スポーツ
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スポーツ 2019年11月20日 11時35分
阪神・藤浪、紅白戦後ブルペンでの異様な光景とは それでも示した“確かな素質”、道半ばの制球改善の行方は
成果ナシで“延長”が決定した。秋季キャンプの成果を見せるべくして設けられた17日の紅白戦で、阪神・藤浪晋太郎(25)が落ちこぼれてしまった。2イニングを投げ、被安打3、失点3。矢野燿大監督(50)は「(復活までの)方向性は間違っていない」と庇ったが、四球を2つ、暴投も1つ出しており、ノーコン病も克服されていないことが判明した。 確か、山本昌・臨時コーチの指導がハマり、本人も手応えを掴んでいたはずだったが…。その山本氏に対し、阪神は来年2月のキャンプでも臨時コーチを要請することになったのだ。 「山本氏はテレビ局のレギュラーを持っており、キャンプシーズンは現地レポーターを務めてきました。解説者としての仕事もあって、調整が難しかったようです」(球界関係者) 山本氏の指導は阪神投手陣からも好評を博している。しかし、矢野監督が厳しいスケジュール調整をお願いしたのは、藤浪の蘇生がこの秋季キャンプで終わらなかったからである。 「紅白戦を見る限り、藤浪のノーコン病は克服されていません。ただ、今までは右バッターに直撃していたスッポ抜けがキャッチャーの上の方に行くようになったので、修正されつつあると思います。矢野監督が『方向性は間違っていない』と言っているのは、この点を指してのことです」(在阪記者) チーム関係者によれば、「2イニングの途中から良くなった」という趣旨を、藤浪が話していたそうだ。しかし、マウンドに上ってから調整しているようでは、コワくて使えない。復活はまだ先の話となりそうだ。 「秋季キャンプの最終日は19日。前日の18日が本格的な練習ができる最後の日となりましたが、その時、ブルペンに山本氏、福原忍、安藤優也コーチも集まって、藤浪の投球練習を見ていました。3人が矢継ぎ早にアドバイスをしていましたが」(前出・同) これまでは、山本氏に全てを一任し、他コーチは口出ししないことで申し合わせもされていた。それが「総出で」に変わったということは、紅白戦のピッチングを見て、本当にヤバイと思ったのだろう。 こんな情報もある。山本氏は手首の使い方について助言を送った。それは阪神コーチのこれまでの指導を否定したのではなく、「伝え方を変えた」ものだったという。しかし、 「藤浪の投げるボールの回転数が増えました。山本氏の助言でボールの威力が増したわけですが、今度はそれを制御できなくなった感もあります」(前出・関係者) と“新たな悲劇”にもつながった。 投球フォームの一部分を修正しただけ、それも、短期間でボールの威力が増したのだから、藤浪は本当に凄い素質を持った投手なのだろう。 「二軍生活が長くなると、マイナス思考になります。そのまま引退してしまった選手もたくさんいます」(前出・在阪記者) 紅白戦では両軍合わせて5つのエラーがカウントされた。今季12球団ワーストの102個の失策を記録し、守備力強化はチーム全体の課題であり、長く練習時間も割いてきた。こちらも、成果ナシだ。かつて、星野仙一監督は2年目の指揮に入る前に選手を大量解雇し、チームを作り替えている。こうした思い切った改造案も、実は進言されているという。後は、矢野監督の決断次第だ。オフになっても、眠れない日々が続きそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年11月19日 22時30分
新日本ワールドタッグ開幕!KENTAの次なる標的は後藤か?
