>>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<<
2015年限りで原辰徳監督が退任した影響で翌年からの監督就任と、2015年限りでの現役引退を表明し当時大きな話題を呼んだ高橋氏。今回の動画では就任オファーがきた時期や受諾した理由などについて語った。
2015年は10月17日のCSファイナル・ヤクルト戦に敗れシーズン終戦となった巨人。2016年も現役を続行するつもりで自主トレの準備を進めていたという高橋氏は、「岡本(和真)が自主トレについてきたいって言うから連れていくつもりだった。(自分は)内野の守備は教えられないなと思って、井端(弘和)にも『岡本が来るっていうから、来年だけは一緒に来てくれないか?』って言ってた」という。
ところが、CS敗退から3日後、球団から高橋氏のもとに監督就任のオファーが届く。高橋氏はその場では受諾せずに一旦態度を保留したというが、3日間熟考した末にオファーを受け入れることを決断したという。
現役続行の予定を覆して監督オファーを受けた高橋氏だが、本人いわく当時はプロ18年目・40歳を迎えていたこともあり「辞め時も探していた」とのこと。2000本安打など区切りとなりそうな記録がなく、周囲も気を遣って自身の進退にはあまり触れない雰囲気だったため、「これはやめるタイミングかな」と思いオファーを受諾したという。
また、高橋氏は2015年の夏ごろから次期監督は自分ではないかと予感していたことも告白。高橋氏によると、この時期あたりから複数のメディアが原監督の退任を予想し始めると同時に、後任候補として江川卓、川相昌弘、高橋の3氏を挙げていたとのこと。これらの報道を見た高橋氏は、「『この3人だったら、(球団がオファーするとしたら)俺っぽいよなあ』ってなんとなく(予想していた)」と語っていた。
高橋氏はこの他にも監督就任後、最初に意識したことや、巨人のエース・菅野智之の投球スタイルへの注文などについて動画内で語っている。
今回の動画を受け、ネット上には「岡本自主トレに連れて行く予定だったのは初耳、由伸と井端に鍛えられる岡本はちょっと観たかった」、「強引に監督をさせられた印象が強かったけど、むしろ辞め時を探してたっていうのは知らなかった」、「就任当時は『由伸を無理やり引退させるな!』って猛バッシングだったけど、本人的には渡りに船だったのかもしれないな」、「球団も引退後コーチ経験ない江川や外様の川相と比べたら、生え抜きスターの高橋に任せるのが自然ではあるな」といった反応が多数寄せられている。
就任に至った経緯やその後の3年間で2、4、3位と一度も優勝できなかったことから、今も一部ファンからは“悲運の監督”というイメージを持たれている高橋氏。今回明かされた自ら望んで監督の道に進んだという事実に驚いたファンも多かったようだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg