-
芸能ニュース 2018年11月27日 12時50分
小倉キャスター長期休養を発表 『とくダネ!』の頼みの綱は“炎上キャラ”古市憲寿氏?
11月26日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)において小倉智昭キャスターが、27日より膀胱がん全摘出手術にともなう長期休養を発表した。復帰時期は明言していない。 小倉キャスターの長期不在により、各局の朝の番組の勢力図に変化が起こりそうだ。『とくダネ!』の裏番組のワイドショーとしては、『スッキリ』(日本テレビ系)、『ビビット』(TBS系)、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)が存在する。さらにNHKでは、『連続テレビ小説:まんぷく』、博多華丸・大吉がMCを務める情報番組『あさイチ』を放送している。各番組はどういったポジションなのか(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区平均)。 「平日午前の8時台の番組において首位を走るのはNHKです。10%前後の視聴率を獲得していますね。『まんぷく』が20%前後の視聴率を記録しているため、その流れで視聴する人が多いのでしょう。民放で首位を走るのは『羽鳥慎一モーニングショー』が8〜9%でトップです。それを追う形で『スッキリ』と『とくダネ!』がデッドヒートを繰り広げ、『ビビット』が追う形です」(業界関係者) 『とくダネ!』は民放2位と3位の間を揺れ動いている。やはり視聴者は小倉キャスターの歯に衣着せぬ発言を期待している部分もありそうなだけに、先行きに不安はあるだろう。 「『とくダネ!』では、社会学者の古市憲寿氏の発言がたびたび物議をかもし出しています。同番組に出演する山崎夕貴アナウンサーが『イメージを捏造する』と抗議したことでも知られますね。小倉キャスターは古市氏に対しては『NGワードをぶっこんでくる』と言いつつも、その様子を楽しんでいるようでもあり、過去には『どうぞ古市叩いてください』と視聴者に呼びかけたこともあります」(前出・同) ただ、古市氏のような人間は小倉キャスターのようなベテランの「猛獣使い」がいてこそ成立してきたといえる。ネット上でも「やっぱり小倉さんあっての『とくダネ!』だよな」「療養に努めてほしいけど、ちょっとさみしくなるね」といった声が聞かれる。小倉キャスター不在の影響はやはり出てくるのではないだろうか。
-
芸能ニュース 2018年11月27日 12時40分
紅白側は諦めていない? 今年の音楽界の稼ぎ頭、米津玄師の意外なプライベートが発覚
3月にリリースした「Lemon」が大ヒットし、今年の音楽界を席巻したシンガーソングライターの米津玄師だが、知られざるプライベートを発売中の「女性自身」(光文社)が報じている。 米津といえば、「Lemon」が今年1月期の石原さとみ主演ドラマ「アンナチュラル」(TBS系)の主題歌に起用され話題に。CDは40万枚を突破し、デジタルダウンロード(単曲)170万DLとダブルミリオンを突破した。同曲や他の曲のMV(ミュージックビデオ)の動画配信サイト・YouTubeでの再生回数が続々と1億回を突破した。 大みそかのNHK・紅白歌合戦には出場内定報道があったものの、発表された出場歌手リストに名前はなし。しかし、昨年のヒット曲「打上花火」をデュエットしたDAOKOが紅組の歌手として出場が決定。そのため、米津の特別出演に対して期待が高まるばかりだというのだ。 「米津は2020年の東京五輪に向けての音楽関係のプロジェクト業務をNHKから請け負いました。そのため、紅白のオファーをそう簡単には蹴らないはず。NHKとしては最大限に譲歩して出場を交渉するようです」(レコード会社関係者) そんな米津だが、これまでまったくプライベートについてはシークレットだった。 ところが、同誌はそんなプライベートをキャッチ。現在、都内のマンションの一室がスタジオで、今秋から同所に引き籠っている感じ。食事も出前が多く、来年、初の全国アリーナツアーを控えており、音楽制作に没頭する日々を送っているというが、タレントの中川翔子似の女性とデートを楽しんでいたのという。 また、現在の所属事務所の女性社長は、5年前、米津の宣伝担当だったが才能に惚れ込み米津の事務所を設立し社長に就任。深夜にも米津が暮らすマンションを訪れ打ち合わせを重ねているというのだ。 才能あふれる米津だけに、なんとなく女性たちは支えてあげたくなるのかもしれない。
-
芸能ニュース 2018年11月27日 12時30分
元貴乃花親方夫人、離婚後タレント活動を再開しても古巣からのオファーはない?
