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巨人・原監督、開幕マスクに小林を起用? 猛アピール中の元正捕手に求める打撃面の役割とは

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小林誠司

 名古屋で、巨人の「開幕マスク」が決まりそうだ。

 中日・立浪和義監督が「今年は手ごわいなと思わせる」と開幕カードでぶつかる巨人とのオープン戦(3月15日)に向けて、意気込みを語っていた。

 「13日のオリックスとのオープン戦で、立浪監督は犠打のサインを送るなど、ペナントレース本番を想定したゲーム展開に切り替えました」(プロ野球解説者)

 対する巨人の注目すべき選手は、捕手・小林誠司だろう。オリックス戦(12日)で本塁打を含む3打数3安打と“大当たり”だった。

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 「オフの間、かなりバットを振ってきたそうです。新型コロナウイルス感染でキャンプでは別メニューが続いていましたが、時間を見つけては打撃練習に費やしていました」(球界関係者)

 昨季の出場数は64試合。打席に立つ機会も少なかったが、シーズンを通しての打率は9分3厘。ついに“1割を切ってしまった”わけだ。課題だった打撃に改善の兆しが出て来たが、中日戦では“強肩”を改めてアピールしなければならないようだ。

 「オープン戦で目立っている中日選手は、3年目の岡林勇希です。盗塁は12球団2位タイの3。5度も盗塁失敗も記録していますが、それだけ積極的に走っているのは、立浪監督の指示でしょう。ほかにも走れる選手がいますし、今年は機動力に活路を見出そうとしています」(前出・プロ野球解説者)

 巨人の正捕手争いだが、小林、大城卓三、岸田行倫の3人が一軍入りすると思われる。しかし、3年目の山瀬慎之助も一軍に合流させており、それは、小林たちがアピールできていなかったからだろう。

 「昨季、一番多くマスクをかぶったのは、大城。リーグトップの盗塁阻止率は立派ですが、彼がスタメン起用されてきたのは、打撃力が高いから。でも、試合出場数が多くなると、配球面で求められる内容も厳しくなり、大城はそれで悩んでいるようです」(前出・同)

 配球面では小林、打撃力なら大城、その両方で良いものを持っているとされるのが岸田。これが、巨人サイドから聞こえている3人への評価だ。「小林、大城が今のままなら、岸田、山瀬に切り換える」といった情報も飛び交っている。

 「原辰徳監督は、小林に3割近い打率は求めていません。空振り三振でもいいから、恐々とした表情で打席に立つな、と。その考えを理解すれば、正捕手に返り咲くこともできるのですが」(前出・球界関係者)

 小林がスタメン出場する時は、主に「8番」だ。試合終盤、相手バッテリーは8番バッターを出塁させたくない。四球を与えてしまった場合、9番に入っているピッチャーのところに代打を送られ、ピンチに陥ってしまうからだ。

 「打撃が苦手です」と言わんばかりの表情で打席に立つよりも、空振りでもいいから「打ってやる」の気迫を見せれば、相手バッテリーも警戒するはず。そんな“8番バッターの役目”を理解できるかどうかも、小林の正捕手返り咲きのポイントとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)

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