新日本
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スポーツ 2020年07月08日 11時15分
新日本7.12大阪城で三大タイトルマッチ開催!SHOが鷹木信悟に挑戦
新日本プロレスは、12日に大阪・大阪城ホールで開催する有観客試合によるビッグマッチ『DOMINION in OSAKA-JO HALL』の主要カードを発表した。 メインイベントでは、IWGPヘビー級&インターコンチネンタル二冠チャンピオンの内藤哲也に、前日11日の大阪城ホール大会で行われる『ニュージャパンカップ2020』(NJC)決勝戦、オカダ・カズチカ対EVILの勝者が挑戦する。オカダが1.4東京ドーム大会のリベンジを果たすのか?EVILがロスインゴ同門対決で下克上を達成するのか?内藤がしっかりと防衛するのか?今後の新日本マットを左右する試合になるのは間違いない。 また、NJCでSHOが鷹木信悟に勝利を収めたことにより勃発した2人の無差別級抗争が、NEVER無差別級のタイトルを懸けて行われることになった。チャンピオンの鷹木は「SHOごときが、よくも…ただじゃ済まねぇからな!一度勝ったぐらいで、立場が逆転したと思うなよ」とコメントを残すと、7.3東京・後楽園ホール大会ではNEVERのベルト2本を手にし、SHOに向かって「やるのか?やらねえのか?」と逆に挑発。SHOは挨拶代わりのスピアで返答した。パートナーのYOHが長期欠場を余儀なくされたこともあり、SHOはシングルプレーヤーとして、実績を残すチャンスがやって来た。これをモノに出来るか? そして、NJC 1回戦で棚橋弘至、2回戦で飯伏幸太を相手に、無法ファイトで勝利をおさめたタイチが「俺は王者を2タテした一人だ。もう挑戦はおろか、獲ったとしか。やる必要もない」とIWGPタッグチャンピオンチームを見下すと、7.3後楽園ホール大会ではIWGPタッグベルトを放り捨て、「拾え!」と王者タッグを挑発。すると、ついに飯伏の怒りが爆発し、バックステージで大乱闘を展開。棚橋&飯伏の“ゴールデン☆エース”が、タイチ&ザック・セイバーJr.の挑戦を受けて立つ。棚橋&飯伏はNJCのリベンジをタイトルマッチで晴らしたいところだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年07月07日 17時30分
新日本7.11大阪城大会NJC決勝全カード決定!マスター・ワト参戦
新日本プロレスは3日に開催された『ニュージャパンカップ2020』(NJC / 無観客試合・会場非公表)準決勝の結果を受けて、11日に大阪・大阪城ホールで開催するNJC決勝戦、その他全対戦カードを発表した。新日本は同大会より有観客試合を再開する。 オープニングマッチでは、真壁刀義&本間朋晃のGBHが、NJCで著しい成長を見せた辻陽太&上村優也のヤングライオンと対戦。第2試合では、天山広吉&小島聡が、後藤洋央紀&ゲイブリエル・キッドと対戦する。辻、上村、キッドがNJCで吸収したものを見せられたら面白い試合になるはずだ。第3試合では、3日に突如として現れた“グランドマスター目指す男”マスター・ワトが参戦。挨拶中に襲撃したDOUKIとシングルマッチを行う。ブルーを基調とした中国拳法風のコスチュームで、「プロレス界のグランドマスター、新日本プロレスの頂点を獲りに行きます!」と宣言したワトが、恥をかかされたDOUKIを相手にどんな試合を見せるのか注目したい。 第4試合では、SANADA&BUSHIと高橋裕二郎&石森太二のロスインゴ対バレットクラブ対決。第5試合は、IWGPタッグチャンピオンチーム棚橋弘至&飯伏幸太が、永田裕志、田口隆祐と本隊カルテットを結成。IWGPタッグ王座を狙うタイチ&ザック・セイバーJr.、鈴木みのる、エル・デスペラードの鈴木軍と全面対決。永田とみのるの絡みにも注目だ。セミファイナルは、IWGPヘビー級&インターコンチネンタル二冠王者の内藤哲也が、鷹木信悟、高橋ヒロムとのロスインゴトリオで、石井智宏&矢野通&SHOのCHAOSと対戦。