スポーツ
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スポーツ 2009年07月16日 15時00分
ジャンボ尾崎 相次ぐ奇行に周囲ビックリ
プロゴルフ界でわが世の春を謳歌(おうか)していた“あの”ジャンボ尾崎(62)が今、苦しんでいる。ゴルフ関係者、ギャラリーから“落ちた英雄”の目撃情報が複数出てくるなど、その周辺はキナ臭い。ジャンボに一体何が起きているのか。 プロゴルフ界の話題はといえば、今やハニカミ王子こと石川遼(17)の動向ばかりで、かつての日本の顔であるジャンボ尾崎将司のことなど、誰も気にも留めていないのが現実だろう。 ジャンボはプロ転向以来、実に計113勝を飾り、国内ツアー賞金王に12回も輝くなど、その功績は右に出るものナシ。「60歳を超えてもなお、シニアではなくレギュラーツアーにこだわり続け、第一線で挑戦し続けていますね」(ゴルフ誌記者) しかし、そんな輝かしい実績のあるジャンボだが、よく知るスポーツ用品会社関係者は、「ここ最近、急速にしぼみ始めている」と指摘するのだ。確かに、今年に入って計7戦に出場しているが、途中棄権が2試合、予選落ちが3試合。残りの2試合はやっと予選通過するも54位、56位と惨憺(さんたん)たる結果しか残せていない。かつてのあの飛ぶ鳥を落とす勢いがあったジャンボからすれば、まさに地獄に落ちてしまったといっても過言ではないのだ。 「周囲では“ジャンボさんはボケが始まってしまった”といわれているんですよ。ボーッと一人でレストランのいすに長時間座っていることがあったり、練習場でも、クラブを握らずにただベンチに座って、遠い目で他人が打つボールの行方を目で追っているなんてことがあるんです」(同) さらに、驚くことが起こっていた。あるギャラリーが目撃談を語る。 「ティーグラウンドでこれからティーショットを打つというときに、ティーを刺すのではなく、ボーッとしてマーカーを出してティーグラウンドに置きそうになったことがあったんですよ。おいおいジャンボさん、グリーン上と間違えちゃったのかよ、大丈夫かよと、そこにいたみんなが凍りつきましたね。あれにはホント驚きました」 ほかにもトーナメント関係者によると「スコアの数え間違いなんてしょっちゅうですよ。まぁ過少申告グセは昔からですけど(笑)」とのこと。 さらに、石川が優勝した先日のミズノオープンが開かれた兵庫・よみうりカントリーはアップダウンの激しいコースだったため、ジャンボは終始悲鳴をあげていたという。「ちょっと坂を上がっただけでフーフー言っていたのでビックリしましたね。ここにきて体力が一気に低下してしまったみたいです。なんか姿勢も悪くなった感じがしたし、持病の座骨神経痛が治らないようで、とにかく印象がヨボヨボじいさんみたいになって、かわいそうでした。前はあんなに堂々と、いつも風を切って誰よりも前を歩いていたのに…」(前出・ギャラリー) 肉体的な衰えが精神的にも悪影響を及ぼし、心身ともに衰弱してきてしまったということか。 このところ話題は常に遼クンに持っていかれている。かつてはテレビカメラもギャラリーの目も、そのほとんどがジャンボに向いていたものだが、今は昔のこと。 「近い将来に、ジャンボが活躍していた時代のことなんて、まったく知らない世代がゴルフ界を席巻するようになります。もはや居場所は徐々になくなってきているのかもしれません」(前出・トーナメント関係者) ヨボヨボで歩みもおぼつかないジャンボの弱々しい姿なんて見たくないが、かつての英雄にも着実に老いは訪れてきているということだろうか。 もう一度グリーン上で長いウイニングパットを決めて、パターを刀に見立てて、腰のサヤに収める、ジャンボ独特のパフォーマンスを見てみたいものだが…。
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スポーツ 2009年07月16日 15時00分
スイングは切り返しがすべて
