スポーツ
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スポーツ 2009年07月29日 15時00分
ノア 小橋“非情”な挑戦者選び
ノアの“鉄人”小橋建太(42)が8・1ディファ有明大会で行われるグローバル・ハード・コア・クラウン無差別級選手権(白GHC)の次期挑戦者決定戦に挑む7選手に厳しい注文を突きつけた。 7人が名乗りを上げた白GHC挑戦。7・24富士大会で以前パンパースで白GHCの一時代を築いた川畑が挑戦を表明し、一旦は決定かと思われた。 しかし、翌日のJCB大会では一転。パンパースのパートナー志賀が挑戦を表明すると、健介オフィスの起田をはじめ、のべ7選手が白GHC奪取を宣言。次期挑戦者争いは混沌となった。 それを見かねた小橋は7選手による挑戦者決定バトルロイヤルを行うことを発表。混戦の挑戦者争いに決着をつけることになった。 しかし、小橋は28日のノア役員会後、試合いかんではその挑戦を却下する緊急案をぶちあげた。 「ファンのみんなの反応が『がんばれよ』というものならいいが、『えー』というなら挑戦中止だ」さらに小橋は試合内容についても「ただ、面白おかしい試合をすればいいというわけではない」と自らで挑戦者を厳しくジャッジするつもりだ。 「誰が来てもいい」と自信を深める王者。前代未聞の挑戦却下を防ぎ、防衛ロードに待ったをかける挑戦者が現れるのか。白GHC戦線からいよいよ目が離せない。◆挑戦者決定バトルロイヤル参加選手=川畑輝鎮、志賀賢太郎、橋誠、起田高志、菊池毅、泉田純至、本田多聞の7人。
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スポーツ 2009年07月29日 15時00分
球界因縁のライバル(最終回) 田中VS斎藤(下)
早大・斎藤佑樹投手は、卒業までに山中正竹氏(法大)の持つ六大学リーグ通算最多の48勝、怪物と言われた江川卓氏(法大→巨人)の47勝にどこまで近づくか注目されている。 「数字よりも勝率が重要。結果はあとからついてくる」と本人は言うが、どういう勲章をひっさげて、来秋のドラフトでプロ入りするか。ファンは今から期待に胸をふくらましているだろう。 「期待通りに成長しているね。プロに入るときはぜひウチにきてほしい」。早実時代のハンカチ王子狂騒曲の最中、かわいい後輩に対し早大進学を勧めたソフトバンク・王球団会長は、その成長ぶりに目を細め、斎藤にラブコールを送っている。 名実共に来年秋のドラフト会議の超目玉になっている斎藤の争奪戦は激烈なものになるだろう。現状のドラフト制度ならば希望枠がないので、何球団もが1位に指名できる。果たして交渉権をどの球団が獲得できるのか。今から興味は尽きないが、阪神にナンバーワンの座を奪われたままの人気回復が至上命令の巨人などは、希望枠の復活を画策しているという。 球界を揺るがした江川事件を引き起こした過去のある巨人のことだけに、何を仕掛けてくるかわからない。しかし、最終的に斎藤がどの球団に入ろうと、楽天ゴールデンイーグルス・田中将大とのライバル物語復活だけは間違いない。 2006年夏の甲子園では、早実と駒大苫小牧の両校のエースとして決勝再試合を争い、斎藤が勝ったが、プロではどちらが勝者になるのか。いきなりプロ入りした田中が順調に勝ち星を伸ばす一方で、4年間の大学生活を送る斎藤にハンディがあるのは仕方ないが、ソフトバンク・王球団会長がアドバイスした通り、急がば回れだ。勝負はゴールを切るまでわからない。ただ言えるのは、田中VS斎藤が今後のプロ野球界を支える最大の宿命のライバルであり続けることだ。 11月22日に東京ドームで行われるセ、パ分立60周年記念の「プロ・アマNPB60周年センバツ野球」の若手プロ選抜VS大学選抜の目玉に期待されるのが、楽天・田中VS早大・斎藤というだけでない。2016年の五輪で野球競技復活を目指す、プロ・アマ合同の全日本野球会議は、今年春にこのコンビを起用して、PR活動を展開している。 北京五輪に日本代表として出場したものの、メダルを逸して悔しい思いをした田中は「リベンジしたい オリンピックで」。斎藤の方は「自分も投げたい オリンピックで」と、それぞれの思いをアピール。撮影は、田中がキャンプ地の久米島で、斎藤は神宮球場で行われた。 選抜高校野球大会が行われた甲子園をはじめ、東京六大学野球の舞台の神宮球場や、社会人野球、さらにはプロ野球12球団のフランチャイズ球場で流された、野球競技のオリンピック復活をファンにアピールするプロモーションビデオだが、そっくりそのまま来年秋のドラフト会議以降のプロ野球界でも応用できるだろう。 今から8年後、28歳となり、投手としての円熟期を迎えた田中VS斎藤がどういうライバル対決を演じているのか。野球ファンならば、想像するだけでもワクワクするだろう。(終わり)