大相撲の元貴乃花親方の花田光司氏と妻の景子さんが離婚していたことを、26日放送の日本テレビ系のニュース番組「news zero」が報じた。 同番組によると、離婚届は先月25日、元親方自ら提出。元親方は離婚について同局の取材に対し、「お互いの夫婦関係を卒業する」と2人で話し合って決めたと語ったというのだ。 2人は95年5月に結婚。長男で一時期はタレント活動もしていた靴職人の優一(23)ら一男二女に恵まれていた。景子さんは現役時代は平成の大横綱・貴乃花を支え、引退後は貴乃花部屋の女将として夫をサポートして来た。 今年9月、元貴乃花親方が日本相撲協会に引退(退職)届を提出し会見を開いた際、「(引退は)私自身で決断しました。(女将さんは)黙って無言でうなずいてた」と景子さんの様子について語っていたのだが…。 「結局、『金の切れ目が縁の切れ目』だったのでは。親方時代、協会の理事まで昇格した時期に花田氏の年収は2000万円台にアップ。しかし、弟子の貴ノ岩に対する元横綱・日馬富士の暴行問題でことごとく協会と対立。理事から降格し年収は1000万円台にダウン。タレント活動をスタートさせたが、年収はかなり不安定になってしまった」(相撲担当記者) ところで、離婚の第一報を報じたのは日テレ。同局といえば、花田氏が先月29日放送の「しゃべくり007 10周年2時間スペシャル」で華々しくタレントデビューを飾っていた。 しかし、元女子アナの景子さんの古巣はフジテレビ。 「景子さんは女子アナとして復帰すべく、大手事務所とのパイプを構築。しかし、報告がなく他局に抜かれた古巣はカンカンのようで、現状では景子さんを起用することはなさそうです」(芸能記者) 古巣に“スクープ”を提供すれば状況は変わったはずだが…。
-
-
社会 2018年11月27日 12時25分
“箸でピザ”炎上のドルガバ事件、日本では「普通に食う」の声や画像投稿も
11月26日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)において、中国のネット上で騒ぎとなっている「ドルガバ事件」が取り上げられた。ドルチェ&ガッバーナ(D&G)が東洋人の女性が箸を使ってピザを食べる宣伝動画を公開したところ炎上を招き、中国国内では不買運動も巻き起こっていると伝えられた。ドルガバ側が謝罪動画を投稿するも、騒ぎは収まる気配がない。 これを受け、番組ではさまざまな意見が交わされた。経済評論家の勝間和代氏は「不愉快になる。箸の文化をどう思っているんだろうというのと、明らかに揶揄しているイメージが伝わってくる」と批判。漫画家の倉田真由美氏も「日本人含めて東洋人全体に対する侮辱がある」と怒り心頭だった。一方で、タレントの武井壮氏は、慎重な立場に立ち「俺はそんなにひどいとは思わない。楽しそうに食べているし」と話し、この動画が生まれた背景として「例えば、中国へ行ってコピー品が並んでいるのを見て気分が悪くなったのかもしれない」と理由を推察した。 確かに問題の動画全体の構成から見た場合、「箸でピザ」はありえないだろうが、ネットでは意外にも、怒りよりも「いや、居酒屋とかで普通に箸でピザ食ってるし。手が汚れなくていいんじゃない?」「俺は箸でパスタも食うしピザも食ってるけど」といった反応が見られた。 特にパソコン、タブレット、スマホといったデジタルガジェットが手放せないネット民にとって油汚れは大敵である。そのため、手を汚さないために、ピザも箸で食べるといった人が一定数いるようだ。また、「ピザとともにポテチも箸でつまむ」といった声も聞かれる。確かにポテチの手づかみは、ピザ以上に油だらけになりそうだ。 さらに、実際に箸でピザを切って食している画像や動画が、ネット上では次々とアップされている。今回の騒動は中国国内でも「ナイフでスープを飲む」動画がユーモアとして投稿されるなど、様々な動きを見せている。これから忘年会シーズンが重なることもあり、「箸でピザ」はSNSのトレンドともなりそうだ。