数回に分けてやってきたスイングも、ついに最も大切な切り返しです。この切り返しでゴルフスイングのすべてが決まるといっても過言ではありません。今回は初心者の人でも簡単に分かる切り返しの大事なコツをお教えします! ボールを上手く打つために最も重要なのが切り返しです。多くの方がここで力を入れすぎることによってミスを招いています。 おそらく読者の皆さんが一番勘違いしている部分がここでしょう。 切り返しからインパクトに向けて最大限加速しなければボールが飛ばないと思っているようですね。 しかし、実際にはプロゴルファーはボールを打った瞬間からフォロースルー(ボールを打った直後)にかけてが一番加速しているのです。 切り返しの力みを抜くだけで、あなたも今日から驚くほど良いショットが打てるようになりますよ! 今回紹介するドリルを繰り返し練習してみましょう。 グリップエンドが地面に垂直に向いてクラブと手首の角度が保たれたまま下りてくる。グリップの力を極力抜いてあげないとこの形は作れない。同時に、左肩が開かないように注意しよう(1)ここがポイント 今回のレッスンで大事なことはトップの形を崩さないで切り返す動きを身につける事です。 そのためのドリルとしておススメなのが「ストップ・アンド・ゴー」ドリルです。 これは、普通に構えてクラブをトップの位置まで上げていき、そこで完全に止めて5秒数えます。そこからその形を崩さないようにボールを打ってあげましょう。このときに思い切り振らないように5割くらいの力で練習しましょう。 【悪い例】(3)は手首の角度が保たれていない。これは切り返しで右手に力が入りすぎている状態。この動きがダフリやトップのミスを招いてしまう。最も一般的な切り返しのミスだ (4)と(5)は切り返しで腰を切ろうとする人に多く見られる。腰からダウンスイングに入らなければいけないと思っている人も多いだろうが、写真のように腰が開いて左の肩が上がると、クラブヘッドが下がりダフリやすくなる。柔軟性に自信のない人は腰を切るのをやめよう◎出張レッスン承ります内外読者のみ都内出張レッスン承ります! ご応募はEメールで。up-golf@ezweb.ne.jp◎小倉プロへの質問大募集 ゴルフに関する質問・疑問を大募集します。採用されたものは紙面で小倉プロが直接答えます。どんなささいなことから、聞きたくても直接プロに聞けなかったことまで何でもOK。 はがきに住所、氏名を明記し、〒135-0063 東京都江東区有明1-1-7 内外タイムス「小倉プロに聞け」係まで。または、内外タイムスホームページの「お問い合わせ」欄からの応募も可。<プロフィール> おぐら・だいご 1974年7月14日生まれ、東京都出身、血液型A型、ゴルフ歴12年。2007年日本プロゴルフ協会入会、アメリカのジム・マクリーンゴルフアカデミーに2年半留学、現在は都内を中心に活動中。生徒の中にはWBCで活躍した青木選手を含む有名人も多数。
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スポーツ 2009年07月16日 15時00分
新日本プロレス 蝶野“掟破り”
新日本プロレス“黒い総帥”蝶野正洋がまたまた暗躍している。15日には都内で自身が主人公の携帯ゲームの記者発表に出席。今秋のデビュー25周年興行に向け、マット界きっての策士が“黒いビジネス”を活発化させている。 黒い実業家に変身を企む蝶野はこの日、携帯ゲームのソフト配信大手「G-MODE」から配信された新作携帯ゲーム「蝶野のケンカキック!コレだけ遊んでりゃいいんだ、オラ!」(今年10月14日まで、ドコモ、au、ソフトバンクのテトリス&Getプチアプリ内からアクセス)の発表会見に登場した。 会見では代名詞のケンカキックで悪者を撃退する同アクションゲームを実践。その腕前はいまひとつで「自分の携帯じゃないからうまくいかない」と1面すらクリアできずに言い訳していたが、それでも蝶野は「やっぱりゲームは簡単な方が面白い。このゲームなら長州さんの世代でもできる。長州さんも控え室でやってるかもしれない」とうそぶき、きっちりPRしていた。 