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
東尾氏 楽天監督に急浮上
来季の東北楽天ゴールデンイーグルス監督の最有力候補に急浮上してきたのが東尾修氏(元西武ライオンズ監督)。というのも、同じ西武出身のフロント首脳が強力に推しているからだ。楽天・東尾監督が誕生すれば、その人脈からメジャーリーグのアストロズ松井稼頭央の入団、さらにレッドソックスの松坂大輔獲得も視野に入ってくる。 「ノムさんも、もう続投をあきらめたようだ。相手が東尾では勝てないと観念したんだろう。『残り試合は好きなようにやらせてもらうよ』と捨てぜりふを口にしているし、東尾の悪口を言いたい放題だ。『野球を知っているのか』『酒を飲むことと、麻雀や賭け事ばかりやっとるヤツや』とね。でも、東尾監督に決まったら自業自得でしょう」。楽天関係者はこう決めつけている。 それはなぜか。 「東尾監督を推しているのが、西武時代の仲間の楠城徹編成副部長だが、『楽天は編成が悪いから、ロクな選手が取れん』と、ノムさんは散々イビリ倒し、追い出そうとした。だが、楠城は編成担当から降格になっても生き残った。今回の東尾監督招へい案は、ノムさんに対する楠城の逆襲なんだよ」というのは球界関係者。さらに「東尾監督が誕生すれば、楠城編成副部長とのコンビで東尾体制下にいた西武選手が入って来るのではないか」とまで予想する。その一番手がアストロズの松井稼だ。メッツから始まり、メジャー球団を渡り歩いているが、ケガが多く、1シーズンまともにプレーしたことがない。 それだけに、同じようにホワイトソックスを手始めにメジャー3球団を経験した末に、今季千葉ロッテマリーンズ入りで日本球界復帰を果たし、4番として活躍している井口資仁と同じルートをたどるのではないかといわれている。 過去には原辰徳監督とのホットラインから巨人入りのウワサもあった松井稼だが、今回のWBCで日本代表入りから外されたことで、松井稼サイドは激怒しており、巨人入りは事実上、消滅している。 しかし、1997、98年と2年連続リーグ優勝した西武・東尾監督は、チームリーダーだった松井稼のすべてを熟知しており、高く評価している。楽天・東尾監督が決まれば、さっそく松井稼獲りに動くだろう。 投手陣には岩隈久志、田中将大という他球団がうらやむ二枚看板がいる楽天だが、野手陣の層は薄い。チームリーダーだった山崎武司にも40歳という年齢的な衰えが隠せない。松井稼はポスト山崎に格好の選手といえる。 東尾氏を良く知る西武OBは「松井稼はもちろんだが、松坂の楽天入りだってあり得る」という衝撃予告をする。その根拠は、東尾氏と松坂の固い絆(きずな)だ。 松坂は西武入団時の監督だった東尾には心酔している。うるさいことを言わず、ノビノビと自由放任にやらせてくれた東尾監督がいたからこそ、今の自分があると感謝している。 また、WBCでフル回転したことによってケガで大きく出遅れ、再起のためにフロリダでミニキャンプを張り、最近になってメジャー合流の時期も検討され始めたとはいえ、思うに任せない現状にイライラしている。高額年俸もあり、地元メディアの松坂バッシングも強まっている。松坂がレッドソックスを退団して日本球界復帰を決断、その時に楽天・東尾監督が実現していたら、一気に最終決断を下すことは充分にあり得る。 楽天・東尾監督が誕生すれば、西武時代の東尾ファミリーが集合するのは間違いない。
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
プロレス界 新・勢力図はこうだ!!
