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阪神・岩貞、キャンプから故障を隠していた?「なぜ休まなかった」自己管理の甘さに怒りの声も、開幕直前の離脱が物議

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 2014年のプロ入りから阪神でプレーし、昨季までに「169登板・37勝41敗20ホールド・防御率3.75」といった通算成績を残しているプロ9年目・30歳の岩貞祐太。10日に伝えられたコメントがネット上で物議を醸している。

 報道によると、岩貞は左太もも裏の張りのため9日から再調整で二軍に合流。同日に応じた取材では3月25日の開幕までの一軍復帰について「こっち(患部)との相談になる」と微妙な状況だと語ると同時に、「キャンプ中からおかしかったんですけど、今回張りも強くなってきたので」と先月の春季キャンプから違和感を抱えていたことも明かしたという。 

 岩貞は2月1〜28日にかけて行われた春季キャンプは一軍メンバーとして完走。キャンプ終了後も引き続き一軍に帯同していたが、ここまでのオープン戦では3月4日・楽天戦(1回無失点・被安打0)しか登板していなかった。

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 この岩貞の発言を受け、ネット上には「オープン戦あんまり投げてないなって思ってたけど怪我隠してたのかよ」、「なぜおかしいと自覚した時点で休まないんだ、その辺の自己管理はきっちりしてほしかった」といった苦言が寄せられた。一方、「元気な若手ライバルたちを見て休むに休めなかったのか?」、「コメントを見る感じでは、故障は隠してたというよりここ数日で急に無視できないレベルになったって感じもするな」とここまで休まなかった背景を推測するコメントも多数みられた。

 「昨オフ守護神・スアレスが退団した阪神は、昨季セットアッパーを務めた岩崎優に続くリリーフ投手の台頭が求められている状況。この影響もあってか、オープン戦では及川雅貴、小野泰己、湯浅京己といった若手リリーフが、そろって3試合連続無失点をマークするなど猛アピールを続けています。また、10日には新守護神の最右翼と目される新助っ人・ケラーもチームに合流したため、リリーフ枠を巡る争いはさらに激化する見込みです。そのため、岩貞は故障離脱でポジション争いが不利になることを危惧して、違和感を抱えながらもプレーを続けていたと予想する意見はあります。また、『今回張りも強くなってきた』という岩貞のコメントから、本人は元々プレーに支障はないと考えていたところ、ここ数日で状態が悪化したため休まざるを得ない状況になったのではという見方もされています」(野球ライター)

 昨季は「46登板・4勝0敗12ホールド・防御率4.66」と、一定の登板機会は得たが安定感は今ひとつだった岩貞。今回の故障離脱は今後にどのような影響を及ぼすのだろうか。

文 / 柴田雅人

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