スポーツ
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スポーツ 2020年03月09日 17時00分
「同じ犯罪者として一緒に…」元巨人笠原氏、逮捕された同期に“再共演”呼びかけ 期待された暴露話が無かったワケ
元巨人・笠原将生氏が8日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。2008年ドラフトの同期で、先月27日に逮捕された宮本武文容疑者について言及した。 昨年8月31日、9月14日に笠原氏のユーチューブ動画にゲスト出演している宮本氏。2018年7月10日~今年2月2日、7日にかけて他人名義のラウンジを営業していたとして、風俗営業法違反(無許可営業)の容疑で和歌山県警に逮捕された。 宮本容疑者の逮捕について笠原氏は同日、自身のツイッターに「この人が逮捕されました。馬鹿ちん」、「面会行こうかな」などと投稿。これを受けたネット上のファンはユーチューブ動画でのコメントも期待していた。 その予想通りに宮本容疑者に関する動画をアップした笠原氏は、「これからが宮本は大変だと思います。何年(ラウンジを)やってたかは僕は定かではないですけど、不当利益として税務署にお金を取られるので」と今後の展開について推測。 また、「ジャイアンツの頃から『あいつは私生活が悪い』とかよく言われてた」と、宮本氏は現役時代から素行面で評判が悪かったことも明かした。 「面会に行こうかなと思ったけどちょっと遠いかな、行きたいけど」と、宮本容疑者との面会については及び腰だった笠原氏。ただ、「出てきたらもう1回このチャンネルに誘ってみるんで、その時は理由とか留置所の中がどうだったとか真実を聞きたい」と、宮本氏をもう1度自身のチャンネルにゲスト出演させたいとも口にしていた。なお、野球賭博で逮捕された経験を持つ笠原氏は2019年5月4日にアップしたユーチューブ動画の中で、東京都内の留置所に22日間拘留されたことを明かしている。 今回の一件を受け、ネット上のファンからは「やっぱり動画のネタにしたな」、「宮本が自由の身になったら本当に呼んでほしい」、「どうせなら和歌山まで面会行ってそれも動画にしたらいいのに」といった反応が多数寄せられている。 一方、「期待して見たけど、特に踏み込んだ話や暴露はしてなくて残念」、「私生活が悪いだけじゃなくて、どういう風に悪かったかまで話してほしかった」、「宮本をもう1回ゲストに呼びたいってだけの内容じゃないか、起訴前だから気を遣ってるのか?」といった声も複数見受けられた。 「笠原氏は自身が野球賭博で逮捕された際の内幕や、球界の喫煙事情といった際どい内容についての暴露話で人気を獲得し、これまでに約9.8万人のチャンネル登録者を集めているユーチューバー。そのため、特に暴露話はなかった今回の動画内容を物足りないと感じたファンも少なくないようです。ただ、宮本容疑者の逮捕に関しては、動画内で“和歌山でラウンジをやっている”という旨が明かされた笠原氏のユーチューブ動画が『逮捕のきっかけになったのでは?』との見方があります。そのため、もしかしたら笠原氏は宮本容疑者の立場が悪くならないよう、今回の動画では極力余計なことを言わないようにしていたのかもしれません」(野球ライター) 動画のラストでは宮本容疑者に対し、「同じ犯罪者として、もう1回ユーチューブで盛り上がっていこうぜ」と強気にエールを贈っている笠原氏。しかし、その言葉とは裏腹に“ノー暴露”だった今回の動画に、拍子抜けしたファンは少なくないようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ
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スポーツ 2020年03月09日 12時00分
張本勲氏、新型コロナ対策で日本の団結力をアピールも「へー」 関口宏の反応に批判の声