新日本プロレス『ワールドタッグリーグ2019』▽17、18日 東京・後楽園ホール 新日本プロレス毎年恒例の『ワールドタッグリーグ2019』が16日、神奈川・藤沢市秩父宮記念体育館大会で開幕した。今年は史上最多の16チームが総当たりで対戦するとあって、過酷なリーグ戦が続いている。 シリーズ2戦目からは後楽園ホール2連戦。17日のセミファイナルでは鈴木軍の同門対決があった。鈴木みのる&ランス・アーチャー対ザック・セイバーJr.&タイチが実現したのだ。昨年もかなり激しい同門対決を繰り広げていた鈴木軍だが、今年もお互いに容赦がなかった。序盤から場外戦に突入し、大荒れの展開に。最後はザックが、鈴木のゴッチ式パイルドライバーを丸め込みで切り返して3カウント。タイチ組が今年もボスのチームから大きな1勝を挙げた。 メインイベントでもEVIL&SANADAと、鷹木信悟&テリブレによるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの同門対決が実現。EVIL&SANADAと鷹木は、なんとこれが初対決。鷹木は自身が持つ全てのパワーを2人にぶつけていったが、最後はチームワークに勝るEVILがテリブレをEVILで沈めて勝利。EVILは高らかに「3連覇」をファンの前で誓っていた。 18日の後楽園2日目では、第1試合の真壁刀義&本間朋晃対後藤洋央紀&カール・フレドリックスの試合後に事件が発生した。試合は真壁がキングコング・ニードロップでフレドリックスから勝利を収めたが、ここでKENTAが乱入し、後藤を襲撃。PKでKOした。NEVER無差別級王座の次期防衛戦はまだ決まっていない。KENTAは、“元”ソウルメイト柴田勝頼の盟友である後藤を次なる標的に定めたのだろうか?今後の行方が気になるところだ。 なお、タッグリーグは石井智宏&YOSHI-HASHIが3戦3勝と好調なスタートを切っている。(どら増田)
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スポーツ 2019年11月19日 21時30分
元マリナーズ・イチロー氏のぶっちゃけ動画が話題 高校時代、修学旅行を避けるための行動に「変わり者すぎる」驚きの声
証券会社大手『SMBC日興証券』の公式ユーチューブチャンネルがアップしている、同社のブランドパートナー・イチロー氏(元マリナーズ他)の出演動画がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回話題となっている動画は、同社が18日から自社公式サイトや公式ユーチューブチャンネル上に公開している『人生100年 イチロー人生すごろく』と題された全23本の動画のうちの一つ。イチローは同社が作ったオリジナルすごろくを実際に遊びながら、サイコロで止まったマスに書かれた内容について言及。自身の半生に触れつつトークを展開している。 その中でも今回注目を集めているのは、「#2 高校に進学。彼女ができる 【人生100年 イチロー人生すごろく】」というタイトルの動画。この中でイチロー氏は「とにかく集団行動が苦手だったんですよね、野球をやっているのに」と、高校時代は他人と行動を共にするのが嫌だったことを告白。 また、修学旅行にも行きたくなかったとした上で、「センバツに出られれば、出る権利を得れば練習ができるんですよ、修学旅行なしで。それで(センバツに出るために)頑張ったんですよ。それで(センバツに出場する権利を)獲得したんですよ」と、参加を回避するためにセンバツ出場を狙い実際に出場権を獲得したことも明かしていた。 この一連の発言を受け、ネット上のプロ野球ファンからは「野球選手なのに集団行動苦手ってなんか意外」、「集団行動嫌すぎてセンバツ出場狙うのは変わり者すぎる」、「現役時代のイチローは孤高ってイメージがあったけど、昔から一匹狼的な感じだったのかな?」といった反応が寄せられている。 同時に、「集団行動が苦手なのによくメジャーでプレーできてたな」、「マリナーズなんて特に移動で拘束される時間が多くないか?」、「チーム単位での移動時間はどうやって耐えてたんだろうか」といった声も少なからず見受けられた。 「メジャーリーグはしばしば『各都市間の移動が過酷』と言われていますが、中でもイチロー氏がメジャーで最初に入団したマリナーズはメジャーでも1、2を争う移動距離を誇る球団。