今回、黒い総帥が日本最大となる150万人の会員数を誇る携帯ゲームサイトと“タッグ”を組んだのには思惑が見え隠れする。「こういう携帯ゲームを通じて若い人にもプロレスや俺のことを知ってもらえれば」と、表向きには若年層のファン拡大にうってつけであることを強調するが、真の狙いは今秋に開催するデビュー25周年のプロデュース興行だ。 1万人クラスのビッグマッチに向けてプロレス界屈指のビジネス才覚を持つ黒い総帥は「秋も(G-MODEに)応援していただければ」とバックアップを取り付け、携帯ゲーム会社を懐柔する気なのだ。 ただ、新日プロといえば、親会社がゲーム業界の大手の「ユークス」。よりにもよって違うゲーム会社から自身のゲームを出すとは、問題を起こしそうだが、新日プロによれば、今回は携帯ゲームであり、報告もあったことから問題はないとのことだが、これまで幾多のビジネスを仕掛けてきた黒い総帥は、両ゲーム会社を両天秤にかけ、ビジネス戦略を練っていることに違いない。
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スポーツ 2009年07月16日 15時00分
風香祭 風香が“盟友”と激突
女子プロレス界で人気ナンバーワンを誇る、風香のイベント「風香祭」も、すっかり定着し第10回を迎えることになった。 15日、カードの発表会見が行われたが、今回は通常パートナーとしてタッグを組む機会の多かった、高橋奈苗との激突がメーンとなる。 「本気で倒したいから、こちらから指名させてもらいました。負けるかもしれないけど、10回目なので賭けに出ました」と風香は語るが、敵は対戦相手の奈苗だけではない。 パートナーの華名は同期で同じキックを使う喧嘩ファイター。「ひと言で言うと野蛮な印象です(笑)」と風香が言う通り味方が一変して敵になることだってあり得る。 今回からとんかつダイニングの「キムカツ」、「ゲンカツ」を経営する株式会社インテグレーションが風香祭の協賛サポーターとなる。TVでお馴染み、行列のできるとんかつダイニングとして、全国で12店舗を展開している。 「ボクシングの渡嘉敷さんに紹介してもらい、あくまでもプラスアルファとして応援していただきます。これまで通り、お客さんに買っていただくチケットで興行は成功したいので」。風香祭はスポンサーも獲得し、10回目も成功に向かって止まらない勢いだ。
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スポーツ 2009年07月16日 15時00分
戦極 「負けた方が死ぬ」 対三崎戦へ中村が予告
「戦極〜第九陣〜」(8月2日、さいたまスーパーアリーナ)に出場する中村和裕が15日、都内の吉田道場で練習を公開。公務執行妨害で有罪判決を受けていた対戦相手、三崎和雄について初めて言及した。試合を直前に控え、その思いを一時“封印”することを決意した。 第九陣でミドル級チャンピオンシップの次期挑戦権を懸け、三崎と対戦する中村=写真左。だが、三崎の逮捕、起訴事実が明らかになったことで事態は急転した。 6月25日に公務執行妨害で有罪判決を受けた三崎に対し、戦極を主催するワールドビクトリーロードからファイトマネーの全額没収、8月3日以降の無期限出場停止の処分が言い渡されたのだ。 中村にとってみれば、試合前の大事な時期にこれほど迷惑な話もない。試合が無くなる可能性もあっただけに「選手は戦うだけなんで。(8月の)試合に向けて軸だけぶれないように。そう考えるしかモチベーションを保てなかった」と苦悩の日々を明かした。 影響を及ぼしたのはそれだけではない。三崎がこの試合を最後に無期限の出場停止となったことで、中村が勝たない限りミドル級の次期挑戦者が決定しない。 それだけに「言い方は悪いかもしれないですけど、負けた方が死ぬ戦いだと思っている」と悲壮な決意を示した。 同時に怒りの感情についても「それを考え出すと受け止められなくなるんで。勝ってからいいます」と試合の日まで封印することを決断した。 この日は、1Rの軽いスパーリングを披露し、順調な調整ぶりをアピールした。