8日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が新型コロナウイルス感染拡大防止について、国民に団結を呼び掛け。それを聞いた関口宏の反応が物議を醸した。 張本氏は新型コロナウイルス感染防止のため、大相撲春場所が無観客で開催されることについて、「国難、一大事。大相撲とプロ野球はやめたほうがいい」と持論を展開。ただし、選抜高校野球大会について、「これは難しい」と話す。 そして、「もって生まれた定めがあるじゃないですか。戦時中もできなかったんだから。これはもう、大変な病気を早く抑えなくちゃいけないから。国全体で協力していかないと」と、新型コロナウイルスを抑え込むためには、日本国民全体で協力して行くことが重要と説く。 さらに、「あの、アジアではね、日本国民は粘土と言うんですよ。ほかの国はいわゆる砂。1つ1つはあの立派だけど、固まったら日本の場合は離れないじゃないですか。そういう団結力があるから、それをやってもらいたい」と日本国民の団結力をアピールし、「1つになる」よう呼び掛ける。 これを聞いた関口宏は「そんな事言うんですか。へー。日本は粘土だったんだ」と少々呆小馬鹿にしているようにも見える反応を見せた。 炎上も多い張本氏だが、団結と協力を呼びかけたことについては、「納得した」「この発言はあっぱれ」「その通りだと思う」と賛同の声が多く上がる。ただし、選抜高校野球大会だけを開催可としたことについては、「矛盾している」との批判も。 そして、団結を呼びかけ、日本国民を称賛する発言に「へー」と話した関口については、「この人は日本が称賛されると嫌な顔をする」「張本氏が良いことを言っているのにその反応はない」など批判の声が。一方で、「わけがわからなかったのでは」「意味が理解できなかったのかも」という声も出た。 新型コロナウイルスの影響は、スポーツはもちろん、日本経済にも大きな悪影響を与えている。そんな中で、「粘り強く団結」を呼びかけた張本氏には、普段批判的な層からも称賛や納得の声が多かった。 そして、それを聞いた関口の反応に違和感を覚える人も多数だった。
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スポーツ 2020年03月09日 11時40分
巨人・元木コーチ、モタのスタメン落ちを進言? 数試合沈黙が続く一方、原監督は他球団助っ人の粗探しに没頭か
セ・リーグの助っ人事情が見えてきた。甲子園球場で阪神と巨人のオープン戦が行われた(3月8日)。キャッチャーの捕球音、バットの芯でボールを弾き返す快音、時折聞こえる両ベンチからの野次…。好プレーが出ても盛り上がらない無観客試合の違和感は相変わらずだが、矢野阪神は“ペナントレース本番”を意識した豪華打順で臨んでいた。 3番・サンズ、4番・ボーア、5番・マルテ。一軍戦に出場登録できるのは4人まで。エドワーズやオープン戦で好投したスアレスらの外国人投手もいるが、「一軍登録する外国人選手をこまめに入れ替えながら、3人とも使ってくる」というのが、巨人を始めとするセ対戦チームの見方だ。 興味深いシーンが見られた。 4回、4番・ボーアが打席に入るなり、原辰徳監督は予告通り、「ボーア・シフト」を実践した。遊撃手がセカンドベース後方へ、三塁手は左翼手前へ、左翼手がセンターの通常守備位置に行き、中堅手は右中間へ。守っている野手を極端に右に寄せたのだ。 結果、ボーアの打球はセンターの通常守備位置にいる左翼手への凡フライ。記録上は左翼手が捕ったのでレフトフライだが、センターの守備範囲だから、「ここまで極端に寄せなくてもいいのでは?」と思えたが…。 「心理的な揺さぶりを掛ける意味もあったようです。ボーアの弱点は内角球。ここまで極端な守備シフトを取られれば、“無人化”した三遊間に流してやろうと思いますよね? 外角の変化球、それもボール球を打ちに行かせてやろうという作戦でしょう」(プロ野球解説者) この時点で、巨人以外のセ球団も「ボーアの弱点は内角球」と見ていた。 「苦手のインコースを捨てて、真ん中、外角に来るボールを打とうとしていました。外角のボール球に手を出させようとする巨人の心理作戦が効いたらしく、無理な態勢でスイングしていました」(前出・同) おそらく、ボーアはペナントレース突入と同時に他球団からも徹底したマークに合う。そのため、代役でサンズ、マルテが4番に入る試合も出てくるとも予想されている。 原監督のボーアへの揺さぶりは効果的だったが、こんな声も聞かれた。 