日本プロレス界に三大メジャー連合VS闘魂同盟という二極化の流れが生まれそうだ。プロレスリング・ノア前社長でマット界に大きな影響力を誇っていた三沢光晴さんが急逝したことで、業界の勢力図は大きく変動しようとしている。ライセンス問題などで協調路線にあった新日本プロレス、全日本プロレス、そしてノアのメジャー3団体がより緊密な関係を保持する可能性は大である。その一方で、IGFのアントニオ猪木代表を中心とする闘魂の流れを汲む団体の連携も目立ってきた。多団体時代を経て氷河期に突入したマット界は、生き残りをかけた二大勢力のぶつかり合いが生まれようとしている。 ノアの象徴、三沢光晴さんの訃報はマット界に大きな衝撃を与えた。その悲しみは計り知れないが、現実を見つめたとき、“悲しい”だけでは済まされない。ノアしかり、他団体しかり、レスラーはどんな悲報があろうとも前進しなければならないからだ。 「今回のマイナスを乗り切るために、メジャー3団体はより強固な連係が必要になってくるでしょうね」。こう話すのは、ある団体関係者だ。メジャー3団体とはいわずと知れた新日本、全日本、ノアのことで、今年に入ってから非常に密接な関係を築いている。 今回の事故でもクローズアップされたが、3団体統一のライセンス発行に向け、新日本・菅林直樹社長、全日本・内田雅之取締役、ノア・仲田龍相談役(当時は統括本部長)、最近ではプロレスOBの馳浩衆議院議員も加わって、何度となく会談を重ねている。過去に新日本と全日本、全日本とノアなどふたつの団体がそろうことはあっても、3大メジャーが同時となることはなかった。それだけに、今回の連合にかける本気度はかなり高いと見ていいだろう。 そして、三団体連合の大きな事案であるライセンス発行に関して、大きな役割を期待されるのが全日本の武藤敬司社長だ。当初、ライセンス発行に関して、中心になるのはノア・三沢社長だと目されていた。志なかばで天国に召されてしまった今、その思いを継ぐのは武藤しかいないというのが周囲の目だ。 武藤は三沢さんと同時代に生まれ、ともに天才と称された。現在の社長兼エースという立場も酷似している。武藤自身も三沢さん急逝に関して強い思いを抱いているだけに、亡き盟友の遺志を継ぐ可能性は十分に考えられるだろう。 ノアでは、相談役に退いた仲田氏が、これまで手がけていた懸案に関しては引き続き自身が行う構えを明らかにしている。さらに田上明新社長も三沢さんの遺志を継ぐことを明言し、これまで以上の融和政策をとると見られている。 かつて田上の付き人をしていた杉浦貴が、7・20新日本・札幌大会で棚橋弘至のIWGPヘビー級王座挑戦を果たしたのに続き、真夏の祭典「G1クライマックス」(8・7広島大会で開幕)にも出場することがそれを象徴している。 三沢さんの死をきっかけに、メジャー同士のつながりはより強固なものになっていくのではないだろうか。 そんなメジャー3団体に対するのが、アントニオ猪木率いるIGFを中心とした闘魂同盟だ。 一昨年6月に旗揚げされたIGFは、メジャー3団体の動向に左右されることなく、独自路線を貫いている。猪木という絶大なるネームバリューを誇る象徴が先頭に立ち、これぞストロングスタイルという試合を全国のファンに届けてきた。会場には常に超満員のファンが集結。2〜3カ月に一度と興行数こそ少ないが、他団体にはない熱気を生んできたイベントである。 そんなIGFも昨年末から変化の兆しを見せている。昨年11月の名古屋大会に初代タイガーマスク、藤波辰爾という昭和新日本の流れを汲む、ベテランふたりが参戦。まさかの初シングルを実現させ、ファンを熱狂させたのは記憶に新しいところだが、これを機に猪木と初代タイガーらが急接近した。 