山口敏太郎
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ミステリー 2018年06月09日 23時30分
【オカルト業界の権威・山口敏太郎が語る“都市伝説”】アパートの隣人
これはRくんの体験談として聞いたものである。 1980年代の終わり、長野から出てきたばかりのRくんは横浜で一人暮らしをしていた。 「よし、いつか有名になってやるぞ」 Rくんは、初めての一人暮らしに夢を持っていた。昼間は学校に通い、夜はバイトに明け暮れた。 「あの頃は、貧乏暇なしで寝る時間もなかったですよ」 当時、彼の住むアパートは、「オンボロアパート」という言葉がぴったりの建物だった。築30年近く経った、6畳一間のアパートに彼は住んでいた。アパートはコンビニからも遠く、駅から自転車で10分もかかる立地の悪さゆえ、家賃はずいぶんと安かったという。 「いや、でもあのアパートは何だか好きだったんです。妙に温かくてね」 彼はそのアパートに何か温かみを感じていた。そして、それ以上にうれしかったのは、隣の部屋に住む女子大生が美人でとても親切だったのである。 「こんにちは、なんだか雨が降りそうですね」 「こっ、こんにちは」 顔を合わせると必ずあいさつしてくれるし、付近のコインランドリーや、おいしい定食屋もいろいろ教えてくれたのだ。 (こんな娘が彼女だったらいいな) Rくんは、いつしかその女子大生に恋をするようになっていた。そして、彼女のことを考えると胸が締め付けられて苦しくなるのである。 (いつか、彼女に告白するぞ) そう心に誓うRくんであったが、その女子大生にも嫌なところがひとつだけあったという。 それは彼女がよく、幽霊の話をすることだった。 「このアパートには霊がいる」 「霊のたたりで、1階で死んだ人がいる」 「昨日金縛りに遭った」 廊下や階段での立ち話でも、必ずこういう話をするのだ。 (何で、この娘はこんな話ばっかりするのかな) 元来臆病な彼は、そういう話を聞くのもだめ。彼女の幽霊話にだけは閉口していた。 ある夜のこと。彼が寝ていると、何者かが布団の上に覆いかぶさった。 そして体重をかけ、首を締め付けてくる。 (彼女が言っていた「霊現象」って、このことか) 恐怖の中で、Rくんは、何者かの手を引き離し、体をはねのけ、電気をつけた。 すると、部屋の中は誰もいない。 乱れた布団のみがある。 (これはいったい何だ。俺の幻覚なのか。彼女が霊の話をするから、ついに本物の霊が出たのか) 不審に思った彼は大家さんのところに行き、この体験を話したところ、大家さんはこう言った。 「アパートには今、あなたしか住んでませんよ」 それ以来、彼は女子大生の姿を見ないそうだ。(監修:山口敏太郎事務所)
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芸能ネタ 2018年06月09日 22時30分
【放送事故伝説】「歌手の犬を救って!」で大炎上!テレビ局も謝罪する事態に
1986年(昭和61年)11月19日、東京都大島町にある火山、三原山が噴火する災害があった。当時の新聞やメディアでは連日この災害を報じ、最終的には、大島島民1万人全員が伊豆および東京に避難する大規模な災害となった。 1万人の島民は火山弾により家を焼かれ、帰る場所を失った島民も多くいたが、地元職員の努力もあり、怪我人や死者をひとりも出さずに済んでいる。 噴火から約2週間後の11月末には、報道局のカメラが多数大島町へ入り、現地レポートを行ったのだが、中にはその報道姿勢が問題となった番組もあった。1986年の日本テレビのワイドショー『酒井広のうわさのスタジオ』は、NHKを退職し日テレの契約アナとなっていた酒井広および「突撃レポーター」として知られている梨元勝をメインにした番組で、この番組も大島への取材が解禁されると、すぐに三原山へ飛ぶことになった。 その際に『うわさのスタジオ』が特集したのは、『生きていて!!薫ジュンの老犬涙の救出大作戦』という企画。当時の新聞によると、歌手・薫ジュンの実家が大島にあり、島には彼女の家族の飼っている愛犬が置き去りになっていたのだ。 ヘリコプターで大島へ飛んだ梨元は薫の実家へ急行。無事に犬を保護し、避難している彼女の家族へ引き合わせることに成功した。 日本テレビではこの映像を「感動のドキュメント」として放送したが、この内容に都の災害対策本部および大島の住民からクレームが殺到。その内容は、「歌手を特別扱いするのか」「多くの島民が帰れずに耐えているのに犬を優先するとは何事だ」というもので、都の災害対策本部は放送局である日本テレビに対し厳重抗議を行った。 日本テレビは翌日の新聞にて「軽率な行動だった」と謝罪し、翌日の放送では謝罪を行っている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年06月03日 23時20分