「巨人のモタですよ。頑張って支配下登録を勝ち取ったのに、3日の日本ハム戦途中からノーヒット状態です」(スポーツ紙記者) 育成出身だが、モタも他球団から“助っ人”として、徹底したマークに合い、苦しみ出した。「外角の変化球が打てない」という声もあり、彼の活躍を計算に入れていた原監督も頭の痛いところだ。関係者によれば、数日前から元木大介ヘッドコーチがモタのスタメン落ちを進言していたそうだ。相手球団の外国人選手のアラ探しよりも、自分の所の心配をした方が…。いよいよ、プロ野球も本番モードに入っていた。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月09日 11時20分
オリックス若月健矢、右ハムストリングの筋膜炎と診断
オリックスの正捕手、若月健矢が8日の北海道日本ハム戦(京セラドーム大阪)の試合中、右太もも裏に張りを感じた為、大事を取って途中交代した。 若月はこの日、8回表から途中出場したが、その裏、サードへ送りバントを決めた際、セーフティー気味だったこともあり、一塁に走塁中に張りを感じ、最終回は松井雅人が捕手の守備に就いている。 試合後、大阪市内の病院に直行した若月は、MRI検査の結果、右ハムストリングスの筋膜炎と診断されたとのこと。肉離れという最悪の結果は免れたが、10日以降の試合については、患部の状態を確認しながら練習等を行っていく予定だという。この日、先発マスクを被った頓宮裕真を始め、キャッチャー陣にとってはオープン戦でマスクを被る機会が増えるかもしれない。 若月はオープン戦に8試合出場、打率.250(16-4)、出塁率.316、得点圏打率は.333と、印象に残る場面で打っており、山岡泰輔、山本由伸といったチームのダブルエースを巧みにリードしていることから、開幕まで時間は少ないが、何とか万全のコンディションに戻して、無事開幕を迎えてもらうことを願うばかりである。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月09日 11時15分
スターダム、中西百重がサプライズ復活!ムーンサルト“プレス”を初披露
スターダム『ロストディケイド Presents NO PEOPLE GATE』▽8日 東京・後楽園ホール 最多同時視聴数 約12,000人 累計67,182人女子プロレス団体スターダムが8日、新型コロナウィルス対策として、史上初の無観客試合によるYouTube生配信を行った。実況席のゲストには、声優の相羽あいな、新日本プロレスで今年1月に引退した獣神サンダー・ライガー氏ら豪華なゲスト陣が揃う中、かつてUWFインターナショナルなどで活躍した元キックボクサーの大江慎氏も名を連ねた。 オープニングマッチは、16選手参加の時間差バトルロイヤル。DEATH山さん。と飯田沙耶の2人から始まったこのバトルロイヤルだが、4人目として現れたのが、ピンクのマスクを被っているものの、見覚えのあるコスチューム。DEATH山さん。と大声で言い合うその声は、かつて女子プロレス界のナンバーワンレスラーだった“あの選手”に違いない。そう思った瞬間、DEATH山さん。がマスクを剥がすと、大江氏の妻である大江百重さん…いや、日本女子プロレス界屈指の天才レスラー、中西百重が現れた。高橋奈苗(現・奈七永)とのナナモモは、2000年代初期、女子中高生の憧れであり、つんく(現・つんく♂)プロデュースのユニット「キッスの世界」では、CDメジャーデビューを飾り、ミディアムヒットを記録している。 中西は現役時代と変わらぬトリッキーな動きで、若い選手たちを翻弄し、場外転落の危機を脱していく。DEATH山さん。らは、“伝家の宝刀”モモ☆ラッチで3カウントを奪うと、スターライト・キッドにも綺麗なムーンサルトプレスを決めて3カウントを奪うなど、この日限りの復帰というのは勿体ないと思わせる動きを見せた。また現役時代、中西とは血で血を洗う抗争を繰り広げた下田美馬がもう1人のサプライズで登場。下田はラスカチョ時代の代名詞であるパイプ椅子を片手に入場すると、中西を追い回すも逆に踏みつけられてしまう。往年の名場面が令和の時代にスターダムのリングで見られるとは思わなかったが、若い選手たちにとってはいい経験になったのではないだろうか。 