彼らは「プロレス復興」を合言葉に、IGFだけでなく、リアルジャパンやドラディションなどで、レジェンドにしか見せることができない戦いをファンに提供。独自の形でプロレス人気再燃への動きを見せている。 猪木・IGFとは直接的な連動こそ見せていないものの、革命戦士・長州力も藤波&タイガーに呼応。“龍虎革命”を実現させるべく、ユニットとしての活動を活発化させている。こうした動きも、猪木らが目指す「プロレス復権」に繋がっていくもの。 今後の日本マット界は三大メジャー連合、闘魂同盟の二大勢力がどのように動くかで大きく勢力図が変わってくるだろう。氷河期といわれる現状を打破するためにも、二大勢力による切磋琢磨は大歓迎。今年の夏から秋にかけて、日本プロレス界に新たな風が巻き起こる。◎猪木&藤波&長州つなぐ初代タイガー 闘魂同盟のキーマンは初代タイガーだ。“プロレス黄金期の復活”という目標こそ同じだが、猪木、藤波、長州の間には、いまだ少なからず確執に似た感情は残されている。これは幾度となく闘いを繰り広げてきた人間にとって、消すことのできないものではあるのだが、その中和役となるのがタイガーだ。 一番年下ながら独自の存在感を発揮し、藤波、長州のみならず、猪木に対しても物言うことができる数少ない人間。今回の同盟に関しても、タイガーが間に入っているからこそ成立すると見る向きもあるほど。三大メジャー連合に対抗する勢力になるためにも、タイガーの役割は大きくなるだろう。(イラスト・たけだつとむ)
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
メジャー連合緊急会談 11月にライセンス発行へ
プロレスラーのライセンス制度導入に向けて、メジャー3団体が再び動き始めた。プロレスリング・ノア、新日本プロレス、全日本プロレスの首脳陣が27日、都内のノア事務所で自由民主党本部での意見交換会後、初となる会談を開催。健康管理の徹底を確認し、11月をメドにライセンスを発行する意向を示した。 メジャー連合の3団体が協調路線をより強固なものにした。ノア、新日本、全日本は、今年に入り水面下で試合出場に必要なライセンス制度を導入する方針で合同会議を実施。これまで2回の話し合いが行われていた。 本来であれば6月下旬に第3回を予定していたが、13日に三沢光晴さんが急死したことで、スケジュールの見直しを図った。その後、3団体の首脳は馳浩衆議院議員が中心となって自民党本部で行われた文部科学部会と文教制度調査会に出席し、ライセンス発行の意思を再確認。協調路線を敷いていた。 この日の会合にはノアの仲田龍相談役、新日本の菅林直樹社長、山本小鉄相談役、全日本の内田雅之取締役が出席。11月に記者会見を開き、ライセンス発行を目指すことが話し合われた。 新日本の山本小鉄相談役はライセンス発行の狙いについて「今はちょっとでも練習すれば、会社員でもプロレスラーとして肩書きがついてしまう。プロレスラーというのは、(人一倍練習して)汗水を流すべき人間。三沢さんが(プロレス界に)警笛を鳴らしてくれんじゃないか」と説明。ライセンスを発行することでプロレスラーとしての線引きをより明確にするものという。 山本氏によれば、ライセンスは各団体ごとに発行し、現在参戦している選手は定期的な健康診断を受診し、許可が下りた選手が出場可能になる。期限は1年間ごとに更新される予定。新たに入団する選手は、各団体の入団テストを通過し、練習を積んだ上で発行されるという。 今後は、各団体のリングドクターなどが集まり、現場レベルでの話し合いなど、最終調整が必要となってくる。 「ケガを隠している人は出さないよう各団体が目を光らせて。ああいう事故がないように」(山本氏)選手の命を守るため。さらにプロレス界の発展のため。3団体の合同船は再び進み始めた。
