【オリックスオープン戦成績 3.8-13】
対中日
愛知・刈谷球場
3月8日
○オリックス(田嶋) 4-1 (鈴木)中日●
愛知・ナゴヤ球場
3月9日
○オリックス(東) 2-0 (岡野)中日●
対巨人
大阪・京セラドーム大阪
3月11日
○オリックス(山本) 6-1 (菅野)巨人●
3月12日
○オリックス(宮城) 10-2 (山崎伊)巨人●
対中日
大阪・京セラドーム大阪
3月13日
●オリックス(山崎颯) 1-4 (柳)中日○
※カッコ内は先発投手
まず愛知では、8日は田嶋大樹の後を受けた山岡泰輔が3回2/3を無失点と、開幕ローテーション入りに前進。9日は育成の東晃平が4回を無失点に抑えて支配下登録への道を近づけるピッチングを披露すると、2番手の山崎福也が5回無失点と、2週連続で好投。11日からは本拠地の京セラドームに戻り、エース山本由伸が、5回を71球、被安打6、奪三振6、与四球1、無失点の内容で、最速155キロを計測した。
山本は「立ち上がりはボールもまとまらず、試合前のブルペンも悪かったので、何とか試合に入って無失点で抑えました。良かったポイントは、何とかピンチを無失点に抑えたところで、次回修正したいところは、立ち上がりからしっかりいいボールを投げることかなと思います」と自身の投球を振り返っていたが、今年も持ち前の修正力を発揮しそうだ。
12日には昨年の新人王、宮城大弥が先発。「あまり良くなかったなと思う。いいところは球数が前回よりも増えたことだけ。悪いところはピッチングにおいて、すべて。初回からランナーを出してしまいましたし、先頭打者に対しても簡単にヒットを打たれたりしたので、そこはもっと工夫して投げていったら違った結果になったのかなと思ったので、工夫して投げていきたい」と降板後、反省の弁を述べていたが、4回2/3を80球、被安打7、奪三振2、失点1でまとめたのはさすがである。
13日には昨年シーズン終盤にローテーション入りをして、日本シリーズにも先発した山崎颯一郎が先発。「全然ダメでしたね。球を操れてなかったと思います。最初は力入れて投げてたんですけど、コントロールできる状況じゃなかったので、球が強いだけで試合にならないと冷静になって、5回からはバランスの良い投げ方に変えました」とこちらも反省の弁。6回を91球、被安打4、与四球4、奪三振3、失点2(自責1)だったが、制球に苦しんでいた。開幕ローテーションの競争も今週の登板で決着がつきそうだ。
打線では、吉田正尚とT-岡田が合流。新外国人も含む全ての外国人選手が来日したため、ここからは調整と一軍の枠を懸けた競争が激化するだろう。先週、猛烈なアピールに成功したのは、後藤駿太だ。後藤は打率.583(12-7)、出塁率.615、長打率.750の大活躍。守備でも変わらぬ強肩ぶりを見せており、今年はスタメン起用もかなり期待できると思わせる活躍に、ファンの期待値も高い。
今週のオリックスは15日から静岡・草薙球場で東北楽天と2連戦、18日から京セラドームで阪神と3連戦を行い25日からの開幕戦に備える。
(どら増田 / 写真・Rinco)