-
芸能ニュース 2018年11月27日 12時20分
Koki, がELLE映画賞受賞 映画出演がないのになぜ? 批判にも負けない大物感
モデルのKōki,が「エル シネマアワード2018」において、「エル・ガール ライジングスター賞」を受賞した。この賞は、今年最も輝いていて、これからの活躍を応援したい女性に贈られる賞。デビューして間もなく話題となり、多くの高級ブランドのアンバサダーを務めたり、CMに出演したりするKōki,の活躍が認められたものと思われる。 しかし、実は、これらの賞は2015年に創設、2016年から個人表彰が始まって以降、受賞したのはすべて映画への出演がある人ばかり。今年の他の受賞者を見ても、「エル ベスト アクトレス賞」には寺島しのぶが、「エル メン賞」には東出昌大が選ばれているあたり、確かに“場違い”な気もしてしまう。 もちろん、そんなKōki,に対し、ネット上は「映画に出たことない私が賞を貰えるなんて有り得ないと普通の感覚なら辞退する」「映画界で本気でがんばっている方を敵に回すことになった」などと、大バッシング。中には、「映画出演がないのに受賞できる映画賞って、思わず笑っちゃった」とかえって面白く感じた人もいるようで、「もうM-1グランプリも優勝でいいよ」「この調子なら、年末のレコード大賞も総ナメにしそう」「沢村賞ももらえそうな勢い」など、大喜利のようなコメントが続いていた。 しかし、ここまでのバッシングが相次げば、本人も少なからず世間の空気を感じ取っているはず。しかし、そんな姿を見せることなく、あくまでも堂々とした佇まいは、逆に大物感を漂わせる。「Kōki,さんは弱冠15歳。普通なら心が折れて、もう表には出たくないと思ってしまうと思いますが、こういった批判が出ることはデビュー前から両親である工藤静香さんや木村拓哉さんに教え込まれていたのでしょう。工藤さんは木村さんと結婚した時点でかなりのバッシングを浴び、さらにSMAP解散の際も黒幕だったと言われて批判された。今でもそういった批判は続いていますが、それでも本人は全く気にすることなくSNSを更新し続けていますね。こういったメンタルの強さを娘さんも見習っているのでしょう」(芸能記者) まさに、最強親子ということか…。
-
-
芸能ネタ 2018年11月27日 12時10分
クロちゃん、「不正乗車」の声相次ぎ炎上 グリーン券なしの乗車を写真投稿?
お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんのツイッターが炎上している。 事の発端となったのは、クロちゃんが25日に投稿したツイート。この日、クロちゃんは地方で仕事があったことを示唆していたが、その帰りと思われる時刻にツイッターを更新。「なんなのぉー ディグダグでもやったしんかー!?バツつきまくってる!!」とつづりつつ、新幹線の指定席・グリーン車がすべて売り切れになっていることを表示する画面を投稿した。 その後、クロちゃんは「全部席がバツになってたけど、乗ってみたら何とかなるかと思って乗ったしん!さすがグリーン車!!座れたしんよー」と、新幹線のデッキに座り込み、食事をしている自身の姿を投稿。グリーン車のデッキと思われる場所で、「広いし、目の前ゴミ箱だし、快適」「食べたらすぐ捨てれるから楽々だしんよー」と快適に過ごしたことを明かしていた。 しかし、このツイートに対し、ネットからは「自由席のキップでグリーン車のデッキにいることは許されてませんよ」「グリーン車の切符が売り切れってことはただの不正乗車じゃん」「ゴミ箱の前に座り込むって利用する人の迷惑になっちゃうよ」といった批判が殺到。炎上する事態に発展している。「混雑時の場合、指定席の通路に自由席の切符を持った乗客が立ち乗りする場合はありますが、グリーン車は快適さも付加価値として売っているため、グリーン車の切符を持たずデッキに入ることは許されていません。