えば、豪雨で冠水や土砂災害が発生すると、自治体の判断で警報や避難勧告が出される。新型コロナでも自治体レベルでやるべきだよ。問題はエリア全域の警報と避難の見直し、避難所と自宅避難の区分けだな。豪雨で浸水の可能性がある家屋が周辺にある数軒だったとしても、そのエリアに住む数万人に避難勧告が出てしまうんだよ。 経済的理由から、自治体のハザードマップの活用に時間が掛かった失点もあった。ただ、人命の優先を目的に、ようやく都市計画図に基づいた河川の氾濫、土砂崩れ、地震、火山、津波などの災害に活用されるようになっている。 繰り返すが新型コロナでも防災・減災の取り組みを見習うべきだ。ただ、今回のキャンペーンは、表面上の感染拡大の防止と、水面下では予算割と予算の取り合いという“金食い虫”の問題がある。人命と経済の両立ではなく、経済最優先というのが、明確な方針なのだろう。 とはいえ、大阪府は7月に最多感染者数を出しているし、全国的なキャンペーンどころじゃない。各地方自治体は、広域連合を組むなり、政府と真っ向から物を言う体制を作るべきだ。 この問題は日本だけでなく、世界中で起こっている。災害は防災の限界から「減災」に切り替えている。減災の基本は正しい情報、自助の備えと協力だ。国に頼ってばかりはいられない。 東京都もお高く止まっている場合ではないんだよ。千代田区内の官庁街は、国防上から特別区治外法権としても、東京は検査と情報開示をしないと。このままでは、東京震源の感染拡大はどうにもならない。千葉、埼玉、神奈川、それに東京の三多摩も迷惑している。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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スポーツ 2020年07月29日 11時00分
新日本7.31後楽園のメインで永田裕志と鈴木みのるが“タイマン勝負“
新日本プロレスは28日、『SUMMER STRUGGLE 2020』の追加カードを発表した。 注目は31日の東京・後楽園ホール大会だ。メインイベントでは永田裕志と鈴木みのるによる危険な一騎打ちが実現する。 永田と鈴木は今年の『NJC』1回戦で7年ぶりに対戦。激しい打撃の応酬、壮絶な削り合いの末、永田が辛勝を収めた。以降も両者はバチバチの挑発を繰り広げ、みのるは25日に開催した愛知・愛知県体育館大会の試合後に「永田裕志公開処刑、シングルマッチ組めよ」と要求。永田も「オマエが壊れるか、俺が壊れるか、二つに一つだ」と迎撃の構えを見せた。 そして、27日の後楽園大会でタッグマッチ終了後、みのるがマイクを握って「タイマン、やろうぜ。永田裕志、公開処刑だ」と改めてアピールすると、永田もバックステージで「こっちは逃げも隠れもしない、万全の調子でかかってこい。いつでも受け止めて、叩き返してやる」と返答。みのるの焦りも指摘するなど、永田は冷静に受け止めている。 日々、苛立ちを募らせるみのると、第三世代の底力を見せたい永田。遺恨が再燃した両雄の対決。かつては東京ドームも熱狂させた黄金カードが後楽園で見られるのは魅力的だ。永田にとってもみのるにとってもシングルでメインを張るのは久々なだけに、凄い試合になることを期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年07月28日 11時00分
新日本オカダ・カズチカ、裕二郎との再戦受諾も「正直余裕だよ」
新日本プロレスは27日、東京・後楽園ホールで『SUMMER STRUGGLE 2020』第2戦を開催した。 セミファイナルでは26日と同じく、オカダ・カズチカ&SHOのCHAOSが、高橋裕二郎&外道のバレットクラブと対戦。 オカダを諦めきれない裕二郎が挑発し、オカダと裕二郎の先発で試合開始のゴング。オカダは裕二郎を蹴り倒すと、すぐにSHOにタッチした。連敗は逃れたいバレットクラブは、裕二郎がタッチ権の有無にかかわらずオカダを追っていく。序盤は外道のインサイドワークも駆使しながら、SHOに照準を絞り苦しめる。 SHOは外道にジャンピングニーを決めてピンチを切り抜けると、オカダにタッチ。「行くぞ!後楽園!」と叫びながら、オカダは外道にラッシュを仕掛けるも、裕二郎がビックブーツ、噛みつき攻撃で動きを止める。オカダはSHOにタッチすると、スピアーからアームロックで絞り上げるが、ここでレフェリーの隙をついた邪道が乱入し、竹刀で殴打。倒れたSHOに裕二郎はピンプシューズを決めてカウント3。バレットクラブが勝利を収め、試合後も裕二郎はオカダを急襲した。 バックステージで、裕二郎は「誰かオカダの言ったこと聞いたやついるか?あいつは俺の目の前でこう言ったんだよ。『何回でもやってやるよ。何回でも』。お互いの気持ちは同じってことだ。とりあえずよ。もう1回、シングルマッチやろうぜ!これ!マジ」と改めて、再戦を要求。オカダは「いいんじゃないでしょうか。あんな裕二郎さん見たのは何年ぶりでしょうか。ただ、最後の試合終わってからの一発。バレットクラブの高橋裕二郎が残ってて安心したよ。それって上まで上がって来るのか?昔のような裕二郎さんで上まで登って来るのか?どっちでもいいけどさ。俺は正直余裕だよ。俺にどんなにジェラシーがあったとしても変わらない実力というのがここにはあるから。もちろん、あそこまで燃えて、やる気があるんであれば、別に俺、タイトルも何もないし、ガンガンやり合ってもいいんじゃないですかね」と再戦を受諾したが、余裕の表情は崩さず。オカダが「やりたいこと」を裕二郎が阻むほど、振り向かせられるかがテーマになりそうだ。◆新日本プロレス◆『SUMMER STRUGGLE 2020』2020年7月27日 観衆 482人(札止め)東京・後楽園ホール▼タッグマッチ(30分1本勝負)オカダ・カズチカ&●SHO(10分15秒 体固め)高橋裕二郎○&外道※ピンプジュース文・どら増田
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スポーツ
武藤敬司プロデュース! 8.30マスターズ後楽園大会に獣神サンダー・ライガーが参戦
2019年07月02日 20時30分
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スポーツ