NJCで再燃したヒロムと矢野の抗争が有観客試合で繰り広げられるのは、ファンにとって嬉しいことだろう。 メインイベントは、NJC決勝戦。オカダ・カズチカがEVILと対戦する。今年のNJCでは、永田との激闘もあったが、ジュニアヘビー勢との無差別級対決が多かったオカダが、決勝ではパワーファイターのEVILと激突。NJCでのEVILはロスインゴの盟友で、タッグパートナーであるSANADAですら、イス攻撃、急所蹴りといったラフ殺法一辺倒を貫いており、「手段を選ばない」という考えは、決勝でも変わらないはずだ。「試合を見てないから今のEVILはわからない」と話していたオカダだが、かなり苦戦するのは間違いない。翌12日の大阪城ホール大会のメインイベントで、内藤哲也の対角線に立つのはオカダか?EVILか?注目の一戦である。(どら増田)
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社会 2020年07月05日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 東京都知事選挙の争点
「東京アラート」が解除されて、少しずつ日常が戻ってきた。俺の止まっていた仕事も動き出してきてはいる。ただ、以前のように戻るのは、まだまだ先になりそうだ。特にイベント関係は最低でも3カ月前には動いてないといけないから、最短で開催できるのが夏の終わりになってしまう。 だから、自粛の解除のやり方にも問題があるかもしれない。同じ業界でも状況が違うから、まとめて一緒に自粛を要請したり、解除するというのがナンセンスなんだよ。プロレスだって会社は同じでも、試合をする選手とフロントの営業とではリスクが違うし、対策も違う。それを業種単位、会社単位で規制しようっていうのは難しいんだよ。 まだコロナは収束したとはいえないが、小池都知事の自粛要請が急にトーンダウンしたな。これはやっぱり、小池さんが次の東京都知事選(7月5日)を見据えて、点数稼ぎを始めたんだろうね。このまま規制を厳しくしてたら、飲食業の人たちを敵に回すことになるからね。 都知事選の一番の争点は、コロナ対策になるだろう。やっぱり“東京with新型コロナ”時代の舵取りをしてくれる人じゃないといけない。国に対してクレーマーみたいになるんじゃなくて、ちゃんと計画を立てて行動できる人。だから“政治屋”じゃなく、志のある本物の政治家になってほしい。 都知事選のもうひとつの争点は「東京オリンピック」の開催だな。現状は来年に延期ってことになってるが、俺は開催するのは難しいと思う。国内イベントだったら3カ月でなんとかなるけど、オリンピックを仕込む準備期間は1年以上かかる。世界はまだまだコロナと戦っていて、ほとんどの地域は国から出られない、入れないという状態。今から気を取り直して準備を再開しても間に合わないよ。開催か中止かを争点にするのはいいけど、その辺りの状況をしっかり認識したうえで議論してもらいたいよね。 もちろん、防災や減災も重要だよ。それには東京の一極集中を解消しなくてはならない。 例えば、都心を走る満員電車なんて、密になって危険だとか言われてるけど、そもそも乗車率200%なんてのが異常なんだよ。「定員」というのは、詰め込んで載せられる人数ということじゃなくて、安全を確保できる目安でもある。映画館だって、プロレスの会場だって、安全確保という点から収容人数を計算して、それ以上はお客さんを入れたらいけないってきっちり決まってる。でも、電車はそれがないんだよ。だから防災という面でも、あんな満員電車が毎日走ってるというのがおかしいのであって、コロナ以前でも真っ先に改善しなきゃいけない問題なんだよ。 今回のコロナ禍で、首都圏と呼ばれる、東京、神奈川、千葉、埼玉あたりの知事たちは意思疎通ができてないし、思惑がバラバラなことがよく分かった。だからこそ、新しい都知事にはこの首都圏をまとめるような構想を持ってほしい。 関東で連合して…という言い方をすると違うイメージになっちゃうけど(笑)、悪い連中だってまとまれるんだから。行政でもそのぐらいのスケール感を持った人に都知事になってもらって、経済にも、災害にも立ち向かってもらいたいね。********************************************蝶野正洋1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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スポーツ 2020年07月05日 08時00分
