仮契約を終えた宮城は、福良淳一GM兼編成部長、縞田拓弥スカウトとともに会見に臨むと、「仮契約を終え、少しずつ実感が湧いてきましたし、これからしっかりと頑張っていかないといけないなと思いました。山岡さんが付けていた『13』をいただき、プレッシャーもありますが、自分の持ち味でもある強気で攻めるピッチングで期待に応えられるように頑張ります。将来的には沖縄の人達に夢を与えられるような球界を代表する投手になりたいと思います!」と目を輝かせた。
縞田スカウトは「MAX149キロの本格派左腕。力強い球質、インステップから投げる球は威力抜群で、中学時代から世界大会を経験しており、ハートの強さも持っている将来性抜群の投手」と高評価。縞田スカウトにとっても現役生活を終え、スカウト転身後、ドラフト1位の選手を担当したのは、かなり嬉しかったはずだ。
背番号は、今シーズンまで山岡泰輔が背負っていた「13」が与えられた。山岡は「13」を「出世番号にしてもらいたい」と話していただけに、宮城に対する球団の期待の高さが窺える。高校生ではピカイチと言われているマウンド度胸に加えて、身長も172cmと山岡と通じるものがあるのもポイントである。
チームには、興南高の先輩である大城滉二内野手も在籍しており、心強い先輩になるだろう。
(どら増田)