家が並ぶ平地に、もっこりと盛られたその山は、まるでオーストラリアのストーンヘンジか、エジプトのピラミッドを連想してしまう。現に、皆神山は「日本の ピラミッド」とも呼ばれており、人工的に作られたという説もある。その奇妙さは見た目だけでは無くその内部、山中にもあふれている。
険しい山道を頂上まで登るとそこにあるのは皆神神社。その隣には深さ10メートルと噂のある底なし沼がある。山の頂上に底なし沼とはいささか奇妙だが、さらにこの沼はクロサンショウウオの産卵地でもあるというのだ。本来、クロサンショウウオはきれいな水でないとふ化できないはず。いったい、なぜこんな不思議な沼が山の中に現れたのか。一説によるとここで修行をした僧が生活水を溜め込んだものが原点といわれている。クロサンショウウオがふ化できたのは僧たちのパワーがいまも残っているからなのだろうか?
この沼はさらに頂上にある底なしの井戸にも繋がっているという。この井戸は空気穴として池の水を調整しているらしいのだが、ここに来ると何故か磁石が狂うといった現象がおこるという。
この皆神山の周辺はUFOおよび発行物体が多く目撃されている場所であり、現に何枚もUFOらしき物体が撮影されている。
不思議が不思議を呼ぶ日本のピラミッド『皆神山』。この山には今も謎が渦巻いている。
(山口敏太郎事務所/写真提供:穂積昭雪)