グリーン券の料金を請求される場合もあり、ましてや、座り込んで物を食べるという行為はモラル違反と批判されても仕方ないでしょう」(芸能ライター) あらかじめグリーン席の切符を購入していたり、料金を払ってデッキに座っていた可能性もあるものの、クロちゃんがツイッターでそのことを明言していないため、「グリーン車のデッキに座っていいって勘違いする人もいるので訂正してください」「芸能人の非常識行動ってモラル違反を助長させる以外の何物でもない」といった指摘も寄せられている。 もはや炎上も慣れっ子になったクロちゃんだが、果たしてこの行為について弁明することはあるのだろうか――。記事内の引用についてクロちゃん公式ツイッターより https://twitter.com/kurochan96wawa
-
芸能ニュース 2018年11月27日 12時00分
貴景勝と共演した横野レイコ氏に批判殺到 安藤優子の質問に不快感を示すシーンも
26日のフジテレビ系の情報番組『バイキング』と『直撃LIVEグッディ!』に、大相撲九州場所で優勝した小結・貴景勝が登場し、横野レイコ氏と共演した。 『バイキング』では、千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)と貴景勝が並んで出演。親方が「いい稽古ができたので、僕も喜んでいる」と晴れやかにコメント。貴景勝も師匠の横で嬉しそうに喜ぶ姿が放送された。 そこに現れたのが、マイクを持った横野レイコ氏。貴景勝の隣で「気持ちの強さは角界1」などと褒め称える。その間、貴景勝は憮然とした表情を浮かべる。その後も、貴景勝はどこか浮かない顔で、元師匠を叩き続けた横野氏を見守っていた。 番組は坂上忍やIKKOなどが貴景勝に語りかけ、和やかなやりとりが繰り広げられる。その振る舞いに坂上が「なんちゅう出来た22歳」と驚くほど大人なコメントをする。 ところが、ネットユーザーは全く別の反応。「貴乃花ファン」を自認する坂上はともかく、元貴乃花親方を叩き続け、旧貴乃花部屋を揶揄するような発言もあった横野氏が弟子の貴景勝にインタビューすることについて、「どの面下げて」「不愉快だ」と怒りの声を上げたのだ。 さらに、貴景勝と横野氏は14時からの『直撃LIVEグッディ!』にも出演。サプライズだったのか、横野氏が父親を引き連れて貴景勝の待つ部屋へ。それを見た貴景勝は少々憮然とし、怒ったような表情を浮かべる。 横野氏は「ちょっと怒ってます」と一言。余計な言葉に、貴景勝の顔はみるみるこわばっていく。それでも気持ちを立て直し笑顔も見せた貴景勝だが、ここで安藤優子キャスターが「今改めてお父様が横にいらっしゃいますけども、一言優勝のご報告いかがでしょうか直接?」と少々意味のわからない質問をぶつける。 すると、貴景勝は「昨日しました」とコメント。それを聞いた横野氏は「こういうテレビ的なことが好きじゃない男なんです。ごめんね」と謝罪を入れる。貴景勝は「いや」と発言しニコッと笑ったが、内心はムッとしていたかもしれない。 この様子にもネットユーザーは「安藤は無神経な質問をするな」「テレビの論理を押し付けるな」と批判が。さらに、母親のように「テレビ的なことが好きじゃない」と言い切った横野氏についても「母親面するな」「お前の弟子ではない」と批判が集まることになった。 横野氏は否定しているが、彼女がフジテレビの番組で元貴乃花親方を一貫して叩き続け、夫人の景子さんまで揶揄するような発言をしたことは事実。そんな横野氏を招き入れ、インタビューに応じた貴景勝と千賀ノ浦親方は「立派」で「英断」ともいえるものだったが、残念ながら横野氏と安藤キャスターは、その好意に甘えすぎ、貴景勝と千賀ノ浦親方、そして視聴者を不快にさせてしまった。 祝賀ムードだっただけに、2人とフジテレビの番組作りで不穏なムードにしてしまったことが残念でならない。猛省するべきだろう。
-
スポーツ 2018年11月27日 10時30分
機運が高まらない貴景勝の大関取り 御嶽海の結果も原因?