最後は、スーパー・ストロング・スターダムマシンが、中西とAZMを突き落として優勝したが、中西と下田の存在感は無観客の後楽園ホールでも十分に伝わっていた。 試合後、中西は「ムーンサルトプレスって、現役時代もやったことないんですよ。ムーンサルトアタックなら、しょっちゅうやってたんですけど、ムーンサルトって言われた時、『ムーンサルト?』って思ったんですけど、これは断っちゃダメだと思って、やってみたら、出来た(笑)。現役時代もやったことなく、初めてですが出来ましたね」と、かつて太陽のスマイルと言われた笑顔で話すと、スターダムで気になるレスラーとして、岩谷麻優と星輝ありさの名を挙げ、「実際に会って、『こんなに背が高いんだ!』『でもこんなに細いんだ!』『なのになんでこんなに動けるんだ!』ってそこですよね、今なんか、昔と全然違う。ホントに見てて、パワーボムとかも本当に人形みたいに投げられてるのに、『なんだこの!』って立ってくる姿が、『あれ?これ私もそうだったんじゃないかな』って思うくらい。そういう細い選手ほど応援してあげたい。元々ガタイがいい選手って得だから、やっぱりその、細い選手、魅せる方を重視する選手は、ホントに人一倍、二倍頑張らなきゃいけないって、みんな分かってると思うから。私もそうだったから」とエールを送った。実況席に大江氏が座っていたことについては、「初めてですよね、私が試合で、主人が実況席っていうのは。だから多分、明日明後日動けないんで、『家事、子育てよろしくね』みたいな」と照れ笑い。下田との再会も楽しめたようだ。 本人は今後の参戦について、「分かんないです!」と語っていたが、中西百重というレスラーは、まだまだ現在のレスラーたちが学べる点をたくさん持ち合わせているだけに、今回に限らず今後もスポット参戦することを期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月08日 17時30分
今シーズンのプロ野球、助っ人の帰国が相次ぐ? 9年前もあった“日本脱出”、帰国選手たちの共通点とは
新型コロナウイルスの感染拡大により、現在オープン戦が無観客試合となっている球界。20日に迫っている開幕を筆頭に、シーズンへの影響を危惧する声は後を絶たない。 そんな中で複数見受けられるのが、「感染拡大の影響で帰国・退団する助っ人が現れるのでは?」という声。新型コロナへの不安を理由に“職務放棄”する可能性を指摘する意見だが、実際に2011年には、東日本大震災による影響を理由に帰国・退団した助っ人がいる。 2011年1月に巨人が獲得したバニスターは、メジャー時代にシーズン12勝をマークしたこともあった先発投手。そのため、先発ローテの一角として稼働することが期待されていたが、福島第一原発事故への不安を理由に3月15日に母国アメリカへ“家庭の事情”という名目で無断帰国した。 これを受けた球団は何度も再来日を要請するも、バニスターはいっこうに日本に戻ってこず。そのため、巨人はバニスターを他球団への移籍が制限される「制限選手」として申請し、NPBもこれを受理して4月2日に公示。ただ、その後当人から「もう野球はやらない」という申し入れを受けたことにより、同月26日に通常の引退選手と同じ扱いである「任意引退選手」として公示された。 2009年オフに楽天に入団した中継ぎ投手のモリーヨは、右ひじの炎症に見舞われたこともあり来日1年目の登板数はわずか7試合。ただ、球団は翌年も契約を継続するなど、セットアッパー、クローザー候補として期待をかけていた。 しかし、震災発生後の3月下旬に“家族を安心させるため”と母国ドミニカに一時帰国したモリーヨは、その後再来日しないまま4月上旬ごろに“震災で精神的な打撃を受けた”という理由で自主的な退団を申告。これを球団側も了承したことで、4月14日に退団することが発表された。なお、モリーヨはその後マイナーリーグや台湾リーグでプレーしている。 2010年オフに横浜が獲得したリーチは、震災後の3月17日にチームに所属する他の助っ人たちと共に母国アメリカへ一時帰国。ただ、他の助っ人が再来日する中、リーチは家族の反対を理由に再来日しなかったため、4月1日に「制限選手」としてNPBに公示された。 