【オカルト界の権威・山口敏太郎の“実話怪談”】ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む
戦時中、激戦地となった沖縄には、戦争で亡くなった多くの人の霊がさまよっているという。 そのため、霊感のある人が沖縄に行くのはあまりおすすめできない。普段は霊感のない人でも、沖縄では不気味な体験をしたり、奇妙なものを見る経験をしてしまう人もいるという。 これはYくんが昭和50年頃に体験した話である。 当時沖縄に住んでいたYくんは信じがたい体験をした。 ある日の夕方、小学校でYくんが帰宅の準備をしていると歌声が聞こえてきた。 「ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む、ぎんぎんぎらぎら日が沈む」 (あれ、こんな時間に誰だろう) 声を聞く分には女の子のようである。 (誰か、居残りで歌でも歌わされているのだろうか) そう思いながらYくんは、校庭を通り、自宅に帰ることにした。 「ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む、ぎんぎんぎらぎら日が沈む」 「…んんっ」 また歌声が聞こえてきた。声は校庭にある木から聞こえてくる。 見ると、何かボールのようなものが木の周囲を回っていることに気がついた。 「ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む、ぎんぎんぎらぎら日が沈む」 防空頭巾を被った女の子の首だった。 「ぐるぐるぐるぐる」 女の子の首は、歌いながら回り続けている。 恐怖に耐えられなくなったYくんは、自宅まで走って逃げた。 その木はどうもいわく付きの木だったらしく、後に学校側が供養したという。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年06月02日 23時00分
【オカルト界の権威・山口敏太郎の“実話怪談”】狐と老婆〜徳島唯一の稲荷?〜
筆者の友人にNくんという人物がいる。 自然豊かな四国の徳島で、小学校から高校までともに過ごした旧友の一人だ。エネルギッシュで、「スポーツはなんでもござれ」の男だったと記憶している。特にテニスが上手な男で、大学にもテニスのおかげで入学したほどの腕前であった。 このNくんから聞いた話である。 Nくんは中学の時、私に妙な話を語ってくれた。 その怪談は今も忘れることができない。 「おい、稲荷が徳島にあるの、知ってるか?」 「…?どういうことだ」 意外な話であった。 広く知られているように徳島は「化け狸」の町で、狐の祠(ほこら)やお稲荷さんにはあまりお目にかかれない。伝説では弘法大師が四国から狐を追い出したことになっているという。 不審に思う私を横目に見ながらNは続けた。 「○○に稲荷があって、そこは婆さんが一人で守っているんだ」 「婆さんが…」 「そう。しかも、目が片方しかない婆さんだ。俺らはその婆さんを『狐ばあさん』と呼んでいる」 Nは珍しい話を披露できたからか、少しばかり得意げに見える。 「ある時、その婆さんの枕元に狐が出てきた」 「……」 周囲にはいつの間にかクラスメート数名が集まっていた。 Nはかまわず続けた。 「その狐が言うには、明日は油揚げが食いたいので用意しておけって言うんだ」 「それでどうなった」 周囲の友人は興奮気味だった。 「次の日の夜、稲荷の近くにある婆さんの家の戸をたたくものがいた。開けてみると一匹の狐が座っていたらしい。婆さんはお稲荷さんの使いだと思い、油揚げを差し出すとその狐は油揚げを口にくわえ、姿を消したというわけだ」 徳島唯一の稲荷のご利益や、狐ばあさんの現状など、詳しいことは分からなかったが、今も記憶に残っている青春の一幕であった。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2018年06月01日 23時20分
【放送事故伝説】名作ドラマ放送中にホラー映画が流れる! TBSとフジテレビが混線?
