プロ野球
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スポーツ 2022年03月17日 18時30分
DeNA・坂本、飛躍の3年目へ視界良好! “新球・フォーム・ハート”のブラッシュアップに成功
3年目左腕・坂本裕哉が16日のスワローズ戦で好投。オープン戦無失点ピッチングを続け、目標の開幕ローテーションに大きく前進した。 開幕ローテーションを争う濱口遥大の後を継いだ坂本は、1番から始まるスワローズ打線を打たせて取るピッチングで三者凡退に抑えると、6回には昨年強烈なピッチャーライナーを左肩に直撃された村上宗隆に対し、新球のツーシームを連投。果敢にインコースを突き、最後はアウトコースのカットボールで空振り三振に切って取ると、パワー自慢のサンタナにはストレートとチェンジアップのコンビネーションで内野ゴロに打ち取るなど、メリハリの利いたピッチングが際立った。 7回にはランナーを置いて青木宣親を迎えると、ストレートを低めに丹念に集めてショートゴロに。最終回となった8回には、初めてスコアリングポジションにランナーを進められるも、前打席でヒットを打たれた濱田太貴に得意のチェンジアップを続け空振り三振でお役御免となった。最終的には4回を72球、被安打2、奪三振4、無失点ピッチング。フルカウントになる場面も見られたが、落ち着きのあるマウンドさばきは確かな成長を感じさせた。 昨年よりも大きく足を上げ下げする2段モーションでタメを作るかたわら、ランナー無しの場面でもクイックでバッターのタイミングを狂わせるなど投球術もアップ。オープン戦3試合計11イニングで失点を許さず、与四球も4と制球力も向上した。味方のエラーで迎えたピンチでも動じないピッチングが印象的で「去年とはメンタルの持ち方が違う」と、メンタルトレーナーとともに沖縄キャンプから取り組んでいる強靭な精神を備えたことも好調の要因だろう。 オープン戦最後となる札幌には同行しないことからも、16日が開幕ローテーションに向けての最終登板で、見事に結果を残した坂本裕哉。3年目の飛躍に向けて「1年を通して先発ローテーションを守る」との目標に大きな一歩を踏み出した。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年03月17日 11時20分
中日、今季も結局ベテラン頼り? ファン・OBは若手台頭に期待も、立浪監督は不透明な現状に苦悩か
色々な意味で、立浪和義・新監督の現状を象徴しているような試合だった。 巨人との2戦目を迎えたバンテリンドームは、試合前から“盛り上がっていた”。球団、球場の関係スタッフたちは、観客席の方を見ながら、「やっぱり、監督はスゴイ」と笑みを浮かべていた。 >>中日・立浪監督が根尾に苦言、「素直に聞けよ」ファンも落胆 福留も指摘した“悪癖”は改善されていない?<< 公式発表によれば、同日の観客動員数は1万9563人。前日も1万9551人を集めている。オープン戦で“2万人”は、興行として大成功である。 「地元ファンは、口では『立浪監督を応援している』と言ったけど、実際にこうして球場に足を運んでくれました。有り難い、嬉しい」(球団関係者) 2万人近いファンが集まったのは、立浪監督への“期待”だ。「強いドラゴンズ」を再建してくれると信じているからだが、その期待を確信に変えるのは、もう少し先の話になりそうだ。 「ブレイクしそうな選手は、何人かいます。若い彼らがこのままペナントレースでも活躍してくれれば」(前出・同) 野手では、「新1番」に定着しそうな岡林勇希が注目されている。 オープン戦の打率3割1分3厘は、12球団4位。盗塁数はトップタイ。数字上では「新しいリードオフマンの出現か?」と期待できるのだが、盗塁は失敗した数値の方が多い。 また、16日の試合でファンを驚かせたのは、打順。前日満塁弾を放った捕手の木下拓哉を3番に抜てきしたのだ。 「阿部寿樹がレフトでスタメン出場しました。外野ではルーキーの鵜飼航丞(駒大)が期待されていましたが、3試合連続でのスタメン落ち。ペナントレース間近のこの時期になって、阿部を使い始めたということは、開幕レフトは、鵜飼ではなく、阿部でしょう」(プロ野球解説者) また、3番抜てきの木下だが、この日は4打数1安打。シングルヒット1本だ。「期待に応えられなかった」とは言えないが、クリーンアップを託すには物足りない結果である。 