リーチはその後「このまま退団だろう」という大方の予想を裏切り、7月8日に再来日したため同日付で「制限選手」から支配下に復帰。ただ、不安でプレーに身が入らなかったのかこの年、8試合の登板で挙げた白星はわずか1勝。結局同年オフに自由契約となり、以降はマイナーリーグでプレーを続けている。 上記の3名はいずれも、家族の存在が帰国・退団と密接に結び付いている。リーチのように家族から大反対を受けて自身の行動が押さえ付けられるパターンもあるため、各球団の担当者は助っ人本人だけでなく家族の意向もしっかりと見極める必要があると言えそうだ。 現時点では新型コロナへの不安を理由に、帰国・退団した助っ人は1人もいない。ただ、今後の状況次第では、この懸念が現実のものとなる可能性も否定はできないのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月08日 11時30分
ヤクルト・青木にサイン盗み疑惑? 過去から聞こえてくる雑音、自らのバットで封じ込められるか
東京ヤクルトスワローズの青木宣親が日本球界に復帰して、3シーズン目を迎える。すでにベテランの域に入っている38歳は今なお、シュアなバッティングを披露し続けている。 だが、その見事なプレーぶりとは裏腹に、稀代のヒットメーカーの周囲には今季、耳を塞ぎたくなるような話題も付きまとっていた。 昨年末から今年にかけ、MLBのアストロズが2017年シーズンにサイン盗みを行っていた事実が明らかになった。組織ぐるみでの悪しき行為が発覚したことにより、アストロズ球団へ罰金などの処分が下される等、現在も揺れ続けている米野球界。その中で、一部日本のファンの間では、当時所属していた青木の関与の可能性についての声も挙がっていたことも事実だ。そして、これについては今後、答えが出ることはないかもしれないが、野球ファンにとっても決して愉快な話ではない。 だからこそ、過去から聞こえてくる雑音を振り払うには、もはやプレーを見せ続けるより手段はないだろう。 今季からチームのキャプテンに任命され、今まで以上に先頭に立ち、引っ張っていく存在となった。また、昨季まで主軸だったバレンティンが移籍したこともあり、打線の中でも青木のバッティングがより、重要度を高める場面が増えて行くはずだ。 そして、その期待通りに、ここまでのオープン戦では好調な打撃を発揮している。先月29日の巨人との初戦から出場し、いきなり本塁打を含む3安打を記録している。さらに、翌日の同じカードでもヒットを放ち、チームの勝ち越しに貢献している。6回表のランナー1・3塁で迎えた第3打席、フルカウント後に高めの真っすぐを強引にはじき返したこの打席の内容は、ややボール気味だったものの、失投をしっかりと捉えての安打であり、相変わらずの選球眼の良さと積極性が存分に表れていた。 何より、ベテランともなれば、開幕までに時間をかけて合わせてくる選手も少なくない中で、青木が見せている今年の春のここまでのコンディションは、一気にピークに作り上げてきたような仕上がりだ。 指揮官も変わり、昨年の低迷から再出発を図る東京ヤクルトを導いて行く存在として、これほど相応しいプレイヤーも見当たらない。昨シーズン終了後も、NPB通算打率歴代1位を保持、球史に名を刻む高みにも上り詰め、そしてその姿は今季もスタジアムで躍動する。 青木宣親はグラウンドに立ち、そのバッティングで結果を残し、答えを出し続けて行く。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年03月08日 08時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「邪道&外道」究極の成り上がりを体現した名タッグチーム