TBSと大映テレビの共同制作によるドラマシリーズ『赤いシリーズ』(1974〜1980年)の一つに『赤い激流』(1977年)があった。宇津井健・水谷豊のダブル主演が話題となり、平均視聴率25.5%、最高視聴率37.2%を記録するシリーズ随一のヒット作となった。 『赤い激流』は放映開始から1ヶ月後、世にも珍しい放送事故に遭っている。 1977年7月1日、この日の『赤い激流』は第5話「きかせてよ愛の曲を」(監督:瀬川昌治)を放送。この回は水谷豊演じる主人公が警察に逮捕されるという重要な回だったが、ドラマの冒頭、いきなり放送キー局であるTBSで放送が中断する事故が発生したのだ。 『赤い激流』はしばらく画面が真っ黒になり、さらに他局であるフジテレビの番組が混じって流れる放送事故に発展した。 しかも、このときフジテレビが放送していた番組は『ロザリー 残酷な美少女』(監督:ジャック・スターレット)というサスペンス・ホラー映画だった。『赤い激流』を見ようと思っていた東京の視聴者が、裏番組のホラー映画を観る事態に陥ったのだ。 『赤い激流』はすでに平均視聴率が20%を超えていた。TBSには一時、視聴者からのクレーム電話が殺到しTBS全体がてんやわんやになったという。 幸い、フジテレビの「混入」はすぐに収まったが、中断と再開を繰り返す事故そのものは約20分間、断続的に続いた。『赤い激流』第5話は、およそ半分はロクに放送することができなかった。事故の原因は不明だが、電波障害の一種だとされている。読売新聞は「TV画面 混入の怪」という見出しで奇妙な放送事故を報じている。 なお、余談ではあるが『赤い激流』は放送開始当初から視聴率が20%を超えていた。最終回直前の数話は30%超えを連発。20%を切った回は、放送事故の発生した第5話(18.9%)が唯一だった。それでも18%を記録したのはさすがの人気というほかない。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年05月27日 23時30分
【TVでおなじみ山口敏太郎の“実話怪談”】〜瀬戸内の幽霊〜
これは、香川のX君から聞いた話である。 浅黒い顔でどこか精悍なX君は代々続く漁師の生まれだった。 「君は大網元に生まれながら、家を継ぐことは考えてないのだね」 そう聞くと、決まってこう言い返すのだという。 「よしてくれよ、僕は元来臆病者であって、『板一枚の下は地獄』なんてものを、家業にする勇気などとてもないよ」 かくいうX君はある資格を取得して個人事務所を開いている。日頃は面倒な雑務の間にミステリー小説を読むのが好きな普通の青年であった。当然、霊など信じないたちだったのだが、ある興味深いある話をしてくれた。 X君のおじいさんの弟、つまり友人にとっての大叔父さんから聞いた話だという。 その大叔父さんは、生涯独身で子供もいなかったので、X君を本当の孫のようにかわいがってくれたそうだ。 「僕にとってもう一人のおじいさんかな」 X君が大叔父を回想する瞳は、どこか優しい。 その大叔父さんは若い頃、腕の良い漁師だったという。だが一方で、喧嘩っ早く、飲み屋で大立ち回りをやったり、朝まで飲み続けそのまま漁に行ったこともあった。まあ典型的な昔気質の職人漁師である。そんな豪傑だった大叔父さんも一度だけ心底震え上がったことがあった。 それは大叔父さんさんがまだ20代だった、昭和の初期のことだ。 その夜は、思ったほど漁で成果が上がらず大叔父さんはむなしく帰路についた。 (いかんいかん、こんな夜はとっとと帰るに限る) すると、真っ暗な海上で人の声が聞こえてくる。 「おーい おーい」 何やら人を呼んでいるようだ。 ひょっとしたら仲間の船がトラブルに巻き込まれているのか。 「おーい、どうした、今行くぞ」 大叔父さんは声のする方に船を向けた。海は一面が暗く、どこに声の主がいるのか分からない。すると真っ暗な海に一隻の船が漂っているのが見えた。 「あの船か!!おーい、こっちだぞー」 その船からは、ただならぬ雰囲気が漂っていた。これは妖気というのがふさわしい。 (何かあったのか、妙な雰囲気だぞ) 大叔父さんがその船に近づいた。 すると 「ぷ〜ん」 と焦げた臭いが鼻をつく。 (なんだ、火災か、船舶火災か) 大叔父さんの背筋に冷たい汗が滝のように流れた。 よく見ると、船全体が焼き焦げているのが分かる。 そして、全身にやけどを負った船員が数人うごめいているのも見えた。死者なのか、生者なのかも分からない。その黒く焦げた人の形をしたものが叫んでいた。 「お〜い お〜い」 目玉だけが妙に白かったのが印象的だったそうである。 あまりの怖さに大叔父さんは港まで、わけも分からず逃げ帰った。 恐怖のあまり、大叔父さんはしばらく漁を休んだという。 その幽霊船は、それからもしばしば近海で目撃されたと伝えられている。(山口敏太郎事務所)