試合前、若手の石垣雅海内野手がNHK山形のキャスターと結婚したとの情報も飛び込んできた。 「昨季ファームでチームトップの9本塁打を放ちました。強肩で足も速く…」 前出の球団関係者が石垣への期待感を口にしていた。 その石垣を含め、中日には期待されている若手が非常に多い。立浪監督もチャンスを与えてきたが、レギュラークラスを脅かすまでには至っていないのだ。 期待が確信に変わらず、期待のままで終わってしまわないか? 「ファンは立浪監督に勝ってほしいと思っています。同時に、若手の台頭にも期待しています。勝利を優先し、ベテラン優先の起用が続けば、ファンは物足りなさを感じるでしょう。一番怖いのは、ベテランを起用して連敗することです」(前出・プロ野球解説者) 立浪監督の母校・PL学園卒のプロ野球OBたちが盛り上がっているのは、既報通り。実は、歴代の中日監督、コーチ経験者も集まって、「オレたちにできることがあれば」と声を掛けていたという。これも新監督の人望だが、16日の試合は1点も取れずに、惨敗。立浪監督が無口になってきたのが気になる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年03月16日 19時30分
ソフトB・真砂の痛恨プレーで藤本監督にも批判? 本人も試合後に後悔か、サヨナラ機を潰した強攻策が物議
15日に行われたオープン戦・ソフトバンク対阪神戦。「3-3」で引き分けたが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンクのプロ10年目・27歳の真砂勇介の見逃し三振だった。 「3-3」と両チーム同点の9回裏。ソフトバンクは甲斐拓也、今宮健太の四球などで1死一、二塁とサヨナラ機を迎えたところで真砂が打席に入る。真砂は阪神5番手・齋藤友貴哉が6球目を投じた時点でカウントを「3-2」としていたが、この後首脳陣はエンドランのサインを出したのか、7球目に一走・今宮、二走・谷川原健太が同時にスタート。この球は真砂がファールとしたが、両名は8球目も続けてスタートを切った。 ところが、真砂は真ん中付近に来た甘いスライダーをスイングせず見逃し三振に倒れると、直後には谷川原も三塁で刺されアウトに。ソフトバンクは絶好のサヨナラ機を三振ゲッツーという最悪の形でつぶし引き分けとなった。 >>ソフトB・藤本監督に「絶対スタメンの方がいい」反対意見も 野村の代打構想が物議、本人も「胃が痛い」と弱気?<< エンドランがかかった場面ではご法度の見逃し三振を喫した真砂に対し、ネット上には「絶対にバットに当てなきゃいけない場面で振らないのは論外」、「際どいコースならまだしも、ど真ん中のスライダー平然と見送って三振は酷すぎて言葉が出ない」と怒りの声が挙がった。一方、「2割程度しか打ってない真砂の打席で勝負かけた藤本監督が悪い」、「直前にも打てなそうな気配漂ってたのに強攻策に走った監督の采配ミスだ」と藤本博史監督を責めるコメントも多数みられた。 「真砂は打席前の時点で『.200・0本・1打点』と、OP戦ではここまでほとんど結果を残せていない打者。迎えた打席でも齋藤が3、4球目に連続で投じた真ん中付近の甘いストレートを2球連続で打ち損じるなど状態の悪さが目立っていました。こうした要素から、真砂の打席でエンドランをかけたのがそもそもの間違いだったと藤本監督に不満を抱いているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 試合後、真砂の三振ゲッツーについて「最後はこっちが勝負かけたから仕方ない」と語ったことが伝えられている藤本監督。本人も自身の采配ミスを認め悔やんでいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年03月16日 17時30分
「青葉城恋唄」さとう宗幸が楽天開幕戦で人生初の始球式に登板「当日までエキサイトの日々となりそう」