入団3年目の2003年にマリナーズが全30球団中1位の移動距離を記録した際には、総移動距離が約5万1000マイル(約8万2000km)に達したといいます。距離が延びればそれだけ拘束される時間も増えるため、集団行動、団体行動が苦手だとストレスも大きかったと思うのですが…」(スポーツライター) 高校時代の意外な“弱点”を明かしたイチローだが、プロ入り後はオリックス(1992-2000)でのプレーを経て渡米し、今年3月に引退するまでマリナーズ(2001-2012途中/2018-2019)、ヤンキース(2012途中-2014)、マーリンズ(2015-2017)のメジャー3球団でプレーし続けている。時の流れと共に気にならなくなったのか、それともプロ選手として各地でプレーするうちに慣れていったのかは不明だが、いずれにせよプロに入ってからは克服できているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用についてSMBC日興証券の公式サイトよりhttps://www.smbcnikko.co.jp/ichiro/index.htmlSMBC日興証券の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCRhrl3KPBu1dnKtsDGFL77A
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スポーツ 2019年11月19日 18時10分
プレミア12韓国戦、先発・岸の炎上は“自作自演”? 稲葉監督が裏話を暴露、「覚悟がすごい」称賛続々
18日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)に、侍ジャパン・稲葉篤紀監督が出演。16日に行われたプレミア12スーパーラウンド第4戦・韓国戦に先発した岸孝之(楽天)に関する裏話を明かした。 「10-8」で同日の試合を制した侍ジャパンだが、先発の岸は6点リードの4回表に5失点を喫するなど「4回6失点・7安打」と炎上。ネット上のファンからは、「楽勝ムードだったのに何炎上してるんだ」、「明日もあるのに韓国打線を勢いづかせるなよ」、「これだけ打たれてるのに引っ張り続ける稲葉監督もおかしい」といった批判が噴出していた。 また、同日放送の『S☆1』(TBS系)にVTR出演した野村克也氏(元南海他)も「(インコースは)危険だね」、「キャッチャー(も)勘違いしてインコース攻めるのが強気だと思ってる」と岸、そしてバッテリーを組んだ會澤翼(広島)に苦言を呈していた。 『報道ステーション』のメインキャスターである富川悠太アナウンサーの質問に答える形で「前日(16日韓国戦)は岸投手が先発してくれたんですけど」と切り出した稲葉監督は、「岸投手から『インコース、どんどん攻めていった方がいいですか?』と(言われた)。韓国打線を抑えるというよりも、どんどんインコースを突いて次の試合、決勝戦に向けてやった方がいいですかということを岸投手から言ってくれたんです」と、大量失点を招いた岸の投球には、翌日の決勝戦へ向けて布石を打つ意味合いがあったことを告白。 続けて、「岸投手は自分の投球よりも、決勝戦にどうつなげるかということでどんどんインコースを攻めていってくれた」と、チームのためにあえて自分を犠牲にした岸へ感謝の思いを口にした。 また、番組に出演していた清水俊輔アナウンサーの「試合後の岸投手はそんなこと全然(言ってなかった)」という問いかけに対しても、「そこがまたいいところなんですよ」と一言。自身の投球に批判が集まっていたことを知っていたかどうかは不明だが、試合後も“黙して語らず”を貫いた岸の姿勢に最敬礼していた。 今回の放送を受け、ネット上のプロ野球ファンからは「チームのために自ら捨て石になるのは覚悟がすごい」、「稲葉監督も岸を信頼していたから途中降板させなかったんだな」、「何も知らないまま岸を批判してた自分が恥ずかしい」と称賛する声が続々と挙がっている。 「5-3」で勝利し優勝を果たした翌日の決勝戦では、先発・山口俊(巨人)が3失点を喫したものの、山口に代わって登板した6名の投手は全て無失点だった侍ジャパン。前日の試合で岸が見せた“男気”が、世界一の座を引き寄せたといっても過言ではないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年11月19日 18時00分