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芸能ネタ 2018年05月27日 22時00分
【放送都市伝説】「容姿が落ちた」ことを理由に裏方へ異動になった女子アナ
ニュース番組を代表する一輪の花であり、今や局を代表する顔でもある「女性アナウンサー」。一見華やかに見える女子アナだが、その存在が認められるようになった背景には、先人たちによる様々な苦労があったようだ。 1976年5月26日の朝日新聞に「容姿落ちた?女子アナ配転に抗議」という記事が掲載されている。これは、上層部より「容姿が落ちた」と判断された女性アナウンサーが審査部(現・考査部)への異動を命じられ、その異動を不服として東京地裁へ訴え出ているという内容だ。 訴えたのは、日本テレビ放送網の村上節子アナウンサー(39)で、彼女は1959年から17年間に渡り日本テレビのアナウンサーとして活動。人気アナではあったが、1976年5月11日、「年をとってきて容姿が落ちた」という理由でアナウンス部から異動を命じられ、「本人の意思を無視した配転である」とし提訴(後に勝利)した。この事件は当時、女性の働き方および労働権利に大きく影響を与え、今尚語り継がれているセンセーショナルな事件であった。 なお、村上節子アナウンサーは勝訴後アナウンス部には戻らずに、CM部に配属。10年間、同局のCMプロデューサーとして活躍し、日本民間放送連盟が1983年に制作した「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」のキャッチコピーを提案するなどしている。 また、同時に現在ジャーナリストとして活躍している田原総一朗とのダブル不倫が話題になり、田原の妻がガンで死去した1989年に結婚。田原節子として田原事務所の代表を務めるほか、旧姓の村上節子名義で女性問題をはじめとする講演会や執筆活動を行っていた(2004年死去)。 なお、これは都市伝説レベルの話ではあるが、かつて民放の某局では30歳までに芽の出なかった女子アナウンサーは容赦なく裏方へ飛ばされたり、結婚を強いるような風潮があったという。現在、それらの行為はセクハラおよびパワハラに当たるとされ、明るみにはなってはいないが伝統的に続いている、という話もあり、女子アナの「働き方改革」は未だきちんと整備されていないのが現状であるという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)(文中、日本テレビの部署名は現在の呼称)
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ミステリー 2018年05月26日 23時30分
【TVでおなじみ山口敏太郎の実録“怪”事件簿】床屋の鏡にうつるモノ
四国の某県に、一軒の古い床屋がある。この床屋、たびたび怪異が起こるという。 店頭では、今では珍しくなった縞(しま)のサインポールが回っており、レトロな店構えは逆にお洒落なムードを演出している。最近流行の昭和ブームというやつであろうか。今の親父さんは2代目で、先代は10年以上前に他界している。 「先代も腕が良かったが、2代目もなかなかのもんだ」 40年以上も営業している老舗の床屋らしく多くの常連さんがいるのだが、2代目の評判も悪くはなかった。 2代目のおやじさんは無口だが、おばさんは話好きであった。ライターのUさんは帰省するたびにこの店を訪問し、散髪してもらうのが常であった。 「あら、帰ってきたの?仕事は忙しそうね。ライターさんだよね」 「そうでもないよ、プライベートの人付き合いの方が大変だよ」 ややおばさんのおしゃべりは「うざい」と思えるが、親父さんの腕前は一流。Uさん自身この床屋以外は考えられないのだ。 「どう?出来上がり、見てよ」 ぶっきらぼうに手鏡を見せ、後頭部の出来上がりを見せてくれる親父さんはなかなか粋な存在だった。 しかし、悲劇が起こった。 60才を目前にした親父さんが仕事中に倒れてしまったのだ。おばさんの懸命な看病もむなしく、親父さんはそのまま亡くなった。しばらく、店は休業中だったが、立ち直ったおばさんの手で再開した。 当然Uさんも、そこのお店に通った。 「いつも、ありがとうね」 「俺はこの店が好きだから、おばさんも頑張ってね」 気丈に振る舞うおばさんの姿は涙を誘うものだった。 おばさんは懸命に仕事をしてくれた。終わったあと、あの親父さんがしてくれたように手鏡を後頭部にあてて、仕上がりを見せてくれた。 「どう?出来上がり、見てよ」 (ええっ?) その時、あの亡くなった親父さんの声が聞こえたような気がした。 僕が気を取り直して合わせ鏡を覗くと、あの親父さんが (にや〜っ) と笑って映っていたのである。(山口敏太郎事務所)