「(打撃を)一発も当てさせないで倒します。『やるだけ』のヤルは『殺る』なんで」と鋭い眼光からおどろおどろしい予告を放った中村。試合で内に秘めた闘志を一気に暴発させる。◎小見川Vへ前進 この日は、フェザー級GPの決勝大会に出場する小見川道大も練習を公開した=同右。 同GP準決勝で優勝候補のマルロン・サンドロと対戦する小見川。このGPに向けて千葉県内で走りこみ合宿を張り、基礎体力の向上を図ってきた。 さらにはキックボクシングの菅原道場で“狂拳”竹内裕二とスパーリングを敢行し、右ストレートに磨きをかけた。 「もう頭の中でイメージはできてます」と対策も万全。自分がチャンピオンベルトを腰に巻く姿しか見えていないようで、2週間前に自身が初代王者になった絵を描いていたことを明かした。 果たしてこれは現実となるのだろうか。
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スポーツ 2009年07月16日 15時00分
DREAM マッハ速人がK-1を挑発
「DREAM.10」(20日、さいたまスーパーアリーナ)のウェルター級GP決勝大会に出場する桜井“マッハ”速人が15日、都内のマッハ道場で練習を公開。優勝候補大本命と目されていたが、ここに来て悩みを抱えていることが判明した。 GP準決勝でマリウス・ザロムスキーと対戦するマッハ。この日は、3分2Rのミット打ちを披露し、ワンツーやコンビネーションの確認した。 5日後に迫った大一番に向け「本音を言うと成るようにしか成らない。2回目(決勝戦)は誰と当たるか分からないじゃないですか。リザーブの選手が優勝することもあるわけだし。何が起こるかわからない」と気を引き締めた。 そんなマッハだが、現在はある悩みに冒されている。試合前に極限まで肉体を追い込むことで「昔よりは疲れやすくなっている。練習終わった後、無気力になっちゃうんです。体力がある分、普通の人よりトレーニングしちゃうんですよ」とうつ病のような症状に苛まれているという。 それでも歩みを止めるわけにはいかない。13日のK-1MAXでは魔裟斗にDREAMからの刺客として川尻達也が挑戦したものの、TKO負け。この雪辱を果たすべく「もしK-1選手と総合ルールでやらせてくれるならSMみたいに片腕縛ってやる。それくらい力の差はあると思う。大みそか、(オレと)片手で戦うK-1選手募集中です」と挑発して見せた。 大みそか「Dynamite!!」に向けて、まずはウェルター級GPで日本人初のタイトル奪取を遂行する。
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スポーツ 2009年07月16日 15時00分
渋谷淳の渾身のローブロー
8月で38歳を迎えるベテランファイター、WBA世界ライト級13位の嶋田雄大(ヨネクラ)がWBA王者のパウルス・モーゼス(ナミビア)へ挑戦することになった。25日、同国の首都、ウイントフックで海外ベルト奪取に挑むのだ。 このところ、日本人選手が海外で世界タイトルを争う機会が増えている。今年に入ってからでもフライ級の久高寛之(仲里ATSUMI)、ミドル級の佐藤幸治(帝拳)がそれぞれタイとドイツで世界挑戦(失敗)。WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃(帝拳)はメキシコで防衛戦に勝利した。 なぜ、日本選手が海外で試合をするケースが増えているのか。それはボクシング人気の低下に加え、昨今の不況も関係している。日本国内で世界タイトルマッチを組もうとしても、スポンサーやテレビ局の協力が得られず、海外へ出向くしかないのである。 国内のファンにとっては寂しい話にも聞こえるが、日本ボクシング界の将来を考えると、このような傾向は決して悲観するものではない。なぜなら、海外での試合が増えるということは、日本人選手のボクシングを世界にアピールする機会が増えるからだ。 かつて国内には、海外でのタイトル戦を徹底して避ける傾向が強かった。国内で試合をする方が調整がしやすいし、海外だと妙な嫌がらせを受けることもあった。何よりボクシング人気が高かったころは、国内で試合をした方が儲かった。 しかし、時代は変わったのだ。世界各国の有望選手は、よりよい条件を求めてアメリカやドイツに進出している。いつまでも国内にとどまっているのは日本を含めた数カ国にすぎない。 そう、日本人ボクサーは積極的に海外へ飛び出し、自分たちの「商品価値」を世界にアピールすべきだろう。昨今の危機的状況は、ビッグチャンスの到来なのだ。