株式会社楽天野球団は15日、2022シーズン開幕戦となる3月25日(金)、千葉ロッテマリーンズ戦(宮城・楽天生命パーク宮城)において、宮城県仙台市在住のシンガー・ソングライターのさとう宗幸が始球式を行うと発表した。 1978年に「青葉城恋唄」でデビューし、この曲がヒットしたことから、長きに渡り愛されているさとうは、テレビドラマ「2年B組仙八先生」(TBS系)の主演により全国区の知名度を得た。1995年4月ミヤギテレビ「宗さんのOH!バンデス」でMCに就任し、27年目を迎える現在も「OH!バンデス」の看板MCとして活躍し、宮城県では老若男女問わず人気者だ。 また、楽天イーグルスが創設した2005年から、個人としても番組でも楽天イーグルスの話題を届け、熱く応援をしており、東日本大震災以降は、各避難所、仮設住宅を精力的に回り、歌で被災者に寄り添い元気づける活動のほか、一般社団法人みやぎびっきの会としても復興支援ソング「虹を架けよう」で支援を続け、震災から11年が経過した今も、震災を風化させず、継続的に東北の復興に尽力している。 さまざまな活動を通し、長く宮城県民に愛される『宗さん』が、東北の明るい未来、そして楽天イーグルスの勝利を願って、人生初の始球式を行うという。 さとうは「2022年の開幕戦での始球式。当日までエキサイトの日々となりそうです。野球少年だった頃、クラスのチームで、小さいながらも投手をやっていました。今はキャッチャーまでボールが届くのか不安ですが、無様な姿は見せられないので、当日までキャッチボールの練習です!」と初の始球式に向けてキャッチボールの練習から始めるとのこと。 選手を代表して、銀次は「宗さん、始球式をやっていただけるということで、すごく嬉しく思います。一緒に東北を盛り上げましょう。宗さん、1つ始球式をやるにあたってアドバイスしたいと思います。宗さんはゴルフが上手なので、アプローチのように投げればストライク入りますよ。期待しています」とコメントを寄せた。 さとうは2005年に「夢のつばさ東北楽天ゴールデンイーグルス公認イメージソング」の作詞を担当し、2006年3月28日にオリックス・バファローズ戦で国歌斉唱、また2012、2017年の「がんばろう東北デー」にも登場している。(どら増田 / 写真・さとう音楽事務所提供)
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スポーツ 2022年03月16日 11時00分
日本ハム・新庄監督、就任会見での「全員一軍」発言を本気で実行? 突然の配置転換に混乱する選手も
今、テストする? 3月16日の埼玉西武とのオープン戦で、“ビッグボス”新庄剛志監督が育成の姫野優也投手を先発マウンドに送る。 姫野は昨季途中から「投手」に転向した。“実戦デビュー”は昨年9月7日の巨人二軍戦で果たしており、150キロ台半ばの力強い直球には目を見張るものがあった。しかし、「今、一軍テストするのか?」というのが、関係者の一致した意見だ。 >>日本ハム・新庄監督に「笑いごとじゃないぞ」厳しい声 万波の“本塁打サイン”無視が物議、空気が緩んでいると指摘も<< チーム関係者の話を総合すると、新庄監督から強い要望があったそうだ。 「ペナントレース開幕戦まで10日を切りました。若手主体のスタメンから主力クラスに切り換え、本番を想定した試合をやっていかなければならない時期です。育成契約の選手をテストする余裕なんてないはず」(プロ野球解説者) 一時は、オープン戦の首位にも立った。しかし、ここに来て快進撃はストップ。主力クラスの起用に切り換えた相手チームとの力の差が出たわけだが、こんな見方もできる。「ビッグボスは総力戦で仕掛けようとしている」と――。 オープン戦が始まった直後からだが、日本ハムを取材する際、選手名鑑が必須アイテムとなっていた。「ねえ、アレは誰?」とメディア、プロ野球解説者が確認をし、センターバックスクリーンのスタメン表を見て、「そんな選手、いたっけ?」と、選手名鑑で開いていた。失礼な話ではあるが、それくらい急激な世代交代が進められているのだ。 「相手チームも若手主体で試合をしていたオープン戦前半、日本ハムは勝利を収めていました。若手同士なら、強い。でも、主力相手になったら、勝てなくなった。とは言うものの、新庄監督はペナントレース本番もオープン戦序盤から試合に出続けている若手で戦っていくしかありません」(球界関係者) “戦力不足”を補うには、総力戦しかない。新庄監督が見たいのは、姫野の2、3年後ではなく、一軍相手に通用するかどうかであって、「使える」と分かれば、総力戦のメンバーに加えるつもりなのだろう。 “総力戦”と言えば、3月15日の一戦(埼玉西武戦)でも、「おや?」と思える選手起用が見られた。