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社会 2017年12月23日 14時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第251回 橋が通行止めになっていく国
1997年以降、公共投資を減らしに減らし、一般競争入札化、談合禁止といった規制緩和により土木・建設企業を痛めつけ、世界屈指の自然災害大国でありながら、土木・建設の供給能力を減らしていった。結果的にデフレーションが継続し、政府や自治体の財政悪化も進み、わが国はいかなる国になり果てたのか。 すでに生活やビジネスのための基本インフラである「橋」を直せない国へと落ちぶれてしまった。 '14年、国土交通省の審議会は、「最後の警告」と題する提言をまとめた。提言では、 「ある日突然、橋が落ち、犠牲者が発生し、経済社会が大きな打撃を受ける…、そのような事態はいつ起こっても不思議ではないのである」 「今すぐ本格的なメンテナンスに舵を切らなければ、橋の崩落など人命や社会システムに関わる致命的な事態を招くであろう」 と、行政の文章としてはかなり強烈な表現で、インフラのメンテナンスを訴えていた。 本提言を受け、国土交通省は地方自治体などの道路管理者に5年ごとの定期点検を義務付けることとなった。点検が進むにつれ、わが国のインフラの「恐るべき実体」が明らかになっていく。 国土交通省によると、全国の自治体管理の橋の老朽化が進んだ結果、すでに'16年4月時点で2559の橋が通行止めや片側通行などの規制をしている。国土交通省が自治体に橋の点検強化を求めた結果、規制せざるを得ない橋梁数が8年前の2.6倍に拡大。生活に影響が出ているが、財政上の理由、つまりは「カネ」の問題で改修が進んでいない。 国土交通省のマニュアルによると、点検時に橋は以下の4つの判定区分に分類される。 1.健全 構造物の機能に支障が生じていない状態。 2.予防保全段階 構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態。 3.早期措置段階 構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態。 4.緊急措置段階 構造物の機能に支障が生じている、又は生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態。 埼玉県加須市において、判定区分4に認定された橋が4基。加須市は「一気に直すのは予算的に難しい」と、判定区分4の橋を通行止めにしている。滋賀県米原市は、判定区分4に認定された橋を「架け替えは費用が高額」として、撤去した。 専門家の調査によると橋の老朽化が進んだ結果、今後50年間に全国の自治体で橋の維持管理や改築に必要となる費用は約27兆3000億円。1年当たりに換算すると、およそ5500億円に上るとのことである。すばらしいことだ。何しろ、わが国はデフレーションという総需要の不足に悩んでいる。50年間も継続する需要。しかも平均すると毎年5500億円規模。これだけ「長期安定的」な需要があれば、土木・建設会社が本気になって投資、人材確保に乗り出し、生産性向上のための技術も発展していくことになるはずだ。 政府は橋の老朽化を「チャンス」としてとらえ、建設国債を発行し、自治体の橋梁メンテナンスを支援するべきだ。全額、中央政府が負担しても構わない。というか、そうするべきである。ところが、現実の日本政府は相も変わらぬ緊縮財政路線で、国土の基盤たるインフラの整備にすらカネを出し惜しむ。結果的に、我が国は次第に「橋の向こう側に行けない」発展途上国と化している。 日本には、河川法で管理される一級河川が約1万4000もある。さらに、二級河川の数が約7000。2万を超す川により、土地や地域が「分断」されているのが日本の国土なのだ。日本は、河川に橋を架け、土地と土地を結び付けることで発展してきた。それが今や、橋の架け替えについて「財政」を理由に怠り、土地と土地が分断されている。わが国は、退化している。 このまま橋の老朽化に真っ当な手を打たない状況が続くと、やがては土木・建設の供給能力がさらに毀損し、「おカネ(予算)があっても、もはや供給能力がないため、橋を架けられない」国へと落ちぶれることになるだろう。すなわち、発展途上国化だ。 当然ながら、国会議員は議員立法等により特に対応が遅れている地方自治体の橋のメンテナンス、架け替えのための予算措置を講じるべきだ。ところが、財務省が異様なまでに固執する緊縮財政路線、すなわちプライマリーバランス(PB)黒字化目標が原因で、 「橋の架け替えに予算を増やす。ならばどこの予算を削るのか? あるいは増税するのか?」 といった、ばかげた事態になってしまうのだ。 自然災害大国が公共投資をピーク('96年)の半分に減らした。需要を縮小させると同時に、指名競争入札の一般競争入札化や談合禁止により、土木・建設業界は次々に倒産。一時は6万社を超えていた建設業許可業者数を20%以上も減らしてしまった。まさに「国家的自殺」である。 国家的自殺の背景にあるのが、'97年の財政構造改革法から現在のPB黒字化目標に至る、財務省の緊縮財政至上主義である。このままでは、わが国は橋が一つ、また一つと通行止め、廃棄となり(もうなっているが)、まるで中世のごとく国土が分断された状況に至る。 デフレーションという総需要不足の国において、防衛、介護、橋梁メンテナンスなど、政府が継続的に支出(=需要)しなければならない分野がある。普通に需要に政府が支出をすれば、デフレ脱却が果たせる。それにも関わらず、財務省の緊縮財政至上主義によりできない。日本は財務省の「主義」により、「橋が通行止めになっていく国」と化してしまった。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能ネタ 2017年12月23日 12時00分