清原和博トライアウト監督vs日本球界「全面抗争」フル加速
日米のプロ野球へ挑戦する「ワールドトライアウト」の予選会が11月7日に行われ、清原和博監督(52)が選手選考に現れた。このトライアウトの狙いは選手供給の「裏ルート開設」にあると言われており、球界と全面抗争は必至、ひと悶着ありそうだ――。 前代未聞の野球オーディション「ワールドトライアウト2019」の予選会会場に集結したのは、日本プロ野球を戦力外になった選手と、国内の独立リーグ所属選手を含む高校卒業以上のアマチュア選手たち。また、米国のマイナーリーグの選手に参加を呼びかけて試合形式で行われ、合格選手が30日の最終選考会(神宮球場)に進出する。この最終選考を突破した日本人選手は米国のマイナーリーグへ、米国の選手は日本でプレーできるよう仲介するという。 その選考責任者に抜擢されたのが、現役時代に西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放ったスーパースターでありながら、2016年2月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕(懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決)され、執行猶予中の清原氏だ。当然、捜査当局はこれに注目している。「前日の6日に、元タレントの田代まさし容疑者が覚せい剤取締法違反容疑で、スノーボード男子ハーフパイプの元日本代表の国母和宏容疑者が麻薬取締法違反容疑で逮捕されました。清原氏の現場復帰とメディア露出を牽制する狙いも込められていると思われます」(全国紙社会部記者) そのため、トライアウト会場では、野球以上に薬物問題への質問が集中。これに、主催したショーケース社の加治佐平代表取締役CEOは、「身辺の調査は、慎重にやらせてもらいました。田代さんは逮捕されたけど、清原さんは大丈夫です」と断言。 清原氏も「病院の治療と、自助グループミーティングに参加して、3年半、一度も休んだことはありません。自分なりに必死に頑張っています」などと話し、球界復帰へ協力を呼びかけた。 これは、「1回の失敗で人生が決まる単線化社会から、働き方、学び方、暮らし方が複線化された社会に変えていきたい」という安倍晋三首相が掲げる“再チャレンジ可能な社会”作りとも合致。懸命に社会復帰に励む清原氏に手を差し伸べた主催者を評価する声もあるものの、いぶかる声はそれ以上に多いのも事実。捜査当局が「裏社会への資金流出の可能性がある」と懸念を示しているからだ。「今回のワールドトライアウトには、“有望選手の青田刈りの新手法”との声もある。高校を卒業した選手を日本のドラフトにかけず、新たなルートを使っていきなり渡米させる。あるいは、いったん国内の独立リーグの球団に所属させ、MLBへ送り出す。マネジメント契約を結んで選手を米国へ送り込めば、将来的に億単位のビジネスに発展する可能性があり、その資金の一部が暴力団などに流れることを危惧しているのです。裏社会との人脈を有する清原氏を広告塔に起用したことで、新たな“シノギ説”が浮上というわけです」(警視庁捜査4課関係者) 追い風になっているのが、今年4月に設置された高野連の有識者会議だ。来春のセンバツ以降の甲子園での大会や地方大会などを対象に、「1人の投手の投球数を1週間で500球以内に制限する」という答申案をまとめ、高野連に提出。「球数制限、3連戦の回避」などの改善策を検討している。 かつては選手がボロボロになって投げ続けることが高校野球の美談になっていたが、今夏の岩手県大会では、佐々木朗希投手を擁する大船渡高校が、故障を防ぐため決勝戦で登板させなかったことが記憶に新しい。この流れの裏を、アマ野球に詳しい記者が解説する。「実は、高野連が統括する甲子園を頂点とした高校野球とは別に、U−18のクラブチームによる全国大会を創設する動きがある。これを先取りする形で、例えば、進学した高校に野球部がなかったり、ハードな日程で肩を消耗する高校野球をパスしてメジャー挑戦を狙う投手を取り込んでいく目論見だ。米球界からも日本の独立リーグで経験を積み、日本からメジャーに挑戦したいという声もあり、注目されている」 一方、清原氏の現場復帰を支援する輪も加速している。11月17日に沖縄・浦添で行われる「FM沖縄ドリームマッチ」への出場が決定。