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スポーツ 2009年07月15日 15時00分
ボクシング 亀田興毅 今秋大勝負
ボクシングWBA世界フライ級1位で指名挑戦者の亀田興毅(亀田ジム)に動きがあった。二階級制覇を目指し、7月に予定していた暫定王座戦を狙っていたものの、実現には至らず。となれば王者デンカオセーン・カオウィチットとの指名試合しか残されていない。果たしてWBAの下した判断は。 興毅は4月7日の時点で指名挑戦者となり、デンカオセーンとの年内タイトル戦は確実なものになっていた。 だが、王者側のマネージャー二重契約問題が未解決のままとされており(当時)、日本での交渉窓口が遺恨が生じている協栄ジムの金平桂一郎会長だったため、亀田陣営は暫定王座戦にシフトチェンジ。7月25日にメキシコで同級10位のオマール・サラドとの暫定戦をWBAに申請していた。 ところが最近になって中止になったことが報道された。 WBAは7月に予定していた暫定戦について「確かに我々は亀田興毅とオマール・サラドから暫定王座戦の要請を受けました。施行についてはタイトルマッチ管理委員会で検討されますが、(暫定戦を行うに)ふさわしい理由がない限り、WBAがこの試合を暫定戦と承認することはないです」との見解を示した。 ケガなどの特別な理由でデンカオセーンがタイトルマッチが行えない状況になった場合のみ、暫定戦は承認されるという。 デンカオセーンといえば、現在二重契約問題も解決済みで、防衛戦の障害となるようなものは何ひとつない。 では、亀田とデンカオセーンとのタイトル戦の行方はどうなるのだろうか。 WBAは「WBAのルールに基づき、2009年7月31日にタイトル戦の交渉は開始されるでしょう。交渉が両者の希望に添えなかった場合は、WBA立会いのもと、入札により日付とプロモーターを決議します」 つまり、あと16日後にはタイトルマッチに向けて両陣営とも交渉を開始するという。 亀田ジムの五十嵐紀行会長は現在の交渉状況について「特別まだ何もないです」とあらためて否定。 その一方で、今後の交渉の可能性について「無きにしもあらず。お互いにタイミングを見てですね。王者の防衛期限もありますからね」(五十嵐会長)と含みを持たせた。 原則ではデンカオセーンは9月31日までに興毅との指名試合をこなさなければならない。それだけに王者サイドとすれば「一刻も早く交渉を始めてたい」というのが思惑だろう。 06年12月以来、およそ2年半ぶりの世界挑戦へ。デンカオセーンとの“頂上対決”は交渉がまとまり次第、今秋にも実現しそうだ。
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スポーツ 2009年07月15日 15時00分
ボクシング 「3大世界戦」で明暗ドラマ 粟生 4カ月で王座転落
WBA、WBC世界3大タイトルマッチが14日、東京・後楽園ホール、神戸ワールド記念ホールでそれぞれ行われ、日本人ボクサーは1勝2敗で負け越し。明暗がクッキリ分かれた。WBC世界フェザー級王者の粟生隆寛(帝拳)は、同級1位のエリオ・ロハスに(ドミニカ共和国)0-3で判定負け。まさかの王座陥落となった天才ボクサーだが、その背景にはレジェンドボクサーの幻影がチラついていたという。 この日、ランキング1位のロハスとの指名試合に臨んだ粟生。初防衛戦でドミニカ共和国からの“最強の刺客”を迎え撃った。 