こちらの写真は、作家の山口敏太郎氏の肉親が撮影したもの。頭にリボンを付けてもらっている愛犬(シーズー、雄)を至近距離で撮影したものなのだが、リボンの間をよく見てほしい。リボンの結び目のようになっている所に、人の顔にしか見えない物が写り込んでいるのだ。
ちょうどこちらを振り向いた所のようにも見えるこの「小さいおじさん」、顔は青白くややのっぺりした印象を受ける。目鼻立ちはあまりはっきりしてはいないのだが、やや後退した前髪に太い眉、ないしはサングラスをかけているようにも見える。そして、黒い服を着た首 から肩にかけての箇所がかいま見えるのだ。
まるで宇宙人の目撃者のもとに現れて警告を発して去っていく謎の人物、MIB(メン・イン・ブラック)や、国や人種を問わず夢の中に現れる奇妙な人物「夢の男」に似ているこの「小さいおじさん」。それにしても、なぜ犬の頭の上に現れたのか? 他にも「小さいおじさん」や小人を見た、という人の中にはこの写真と同様に「ペットの頭の上に乗っているのを見た」という目撃例を話す人もいる。こういった自分の背丈に合う動物を乗りこなす小人の伝承は古くからあり、古代ギリシャの哲学者・アリストテレスや古代ローマの博物学者・プリニウスも彼らの著書で「小人族は背丈にあった山羊(ないしは羊)に乗って鶴などの鳥を狩る」と記している。
ペットを飼っている人は、自身のペットの頭や背中をじっくり見てみた方がいいかもしれない。ひょっとしたら、ある日そこに小さい人影が乗っているかも?
(画像は山口敏太郎事務所所有)