今回の動画で落合氏は、視聴者から寄せられた質問に回答する形でトーク。自身が使用するグラブへのこだわりや、生まれ変わってもプロ野球選手になりたいかどうかなどを話した。
注目が集まったのは、動画で1番最初に紹介された「もう1度、森繁和さんと共に『中日ドラゴンズ』にお力添えを頂けませんか?」という質問への回答。落合氏は中日監督時代(2004-2011)、一軍ヘッドなどを歴任した参謀役の森繁和氏らと共に、チームをリーグ優勝4回(2004,2006,2010-2011)、日本一1回(2007)に導いている。質問を寄せた視聴者は落合政権の再来を望んでいるようだ。
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この質問に対し、落合氏は「オファーがあれば会って話はします」と中日側から打診があれば検討すると明言。一方、「こちらから出向いていって力を貸すとかっていうことはしません」と、自分からオファーをかけるようなことはしないとも断言した。
この落合氏の発言を受け、ネット上には「向こうが頭下げない限りはやる気ないのか」、「中日が声かけると思えないから復帰の目は実質ゼロじゃん」、「不可解な退任させられた恨みが残ってそう」、「球団への不信感が未だ拭いきれてないのか?」といった驚きの声が寄せられた。
一方、こうした驚きの声とは逆に「話が来れば聞くつもりがあるのは意外」、「過去を考えると断固NGでもおかしくないのに」、「何があっても門前払いってわけじゃないんだな」と、オファーを検討する姿勢を意外に思うコメントも見られた。
「現在69歳の落合氏は中日に黄金期をもたらした監督ですが、リーグ連覇へ首位争いを演じていた2011年9月下旬に突如球団側が同年限りでの解任を発表。当時の報道では、落合氏の年俸(3億7000万円/推定)が球団経営を圧迫していたこと、かねて球団にファンサービスが悪いと問題視されていたことなどが要因とされています。落合氏は解任通告を受けた席上で『はい、分かりました。残り試合も全力を尽くします』とあっさり受け入れたと言いますが、当時のファンの間では解任自体はもちろん、発表のタイミングに対しても批判が上がりました」(野球ライター)
中日は2022年から立浪和義現監督が率いているが1年目はリーグ最下位、2年目も1日試合前時点では最下位と低迷が続いている。ファンの間では監督交代を求める声も高まりつつあるが、仮に球団が交代に踏み切るとして、落合氏に白羽の矢を立てることは果たしてあるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
落合博満氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@ochiaioreryu