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
戦極 野獣 “金髪”口ヒゲに変身
いよいよ今週末にゴングが鳴る「戦極〜第九陣〜」(8月2日、さいたまスーパーアリーナ)へあの“野獣”藤田和之が帰ってきた。27日には海外合宿から帰国して成田空港で会見。1年2カ月ぶりのリングに立つリアルビーストは人間離れした進化を遂げていた。 昨年のコマンドサンボ世界選手権で“人類最強の男”エメリヤーエンコ・ヒョードルを倒したつわものブラゴイ・アレクサンドル・イワノフと対戦する藤田。この日は米国で4週間の直前合宿を終え「相手がサンボの選手なので山本(宜久)さんと対策を練ってきた。寝技も心配ない」とサンボ対策も万全だ。 今回対戦するヒョードルを倒した男は、弱冠24歳の未知なる強豪。藤田によれば「オレが中2でセンズリばっかしてたころに生まれた相手か…。写真を見て毛深いなって思ったけど、映像がないからどういう相手かわからない」というが、38歳になった連戦練磨のリアルビーストは初顔合わせも「関係ない。川の流れのように受け流すだけ」と全く意に介さない。 “ヒョードルを倒した毛深い男”との対戦に向けて藤田も負けじと驚くべき進化を遂げている。昨年6月「戦極〜第三陣〜」でトラビス・ビューにTKO負けを喫して以後、この1年2カ月で野獣はなぜか自然とヒゲが金髪になったそうで「染めてはいないんだけどこういう感じ。当日はこの勝負ヒゲで行くよ」と、野性味を増したリアルビーストは臨戦態勢だ。 だが、藤田にとって今回は勝つも負けるも地獄。もちろん負ければ今後開催予定のヘビー級チャンピオンシップから一歩後退することになるが、例え勝ったとしても、対戦ラブコールを受けている石井慧や吉田秀彦など、日本人強豪ファイターからターゲットにされることは必至。
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
戦極 中尾 藤田さん乱入させて貰います
8・2「戦極〜第九陣〜」でヘビー級ワンマッチ(対チェ・ムべ)に臨む中尾“KISS”芳広(37)が27日、都内のジムで公開練習を行った。 練習後、以前診察を受けた病院で薬を間違えられ、食中毒のような症状になってしまったことを告白。コンディションが最悪の状態だった過去を振り返り、「試合が組まれた時点で試合開始のつもりでいる」とプライベートの時も決して油断しない気構えで生活していることを明かした。 「一日中、格闘技しかやっていない」と話すようにまさに練習漬けの毎日。今年で37歳となるが、全く肉体の衰えを感じていない。それどころか「ここ二、三年が一番良い感じ」と自信を深めている。 今回勝てば、1月にTKO負けを喫したアント二オ・シウバとの再戦も見えてくる。「いつの日かヘビー級トーナメント一回戦でシウバとやりたい」と決意を新たにした中尾だが、最後に不敵なセリフを吐いた。「もし藤田選手が勝ったらリングに上がります」と対戦を熱望する藤田に対して宣戦布告を行った。 藤田との一戦、そして自らが提唱するヘビー級トップ選手のトーナメント開催に向け今回は負けられないところだ。
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
大日本プロレス デスマッチ王宮本貫録勝ち