元中日の立浪和義氏がPL学園の先輩である清原氏に声をかけ、権藤博氏、岩瀬仁紀氏、中村紀洋氏、和田一浩氏ら中日OBとともに少年少女の浦添選抜チームとの試合に出場する。 また、12月1日に、東京・八王子で開催する野球教室、トークショーに参加予定。こちらは清原氏の裁判で情状証人として出廷した佐々木主浩氏のほか、西武の1年先輩であるデーブ大久保氏、PL学園の後輩になる元横浜の野村弘樹氏と元ヤクルトの宮本慎也氏も出場し、復帰を後押しするという。 さらに、PL学園のOB会長で「KKコンビ」で全国優勝した桑田真澄氏も、「球界復帰への協力」を明言。全盛期にメジャー挑戦が出来なかった自身の悔しさもあり、新たな渡米システムに期待を寄せる。 しかし、執行猶予中の身では、利権を求めて球界にケンカをふっかけているも同然…。ユニホーム復帰の可能性は皆無に等しい。
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スポーツ 2019年11月19日 17時30分
オリックスD1位・宮城大弥が仮契約!背番号は山岡の「13」
オリックスがドラフト1位で指名した興南高の左腕、宮城大弥投手が沖縄県・那覇市内のホテルで仮契約を締結した。背番号は「13」。 仮契約を終えた宮城は、福良淳一GM兼編成部長、縞田拓弥スカウトとともに会見に臨むと、「仮契約を終え、少しずつ実感が湧いてきましたし、これからしっかりと頑張っていかないといけないなと思いました。山岡さんが付けていた『13』をいただき、プレッシャーもありますが、自分の持ち味でもある強気で攻めるピッチングで期待に応えられるように頑張ります。将来的には沖縄の人達に夢を与えられるような球界を代表する投手になりたいと思います!」と目を輝かせた。 縞田スカウトは「MAX149キロの本格派左腕。力強い球質、インステップから投げる球は威力抜群で、中学時代から世界大会を経験しており、ハートの強さも持っている将来性抜群の投手」と高評価。縞田スカウトにとっても現役生活を終え、スカウト転身後、ドラフト1位の選手を担当したのは、かなり嬉しかったはずだ。 背番号は、今シーズンまで山岡泰輔が背負っていた「13」が与えられた。山岡は「13」を「出世番号にしてもらいたい」と話していただけに、宮城に対する球団の期待の高さが窺える。高校生ではピカイチと言われているマウンド度胸に加えて、身長も172cmと山岡と通じるものがあるのもポイントである。 チームには、興南高の先輩である大城滉二内野手も在籍しており、心強い先輩になるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2019年11月19日 17時00分
阪神 ・ドリス退団にファンから批判 来シーズンへの不安が燻るリリーフ陣、それでも放出を決断したワケは?
今シーズン中継ぎ・抑えとしてチームのブルペンを支えた阪神・ドリス。19日、そのドリスが退団する運びとなったことを『スポニチアネックス』(スポーツニッポン新聞社)が報じている。 ドリスは今シーズン「56登板・5勝4敗19セーブ・防御率2.11」といった成績をマークするなど、ブルペン陣の一角としてチームに貢献。しかし、報道によると、球団は制球面や守備面での不安を理由に、来シーズンの契約を見送る方針を固めたという。 2016年に阪神に入団したドリスは、今シーズンも含め4年間で「208登板・13勝18敗96セーブ・防御率2.49」と100に迫るセーブ数をマーク。また、37セーブを記録した2017年にはセ・リーグの最多セーブ投手に輝くなど、抑えとしての実績を積み重ねていた。 今回の一件を受け、ネット上の阪神ファンからは「4年間頑張ってくれてありがとう」、「今シーズンもよく投げてただけにもったいない」、「退団は残念だけど次の球団での活躍を祈りたい」といった惜別のコメントが多数。 同時に、「なんでドリス切るんだ、まだまだ使いどころはあるだろ」「本当にクビにする余裕ある?」、「球団は自軍のリリーフ事情を把握してないのか」など、球団に対する困惑や批判の声も数多く挙がっている。 「今シーズンの阪神で50試合以上に登板したリリーフ投手は、ドリス、ジョンソン、藤川球児、能見篤史、島本浩也、守屋功輝の6名ですが、ジョンソンはまだ残留が確定しておらず、藤川、能見はそれぞれ39歳、40歳と高齢。さらに、島本、守屋はまともに働いたのは今シーズンが初めてとそれぞれ不安要素を抱えています。