「先発ローテーション候補」の吉田輝星を1イニングで交代させたのだ。 通常、いや、選手層が厚く、オープン戦後半に主力級で実戦投入してくるチームは、この時期になると、先発候補には長めのイニングを投げさせる。 試合後、吉田は「先発の時みたいに様子見で入るのとは違うと思うし、どのくらいの力で投げるかが難しかった」と答えていた。その言葉の通りなら、登板前に「救援」を言い渡されていたことになる。 ビジターゲームのため、新庄監督の試合後の囲み会見は行われなかった。吉田をリリーバーで固定するつもりなのかどうか、その真相は分からない。しかし、ドラフト1位の達孝太(天理)、同じく高卒ルーキー・畔柳亨丞(中京大中京)の今季中の一軍登板も囁かれていた。 新庄監督が就任会見で出た「1回は全員、一軍のグラウンドに」発言は、“ジョーク”ではなかったようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年03月15日 17時40分
オリックス後藤駿太が開幕レギュラーへオープン戦打率.583の猛アピール!
昨年リーグ優勝を果たしたオリックスが、13日終了時点でオープン戦7勝3敗の2位と開幕に向けて好調な成績を残している。【オリックスオープン戦成績 3.8-13】対中日愛知・刈谷球場3月8日○オリックス(田嶋) 4-1 (鈴木)中日●愛知・ナゴヤ球場3月9日○オリックス(東) 2-0 (岡野)中日●対巨人大阪・京セラドーム大阪3月11日○オリックス(山本) 6-1 (菅野)巨人●3月12日○オリックス(宮城) 10-2 (山崎伊)巨人●対中日大阪・京セラドーム大阪3月13日●オリックス(山崎颯) 1-4 (柳)中日○※カッコ内は先発投手 まず愛知では、8日は田嶋大樹の後を受けた山岡泰輔が3回2/3を無失点と、開幕ローテーション入りに前進。9日は育成の東晃平が4回を無失点に抑えて支配下登録への道を近づけるピッチングを披露すると、2番手の山崎福也が5回無失点と、2週連続で好投。11日からは本拠地の京セラドームに戻り、エース山本由伸が、5回を71球、被安打6、奪三振6、与四球1、無失点の内容で、最速155キロを計測した。 山本は「立ち上がりはボールもまとまらず、試合前のブルペンも悪かったので、何とか試合に入って無失点で抑えました。良かったポイントは、何とかピンチを無失点に抑えたところで、次回修正したいところは、立ち上がりからしっかりいいボールを投げることかなと思います」と自身の投球を振り返っていたが、今年も持ち前の修正力を発揮しそうだ。 12日には昨年の新人王、宮城大弥が先発。「あまり良くなかったなと思う。いいところは球数が前回よりも増えたことだけ。悪いところはピッチングにおいて、すべて。初回からランナーを出してしまいましたし、先頭打者に対しても簡単にヒットを打たれたりしたので、そこはもっと工夫して投げていったら違った結果になったのかなと思ったので、工夫して投げていきたい」と降板後、反省の弁を述べていたが、4回2/3を80球、被安打7、奪三振2、失点1でまとめたのはさすがである。 13日には昨年シーズン終盤にローテーション入りをして、日本シリーズにも先発した山崎颯一郎が先発。「全然ダメでしたね。球を操れてなかったと思います。最初は力入れて投げてたんですけど、コントロールできる状況じゃなかったので、球が強いだけで試合にならないと冷静になって、5回からはバランスの良い投げ方に変えました」とこちらも反省の弁。6回を91球、被安打4、与四球4、奪三振3、失点2(自責1)だったが、制球に苦しんでいた。開幕ローテーションの競争も今週の登板で決着がつきそうだ。 打線では、吉田正尚とT-岡田が合流。新外国人も含む全ての外国人選手が来日したため、ここからは調整と一軍の枠を懸けた競争が激化するだろう。先週、猛烈なアピールに成功したのは、後藤駿太だ。後藤は打率.583(12-7)、出塁率.615、長打率.750の大活躍。守備でも変わらぬ強肩ぶりを見せており、今年はスタメン起用もかなり期待できると思わせる活躍に、ファンの期待値も高い。 今週のオリックスは15日から静岡・草薙球場で東北楽天と2連戦、18日から京セラドームで阪神と3連戦を行い25日からの開幕戦に備える。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2022年03月15日 15時30分