一度は使ってみたいプロレスの言霊 「つまらない話を聞くなよ。止まるわけないだろう!」発言者・馳浩
プロレス中継の中でも屈指の名場面として今も語り継がれるのが、1987年に放送された馳浩と山田邦子の絡みであろう。若手の馳に凄まれた山田がすっかりひるんでしまった様子を見て、「やっぱりプロレスラーは凄いんだ」「人気者だからってプロレスを舐めるな」と留飲を下げたファンは多かった。 かつてアントニオ猪木は「プロレスに市民権を」と熱く語っていた。一部のプロレスファンだけが熱中するものではなく、広く一般からその価値を認められたいという意味である。 ひるがえって令和のプロレス界を見てみると、会場には若い女性が集まり、テレビのバラエティー番組ではレスラーたちが人気タレントと並んで出演している。こうした状況をもって「市民権を得た」とも言えそうだが、では、これが猪木の望んだプロレス界の理想なのか? おそらく「決してそうではない」と昭和のファンは反発するだろう。★プロレスファンが抱く選民思想 新日本プロレスの旗揚げ当初に掲げた“キング・オブ・スポーツ”の言葉通り、プロレスがあらゆるスポーツの頂点に立ち、万人から尊敬を集めるような存在になることこそが、猪木の悲願でありロマンであった。 だが、当時は他のスポーツやエンターテインメントと同列どころか、「ずっと価値の低いもの」とする声が主流だったために、まずは“市民権”という言葉を使ったのである。 世間から低く見られた理由とは、言うまでもなく八百長の問題であった。「なぜ、ロープに振った相手が戻ってくるのか」「相手の攻撃をあえて受けるのはなぜか」「そもそも勝敗は最初から決まっているのではないか」といった批判や疑問は、力道山の時代から幾度となく繰り返されてきたが、プロレス側から明確な回答がなされることはなかった。 世間的には「厳格なルールが定められ、それにのっとって真剣に行われる」のが、まっとうな競技であると理解されている。そうした価値基準からすれば、反則が当たり前でパフォーマンスも過剰、余計なものが盛られまくったプロレスは、まったくもって「くだらない」ということになる。 これに対して、のちの直木賞作家である村松友視は、デビュー作となった『私、プロレスの味方です』において「余計なものがあるから素晴らしいのだ」との視点を提示した。 決まり事や常識を超えたところに人間性の発露があり、そこに感動が生まれるというプロレスの捉え方は、それまで世間一般からはもちろんのこと、家族や友人からも「プロレスなんてくだらない」とさげすまれてきたファンにとって、大きな心の支えとなった。 しかし、その言説は平易な文章とは裏腹に、芸術論的な小難しい理屈を多分に含んだものであり、これをアンチの人々が積極的に受け入れたわけではない。そのため、熱心なファンたちは「分かる者だけ分かればいい」「プロレスを楽しめる我々こそが高尚で、分からない世間は低俗」というような一種の選民思想を抱くようになった。★大きな反発を生んだ新路線 プロレスファンのマニア化が進む中、別のアプローチでメジャー化を図ろうとしたのが、1987年4月に放送開始した『ギブUPまで待てない!! ワールドプロレスリング』であった。 当時、好感度ナンバーワンの山田邦子をMCに迎えて、それまでのプロレス中継『ワールドプロレスリング』を“プロレス+バラエティー”の名のもとにリニューアル。しかし、この方針は“選民”であるプロレスファンに受け入れられず、むしろ「何も知らない奴らがプロレスを玩具にしている」と大きな反感を買うことになる。 