【オリックスオープン戦成績 2.26-3.6】
対 福岡ソフトバンク
宮崎・宮崎アイビースタジアム
2月26日
○オリックス(竹安) 8-4 (千賀)福岡ソフトバンク●
対 千葉ロッテ
大阪・京セラドーム大阪
3月1日
○オリックス(田嶋) 2-0 (石川)千葉ロッテ●
3月2日
●オリックス(山崎福) 1-4 (美馬)千葉ロッテ○
対 横浜DeNA
神奈川・横浜スタジアム
3月5日
○オリックス(山本) 12-1 (三浦)横浜DeNA●
3月6日
●オリックス(宮城) 0-4 (大貫)横浜DeNA○
※カッコ内は先発投手。
先発の開幕ローテーション候補では、2月26日のソフトバンク戦で竹安大知が3回を無失点で猛アピールに成功。3月1日のロッテ戦では田嶋大樹が予定より1イニング多い4回を無失点に抑えると、2日には山崎福也も3回を無失点に抑えた。2日は復活に期待したい山岡泰輔が2番手で登板し3回を4失点、中嶋聡監督は3番手のバルガスにも3回を投げさせると無失点に抑えた。バルガスもローテ候補に急浮上だ。
5日のDeNA戦ではエース山本由伸が初の実戦登板。2回を1失点だったが、日程を考えても2年連続の開幕投手が濃厚だろう。6日には昨年の新人王、宮城大弥が同じく2回を1失点ピッチング。2番手の山崎颯一郎は3回を2失点ながら力強い球を投げていた。山本、宮城ともに失点を許したものの、テンポの良いピッチングで調整は順調のようだ。
特に「調子は良かったんじゃないかと。結果的にも良かったですし。イメージどおりにボールが行って、バッターが打ってくれた。まだ構えたところにまだ全然投げれてなかったり、変化球も甘くなったりと、ひとつひとつの詰めが甘いところがあったので、しっかりそこを突き詰めて、シーズンを迎えられるようにしたい」と話していた田嶋の好投にはすばらしいものがあった。
山本、宮城、田嶋、山崎福、山崎颯は開幕ローテ当確にふさわしい仕上がりだった。残り1枠を山岡、竹安、そしてバルガスが競っていくことになりそう。中継ぎ陣ではアンダースローの中川颯が回をまたぐピッチングでアピール。こちらも復活が期待される黒木優太も再び後ろを任される存在になる可能性を感じる。ルーキーの小木田敦也にも期待したい。
野手では、まだ吉田正尚とT-岡田が一軍に合流してないが、昨年のホームラン王、杉本裕太郎は引き続き好調をキープ。コンディション不良で出遅れていた宗佑磨も元気に戻ってきた。ルーキーでは大卒の渡部遼人、高卒の池田陵真が猛アピール。ドラフト2位の大卒ルーキー野口智哉も負けていない。吉田正、岡田、そして外国人選手もいるだけに、野手も限られた枠の中で、熾烈な競争が繰り広げられるのは必至だ。
チームは8日から名古屋に移動して中日と2連戦を行う。
(どら増田)