『ワールドタッグリーグ2019』
▽17、18日 東京・後楽園ホール
新日本プロレス毎年恒例の『ワールドタッグリーグ2019』が16日、神奈川・藤沢市秩父宮記念体育館大会で開幕した。今年は史上最多の16チームが総当たりで対戦するとあって、過酷なリーグ戦が続いている。
シリーズ2戦目からは後楽園ホール2連戦。17日のセミファイナルでは鈴木軍の同門対決があった。鈴木みのる&ランス・アーチャー対ザック・セイバーJr.&タイチが実現したのだ。昨年もかなり激しい同門対決を繰り広げていた鈴木軍だが、今年もお互いに容赦がなかった。序盤から場外戦に突入し、大荒れの展開に。最後はザックが、鈴木のゴッチ式パイルドライバーを丸め込みで切り返して3カウント。タイチ組が今年もボスのチームから大きな1勝を挙げた。
メインイベントでもEVIL&SANADAと、鷹木信悟&テリブレによるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの同門対決が実現。EVIL&SANADAと鷹木は、なんとこれが初対決。鷹木は自身が持つ全てのパワーを2人にぶつけていったが、最後はチームワークに勝るEVILがテリブレをEVILで沈めて勝利。EVILは高らかに「3連覇」をファンの前で誓っていた。
18日の後楽園2日目では、第1試合の真壁刀義&本間朋晃対後藤洋央紀&カール・フレドリックスの試合後に事件が発生した。試合は真壁がキングコング・ニードロップでフレドリックスから勝利を収めたが、ここでKENTAが乱入し、後藤を襲撃。PKでKOした。NEVER無差別級王座の次期防衛戦はまだ決まっていない。KENTAは、“元”ソウルメイト柴田勝頼の盟友である後藤を次なる標的に定めたのだろうか?今後の行方が気になるところだ。
なお、タッグリーグは石井智宏&YOSHI-HASHIが3戦3勝と好調なスタートを切っている。
(どら増田)