WWE今年の東京公演はトリプルH劇場!2日目もサプライズ登場でドリームタッグ実現!
2019年07月01日 22時30分
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スポーツ
中邑真輔、カブキウォリアーズ華麗なる凱旋!カブキウォリアーズはタッグ王座挑戦権獲得!
2019年07月01日 20時30分
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その他
「蝶野正洋の黒の履歴書」★1年後には復帰しそうな長州力
2019年07月01日 18時00分
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スポーツ
藤波、武藤から真壁、清宮まで“おくりびと”の言葉と、長州が語った猪木イズム!
2019年06月28日 06時30分
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スポーツ
長州力がファイナル興行でプロレス界に残したかったことは何か?90年代の熱気が再燃!
2019年06月27日 22時30分
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スポーツ
WWE日本公演直前!中邑真輔の標的はIC王者ベイラー!紫雷イオがヒール転向か?
2019年06月27日 18時30分
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スポーツ
新日本YOSHI-HASHI、ザックに無念の敗戦!『G1クライマックス』は予定通り開催へ
2019年06月26日 22時30分
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スポーツ
WWE東京公演直前!AJスタイルズがリコシェと対戦!男女王者タッグが本格始動!
2019年06月26日 19時30分
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その他
【本好きのリビドー】◎悦楽の1冊 『禁じられた遊び』清水カルマ ディスカヴァー文庫 800円(本体価格)
2019年06月26日 15時30分
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スポーツ
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「スティーブ・ウィリアムス」日本マットに2つの転機をもたらした“殺人医師”
2019年06月25日 22時30分
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スポーツ
WWEリコシェがUS王座奪取!チャンピオンで日本公演“凱旋”へ!戸澤はまたもや…
2019年06月24日 22時00分
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その他
「蝶野正洋の黒の履歴書」★おいオヤジたち、一緒に立ち上がるぞ!
2019年06月24日 18時00分
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スポーツ
“過激な仕掛け人”新間寿氏の殿堂入りセレモニーをWWE東京公演で開催!
2019年06月24日 11時30分
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スポーツ
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ストロング小林」再評価されてしかるべき日本屈指のパワーファイター
2019年06月18日 22時30分
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スポーツ
新日本YOSHI-HASHIが仰天提案!アーチャーがダラスを意識、EVILはロスインゴと距離
2019年06月18日 20時00分
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スポーツ
新日本G1クライマックス各大会の全公式戦を発表!今年はドリームマッチ連発!
2019年06月18日 19時00分
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スポーツ
新日本G1出場選手発表!真壁刀義、鈴木みのるらが外れ、ジェリコの名前はなし!
2019年06月17日 22時30分
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スポーツ
新日本次期シリーズ後楽園2連戦で『G1』概要発表!6.25仙台でブリティッシュW王座戦
2019年06月14日 07時00分
特集
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あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
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2025年10月03日 12時00分
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TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
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2025年09月26日 18時00分
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
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2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