それを象徴したのが、海外遠征中に途中帰国し、同番組に出演した馳浩である。山田の「血なんかはすぐに止まるものなんですか?」との質問に、「つまらない話を聞くなよ!」と語気強く応じ、さらに馳は「止まるわけないだろう!」と続けた。これを受けて萎縮する山田…。 まだ若手にすぎなかった馳が、当代きっての人気タレントに堂々と反論してその軽口を封じたことに、ファンはこぞって喝采を送ることとなった。プロレス界を取り巻く空気を見事にすくい上げた、万事配慮の行き届いた馳ならではの名言であったが、一方で「やはりレスラーは乱暴で口の利き方を知らない」との批判も起こったという。 結局、テコ入れは大失敗に終わり、テレビ朝日はバラエティー路線から撤退。『ギブUP〜』はわずか半年で終了して元の『ワールドプロレスリング』に戻ったものの、悪循環から視聴率は振るわず、その後のプロレス中継は夕方枠、さらには深夜枠へと追いやられることになる。馳浩***************************************PROFILE●1961年5月5日生まれ。富山県小矢部市出身。身長183㎝、体重105㎏。得意技/ノーザンライト・スープレックス、裏投げ、ジャイアント・スイング。文・脇本深八
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スポーツ 2020年07月03日 11時00分
新日本NJCオカダ・カズチカが“先輩”石森太二を倒して準決勝進出!
新日本プロレスは2日、32選手が参加しているトーナメント『ニュージャパンカップ2020』(NJC)の準々決勝を、動画配信サービス新日本プロレスワールドで世界生配信した。 セミファイナルでは、オカダ・カズチカとジュニアヘビー級の石森太二による無差別級対決が実現。この2人は闘龍門時代の先輩と後輩の関係で、オカダが13期生、石森が9期生。石森が4期先輩にあたる。 30センチ近い身長差がある両者だが、身長で劣る石森が顔面をかきむしって奇襲を仕掛ける。だが、オカダはカウンターのフロントハイキックで石森を吹っ飛ばすと、セントーンアトミコ、エルボースタンプ、低空ランニングフロントキックと立体的な技で石森を追い込んでいく。 しかし、ここで花道から外道が登場。オカダは外道に意識が行ってしまい背後から石森が攻撃。チンロック、ギロチンドロップ、ロープを利用した投げっぱなしジャーマン、スリーパーホールドなどを繰り出し、オカダを苦しめる。ランニングバックエルボー3連発など力技で石森を突き放そうとするオカダだが、ハンドスプリングエルボーからYes Lockで締め上げられ、石森の意地から逃れられない。 オカダがリバースバックブリーカーを決めたところで、外道が再び登場。ここからは外道のインサイドワークに振り回される展開となり、石森はさらにYes Lockでオカダを締め上げるが、これを凌いだオカダはスクリュー式のツームストンパイルドライバーから、変型コブラクラッチへ。石森はレフェリーのシャツを掴んで巻き込むと、外道がまたまた乱入。しかし、オカダはドロップキックで排除。石森にもドロップキックを見舞い、変型コブラクラッチをガッチリ極めて、ギブアップ勝ちを収めた。 試合後、オカダは「本音言えば2人でやりたかったね。本当に昔から知ってる先輩なんで」とコメント。石森も「俺的にはルーツは一緒で面白いし、きょうで最初で最後の対戦とは思ってねぇから」と再戦をアピールした。オカダは3日の準決勝で高橋ヒロムと対戦する。新日本プロレス『ニュージャパンカップ2020』2020年7月2日配信会場非公表(無観客試合)▼トーナメント準々決勝○オカダ・カズチカ(16分52秒 変形コブラクラッチ)石森太二●(どら増田)
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スポーツ 2020年07月02日 11時00分
新日本NJC、石井智宏と高橋ヒロムが激アツ前哨戦!