「13勝2敗」の成績を残し、見事に11月場所を制した小結貴景勝。場所前の騒動を乗り越えて賜杯を掴んだ22才の若武者は、好角家を中心に大きな話題を集めている。 11月20日配信記事でも触れた内容だが、先場所貴景勝は小結で9勝をマークしており、今場所の13勝と合わせると合計22勝。「三役で直近3場所33勝」という大関昇進目安を考えると、来場所は大関取りとなってもおかしくはないところだった。 しかし、各メディアの報道を総合すると、昇進を預かる審判部は現時点で「1月場所が大関取りの場所になる」という見解はしておらず、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も「来場所好成績で大関候補」という旨の認識を示している。前述の条件はあくまで“目安”で、全ては来場所蓋を開けてみてからというのが協会側の考えであるようだ。 一見すると挑戦に値する成績を残しているのに、なぜ大関取りの機運が高まらないのか。人によって様々な意見があるだろうが、筆者は関脇御嶽海も原因の1つではないかと考えている。 「13勝2敗」の成績で7月場所を制した御嶽海は、小結として臨んだ5月場所で「9勝6敗」をマーク。2場所合わせて22勝を挙げたことで、9月場所は11勝以上で大関取りとなった。ただ、7月場所は3横綱1大関が休場(途中休場含む)していたこともあり、昇進には数字だけでなく内容も求められていた。 しかし迎えた9月場所、御嶽海は「9勝6敗」と11勝に届かず、3横綱1大関に敗戦と内容も振るわなかったことで大関取りに失敗。さらに、ごくわずかに可能性が残されていた今場所では「7勝8敗」とまさかの負け越しを喫し、大関取りは完全に消滅してしまった。 御嶽海と貴景勝の間には“起点の場所が小結で9勝6敗”、“3横綱1大関休場(途中休場含む)の場所で13勝2敗の優勝”、“11勝以上で昇進目安クリア”といった少なくない共通点がある。こうした事柄を考えると、協会側が昇進に厳しい姿勢を打ち出すのも致し方ないといえるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
-
社会 2018年11月27日 07時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 ★第295回 銀行預金の秘密
相変わらず、国内マスコミは財務省の飼い犬として、「国の借金」キャンペーンを展開している。財務省は11月9日、国債と借入金などの残高を合計した「国の借金」が9月末時点で1091兆7685億円になったと発表。財務省が記者クラブ(財政研究会)で配ったペーパーに従い、各紙が一斉に「国の借金1091兆円=1人当たり878万円」という記事を報じた。 本連載で繰り返しているように、そもそも「国の借金」ではなく「政府の負債」だ。英語で言うと、Government Debtである。ちなみに、日本銀行の統計では、正しく「政府の負債」となっているのだが、これが財務省経由でマスコミから報じられる際に「国の借金」と言葉が変えられてしまう。 政府の負債であれば、借り手は「政府」であることが誰にでも分かる。とはいえ、国の借金(ひどいデマゴーグに至っては「日本の借金」と呼ぶ)と言われると、我々は何となく「自分が借りているおカネ」として認識してしまう。 しかも、政府の負債を人口で割り「国民1人当たり878万円」とやられるのだ。国民は「そんなに借金があるのか!」と、まるで自分のことのように恐怖を感じ、財務省主導の緊縮財政路線に逆らえなくなってしまう。 財務省お得意の政府の負債を「国の借金を、家計にたとえると」も悪質なキャンペーンだが、「国民1人当たり」も同様である。そもそも、家計と政府は異なる経済主体であるにも関わらず、それを同一視させることで、危機感をあおり、緊縮財政路線を続ける。 それ以前に、借金(負債)の裏には必ず「資産」が存在する。資産と負債はコインの裏表であり、両者合わせて「おカネ」なのだ。