阪神ドラ4・前川に球界OBが「西武の森に近い」 今季中のレギュラー奪取にも現実味? 佐藤の処遇も追い風となるか
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、14日放送の『金村義明のええかげんにせぇ~!』(MBSラジオ)に生出演。番組内での発言がネット上で話題となっている。 今回の番組で金村氏はオープン戦で14日までに「.273・0本・4打点」をマークしている阪神・佐藤輝明の打撃の変化や、現在二軍で調整している巨人の戸郷翔征・高橋優貴に心配していることなどを話した。その中で、現在一軍に同行している阪神のドラフト4位・18歳の前川右京に期待を寄せた。 >>阪神二軍選手に「絶対に1番着けさせえ!」 川藤氏が平田監督に無茶振り、「球団方針知らんのか」と指摘も<< 高校通算37本塁打の実績を引っさげプロ入りした前川は、春季キャンプは二軍で過ごしたが、練習試合・教育リーグで打率「.454」と結果を出したことから13日に一軍初昇格すると、同日の巨人戦で「4打数2安打」とマルチ安打をマーク。これを受け矢野燿大監督は、15、16日の対ソフトバンク2連戦にも前川を帯同させることを決めている。 昇格してすぐに好アピールを見せた前川について、金村氏は「西武の森に近いね。森もあんな感じのスイングやったね。ちょっともう振り過ぎるやろうというくらい振る」とコメント。パ・リーグ屈指の強打者である西武捕手・森友哉に匹敵するスイングの鋭さがあるという見解を示した。 金村氏は続けて、「振れない人が多い中であれだけ振れるいうのは、試合の、それも対外試合であれだけ振れるっていうのはこれはね、半端じゃない」と指摘。目先の結果を求めてスイングが縮こまる打者も多い中、凡退を恐れずにフルスイングを貫けるのはすごいことだと称賛した。 「巨人戦で甲子園初デビューで、練習試合もオープン戦も二軍で振ってよう打ってるんやけども、まあ度胸も据わってる」と、大きな重圧がかかる本拠地での“伝統の一戦”で結果を出した点も評価した金村氏。「これ(ほどの打者)は久しぶりに見た。もうこれは来年ぐらいレギュラー獲ってるんちゃう?」と、そう遠くないうちにレギュラーをつかむのではと今後に期待を寄せた。 この金村氏の発言を受け、ネット上には「お試し昇格かなと思ってたら普通にマルチ打ったからビックリした」、「打撃だけならもう一軍で通用しそうな雰囲気が漂ってる」と同調の声が寄せられた。同時に、「矢野監督の起用法次第では、来年からじゃなく今年からポジション掴む展開もあり得るぞ」、「現状だと外野に割り込むのは厳しそうだが、佐藤の二塁起用が本格化すれば付け入る隙も出てくるのでは」と今季中のレギュラー獲得も現実味があるとするコメントも多数みられた。 「阪神の外野3枠は現在中堅が近本光司、右翼は佐藤、あるいは大山悠輔のレギュラー起用が決定的で、残る左翼も糸井嘉男、ロハスらが激しい競争を展開しています。デビュー戦で結果を出したとはいえ、まだほとんど実績がない前川が割って入るのはかなり厳しい状況です。ただ、矢野監督は12日・中日戦でシーズンを見据えたオプションのひとつとして佐藤を二塁でテスト起用しており、佐藤も4度あった守備機会をノーミスで終えるなど軽快な動きを見せています。そのため、今後佐藤の二塁起用が本格化するようなら外野が1枠空き、前川にもレギュラー奪取のチャンスが生まれるのではとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 15日の報道では、井上一樹一軍ヘッドコーチが「(開幕の)野手17人分の1を獲得する可能性はある」と開幕一軍入りの可能性を示唆したことが伝えられている前川。同日からのソフトバンク2連戦は、今季の立ち位置を左右する重要なカードとなりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年03月15日 11時00分
巨人・原監督、開幕マスクに小林を起用? 猛アピール中の元正捕手に求める打撃面の役割とは
