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“早稲田大三羽烏”は今… 6球団競合の西武・大石が2年目でようやくプロ初勝利

 一昨年秋のドラフト会議で、大いなる注目を集めた“早稲田大三羽烏”。プロ2年目を迎え、その立場もそれぞれだ。

 7月8日、そのうちの1人である西武・大石達也投手(23)がようやくプロ初勝利を挙げた。大石は西武ドームでの楽天戦で、3-5と2点ビハインドの5回一死一塁の場面で登板。1回2/3を無失点で抑えた。その後、自軍が6回裏に5点を取って逆転。救援投手がリードを守って、9-5で勝利。大石に白星が転がり込んだ。

 大石は早大時代は抑え役で活躍。球速155キロを超える剛速球で鳴らし、ドラフト会議では斎藤佑樹投手(現日本ハム=24)の4球団(日本ハム、ヤクルト、ロッテ、ソフトバンク)を上回る、6球団(西武、阪神、横浜=現DeNA、広島、楽天、オリックス)から1位指名を受け、抽選の結果、西武に入団した。

 1年目の昨季、開幕一軍メンバーに選ばれたものの、直後に右肩痛を訴え、二軍降格。1試合の一軍登板もなく、シーズンを終えた。プロ球界から最も注目を集めながら、結果を残せず、同期生の斎藤、福井優也投手(現広島=24)の後じんを排しただけに、初勝利には感慨ひとしおだろう。大石は「7、8、9回。どこでもいいので、勝ち試合に投げられるようになりたい」と、今後の抱負を語った。

 一方、斎藤は昨季、19試合に登板、6勝(6敗)を挙げた。今季は開幕投手に指名され、8日現在、15試合に登板し、5勝(6敗)をマークしているものの、ここ最近はKOされるケースも増えており、伸び悩み気味だ。

 ドラフトでは大石の外れ1位で広島に入団した福井は、その悔しさをバネに昨季、1年間ローテーション投手として奮闘。27試合に投げて、8勝(10敗)を挙げ、同期生3人の中で最高の成績を残した。しかし、今季は2年目のジンクスか、わずか5試合の登板で1勝(2敗)しただけ。現在は二軍で調整中だ。

 1年目とは大きく立場が変わった早大三羽烏の面々。今シーズンが終わった際に、それぞれどんな成績を挙げているか注目されるところ。
(落合一郎)

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