それにも関わらず、財務省発のプロパガンダにだまされる国民が大半であろう。理由の一つは、そもそも日本国民が「おカネ」について理解していないためである。 おカネとは、モノでもなければ、それ自体が価値を持つ資産でもない。おカネとは、債務と債権の記録だ。つまりは「資産=負債」がおカネなのである。例えば、日本銀行が発行する現金紙幣。読者の財布に入っているだろう千円札、五千円札、一万円札は、日本銀行の借用証書である。その証として、表面に「日本銀行券」と書かれている(なかったら偽札だ)。 さらには、銀行預金は「読者の債権」であると同時に「銀行の債務」でもある。実際、銀行のバランスシート(貸借対照表)を見ると、銀行預金が「負債=債務」として計上されている。おカネとは、債務と債権の関係が成立した瞬間に「無」から創出される。信じ難い話だろうが、事実だ。 銀行預金は、読者が銀行からおカネを借りた瞬間に、通帳に記載される数字として発行されるおカネだ。銀行は、おカネを発行する際に、別に何らかの資産を必要とするわけではない。 読者が銀行から3000万円を借りるとしよう。3000万円を現金紙幣で借りる人は、まず存在しない。ならば、いかなるおカネで3000万円を借りるのかといえば、もちろん銀行預金である。それでは、銀行は読者に貸した3000万円を、どこから入手したのだろうか。どこからも入手していない。単に、読者の借用証書と引き換えに、3000万円を銀行の通帳に記載するだけである。 読者が銀行から3000万円を借り、借用証書を差し入れた。その瞬間に、3000万円のおカネ、つまりは銀行預金がこの世に誕生するのである。 ここまで書いても信じ難い読者がほとんどだろうから、銀行の「始まり」についてご紹介しよう。中世のイングランド王国において、ロンドンの大商人の手元に金貨が貯まっていった。大商人たちは手元に金貨を置いておくことを敬遠し、ロンドンのゴールド・スミス(金細工商)に預けることにした。金細工商の職場には、職業柄、巨大な金庫が存在したのである。ゴールド・スミスたちは金貨を預かり、商人たちに預かり証(金匠手形)を渡した。 さて、やがてゴールド・スミスは、金貨を預けた商人たちが一斉に金匠手形を持ち込み、現金化をすることは「あり得ない」と考えた。ゴールド・スミスは金庫の中の「商人から預かった金貨」を貸し出し、金利を稼ぐようになる。 同じ時期、ゴールド・スミスが発行した金匠手形が「紙幣」として流通し始める。金匠手形を保有する商人は、買い付けの際にわざわざゴールド・スミスを訪れ、手形を金貨に交換しようとはしなくなった。単に、必要金額分の金匠手形を商品の売り手に渡せば、それで済むのである。 そして、ゴールド・スミスはある時点で、ついに気が付いたのだ。別に、実体のある金貨を貸し出す必要はなく、借り手に金匠手形を渡せば「貸出」のビジネスが成立することに。というわけで、貸し出しの際にゴールド・スミスは金匠手形という「おカネ」を発行する(しかも「ゼロ」から)ようになった。それで何の問題もなかったのである。 お分かりだろう。ゴールド・スミスの「金匠手形による貸し出し」は、現在の銀行業務の先祖だ。現在の銀行は、貸し出しの際に銀行預金というおカネを発行している。 それでは、銀行やゴールド・スミスが発行するおカネの「担保」は何なのだろうか。貴金属ではない。顧客が差し入れた「借用証書」こそが、おカネの担保なのである。日本で流通する1000兆円以上の銀行預金というおカネの担保は、銀行にとっては貸付金なのである。銀行は、ゴールド・スミスと同じように、借り手が「返済できる」という見込み、つまりは与信を担保におカネを発行しているのだ。 前述が現実であるにも関わらず、おカネについて「特定のモノ」として認識している人が多すぎる。結果的に「国の借金プロパガンダ」が効力を持ってしまうのだ。 ここまで読み進めても、おカネが債務と債権の記録であり、銀行預金というおカネの担保は「貸付金」、銀行は与信が許す限り、論理的には無限におカネを発行できるという「真実」を認められない読者がほとんどだろう。その読者のおカネに関する勘違いが、緊縮財政に力を与え、日本国の小国化を後押ししているのである。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