もし彼らの計算が立たなくなった場合、来シーズンは台所事情が一気に苦しくなるかもしれません」(野球ライター) 報道通りにドリスが退団となれば、中継ぎ陣に一抹の不安が生じる阪神。そのため、ファンの間からは「日本人でも外国人でもいいから、代わりを務められるような投手を確保してほしい」といった戦力整備を求める声は根強い。 また、ドリスの退団理由については「去年みたいに交渉で揉めたからかも」、「ドリスを切る決断をしたのは、新助っ人の獲得に目途が立ったからなのでは?」という見方もある。昨オフのドリスは、条件面の開きにより阪神との残留交渉が難航し、一時は保留者名簿から外れ自由契約の身になるほど交渉が長期化していたが、2年連続の“銭闘”に球団側が愛想を尽かした可能性は否定できない。 なお、今オフの阪神は来シーズンの新外国人野手候補として、これまでにボーア(エンゼルス)、ロドリゲス(パドレス3A)、デュバル(ブレーブス)といった選手たちの名が取り沙汰されているが、こうした助っ人の獲得が近日中に発表されたとしてもおかしくはないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年11月19日 11時30分
巨人、山口に続きあの投手までポスティングシステム適用? 松井・上原の時とは違う原監督の考えとは
「移籍」を前提に入団交渉をする時代になったのかもしれない。 18日、巨人・山口俊(32)がポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を明らかにした。同制度を使って海を渡った選手は多いが、山口の場合はいくつか異なる点がある。まず、“予告”をしていない。15日、やはり球団を介して同制度の手続きを行ったDeNA・筒香は、前年の契約更改の会見で「米球界挑戦の気持ちを伝えた」と明かしている。過去に予告した選手もそうだが、チームに貢献し、そして、大団円で送り出されてもらう。 山口は最多勝を含む「投手タイトルの三冠王」に輝いており、成績優秀な点では過去の制度適用選手と同じだが、巨人選手としては第一号となる。松井秀喜、上原浩治の両氏が“強い残留要請”に苦しみ続けたのに、だ。 「16年オフ、FAで巨人との入団交渉に臨んだ際、将来のメジャー挑戦の希望も打ち明けていたそうです」 関係者の一人がそう明かす。しかし、その時点でも山口の希望を知っていたのは、ごく一部の幹部スタッフだけ。山口もチームメイトや球団職員に相談していなかったという。 「原辰徳監督(61)が相談という形で、山口から打ち明けられたのは今季後半だったと聞いています。ゴーサインを出すかどうか、最終的な判断も原監督に委ねられました」(前出・同) フリーエージェント権を行使しての海外挑戦ではあるが、松井、上原の看板選手を見送ったのも原監督だ。松井の移籍当時を知る年長のスタッフによれば、原監督は「残ってくれ!」と最後まで訴えていたそうだ。 「指揮官とすれば、チームの勝ち頭のピッチャーを喪失するのは大打撃です。心境の変化というか、受け入れる気持ちになれたようです」(前出・同) 今となってみれば分かるが、原監督はFA交渉解禁に先駆け、「選手の権利」「人的補償の制度改革」など、移籍に関するルール変更の持論を明かしている。FA勝者だった巨人の立場からすれば、「人的補償をなくす」の意見は、喪失する側の球団のファンから共感を得られるものではなかったが、この時点で、山口喪失を認めていた。 美馬、鈴木のFA獲得にも失敗しており、ドラフト会議も「将来性」を重視した指名になった。現時点で巨人のオフは「補強」ではなく、「戦力の喪失」が続いている。 「投打ともに外国人選手を獲る予定ですが。トレードの話も聞こえてきます。山口の代わりか務まる大物を獲るとしたら、それ相応の選手を出さなければなりません」(スポーツ紙記者) しかし、こんな見方もあるそうだ。 「次のポスティングシステムの適用者は、菅野智之(30)ですよ。山口の希望を原監督が認めたことで、菅野もメジャー挑戦の思いを表明しやすくなりました」(前出・同) 今さらだが、2人は伯父と甥の関係。グラウンドでは言えない話もあるだろう。若手育成にさらに本腰を入れれば、今オフの補強失敗と喪失にもファンは決して悲観的にならないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年11月19日 06時30分
ジャガー横田絶賛!井上京子がガッツ石島との男女“ブサイク対決”を制す!