序盤からカウンター狙いのチャンピオンだったが、相手が手を出さず、なかなか踏み込んでいけない。4Rが終わったところで、ジャッジは挑戦者を支持。5R目にワンツー、右ストレートなどを被弾し、ますます挑戦者を勢いづかせてしまった。 主導権を握ることが出来ないまま中盤戦に突入。7Rに左ボディー、右フックで反撃ののろし。9Rにはカウンターの左フックがさく裂し、相手をグラつかせた。 その後も攻め続けたが、ロハスを捕らえきれず。終わってみれば、予告されていたKOこそ免れたが前半に失ったリードを挽回することができず、0-3の判定で完敗、初防衛に失敗。 悲願のベルト奪取から4カ月。早くも緑のベルトを手放すことになってしまった。試合後、粟生は「負けました。相手の方がうまかったですね。自分のボクシングをやらせてもらなかった」と素直に完敗を認めた。 田中繊大トレーナーは「ロハス選手がもう少し前で打ち込んでくると思ったが、絶妙な間合いだった。リズムに乗れなかったし、いきたくてもいけなかった」と敗因を分析。 所属する帝拳ジムの浜田剛史代表も「予想外に下がりながら打ってきたパンチが伸びる」と語った。相手の方が上手だったというのが粟生陣営の見方だが、どうやら敗因はそれだけではない。 この日、粟生Tシャツを着て観戦に訪れていた電撃ネットワークの南部虎弾氏は独自の視点でこう解説する。 「相手のペースで進んだ。(粟生が)輪島(功一)さんみたいな変則的なスタイルに対応できなかったですね。やはり相手が強かったんじゃないでしょうか」 輪島氏といえば、かえる跳びパンチというオリジナルのパンチで世界スーパーウェルター級王者にまで登りつめた、伝説的ボクサー。ロハスにそれと同じ匂いを感じたという。 レジェンドボクサーの幻影を倒すことができず、スーパースターに成りそびれた粟生。再び世界に挑戦するときは、ぜひとも歴史に名を刻むようなボクサーになっていてほしいものだ。
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スポーツ 2009年07月15日 15時00分
K-1が10月大ピンチ
魔裟斗の激勝に沸いた「K-1MAX2009」の激闘から一夜明けた14日、都内ホテルで会見が開かれた。視聴率ノルマをギリギリ達成した一方で、MAXラストマッチの魔裟斗やKIDを総動員しての結果に10月大会への懸念は拭えない。MAXブランドに未来はあるのか。 大みそかを最後に引退する魔裟斗がDREAMファイター川尻達也との他流試合、山本“KID”徳郁の4年ぶりK-1復帰など、格闘技界の2大スターがそろい踏みを果たした同大会。カリスマの歴史的KO劇やKIDの衝撃KO負けなど、白熱した闘いが繰り広げられ、1万6555人超満員札止めの大盛況だった。 ただ、終わってみれば、大会前に谷川貞治イベントプロデューサー(EP)が掲げていた視聴率ノルマ「15%」をギリギリ達成したのがやっと。最高瞬間視聴率も魔裟斗の試合で19.8%を獲得したことから考えればMAXラストファイトのカリスマ頼みだったのは明らかな結果だ。 そんな結末に喜んでばかりはいられない。主催者からは今後への不安が見え隠れ。MAX関係者が「試合内容やフルメンバーが出ていることを考えれば、10月はお先真っ暗でひとケタは確実」と視聴率を危惧すれば、谷川EPも「次は何か考えないといけませんね」と焦りをみせる。 とはいえ収穫もあった。MAXのGP本戦でドラゴとの死闘を制し、唯一日本人で4強入りを決めた山本優弥が最高瞬間で17%の高視聴率をマーク。谷川EPも「魔裟斗クンやKIDクンが結婚して女性ファンが少なくなったので、優弥クンには是非とも若い女性ファンを呼んでほしい」と今後に期待を寄せた。 なお、この日は10・26横浜アリーナ大会でのベスト4の組み合わせとして、アンディ・サワーVSブアカーオ・ポー・プラムック、山本VSジョルジオ・ペトロシアンが決定。さらにはリザーブファイトでは佐藤嘉洋VS城戸康裕の対戦も決まった。
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