-
-
社会 2018年11月27日 06時00分
安倍首相まさかの“総裁4選”狙い5つの根拠
9月の自民党総裁選で3選を果たしたばかりの安倍晋三首相。永田町では早くも3年後の2021年自民党総裁選に、またまた名乗りを上げるのではという憶測が飛び交いはじめた。多くの自民党関係者は「可能性はある」と指摘し、5つの根拠を挙げた。 自民党幹部は1つ目の根拠をこう断言する。「『世界の安倍』になれる最大のチャンスが訪れている。先進7カ国の仏、米、英、独、日本、伊、カナダのG7で安倍氏がリーダーシップを発揮する可能性だ」 背景には、ドイツのメルケル首相が「任期(’21年)が切れたら立候補しない」と宣言したことがある。「ドイツ首相として13年間もG7に出席し、世界で最もバランスのとれた良識派の女性宰相ですからね。トランプ大統領だろうが、プーチン大統領だろうが、習近平国家主席だろうが、ズバズバ意見してきた。ところが、’15年に難民受け入れ姿勢を示したことで、国内の反対派を抑えられず右派政党『ドイツのための選択肢』(AfD)に押されて選挙に大敗したのが、メルケル首相引退の流れです」(全国紙外信部記者) メルケル首相が去った場合、G7で次に長い国家リーダーは安倍首相だ。「安倍氏が4選で’21年の総裁選に出馬し当選したら、さらに3年間首相として国家の舵を握り、メルケル不在後のG7の最長老リーダーとなる。安倍氏は明確には言わないが、腹の底では『世界の安倍』として名を残したい思いが強い。4選出馬はあり得る第1の根拠だ」(前出・自民党幹部) 4選実現へは自民党則を変える必要がある。しかも、安倍3選のため党則を改定したばかりだ。それをさらに改正となると、「安倍首相にしかできない政治課題が必要となってくる」(自民党関係者)と言う。先の自民党幹部は「課題はある」と断言したうえで、安倍4選の必然性について2つ目の理由を挙げる。「安倍氏にしか解決できない課題―それはロシアとの日ロ平和条約締結問題だ。総裁3選勝利直後に浮上したのが、北方領土2島返還を見据えた平和条約締結です。今後3年の総裁任期中ではおそらく無理、4期目に突入必至の難題となる。つまり、首相は4選を視野に見据え、満を持して平和条約締結をブチ上げた。プーチンとは個別で何回も会談を重ね、ファーストネームで呼び合う間柄です。戦後73年燻っていた北方領土返還を『俺の手で解決』する意気込みでしょう」★多選制限撤廃で「安倍5選」 3つ目の根拠は米国と中国の関係だ。「まず日米関係は大きな局面を迎える。特に貿易関係です。トランプ大統領の主張通り自動車に20%の関税なら輸出への影響は約2兆円。他も含め日本経済には4兆円程度のマイナスの影響が出ます。反対に、ゴルフ仲間のトランプ大統領を上手く丸め込み、関税阻止できたら、その経済効果は計り知れない。トランプ大統領が2年後に落選しても、米国と渡り合えるのは当面、安倍首相しかいない。それが4選の必要性です。安倍首相の祖父、岸信介首相は1960年に歴史的な改定日米安保条約を結んだ。孫の安倍首相は’21年に4選を果たし、経済と武力を見据え『新日米安保条約』を結ぶという強い意欲を感じます」(経産省関係者) 対中関係はどうか。「尖閣問題で日中関係は険悪になった。しかし、安倍政権が中国と昵懇の二階俊博氏を幹事長に抜擢し、習政権と粘り強く交渉、やっと回復の兆しが見えてきた。習政権は今後10年続く。回復から安定、対等な日中関係は“安倍4選で継続させないと無理”と経団連や霞が関も認識しはじめた。田中角栄の日中国交正常化から45年、平和友好条約締結は40年。中国とも新日中平和友好条約再締結の必要性を安倍首相は感じている」(政治担当記者) 4つ目は北朝鮮。拉致解決と国交正常化だ。