『第6回・クライシス興行〜クライシス vs ディアナ』▽16日 神奈川・川崎25Dスタジオ▼性別無視のド迫力対決(30分1本勝負)○井上京子(9分50秒 片エビ固め)ガッツ石島●※急所蹴りからのラリアット 女子プロレスラー、ジャガー横田がリーダーを務める悪のユニット、クライシスが今年2度目の主催興行を開催した。ジャガーが所属している女子プロレス団体ディアナとの対抗戦が4試合組まれた今回の大会だが、セミファイナルで注目の対戦が組まれたのだ。 井上京子はディアナの代表選手で、全日本女子プロレスで一世を風靡し、全女退団後は、ネオ・レディース、NEOなど団体を牽引。男子レスラーの冬木弘道さん(故人)とは、対戦もタッグ結成もしており、男子選手に混じっても遜色ない試合を繰り広げていた。そんな京子が、冬木さんやターザン後藤をリスペクトし、現在は真GUTS軍として、インディー統一を掲げているガッツ石島とシングル対決をするというのだから、これは興味深い。120kgの石島との対戦は、久々にあの頃の京子が見られるのではないか。そんな期待があった。 試合は、コールとともにガッツが奇襲。場外戦に持ち込むと、ガッツのセコンドに付いていたクライシスの藪下めぐみやKAZUKIも加勢し、京子はいきなり劣勢に。しかし、ガッツとのタックル合戦になると京子は一歩も引かず、逆にラリアットでガッツをなぎ倒して見せた。まさにあの頃の京子そのものである。試合中盤になると、ガッツが「このブサイクがぁ」と挑発。すると、京子も「お前の方がブサイクだろぉ」と応戦。ガッツは冬木スペシャルを繰り出すなど、京子のスタミナを奪いに行くが、京子はコーナーから対角線のラリアットを決めるなど、残るパワーを振り絞ってガッツに対抗していく。場内はあまりの迫力に響めきが止まらない。最後はレフェリーをクライシスが引きつけていることを逆利用した京子が急所蹴りから、強引なラリアットを放ち片エビ固めをガッチリ決めてカウント3。試合後もお互いに「ブサイク」と罵り合っていたが、京子が苦戦しながらも頭脳戦で勝利を収めている。 この試合を会場の隅から観ていたというジャガーは「さすがは井上京子という試合だった。それに対抗していったガッツも大したもの。迫力があった」と絶賛。ガッツは「15年プロレスをやってきたけど、プロとして教わる部分がまだあるんだなと思った試合だった。もう一度やりたい。来月7日のタイトルマッチ(TORUが保持するCCWカナディアンヘビー級王座に新木場で挑戦)の前に井上京子と試合が出来たのは良かった。今日は負けたけど、今日は今日だから。7日に向けて最高の状態に仕上げていく」と語り、京子との再戦を熱望するとともに、12.7新木場大会でのタイトル奪還を誓っていた。 この試合、今度は男子団体のファンの前で見てみたい。(どら増田)
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スポーツ 2019年11月18日 22時30分
全日本・宮原健斗、SANADAとの再会に「何が起こるかわからない」
『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト〜白覆面の魔王よ永遠に〜』▽15日 東京・大田区総合体育館 観衆2,500人 ザ・デストロイヤーさんの追悼興行『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト〜白覆面の魔王よ永遠に〜』のメインイベントで、令和初のプロレスオールスター戦にふさわしい豪華な6人タッグマッチが実現した。 全日本プロレスの三冠ヘビー級王者の宮原健斗が、WRESTLE-1の武藤敬司、新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーと一夜限りのトリオを結成した。対戦相手は、新日本プロレスでロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとして活躍しているSANADA&BUSHIと、フリーのKAI。3人は、武藤が全日本の社長時代に入団した同期トリオ。BUSHIは全日本時代に新日本へ。SANADAとKAIは武藤が旗揚げしたW-1に移籍し、エース争いを繰り広げたが、後に2人とも退団している。 武藤に「俺らが知らないタイプのレスラー」と言わしめた宮原は、最初に入場すると“健斗”コールをあおった。