新日本プロレスは7月1日、32選手が参加しているトーナメント『ニュージャパンカップ2020』(NJC)の2回戦を、動画配信サービス新日本プロレスワールドで世界生配信した。 第3試合の特別戦で、石井智宏&矢野通&辻陽太のCHAOS&ヤングライオン軍と、内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロムのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)が6人タッグマッチで激突。石井とヒロムは2日に行われるNJC準々決勝で当たることが決まっている。 先発は辻とヒロム。当然ヒロムは石井に出て来いとアピールするが、出て来たのは「二度とやりたくない」天敵の矢野通。矢野を信用しないヒロムは、矢野が自身のタイツに手を入れただけで後退り。今宵も2人による追いかけっこが繰り広げられたが、接触しないまま辻と鷹木に。鷹木が辻にラッシュを仕掛けると、ここで石井とヒロムがついに対峙。激しくやり合った。 石井はヒロムの技を正面から受けまくる展開は見応え十分。これはシングル対決が楽しみになってきた。試合はロスインゴが連携から、辻に照準を絞り、ヒロムがトラースキックから、逆エビ固めで絞りあげると、辻はたまらずギブアップ。ロスインゴが勝利を収めている。試合後、石井は「おいっ高橋!チャンピオンとしてのプライド、それからテメエがいつも叫んでいるジュニアヘビー級のプライド、全てぶつけて来い」とアピールすると、ヒロムは「石井智宏!お前に言葉はいらねぇ。(胸を叩いて)ここのぶつかり合いだろ?ジュニアもヘビーも関係ないだろ?見せてやるよ。俺の気持ち!真っ向勝負だ!」と叫んだ。 NJCで優勝して、内藤哲也のIWGP二大王座に挑戦したいヒロムにとって、石井は超えなければならない壁。この日は石井が優勢に見えたが、ヒロムに秘策はあるのか?注目の準々決勝である。新日本プロレス『ニュージャパンカップ2020』2020年7月1日配信会場非公表(無観客試合)▼6人タッグマッチ石井智宏&矢野通&●辻陽太(13分06秒 逆エビ固め)内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロム○(どら増田)
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スポーツ 2020年06月30日 06時30分
新日本プロレス今年の夏は後楽園4連戦!有観客試合続々決定
15日に大会を再開した新日本プロレスは、7月11日の大阪・大阪城ホール大会2連戦から観客を入れた興行再開を決定しているが、7月に予定されていた北海道シリーズを中止に、8月に予定されていたアメリカ・ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン大会の延期を発表している。 新日本では、その代替となる夏のシリーズを下記の通り決定した。■『ニュージャパンカップ2020<決勝戦>』・7月11日 大阪・大阪城ホール■『DOMINION in OSAKA JO HALL』・7月12日 大阪・大阪城ホール■『NEW JAPAN ROAD』・7月20日 東京・後楽園ホール■『SENGOKU LORD in NAGOYA』・7月25日 愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)■『SUMMER STRUGGLE 2020』・7月26日 東京・後楽園ホール・7月27日 東京・後楽園ホール・7月29日 静岡・アクトシティ浜松・8月6日 東京・後楽園ホール・8月7日 東京・後楽園ホール・8月8日 東京・後楽園ホール・8月9日 東京・後楽園ホール・8月12日 愛媛・八幡浜市民スポーツセンター・8月13日 愛媛・宇和島市総合体育館・8月16日 静岡・ツインメッセ静岡北館 大阪城の後は後楽園を挟んで、名古屋でビッグマッチを開催。その翌日からは真夏のシリーズ『SUMMER STRUGGLE』が久々に帰って来る。今年は『G1クライマックス』が秋に開催される予定となっているため、まだG1が約1か月に渡る長期シリーズになるまでG1の直前に開催されていた、同シリーズが復活することとなった。目玉はいきなり始まる後楽園4連戦だろう。東京近郊のファンはこの後楽園4連戦のいずれかで、久々となる新日本の生観戦が出来るのではないだろうか。 9月下旬から開催予定の『G1クライマックス30』に向けて、7月、8月のシリーズは重要な役割を果たすだけに、どんな闘いが繰り広げられるのか注目したい。(どら増田)
