「人気YouTuberは、動画の撮影から編集まですべて自分でこなす人間も少なくありません。手間を自分で負担することで、自らの取り分を大きくしているのです。しかし、芸人YouTuberの場合、個人でやるのではなく専門の業者が間に入り、なおかつ芸能事務所の取り分もあるため、本人のもとへ入るのは微々たる数字のようですね」(芸能関係者)
女芸人ナンバーワンを決める『THE W』(日本テレビ系)で決勝進出を果たし話題となっているあぁ〜しらきは、2018年10月度の月収が81円と話題となっているが、これはネット動画仕事のギャラのようだ。
「整いました!」のフレーズでブレークを果たした元Wコロンのねづっちは、コンビ解散後に専用のYouTubeチャンネルを開設。時事的なニュースを取り上げたなぞかけ動画を約900本投稿するも、入ったギャラはわずか1800円であった。1本あたり2円である。これは動画の制作会社のほか、事務所の取り分もあったためだ。もともと再生数も少ないため、ある意味では仕方ないといえよう。
現在はインタビューマン山下を名乗っている元ジャリズムのオモロー山下は、芸人活動をほとんどしていない時に、吉本興業から「1円」の給料が入ってきた。内訳は「携帯サイトの何か」であったという。ほかの月も数十円単位のお金が入ってくるが、いずれもネット、携帯関連のものだった。
一部の人気者を除いて、芸人であっても「ネットだけで稼ぐ」のは難しいようだ。