27日の大日本プロレス後楽園ホール大会で蛍光灯200本凶器持ち込みタッグデスマッチが行われ、BJWデスマッチヘビー級王者の宮本裕向が激勝。 この日、佐々木貴と組み、伊東竜二&“黒天使”沼澤邪鬼と対戦した宮本。リング四方に200本の蛍光灯が張り巡らされ、有刺鉄線ネット、ラダー(脚立)、蛍光灯束などの凶器が持ち込まれた。 コールと同時の奇襲攻撃を受け、いきなり蛍光灯を被弾。さらに場外で、痛めつけられた。 なんとかリングに復帰すると、蛍光灯で伊東を殴打、さらにリング上に蛍光灯を敷き、ボディースラムで叩きつけ流血に追い込む。そして蛍光灯の破片を沼澤の脳天に突き刺すなど過激さは増していく。 もう止まらない王者・宮本は持ち込んだラダーの上から沼澤に雪崩式ファイヤサンダーを敢行。リング上にセットした机に脳天から叩きつけ最後はムーンサルトで圧殺した。 試合後、宮本は竹田誠志&木高イサミと結託し、伊東&アブドーラ小林&貴らにケンカ状。どうやら大日マットで世代闘争がぼっ発したようだ。
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
球界因縁のライバル(33) 田中VS斎藤(上)
セ、パ分立60周年を記念して、11月22日に東京ドームで「プロ・アマNPB60周年センバツ野球」が行われる。大学球界の選抜チームと、プロ野球界の26歳くらいまでの若手選抜チームが対戦するメモリアルゲームだ。目玉にしようとしているのが、楽天・田中将大VS早大・斎藤佑樹の甲子園以来の対決。しかし、田中は難色を示しているという。「僕が選手を選ぶワケじゃないですから」と素っ気ないコメントに本心がにじみ出ている。 2006年夏の甲子園大会決勝戦。駒大苫小牧・田中は「ハンカチ王子」という国民的な人気者になった早実・斎藤と死闘を演じた。延長15回、37年ぶり2度目の決勝引き分け再試合の末に敗れている。『ハンカチ王子世代』と呼ばれたように、主役は斎藤で、田中は引き立て役にすぎなかった。が、ドラフト1位で楽天入りして3年目。野村監督から「神様・仏様・マー君やな。稲尾の後継者が出来た」と絶賛されるように、プロ野球界を背負って立つニュースターに成長している。 1年目に11勝7敗で新人王獲得。「マー君、神の子、不思議な子」と野村監督から命名されている。2年目の昨年は腰や右肩の故障もあり、2ケタに届かない9勝7敗1セーブという成績に終わった。しかし、3年目の今季は開幕から2完封を含む4試合連続完投勝ちして、「神の子」から「神様・仏様」に昇格している。その後、右肩の張りを訴え、一時期戦列を離れたものの、復帰後にすぐに勝ち投手。「田中は開幕前のWBCで大化けして帰ってきた。松坂などの体験談を聞き、実際にメジャーリーガーと対戦して最高の勉強をしてきたんだろう。ひと皮もふた皮もむけ、全く別人のようだ」というナインの評価は変わらない。 プロ野球界で3年目の雄飛を現実のものとしている田中にしたら、今さら甲子園のライバル、神宮のエース斎藤との投げ合いなどで騒がれたくないというのは、まぎれもない本音だ。斎藤がプロ入りして、自分の立場に追いついて来たときに初めてライバルとして認めることになるのだろう。 「ハンカチ王子世代と言われたが、今はマー君世代と呼ばなければおかしいだろう」。球界OBがこう明言する。甲子園ではハンカチ世代の田中だったが、今や立場が逆転。早大・斎藤の方がマー君世代と呼ばれるようになったのだ。斎藤がプロ野球を目指すのならば、当然のことだろう。田中を最大のライバルとして、追いつき追い越せで、プロ野球界でも再び立場を逆転するしかない。 ハンカチ王子狂騒曲の最中、早実の大先輩のソフトバンク・王貞治監督(現球団会長)は、胃ガンの手術で胃を全摘出、入院加療中だったが、かわいい後輩に親身のアドバイスを送っていた。