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社会 2020年06月28日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★賭け麻雀発覚は安倍政権の“役人潰し”
「賭け麻雀」で黒川弘務さんが検事長を辞職したことについて、俺なりの意見を言わせてもらうよ。 事の流れを整理すると、まず今年の1月末に前例のない定年延長が閣議決定され、黒川検事長が勤務を継続することになった。それを受けて、公務員が65歳まで定年を延長できることなどを盛り込んだ検察庁法改正案が3月に国会に提出されたんだけど、野党や国民からの猛批判にあって政府与党が成立を断念。そして、新型コロナで自粛期間中だった5月に、その黒川さんが新聞記者と3密の賭け麻雀をやっていたことが発覚。黒川さんは辞任となり、検察庁法改正案も廃案になった。 この一連の出来事で俺が引っ掛かったのが、安倍政権の「公務員定年延長」のカードの出し方と、その時期だよ。こんな画に描いたような展開になるってことは、最初から政権側が黒川さんを辞任に追い込んで、改正案を廃案にさせたかったんじゃないかな。 官僚は「実務と実績」、政治家は「選挙と政策」を重要視していて、政治家と官僚はコインの表裏の関係なんだよ。俺は公務員の定年を延長すること自体は必要だと思う。消防や警察も含めて現場は人が足りていないし、管理職も増やさないといけないしね。だけど、政治家としては官僚の権力を大きくするとコントロールが効かなくなる。地方なんてもっとそうで、役人の力が強いから誰が知事になっても思うように改革できなかったりする。行政というのは変革を極端に嫌う。主張せず、問題を起こさず、上から降りてきた案件を前と同じやりかたのバトンリレー形式で次に渡すだけ。 ただ、保守的な行政のことも理解はできる。会社なら株主選出の役員(政治家)に振り回され、業績や利益が下回った負債処理のツケは社員に回る。政治家は支持を失ったら辞職で責任を取るが、負債業務を弁済する義務はないから、やり逃げだ。官僚はもちろん、政治家も、任期を穏便に終えたいのが本音だろうね。 政治家は市民が選んだ代表だけども、お役人さんはただのエリート。だから自分たちを保守することしか考えない。役所の手続きなんかもITを駆使すれば簡略化できて人も減らせるのに、なかなか進まない。「改革」が役割の政治家と、保守的役割の行政は相反するんだよ。やっぱり職を確保したいという、役人ファーストのシステムになってる。安倍さんはそこを崩したかったんじゃないかと思う。 ただ、役人を潰すためには、政治家にはもっと先にやるべきことがある。日本の戦後は、表社会も闇のシステムから復興している。政治の汚職なんかも今とは比べものにならないぐらいあったしな。ようやく社会がコンプライアンスを取り入れて、そういうこともなくなってきた。ただ、エリート官僚軍団VS野心家政治家軍団、遅れを取っているのは政治家の方だな。今回の仕掛けは、危機感を持つ政界が、官僚>政治家という図式を逆転させたい一手だと思うけど、まずは政治家が変革しないとエリート官僚軍団には勝てないよ。 しかし、公務員改正の引き延ばしが「テンピン麻雀」とは、コスパがよすぎる。やってる事は、俺が経験した平成の新日本プロレスの経営と、同じレベルの騙し合いだ。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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スポーツ 2020年06月28日 08時00分
一度は使ってみたいプロレスの言霊 「俺だってねえ…」発言者・木村健悟
現在、東京都品川区議会議員として3期目を務める木村健悟。引退後のプロレスラーとしては、かなり安定している部類である。その現役時代を振り返ってみても、大きな故障がなく、長きにわたり活躍を続けた印象が強い。しかし、それは本当に木村の望んだレスラー像であったのだろうか。 脇役一筋のプロレス人生であった。 木村健悟(1988年にリングネームをそれまでの「健吾」から改称)。同い年の藤波辰爾(以前は辰巳)とは表向きにはライバルといわれ、ジュニア時代、ヘビー級転向後とそれぞれ抗争を繰り広げたが、シングル戦でのフォール勝ちは一度もない。 ’87年1月2日の対戦では3カウントこそ奪ったものの、脚のサポーターに凶器を仕込んだ稲妻レッグラリアットによるものであった。そのため、ノーコンテスト(無効試合)の裁定に終わっている。★脇役に徹したレスラー人生 タッグを組んでも主役はあくまで藤波であり、木村はそのサポートに回るのが常だった。 