それは動体視力が高い人、感性が鋭い人、単純に目の良い人などが挙げられるが、それらを一気に備えた職業の人といえば、やはり絵を描く漫画家か文章を書く作家という事になるだろう。
『漫画の神様』と呼ばれる漫画家、手塚治虫は昭和31年(1956年)にUFOを目撃している。
1987年1月1日に放送されたスペシャルラジオ番組『手塚治虫のオールナイトニッポン』では手塚治虫がUFOを目撃した話が放送され、手塚漫画ファン、UFOファンを驚愕させたと言われている。
手塚治虫は東京から大阪までの飛行機の窓から地面スレスレに飛んでいる空飛ぶ円盤を目撃したという。その円盤は銀色に光りとてもきれいなもので、手塚治虫はその未知との接触を「とても不思議な体験だった」と語っている。
手塚治虫の話では全く同じ形の円盤を作家の三島由紀夫も目撃しており、三島由紀夫は銀座で新橋1丁目へ車道を渡って(しかも左側を)移動する、日本の交通ルールを熟知しているUFOを目撃しているという。
しかし目撃した時期は手塚治虫のほうが若干速く、手塚は三島にそのことを自慢げに語っていたといわれている。
ちなみに、手塚治虫は代表作である『ブラックジャック』で2008年6月14日に起きた東北の震災を予言したという逸話も残っており、三島由紀夫も後年、自らの割腹自殺を示唆させるような場面を映画『憂国』で演じるなどしているため、手塚治虫と三島由紀夫には優れたクリエイタ−として予知能力に近い力が備わっていたのではと見る向きもある。
二人にそれらの力を与えたのは同時期に目撃した同形のUFOが関係している…とするのは考えすぎだろうか?
(写真:手塚治虫 (おもしろくてやくにたつ子どもの伝記)ポプラ社刊)
(山口敏太郎事務所)