第3試合では、スペシャルマッチとして、オカダ・カズチカ&石井智宏&矢野通&SHOのCHAOSと、内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&高橋ヒロムのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)による8人タッグマッチがラインナップ。
24日に行われるNJC2回戦では矢野とヒロム、7月1日に行われるNJC2回戦ではSHOとSANADAの対戦がそれぞれ決まっており、この4選手にとっては前哨戦となった。中でも、翌日に対戦を控える矢野とヒロムは、今から9年前、ヒロムがまだヤングライオン時代に「バーバー矢野」として、棚橋弘至の髪の毛を狙っていた“当てつけ”で、ヒロムの髪をバリカンで剃り上げた過去がある。
優勝して内藤との師弟対決&IWGP二大タイトルマッチ挑戦を見据えているヒロムだが、やはり9年前の悪夢がよぎるのか、試合前から明らかに矢野を避ける。矢野を見て「何か入ってる」と指摘するヒロム。矢野は膝のサポーターに消毒液を、タイツにはバリカンを仕込んでいた。バリカンを手に追いかける矢野と、逃げ惑うヒロム。試合展開とは関係なく、場外のロビーまでヒロムを追いかけた矢野はテーピングでヒロムの足をグルグル巻きに…。オカダが矢野をリングに戻すべく駆けつけるも時すでに遅し。カウント20が数えられ、両者リングアウトの裁定が下った。
試合後、矢野はバリカンを手に「ずいぶんビビってんな!楽しみだな!明日だ明日!お前の髪の毛、いい具合に伸びてるな。俺のことが好きなんだろ??」とドヤ顔。一方のヒロムは錯乱状態。果たして、どんな試合になるのか注目である。
新日本プロレス
『ニュージャパンカップ2020』
2020年6月23日配信
会場非公表(無観客試合)
▼8人タッグマッチ(30分1本勝負)
オカダ・カズチカ&石井智宏&▲矢野通&SHO(12分28秒 両者リングアウト)内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&高橋ヒロム▲