メキシコでタイトルを獲得しての凱旋初戦もテレビ中継されず、一度はNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を獲得したが、これも藤波が故障欠場した際の代替的なものであった。 反選手会同盟から平成維震軍に在籍した時代も、リーダーはあくまでも全日本プロレス出身の越中詩郎であり、木村は新日本プロレス草創期からのメンバーでありながら、与えられたポジションは副将格。それも肩書だけのことで、試合となると小林邦昭やザ・グレート・カブキ、後藤達俊らにも存在感で及ばなかった。 ’81年7月、ローラン・ボックの来日初戦で、強烈なダブルアーム・スープレックスを食らって秒殺負けしたように、外国人レスラーの引き立て役となることもしばしばで、揚げ句には付き人だった武藤敬司から、「木村さんみたいなレスラーになりたい。立場が楽だから」などと、いじられるほどの脇役ぶりだった。 プロレスファンの間でも「木村は弱い」との評価が大勢であろう。その代名詞となったオリジナル技、稲妻レッグラリアットにしても、開発当初こそは何度かこれでフォールを奪うこともあったが、後々はすっかりつなぎ技となって、木村が「イナヅマ!」と叫ぶと会場に失笑が起きるような始末であった。 まるで効かないとすら言われるこの技だが、相手の鎖骨を骨折させたこともあり、平成維震軍興行では長州力からフォール勝ちを収めている。 脛の硬い部分を相手にぶつける大車輪キック、あるいはロープの反動をつけて正面から当てる延髄斬りのようなものだから、むしろ一撃必殺であることこそが本来の姿なのだ。 それがつなぎ技となってしまったのは、木村自身が「相手にケガをさせないように」と脛にサポーターを装着し、また、当てる場所やその勢いを加減したことによる。そのように、あえて技の威力を殺すあたりを見ると、木村は自らの意思で脇役の道を選んだとも言えそうだ。 坂口征二の付き人として日本プロレスから新日へ移籍してきたという経歴から、やはり主流である猪木派の弟子たちよりは、団体内での扱いが低くなる。実際、海外武者修行へ出たのは、藤波よりもかなり後のことだった。 そうした状況において木村が脇役に徹したのは、仕事としてプロレスを続けるためのやむを得ない選択であったのかもしれない。★マット史に残るワンマッチ興行 相手の技を受けて意識もうろうとなり、リングに崩れ落ちる。そんないかにも効いたような振る舞いで、相手の強さを引き立てることを業界内で「セール」と呼ぶが、「木村のそれは絶品だった」と評価する声もある。 ただ、それは木村の本意であったのだろうか。 子どもの頃には手が付けられないほどのヤンチャ坊主だったといい、新日流のグラウンド技術や試合の組み立てにはやや難があったとはいえ、海外遠征時にヒールとしてラフ殺法に徹した際には、メインイベンター級の活躍をしている。 敬愛するプロレスラーはアントニオ猪木で、子どもや孫には、猪木の本名「寛至」から「寛」の字を拝借して命名するほどであった。 ’87年1月3日、藤波とのシングル戦は藤波の反則暴走に終わった。流血した木村がリングを降りた後、そんな憧れの猪木から呼び止められると、うめくように「俺だってねえ…」と一言だけ呟いた。 果たしてその言葉の後に、のみ込んだ思いはいかようなものであっただろうか。 なお、その後の同月14日、日本プロレス史上初となる藤波vs木村のシングルマッチのみで開催された「ワンマッチ興行」では、序盤こそ木村が優位に試合を運んでいたが、最後は藤波の逆片エビ固めにギブアップの声を発している。木村健悟***************************************PROFILE●1953年9月4日生まれ。愛媛県新居浜市出身。身長186㎝、体重107㎏。得意技/稲妻レッグラリアット、パイルドライバー、トライアングル・スコーピオン。文・脇本深八
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スポーツ 2020年06月24日 17時30分
バーバー矢野の悪夢が再び?新日本NJC優勝を狙う高橋ヒロムに立ちはだかるY.T.R(ヤノ・トー・ルー)
