WWEは1月末に新日本プロレスを退団した日本人レスラーKUSHIDAとの契約を発表した。KUSHIDAはCOOのトリプル・HとNXTゼネラルマネージャーのウィリアム・リーガルと共に調印式に出席。リーガルGMが「ついにスーパースターKUSHIDAがNXTに所属する」と話せば、トリプルHは「彼がNXTに所属することにとても興奮している。世界的スターの1人だ」とKUSHIDAの契約を喜んだ。
KUSHIDAは「このような機会をありがとう!ベストを尽くします」と英語で意気込みを語ると契約書にサイン。また、この発表に新日本時代の先輩でWWEスーパースターの中邑真輔は「みんな、KUSHIDAがNXTにやってきた!!! ようこそクッシー」とツイッターを更新。新たな日本人NXTスーパースターKUSHIDAの誕生で今後のNXTの展開に注目が集まる。
日本人が公開契約をするのはヒデオ・イタミ(KENTA)以来となるが、ヒデオは日本での興行だったのに対して、KUSHIDAはアメリカのNXTの会場、しかもビッグマッチとあってWWEの期待の高さが窺える。フィン・ベイラー、リコシェら新日本時代にIWGPジュニアヘビー級王座などを巡り、激闘を繰り広げてきただけに、中邑とAJスタイルズのように、新日本マットでの闘いがそのままWWEマットで行われる可能性もあるだろう。軽量級ブランド205Liveに昇格すればすぐにトップを取る実力は十分あるだけに、期待したい。
なお、今大会でNXT女子王座に挑戦したカイリ・セインと紫雷イオは善戦も悲願の王座にあと一歩届かず、シェイナ・ベイズラーが王座防衛に成功している。
文 / どら増田
写真 / 舩橋諄