ボールを上手く打つために最も重要なのが切り返しです。多くの方がここで力を入れすぎることによってミスを招いています。
おそらく読者の皆さんが一番勘違いしている部分がここでしょう。
切り返しからインパクトに向けて最大限加速しなければボールが飛ばないと思っているようですね。
しかし、実際にはプロゴルファーはボールを打った瞬間からフォロースルー(ボールを打った直後)にかけてが一番加速しているのです。
切り返しの力みを抜くだけで、あなたも今日から驚くほど良いショットが打てるようになりますよ! 今回紹介するドリルを繰り返し練習してみましょう。
グリップエンドが地面に垂直に向いてクラブと手首の角度が保たれたまま下りてくる。グリップの力を極力抜いてあげないとこの形は作れない。同時に、左肩が開かないように注意しよう(1)
ここがポイント
今回のレッスンで大事なことはトップの形を崩さないで切り返す動きを身につける事です。
そのためのドリルとしておススメなのが「ストップ・アンド・ゴー」ドリルです。
これは、普通に構えてクラブをトップの位置まで上げていき、そこで完全に止めて5秒数えます。そこからその形を崩さないようにボールを打ってあげましょう。このときに思い切り振らないように5割くらいの力で練習しましょう。
【悪い例】(3)は手首の角度が保たれていない。これは切り返しで右手に力が入りすぎている状態。この動きがダフリやトップのミスを招いてしまう。最も一般的な切り返しのミスだ
(4)と(5)は切り返しで腰を切ろうとする人に多く見られる。腰からダウンスイングに入らなければいけないと思っている人も多いだろうが、写真のように腰が開いて左の肩が上がると、クラブヘッドが下がりダフリやすくなる。柔軟性に自信のない人は腰を切るのをやめよう
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<プロフィール>
おぐら・だいご 1974年7月14日生まれ、東京都出身、血液型A型、ゴルフ歴12年。2007年日本プロゴルフ協会入会、アメリカのジム・マクリーンゴルフアカデミーに2年半留学、現在は都内を中心に活動中。生徒の中にはWBCで活躍した青木選手を含む有名人も多数。