新日本プロレスは23日、32選手が参加しているトーナメント『ニュージャパンカップ2020』(NJC)の1回戦を、動画配信サービス新日本プロレスワールドで世界生配信した。 第3試合では、スペシャルマッチとして、オカダ・カズチカ&石井智宏&矢野通&SHOのCHAOSと、内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&高橋ヒロムのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)による8人タッグマッチがラインナップ。 24日に行われるNJC2回戦では矢野とヒロム、7月1日に行われるNJC2回戦ではSHOとSANADAの対戦がそれぞれ決まっており、この4選手にとっては前哨戦となった。中でも、翌日に対戦を控える矢野とヒロムは、今から9年前、ヒロムがまだヤングライオン時代に「バーバー矢野」として、棚橋弘至の髪の毛を狙っていた“当てつけ”で、ヒロムの髪をバリカンで剃り上げた過去がある。 優勝して内藤との師弟対決&IWGP二大タイトルマッチ挑戦を見据えているヒロムだが、やはり9年前の悪夢がよぎるのか、試合前から明らかに矢野を避ける。矢野を見て「何か入ってる」と指摘するヒロム。矢野は膝のサポーターに消毒液を、タイツにはバリカンを仕込んでいた。バリカンを手に追いかける矢野と、逃げ惑うヒロム。試合展開とは関係なく、場外のロビーまでヒロムを追いかけた矢野はテーピングでヒロムの足をグルグル巻きに…。オカダが矢野をリングに戻すべく駆けつけるも時すでに遅し。カウント20が数えられ、両者リングアウトの裁定が下った。 試合後、矢野はバリカンを手に「ずいぶんビビってんな!楽しみだな!明日だ明日!お前の髪の毛、いい具合に伸びてるな。俺のことが好きなんだろ??」とドヤ顔。一方のヒロムは錯乱状態。果たして、どんな試合になるのか注目である。新日本プロレス『ニュージャパンカップ2020』2020年6月23日配信会場非公表(無観客試合)▼8人タッグマッチ(30分1本勝負)オカダ・カズチカ&石井智宏&▲矢野通&SHO(12分28秒 両者リングアウト)内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&高橋ヒロム▲
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初代タイガーがデビュー記念日に会見!6.20後楽園でストロングスタイルプロレス開催!
2019年05月10日 06時30分
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棚橋弘至が6.5両国大会でジェイ・ホワイトを相手に復帰戦!ジュースを狙う男は誰だ?
2019年05月08日 22時30分
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ライバル相手にIWGP初防衛のオカダ・カズチカ、次なる相手はクリス・ジェリコ!
2019年05月07日 16時00分
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「令和」の新日本プロレス“エース候補”は成田蓮!
2019年05月06日 20時00分
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ヒクソン・カレリン・メイウェザー〜平成の日本格闘技界に来襲した3人の男たち〜
2019年05月05日 18時10分
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プロレス界に続く維新軍の歴史 平成維震軍に続く令和維新軍は結成されるのか?
2019年05月05日 06時00分
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IWGPヘビー級新王者オカダ・カズチカ、初防衛戦は「約束通り」“同い年”のSANADA!
2019年05月04日 11時40分
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G1クライマックスと闘魂三銃士〜平成の新日本プロレス〜
2019年05月03日 20時00分
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“黒船”WWEが日本プロレスに本格侵攻!日本人主力選手も続々移籍
2019年05月03日 15時00分
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“常勝軍団”の平成…三冠王から名捕手まで、福岡ダイエー・ソフトバンクを振り返る
2019年05月03日 06時00分
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プロレス番組「ワールドプロレスリング」の歴史〜平成の新日本プロレス〜
2019年05月02日 20時00分
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メインはIWGPジュニア戦! 新日本プロレス令和初のビッグマッチは福岡2連戦
2019年05月01日 19時30分