名古屋で、巨人の「開幕マスク」が決まりそうだ。 中日・立浪和義監督が「今年は手ごわいなと思わせる」と開幕カードでぶつかる巨人とのオープン戦(3月15日)に向けて、意気込みを語っていた。 「13日のオリックスとのオープン戦で、立浪監督は犠打のサインを送るなど、ペナントレース本番を想定したゲーム展開に切り替えました」(プロ野球解説者) 対する巨人の注目すべき選手は、捕手・小林誠司だろう。オリックス戦(12日)で本塁打を含む3打数3安打と“大当たり”だった。 >>巨人・小林、2年後にDeNAへ移籍?「実現するわけない」反対意見も、元木ヘッド動揺の占い結果に驚きの声<< 「オフの間、かなりバットを振ってきたそうです。新型コロナウイルス感染でキャンプでは別メニューが続いていましたが、時間を見つけては打撃練習に費やしていました」(球界関係者) 昨季の出場数は64試合。打席に立つ機会も少なかったが、シーズンを通しての打率は9分3厘。ついに“1割を切ってしまった”わけだ。課題だった打撃に改善の兆しが出て来たが、中日戦では“強肩”を改めてアピールしなければならないようだ。 「オープン戦で目立っている中日選手は、3年目の岡林勇希です。盗塁は12球団2位タイの3。5度も盗塁失敗も記録していますが、それだけ積極的に走っているのは、立浪監督の指示でしょう。ほかにも走れる選手がいますし、今年は機動力に活路を見出そうとしています」(前出・プロ野球解説者) 巨人の正捕手争いだが、小林、大城卓三、岸田行倫の3人が一軍入りすると思われる。しかし、3年目の山瀬慎之助も一軍に合流させており、それは、小林たちがアピールできていなかったからだろう。 「昨季、一番多くマスクをかぶったのは、大城。リーグトップの盗塁阻止率は立派ですが、彼がスタメン起用されてきたのは、打撃力が高いから。でも、試合出場数が多くなると、配球面で求められる内容も厳しくなり、大城はそれで悩んでいるようです」(前出・同) 配球面では小林、打撃力なら大城、その両方で良いものを持っているとされるのが岸田。これが、巨人サイドから聞こえている3人への評価だ。「小林、大城が今のままなら、岸田、山瀬に切り換える」といった情報も飛び交っている。 「原辰徳監督は、小林に3割近い打率は求めていません。空振り三振でもいいから、恐々とした表情で打席に立つな、と。その考えを理解すれば、正捕手に返り咲くこともできるのですが」(前出・球界関係者) 小林がスタメン出場する時は、主に「8番」だ。試合終盤、相手バッテリーは8番バッターを出塁させたくない。四球を与えてしまった場合、9番に入っているピッチャーのところに代打を送られ、ピンチに陥ってしまうからだ。 「打撃が苦手です」と言わんばかりの表情で打席に立つよりも、空振りでもいいから「打ってやる」の気迫を見せれば、相手バッテリーも警戒するはず。そんな“8番バッターの役目”を理解できるかどうかも、小林の正捕手返り咲きのポイントとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年03月14日 20時30分
オリックス・中嶋監督に「そんなに怒ることか」驚きの声 1失点投手への一喝が物議、深刻な課題との関連指摘も
13日に行われたオープン戦・オリックス対中日戦。「1-4」でオリックスが敗れた試合後に伝えられた中嶋聡監督のコメントがネット上で話題となっている。 この日のオリックスは先発・山崎颯一郎が「6回2失点(自責1)・被安打4・与四球4」と試合を作ったが、打線は6回裏までに1得点と援護できず。その後、8回表に3番手・本田仁海が阿部寿樹に2ランを浴び突き放されると、打線も8回裏に作った無死満塁の好機で無得点で終わるなど攻め手を欠き敗戦を喫した。 >>オリックス、今季もリーグ連覇は濃厚? メキシコ帰りの元ドラ1“テスト生”がグラウンド内外でもたらすメリットとは<< 試合後の報道によると、中嶋監督は紅林弘太郎のソロによる1得点にとどまった打線を責めるようなコメントは特に残さず。一方、先発の山崎については4回表終了後に「何しに来たん?」と喝を食らわせていたことを明かした上で、「いい球があるので、どう生かすか。あの場じゃないと覚えていけない。そこは、やってもらいましょう」と今後の奮起を求めたという。 山崎は4回表終了時点で「1失点・被安打2・与四球4」と、制球に苦しみながらも最少失点で粘っていた。ただ、中嶋監督にとってはあまり満足のいく投球内容ではなかったようだ。 この中嶋監督のコメントを受け、ネット上には「四球はちょっとかさんでたけどそんなに怒ることか?」、「4回1失点で『何しに来た』って叱るのはちょっと酷な気もする」と驚きの声が挙がった。