「ワイドショーで『ハンカチ王子』などと騒がれているのは良くない。大学に進学して、本当の実力を見つけてプロの世界に入ってきてほしい」と。 甲子園で優勝直後はプロ入りに気持ちが傾いた時期もあった斎藤だが、王監督が望むように、早大教育学部に進学して着実に実力を身につけてきている。春季リーグ戦、1年生で開幕投手を務め勝利。07年6月3日の早慶戦では10年ぶりに神宮を満員にしている。さらに、早大優勝に貢献して1年生で史上初のベストナイン。その後の全日本大学野球選手権でも早大優勝で1年生として史上初のMVPを獲得している。その後も白星を積み重ね、20勝の大台に乗せている。
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スポーツ 2009年07月27日 15時00分
ハッスル 高田総統の引退でハッスル劇場終焉の危機
あのファイティングオペラが崩壊の危機に瀕している。26日に東京・両国国技館で最大の祭典「ハッスル・エイド2009」が開催されたが、曙にソックリなモンスター・ボノと主役の高田総統がそろって“ハッスル卒業”するなど、散々な結末。創成期から5年半に渡り中心的役割を担ってきた看板役者が舞台から消え、オペラの世界には限界も見えつつある。プロレス不況の中で近年は“芸能人参戦ネタ”で活路を見い出したエンタメプロレスがこのさき生き残る術はあるのか。 「さよなら高田総統」と銘打ったハッスル・エイド。看板役者の引退という最大の仕掛けを用い、さらには大会前に”竹内力参戦”をうたうなど、ハッスル得意の「芸能人参戦ネタ」で集客に尽力したが、フタを開ければ主催者発表で満員とは言い難い8126人の客入り。ハッスル最大の祭典も空席が目立つ粗末な興行に終わった。 劇中では、高田総統が凶弾に倒れて人気の“総統劇場”が終えん、さらにはボノくんも父グレート・ムタそっくりのグレート・ボノとなって魔界に旅立ち、看板役者がそろって舞台を去るショッキングな結末。 かつては1万超のさいたまスーパーアリーナで興行していたハッスルも、いまや高田総統引退という“最終手段”を使っても両国を超満員にできないのが現状で、次なるサプライズや新機軸を打ち出せなければ客離れも時間の問題といえる。 集客だけをとってもエンタメプロレスの限界が如実に現れた。エンタメプロレスの世界最高峰「WWE」も先の日本興行で大コケしており、ここのところエンターテインメント性の強いプロレスが日本で苦戦しているのは紛れもない事実。 一方、それらとは対極にあるストロングスタイルの新日本プロレスが、1・4東京ドーム大会からわずか1カ月後に開催した2・15両国で9300人超満員を記録しているところからしても、いまやエンタメプロレスより正統派でリアルなプロレスが息を吹き返しているのは歴然だ。 ファイティング・オペラ苦戦の一方、この日は光明が差す場面もあった。20年ぶりに日本マットで最凶タッグを結成したアブドーラ・ザ・ブッチャーとタイガー・ジェット・シンの“最凶タッグ”が、HG&RGの素人相手に大血戦を演じ、2大レジェンドヒールが会場内をかっ歩すると、この日一番の歓声とどよめき。ハッスルではファイティング・オペラとあって大半が演出されている分、リアリティのある攻防こそが、オールドファンのみならずハッスルファンを盛り立てることに繋がっている。 ファイティング・オペラに突きつけられた現実と限界。旗揚げから5年半、ハッスルは過渡期を迎えている。今後の成り行きが注目される。
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