若月はこの日、8回表から途中出場したが、その裏、サードへ送りバントを決めた際、セーフティー気味だったこともあり、一塁に走塁中に張りを感じ、最終回は松井雅人が捕手の守備に就いている。
試合後、大阪市内の病院に直行した若月は、MRI検査の結果、右ハムストリングスの筋膜炎と診断されたとのこと。肉離れという最悪の結果は免れたが、10日以降の試合については、患部の状態を確認しながら練習等を行っていく予定だという。この日、先発マスクを被った頓宮裕真を始め、キャッチャー陣にとってはオープン戦でマスクを被る機会が増えるかもしれない。
若月はオープン戦に8試合出場、打率.250(16-4)、出塁率.316、得点圏打率は.333と、印象に残る場面で打っており、山岡泰輔、山本由伸といったチームのダブルエースを巧みにリードしていることから、開幕まで時間は少ないが、何とか万全のコンディションに戻して、無事開幕を迎えてもらうことを願うばかりである。
(どら増田)