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社会 2018年05月26日 22時00分
【放送事故伝説】兵庫でテレビ5局の画面が突然消えた!その意外な犯人とは
これは昭和55年(1980年)に発生した世にも珍しい放送事故である。7月27日午前10時50分頃、兵庫県の神戸市および明石市、高砂市などで、民間テレビ放送局5局(毎日放送、朝日放送、サンテレビなど)の画像が突然消え、住民から各民放局へクレームが入るという事件が発生した。この日は停電などはなく、民放1局ならまだしも、NHK以外の5局すべてが放送停止になることは前代未聞であり、兵庫県内では「放送テロか?」と一時騒動になった。「これは関西民放局全体のピンチである!」と判断した各局は原因究明に奔走。すると、淡路市(当時、兵庫県津名郡北淡町)にある民放テレビ5局電波中継所にある送電線の故障であることが判明した。さらに、関西電力がこの送電線を確認したところ、とんでもない化け物が送電線の近くで死亡しているのが発見された。 その化け物とは、体長1mは越すと思われる大ヘビで、大ヘビが送電線に絡みつきショートを起こしており漏電。この影響で兵庫県内の民放テレビがすべて放送できなくなってしまったのだ。関西電力の局員はすぐにヘビを取り除き、放送停止から約2時間後の午後1時頃ようやく復旧できたという。 淡路市の山には、現在もヤマカガシやニホンマムシなどのヘビが多く生息しており、どうやらその中でも特に巨大な一体が偶然、送電線へ迷い込み電気によるショックで死亡したものらしい。 この事件を知らせる当時の新聞(読売新聞朝刊)は、「ヘビTV画像を飲む 感電死30万戸イライラ」という見出しで大きく報道している。 まさかの大規模な放送事故が、大ヘビによるものは……この事実に関係者は思わずヘビのように脱力してしまったという。 なお、余談だが、兵庫県は2007年11月頃にも大規模な放送事故が発生しており、兵庫県を中心に展開しているCATV局「J:COM 神戸・三木」の回線が突然切れ、J:COMと契約していた神戸市の利用者全員が約8時間、視聴が困難になるという事態が発生した。なお、こちらの犯人はヘビではなく、人間の仕業で同県西区にある基幹ケーブルが切断された為と判明している。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年05月20日 23時30分
【TVでおなじみ山口敏太郎が語る“都市伝説”】〜彼女の写真〜
ストーカーや犯罪者に纏わる都市伝説も最近は多い。現実の話として、筆者は知人の女性から奇妙な相談を受けた事がある。「毎日、帰る時間が違うんです。ですが、家に帰ると同時に電話が鳴るんです」見ているのだ。都会の雑踏の中で、貴方をじっと見ている奴がいるのかもしれない。ある女性の体験である。女性が職場から帰ると、郵便受けに自分宛の封筒が入っていた。しかも、やけに重い。(なんなの、これ〜) 女性は訝しげに封筒を持ち上げ、部屋に持ち帰った。着替えると女性は、その封筒を開封し中身を確認した。写真である。しかも、数十枚…。全部、ぜんぶ、写っているのは わたし…。「いや〜、なんなの〜これ」 女性は悲鳴をあげると、写真の束を放り投げた。写真はここ2.3年の女性の姿を捕らえた写真であった。旅行中の彼女職場での彼女その写真には、あらゆる彼女が写っていた。(監視されている) ストーカーによる盗撮と判断した彼女は近所の警察に相談した。彼女の相談に対し、警察は非常に好意的であった。現場検証や時々パトロールにも来てくれた。 ある時、担当の警察官が自宅を訪問した。「大丈夫です。犯人は本日捕まりました」 警察官はにっこり笑ってそう述べた。彼女は礼を述べると、警察官は満足げに立ち去った。 警察官をマンション1Fまで見送った彼女が、ふと郵便受けを見ると、何やら封筒が入っている。(何かかしら?) 彼女が恐る恐る開封すると、そこには彼女の写真が数十枚入っていた。現場検証中の彼女被害を相談中の彼女 彼女は声にならない悲鳴をあげると、写真を放り投げた。(山口敏太郎事務所)
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