初めてタッグを組んでから30年にも及ぶ邪道&外道。これだけ長く続いたチームは世界でもあまり例はない。その最大の武器は抜群のコンビネーションだが、相手を輝かせることにおいても天下一品で、まさに名バイプレーヤーなのである。※ ※ ※ もともと熱心なプロレスファンだった邪道と外道。プロになるべくメジャー団体の入門テストに応募したが、特にスポーツ歴もなく、身体的にも際立ったものがない2人は、書類審査すら通らなかったという。 そんな彼らを受け入れたのがTPG(たけしプロレス軍団)で、1988年、2人はここで練習生として出会うことになる。 今ではイロモノと見られがちなTPGだが、当初は本格的に団体設立を目指しており、2人はアポロ菅原による指導のもと、都内道場でプロになるべく稽古を積むことになった。なお、のちのスペル・デルフィンも同じく練習生仲間であり、この3人とビッグバン・ベイダーが世に出るきっかけとなっただけでも、TPGの価値はあろう。 結局、TPGは両国国技館でファンの大反発を受けたことを主因として自然消滅。それでも邪道と外道は関係者の支援を得ながら稽古を続け、’89年3月にオランダでプロのリングを踏むことになる。 同年10月、FMWの旗揚げに参加した2人だが、’90年3月には新団体ユニバーサル・プロレスリングへ移籍。当時のリングネームは邪道、外道ではなく「クーリー“クラッシュ”SZ」と「ブルドッグ“パニッシュ”KT」で、この頃からタッグを組み始めるようになった(通称パニクラ)。 ’92年にはリングネームを邪道、外道に改めてフリーに転向。2人そろってインディー団体を渡り歩くことになる。「玉石混淆のインディーマットにあって、2人の動きのよさはこの頃から際立っていました。また、プロ意識も高かった。過激なデスマッチを売りにしていたW★INGのリングで、対戦相手の金村ゆきひろ(のちの金村キンタロー)が火だるまになったことがありました。並みの選手ならうろたえそうなアクシデントでしたが、2人はヒール然とした不敵な笑みを崩すことはありませんでした」(プロレスライター) なお、このとき金村は実際に大やけどを負い、長期欠場を余儀なくされている。同じW★INGでは巨漢の双子タッグチーム、ザ・ヘッドハンターズとも連日のように対戦。体重150キロのムーンサルト・プレスを食らい続ける中で、大型選手への対処法や受け身のスキルなどのプロレス技術を高めていった。 邪道と外道の存在が広く知れ渡ったのは’94年4月、新日本プロレス主催で行われた「スーパーJカップ」に、当時はWARを主戦場としていた外道が折原昌夫の代役として出場し、巧みなテクニックを駆使しつつベスト4にまで進出したことによる。 翌年の同大会ではドス・カラスやワイルド・ペガサス(クリス・ベノア)といった強豪を退け、決勝こそは獣神サンダー・ライガーに敗れたが、その能力の高さを満天下に知らしめた。★レスラー最下層からの逆転人生 90年代半ば、邪道と外道は冬木弘道とともに冬木軍を結成。再び参戦したFMWでは「ブリーフ・ブラザース」のようなコミカルなキャラを演じつつ、’98年には全日本プロレスに参戦してジャイアント馬場とも対戦している。「馬場、新崎人生、丸藤正道vs金丸義信、邪道、外道の6人タッグでは、馬場にフルネルソンを極められた外道が、後ろ足で馬場の股間を蹴り上げようとしたところ、股間まで足が届かないという一種の名場面もありました」(同) なお、この試合後には、馬場のほうから邪道と外道に握手を求めるという異例の一幕があった。それほどまでに馬場は、この2人のセンスを認めていたわけである。 ’01年には蝶野正洋率いるTEAM2000のメンバーとなって、新日に本格参戦。ライガー&エル・サムライ組を破ってIWGPジュニアヘビー級タッグ王座を獲得した。TPGの練習生というレスラー最下層から、ついにメジャーのトップに上り詰めたのである。「それにとどまらず、今では外道が新日のヘッドブッカー、邪道もトレーナーを務めているというのだから、この2人が新日をほぼ掌握しているようなもの。これほどの成り上がりは世界中のプロレス界にも例がないでしょう」(同) 初めてタッグを組んでからおよそ30年、ごくわずかな対立アングルの時期を除いて、邪道と外道はずっと2人で歩んできた。 ’07年にはWWEから外道単独でのオファーを受けながら、邪道との関係を上にみてこれを断ったという。2人の絆はまさに、外道がオカダ・カズチカのマネジャー役をしていたときの決めゼリフのごとく、「レヴェルがちげぇーんだよ!」なのである。邪道&外道***************************************PROFILE●邪道/1968年9月28日生まれ。東京都港区出身。身長178㎝、体重99㎏。外道/1969年2月20日生まれ。東京都武蔵村山市出身。身長172㎝、86㎏。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2020年03月07日 11時30分
