今年1月末に新日本プロレスとの契約満了に伴い単身アメリカに渡り、4月にトリプルH立ち会いのもとWWEと契約をしたKUSHIDA。5月のNXTデビュー戦から4連勝中の日本人スーパースターが、ジェフ・パーカーと対戦した。
試合は序盤からグラウンドテクニックで相手をコントロールしたKUSHIDAが、ヘッドロックからハンドスプリング・エルボーを放ち、さらにホバーボードロックを狙うもパーカーがロープエスケープ。この隙にKUSHIDAは顔面にパンチ一撃を食らったものの、ドロップキックからマサヒロ・タナカを相手の顔面に放ち反撃すると、最後はホバーボードロックを決めて完勝。KUSHIDAはNXTで無傷の5連勝を飾り、その実力を会場にアピールした。
KUSHIDAの新日本時代のライバルだったリコシェは、先日US王座を獲得したばかり。KUSHIDAもこれを意識しないはずがない。中邑真輔、リコシェら新日本からWWEに移籍した選手は、まずNXTでしっかりと実績を残してから、ロウやスマックダウンに昇格を果たしている。KUSHIDAも順序を踏んで行くことになるが、このまま行けばスピード出世も夢ではない。
軽量級ブランド205Liveでクルーザー級戦線を盛り上げている日本人スーパースター “スタミナモンスター”戸澤陽は、NXT王者アダム・コールに挑戦することが決定した。この一戦はWWEが提携しているアメリカの団体・EVOLVEの10周年記念公演の中で行われる。また、クルーザー級王者ドリュー・グラックとNXTのマッド・リドルの対戦も決定している。試合の模様は日本時間14日に世界配信。NXTを卒業した選手がNXT王座に挑戦するのは極めて異例のことである。
文 / どら増田
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