一方、「5回が鬼門だった去年の二の舞になると思ったのでは」、「中嶋監督は『このまま5回に行かせたらやられる』って匂いを察知したのかも」と一喝した背景を推測するコメントも多数みられた。 「プロ6年目・23歳の山崎は昨季終盤に自身初の先発ローテ入りを果たし、『9試合・2勝2敗・防御率3.69』をマークした若手有望株の1人ですが、昨季のイニング別失点は5回(6失点/全16失点中)が最多。勝利投手の権利がかかる重圧に慣れてないのか、それとも単純にスタミナが不足しているのか、5回に投球を崩しがちな点が大きな課題となっています。そのため、中嶋監督は山崎が昨季と同様に5回で崩れることを危惧して、直前の4回表に一喝し気合を入れ直させようとしたのではという見方もされています」(野球ライター) 中嶋監督からの一喝は相当効いたのか、5回は三者凡退できっちり抑えた山崎。本人は試合後に「去年よりもレベルの高いものを求められている。頭も成長しないといけない」と猛省したことが伝えられているが、中嶋監督の言葉を今後の投球に生かすことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年03月14日 18時30分
DeNA・柴田、打撃開眼で今年こそショートのレギュラーへ! OP戦では長打・小技で猛アピール中
好守の内野手・柴田竜拓がオープン戦で順調な調整を披露。長年目標としているショートのレギュラー奪取へ向け猛アピール中だ。 定評のある華麗な守備はもちろんのこと、「守りだけじゃレギュラーは取れない」との考えのもと課題のバッティングでも開眼を感じさせる内容で、オープン戦打率.476と絶好調。ホークス・千賀滉大の150キロを超えるカットボールを広い福岡PayPayドームのライトスタンドにたたき込むなど、小柄ながらもパンチ力のあるスタイルにも磨きがかかり、3日のカープ戦では横浜スタジアムのポールに当てるホームランを放ちアピールに成功した。 また11日のイーグルス戦では初回、キッチリと送りバントを決め、2打席目はフォアボールを選ぶなど2番バッターとして渋い働きでチームに貢献。13日はレフトへライトへ広角に打ち分けマルチヒットをマークするなど、オフに掲げた「3割を目標に、出塁率を上げて犠打やフォアボールも増やして、自分の味を出せるようにしていきたい」との目標をここまでしっかりと体現している。 昨シーズンは当然のように開幕一軍に名を連ね、ショートやセカンドとしてスタメン出場していたが、4月23日の甲子園のゲームで守備中に大和と交錯して左肩を脱臼。長いリハビリ期間を経て6月19日に一軍に再登録されたが、7月9日にはバンテリンドームで京田陽太の盗塁をタッチしに行った際に裂傷を負うなど怪我に泣かされ、プロ入り以来じわじわと上がっていた打率も.234と不本意な数字に終わってしまった。しかし今年は「石井(琢朗)コーチと取り組んできたことが結果に表れている」と、1998年の優勝メンバーで長年不動のショートとしてベイスターズを引っ張った名コーチの好影響もあり、打撃開眼の兆しも見えてきた。 ショートのポジションには、勝負強い大和、コンディションの上がってきた倉本寿彦、伸び盛りの若手・知野直人とバラエティに富んだライバルがひしめき合う状況だが、使い勝手のいい存在から不動のレギュラーへ向け、7年目の柴田竜拓もまた開幕スタメンの座を狙っていく。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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2020年12月07日 17時30分
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2020年12月07日 10時50分
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2020年12月05日 11時00分
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スポーツ
西武コーチがルーキーを“硬球”でボコボコに!「何不貞腐れてんだコラ」大久保元監督が“鬼軍曹”を激怒させたワケは
2020年12月04日 20時30分