大相撲春場所、中止を求める声が止まない? 75年ぶりの無観客開催、反発派が根強い意外なワケとは
大阪・エディオンアリーナ大阪を舞台に、8~22日にかけて開催が予定される大相撲春場所。その春場所が新型コロナ感染拡大防止のため、無観客での開催となることを1日に複数メディアが報じた。 一般客に非公開で本場所が開催されるのは、戦時中に傷病軍人を招待し開催された1945年6月の夏場所以来約75年ぶりのこと。日本相撲協会は極めて異例の決断を下したと言えるが、全国各地で感染が拡大し続けているだけに、ネット上のファンからは「プロ野球も無観客開催だし仕方ない」、「苦渋の決断だと思うけど尊重したい」、「今通常開催したら批判凄いだろうしこれが正解だろう」と肯定的な反応が寄せられている。 ただ、中には「無観客にしても出待ちなどで人が集まるから意味ないだろ」、「上位力士は休場多いし、いっそのこと中止して休養させた方がいいんじゃないか」、「この時期に公共交通機関で集団移動する必要性がどこにあるのか」と、今なお中止を要求しているファンもいる。 一部で言われるように、興行を無観客にしたところで、出待ちなどを目的に会場を訪れる人は減らないのだろうか。例えば、相撲以外の競技でいうと、1日に行われた東京マラソンでは応援自粛が呼びかけられていたにもかかわらず、沿道に7万人以上の観客が集結している。また、同日に無観客で行われたプロ野球・ヤクルトの二軍戦でも戸田球場のそばにある土手に、球団からの自粛要請を無視した観客が多数集まっていたという。 こうした事例を考慮すると、春場所でも会場周辺で同様の状況が起こり、感染リスクが高まる可能性はある。ただ、前述の東京マラソンで例年100万人とされる観客が7万人に激減しているところを見ると、春場所の無観客開催もある程度の効果は見込めるだろう。 一般的に上位とされる三役以上の力士の休場状況は、近年では最悪と言っていい。具体的には小結、関脇、大関、横綱は、先場所までの直近6場所では毎場所2名以上が休場を余儀なくされている。特に、角界最上位の横綱である白鵬・鶴竜の両名は、それぞれ3場所ずつ欠場するなどコンディション維持に苦戦。春場所を強引に開催するよりは潔く中止にして、空いた期間を力士の休養・コンディション調整に充てた方がいいと考えるファンも多いようだ。 今回の本場所開催地が東京・両国国技館であれば、各力士は部屋から歩いて直接会場入りすることが可能だった。ただ、今場所は大阪で行われるため、各力士はどうしても集団で新幹線で移動しなければならない。この移動で感染リスクが高まるのではと危惧されるのも、ある意味当然と言えるのかもしれない。 以上のように、開催方針が決まって以降もまだ根強く中止の声がある春場所。もし力士の新型コロナ感染が発覚した場合、その時点で即打ち切られるとも伝えられているが、誰1人感染者を出すことなく千秋楽まで開催し続けることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月07日 06時00分
大谷翔平をゲットする女子アナは?――いよいよ佳境を迎える大争奪戦
大谷翔平をゲットする女子アナは誰か――。今年はいよいよこの話題が佳境を迎えそうだ。「昨シーズンの大谷は右腕手術のリハビリもあり、18本塁打、62打点、打率286の成績。本塁打は前年より4本減りましたが、他の成績は上昇。やはり怪物です。今年は上腕を鍛えまくり、その姿にマスコミも大騒ぎするほどビルドアップ。1998年にメジャーの本塁打記録70本を作った“ビッグマック”ことマーク・マグワイアと身長、体つきがソックリでした。ロスの地元紙は、今年は本塁打40本以上と書くところが多いですね」(野球ライター) 今年からメジャーは“Two-Way Player(二刀流選手)ルール”を作成。故障者としてマイナーで調整しながら、メジャーでは打者として出場することが可能になった。