園田オータムトロフィー(園田)と岐阜金賞(名古屋)の勝ち馬クリノヒビキ、西日本ダービー(金沢)のコーナスフロリダ、9月のサラブレッド大賞典(金沢)のアルファーティハ、そして先日の浦和記念(浦和)では唯一の3歳ながら、地方馬最先着となる5着となったヤマノファイト、戸塚記念(川崎)で2馬身差をつけて勝利したチャイヤプーンなど、将来の地方競馬をけん引するであろう実力馬が顔をそろえ、レベルの高い戦いが期待できる。
競走馬にとって大切な意味合いを持つ「3歳の秋」。3歳でつかんだ栄光は、永遠に消えることのない伝説となる。その歴史に名を刻むのは、どの馬か。目が離せない。
さて、所変わって船橋競馬では、歴史ある牝馬のダートグレード競走『第64回クイーン賞』が12日、開催される。’09年にはユキチャン、テイエムヨカドー、パノラマビューティーの南関東勢が上位独占をしたのをはじめ、’11年はクラーベセクレタ(船橋)が優勝、’13年はサクラサクラサクラ(大井)、’12年はクラーベセクレタ、’10年はザッハーマインが2着となるなど、交流重賞の中でも地方馬の活躍が目立つレースでもある。
1番人気は【5・4・0・1】、2番人気も3勝し、実績馬が期待に応える傾向にあるが、決して堅い印象はない。毎年、JBCから出走組が3着以内に好走していても、他地区の地方馬が活躍するケースも目立ち、高配当を提供することも。休養明けの他地区馬がいたら、決して軽視はできない。
また、クイーン賞を含む第9回開催(10日〜14日)は、牝馬の重賞を記念して女性の入場は無料。また場内モニターを備えた、女性限定「クイーンラウンジ」を設置。そこでは豪華なプレゼントが当たるクイーンズチケット(抽選会)も開催。その他、南関競馬でおなじみの女性タレントや女性記者だけの予想ステージなど、お楽しみが盛りだくさんだ。