「北朝鮮最大の後ろ盾は中国です。拉致問題、日朝国交正常化も中国との密な関係で見えてくる。安倍首相は拉致と国交正常化は今後3年以上かかると読んでいる。日朝関係も4選目で正常化にこぎつけたい」(同) 最後の5つ目は戦後レジームからの脱却、そして本格的憲法改正。「安倍氏が主張する憲法改正は入り口の入り口。安倍氏は4選で完全なる戦後レジーム脱却と、さらに本格的憲法改正に目鼻を付ける強い覚悟を持っている」(前出・自民党幹部) こう見てくると、安倍首相の4選への野望は明確だが、そこに至るまでの最大の山場は来年の参院選。大敗なら水泡に帰すからだ。「来年10月1日からは消費税が10%になる。参院選前に景気が悪化傾向なら一気に安倍政権は崖っぷちに立たされるでしょう。いまの政権は景気がまずまずだから持っているようなもの」(経済アナリスト) しかし、安倍首相には奥の手があるという。「衆参ダブル選挙ですよ。場合によったら、憲法改正の国民投票も含めたトリプル選挙もありだ。参院選でさえ統一候補擁立で苦労しているダメ野党だから、衆院選での統一候補はさらに難しい」(前出・自民党幹部) 前述したように自民党の総裁選規則は変えたばかり。再び4選へ即変更できるものなのか。「’17年の変更時も多選制限撤廃案もあったが、3期9年で落ち着いた。今度こそ多選制限撤廃だ。仮に安倍氏が4選を務め上げたとしても、70歳で若い」(同) 安倍“誤選”もありそうだ。
-
芸能ネタ
袋麺CM戦争で役所広司が一歩リード 後発対抗馬の織田裕二は宣伝戦略失敗
2012年11月06日 14時00分
-
芸能ニュース
巨大ツリーにAKB48もびっくり、大島優子…高橋みなみの家は広いから置ける!
2012年11月06日 14時00分
-
その他
1枚の布団に数万から数十万匹… 秋に増えるダニの死骸や糞が及ぼす病気(1)
2012年11月06日 12時00分
-
芸能ニュース
周囲が手を焼くロンブー・淳がテレビでやりたいこと
2012年11月06日 11時45分
-
芸能ニュース
田丸麻紀が結婚相手を語る「ドキドキさはないけど、穏やかな感じ」
2012年11月06日 11時45分
-
芸能ニュース
高岡早紀が意味深なコメント「家族を大切にしています」
2012年11月06日 11時45分
-
芸能ニュース
2夜連続で清張ドラマ 田村正和、米倉涼子が主演
2012年11月06日 11時45分
-
芸能ニュース
ギャル曽根が男児を出産「ステキな家庭を築いていきたい」
2012年11月06日 11時45分
-
芸能ニュース
中田喜子が2007年に離婚していた
2012年11月06日 11時45分
-
芸能ニュース
AKB48 女性グループ歴代1位の快挙
2012年11月06日 11時45分
-
レジャー
ハッシーの地方競馬セレクション(11/7)「第23回ロジータ記念(SI)」(川崎)
2012年11月06日 11時45分
-
社会
釣りざお使って下着盗んだ男が御用
2012年11月06日 11時45分
-
社会
ビール出荷は過去最低… 業界覇権への思惑が交錯する中 清涼飲料水ウォーズ勃発の号砲が鳴った!(2)
2012年11月06日 11時00分
-
スポーツ
鹿島、20年の歴史で初めてサポーターと掲げたナビスコカップ
2012年11月05日 18時55分
-
社会
2度も痴漢を撃退した 大阪府警おとり美人警察官の評判
2012年11月05日 16時00分
-
芸能ニュース
ヒミツの薔薇園(36) ジャニーズのステージ記録・前編
2012年11月05日 15時30分
-
スポーツ
年俸大幅減だったマリナーズ岩隈が5億円プレーヤーに!
2012年11月05日 15時30分
-
レジャー
元キャバクラ嬢タケウチレイの「レイは見た! キャバクラ嬢の裏の顔(19)〜口説きやすい新人ホステス〜」
2012年11月05日 15時30分
-
芸能ネタ
高岡蒼佑がまた事務所移籍しFB開始 周囲が気に病む前夫人の“過去”ばらし
2012年11月05日 14時00分