「このルールが適用されたのは大谷が初めて。打者でもあり、投手でもあるという二刀流の選手として認められ、“大谷ルール”と呼ばれるほど。大活躍の大谷は女性記者からの人気が凄まじく、球団は排除に四苦八苦しているのだとか」(スポーツ紙記者) そんな大谷は一昨年、都内に2.5億円の超高級マンションを購入したともっぱらだ。「マンションは、岩手に住む両親が上京するときに泊まるため買ったようです。しかし、シーズンオフの大谷は、テレビなどへの出演がない限り、日本ではほとんど岩手にいます。超高級でなくとも1億円の高級マンションで十分なはず」(同・記者) 普段使っていないなら女性も呼べそうだが、そこへカノ女といるという話もない。「大谷のお母さんが、女子アナとの交際を禁止しているのは知られた話。でも、そうは言っても母親のススメで結婚用のマンションを買ったといいます。当然、日本の女子アナが手をこまねいているはずはない。誰もいないマンションに住みたいと考えているでしょうね」(女性誌記者) メジャーのルールまで変え、現地の女子アナにまで人気。“大谷争奪”に誰がツバをつけるのだろうか。「英語はネイティブ、大谷好きを名乗り出てスポーツ担当になったフジテレビの鈴木唯アナは有力ですね。元『乃木坂46』のメンバーでもあるテレビ朝日の斎藤ちはるアナも大谷ファンで、父親はアメフトの有名指導者でもあるため、有力といえるでしょう。大谷と面識があり、最も近かったテレビ東京の鷲見玲奈アナは“不倫疑惑”で完全脱落。意外かもしれないですが、田中みな実は英語が堪能だし、ミーハーだけに大谷好きを公言しており、隠れた本命候補といえるかもしれません」(同・記者) 何はともあれ、大谷が女子アナと結婚することを祝福する国民など1人もいないのは間違いない。
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小塚桃子ゴルフ連載(5) 第二部・100を切るゴルフ 「補強トレーニング」
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プライドだけは高い阪神と中日が14連戦のDeNA包囲網を形成
2014年09月30日 15時00分
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スポーツ
視聴率も引き上げた! 新入幕の“怪物”逸ノ城が横綱超える存在感
2014年09月30日 11時45分
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ペナント終盤戦で見えてきた セ界は火のクルマ!(阪神編)
2014年09月29日 15時30分
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全米オープン準優勝でギャラ高騰 年間収入30億円の錦織圭の人気ぶり
2014年09月29日 15時00分
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西武HD筆頭株主サーベラスが送り込む刺客・工藤公康
2014年09月28日 15時00分
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俺達のプロレスTHEレジェンド 第39R “力道山2世”になれなかった男〈大木金太郎〉
2014年09月28日 15時00分
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スポーツ
小塚桃子ゴルフ連載第一部・心のマネジメント(4) 「ルーティンから始める練習」他
2014年09月28日 10時00分
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スポーツ
坂井オーナーへの罵声で急変 阪神・金本監督のサプライズ(2)
2014年09月27日 15時00分
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坂井オーナーへの罵声で急変 阪神・金本監督のサプライズ(1)
2014年09月26日 15時00分