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スポーツ
ロッテ・唐川、億越え確実でもFA宣言しなかったワケは ファンからも疑問の声、球団の“誠意”は金額・年数以外にも?
2020年12月04日 17時00分
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スポーツ
巨人・菅野に「大リーグで先発を張れる」米メディアが絶賛報道 MLB6球団が獲得検討、優先事項はとにかく“カネ”?
2020年12月04日 11時30分
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スポーツ
オリックス選手が監督の指示に何度も反発!「なんで僕がDHなんですか」伊原元監督が手を焼いた主力打者を明かす
2020年12月03日 20時30分
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スポーツ
DeNA、ソトの残留が決定! 嵐のカリビアンの「チョースゴイ」決断に横浜歓喜
2020年12月03日 17時30分
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スポーツ
ダルビッシュが投球を絶賛「常時160km/hのクローザーになっていたかも」 十種競技選手の“野球動画”に反響、過去の好記録更新にも期待
2020年12月03日 17時15分
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スポーツ
オリックス、来日3年目アルバースと来日1年目ロドリゲスが自由契約に…
2020年12月03日 11時30分
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スポーツ
阪神・梅野、プロ入り後初の侍ジャパン入りが急浮上か 稲葉監督はまさかの対戦相手出現に戦々恐々?
2020年12月03日 11時10分
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スポーツ
高橋由伸氏、監督就任理由を明かし驚きの声 強引にやらされたわけでは無い? 物議を醸した電撃人事の真相とは
2020年12月02日 19時30分
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スポーツ
FA残留のロッテ・荻野に「出て行ってもらいたかった」反発の声? 生え抜きベテランの複数年契約に賛否が分かれるワケは
2020年12月02日 17時00分
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スポーツ
DeNA・三浦監督、FAの梶谷・井納は引き留めない? 巨人へのダブル流出は決定的、狙いは人的補償か
2020年12月02日 11時45分
特集
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あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
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2025年10月03日 12時00分
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TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
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2025年09月26日 18時00分
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
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2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
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2025年09月16日 11時00分