今年2月に開催されたジャイアント馬場没後20年追善興行で、棚橋弘至とタッグで対戦したときと同様に「食われてたまるものか」という気迫を感じた。注目されたSANADAとの対決は、お互いに触れた程度。それでも宮原にとっては爪痕を残しておけば「何が起こるか分からない」という気持ちがある。この2人の短い攻防には目を見張るものがあった。続きを期待してしまうのは当然の流れだろう。 試合は武藤がKAIに、ライガーがBUSHIに、そして宮原がSANADAに、デストロイヤーさんに捧げる足4の字固めを決め、試合の権利があった武藤が弟子のKAIから一本取った。同期トリオは最後までロスインゴの2人とKAIの溝が埋まらず、チームとして機能しなかった。武藤とライガーは締めを宮原に譲り、先に控室へ。宮原は「デストロイヤーさん、最高!」と叫び、三冠ヘビー級王者として全日本色の強いメモリアル大会をしっかりと締めてみせた。 インタビューブースではSANADAについて、「デビュー戦以来くらいの、11、2年ぶりに当たったんで。まあ多少触れたのみですけど、デビューしてからこういう形で会うっていうのは想像してなかったし、何が起こるか分からないのがこの世界なので、絶対はないですね」と、いつかまた再会する日を楽しみにしている様子だった。 棚橋、SANADAと、接することがないと思われた選手たちと、今年2度も三冠ヘビー級王者として対戦できたのは、プロレス大賞を狙う宮原にとって大きな収穫。今後もまだ触れたことがない選手との闘いもこなして、さらに成長していくはずだ。(どら増田 / 写真・萩原孝弘)
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独占直撃90分 谷川貞治 K-1の裏舞台を全部話そう 〜曙スカウト裏、石井館長逮捕劇、負債30億円商標売却、ギャラ未払い問題…〜(1)
2012年07月09日 11時00分
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DeNAトホホの事態 まだ75試合も残っているのに早くも自力V消滅!
2012年07月07日 17時59分
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ダルビッシュが野茂以来17年ぶり快挙! 日本人先発投手で2人目の球宴出場
2012年07月06日 16時30分
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香川真司マンU移籍の次は「オレ様」本田圭佑リバプール入りへ(2)
2012年07月06日 11時00分
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香川真司マンU移籍の次は「オレ様」本田圭佑リバプール入りへ(1)
2012年07月05日 17時58分
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ヤル気ないのに… 亀田興毅が井岡を挑発!
2012年07月05日 15時30分
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ダルビッシュを何としても球宴へ! レンジャーズが異例のバックアップ大作戦
2012年07月04日 15時30分
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調子上がらない松井秀喜 戦力外へカウントダウン?
2012年07月03日 11時45分
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ダルビッシュ球宴落選の危機! 好成績なのに選出されなかったワケ
2012年07月02日 15時30分
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3000万円がゼロに!? 親方年寄名跡特別功労金買い上げで協会紛糾
2012年07月01日 11時00分
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“視聴率男”の統一世界王者・井岡一翔 愛着あるWBC王座返上し2階級制覇へ
2012年06月30日 17時59分
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名古屋場所目前力士たちの焦り
2012年06月30日 11時00分