役所広司 『陸王』好調でテレ東が動く『七人の侍』リメーク版実現
高視聴率を維持している日曜劇場『陸王』(TBS系)の主役を務める役所広司(61)の主演で、テレビ東京が黒澤明監督の名作映画『七人の侍』のリメーク版の話を進めているという。 リメーク版の出演者は役所の他、同局の異色ドラマ『バイプレイヤーズ〜もしも6人がシェアハウスで暮らしたら〜』の6人。大杉漣、遠藤憲一、松重豊、光石研、田口トモロヲ、寺島進といった名脇役たちだ。 「『バイプレイヤーズ』は今年1月から4月に放送され、役者が実名で登場するという斬新な内容が業界関係者の間でも話題になった。6人の他にも役所や椎名桔平、竹中直人、さらに“出家騒動”で話題となった清水富美加も出演し“業界視聴率30%超え”とまで言われたんです」(ドラマ関係者) そのためテレ東では、来年に深夜枠ではなくゴールデンタイムで続編を検討していたが、6人のスケジュール調整という壁にぶち当たったという。 「前回も困難を極めましたが、このドラマが好評だったことでそれぞれ多忙となり、さらに難しくなった。加えて寺島が“前回でやり尽くした”と、あまり続編に乗り気ではなく、暗礁に乗り上げているんです」(テレ東関係者) しかし、この寺島の発言から、違う形での放送案が浮上しているという。 「そもそも、このドラマは“『七人の侍』のリメーク版を制作する”というオファーから始まった。寺島は『バイプレイヤーズ』の最終回を迎えた際、続編について聞かれると“やっぱり役所広司さん主演の『七人の侍』のリメークでしょ”と答えていた。それなら6人が集まる可能性が高い『七人の侍』で、となったんです」(同) 『七人の侍』は1954年に公開され、海外の映画作品にも大きな影響を与えたが、日本でのリメーク版は実現していない。 「役所は、すでに誰もが認める実力派。『陸王』でもその存在感は抜群です。その彼が6人とタッグを組んだ『七人の侍』は、大ヒットになることは間違いない」(映画プロデューサー) 映像化の実現に期待。
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その他 2017年12月23日 10時30分
石田三成は打ち首の前に干し柿を“カラダに悪いから”と断った
関ヶ原の戦いで敗けた石田三成の最期は打ち首だったが、その直前まで健康に気を使っていたというエピソードが残っている。 洛中引き回しで疲れた三成は喉が渇いたと言って白湯を求めた。しかし、護送の最中。白湯なんか用意できるわけもないので、兵士は干し柿を差し出した。喉が乾いたと言ってるのに干し柿というのもどうかと思うが、三成はそれを「たんに良くない」と言って断ったと言われている。これには腹に良くないという説もあったそうだが、何にせよカラダに悪いという理由で断ったのだそうだ。しかし、その時は打ち首の直前。これから死ぬのに健康に気遣うオバカな三成に周囲は大爆笑だったが、三成は堂々と「大望を持つ者は最後まで命を惜しむ」と言って周囲を黙らせたそうだ。いや、イイ話扱いだけど、プライドの高いヤツがムキになって言い返してる感じしかしないんだが…?
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芸能ネタ 2017年12月22日 22時59分
登場した専門誌がバカ売れのキスマイ・北山
Kis-My-Ft2の北山宏光が表紙に登場した、ダイビング雑誌「DIVER」(2018年1月号)をファンが大量に購入し部数が大幅に伸びたことを、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。 同誌では毎号ダイバーに焦点を当て、海の魅力を紹介しているが、「文春」によると、今号で北山は3度目の表紙を飾ったという。 北山は表紙で、青い海をバックに鍛え上げた上半身を披露。これにファンが反応し、ツイッターでは「本屋で月刊ダイバーの北山くんと目が合ってMaji恋5」、「大好きなドンピシャな北山くんのお顔過ぎ」などの声があがったのだとか。 同誌の公称部数は12万部だというが、北山のファンが大量に“推し買い”したようで、海亀が表紙だった前号の三倍近い実売になりそうだというのだ。 北山がダイビングを始めたのは7年前。海から離れていた時期もあったが、昨年頃から本格的に再開。タッキー&翼(無期限活動休止中)の滝沢秀明も北山に薦められてダイビングを始めたという。「北山は玉森裕太、藤ヶ谷太輔と並びキスマイの“3トップ”。しかし、やや2人に差を付けられた感じがあったが、趣味を活かしての仕事を獲得していたようだ。もともと、キスマイは元SMAPのマネジャーで、今や元SMAPの稲垣吾郎ら3人のマネジメント会社社長の飯島三智氏が手がけていたが、飯島氏のジャニーズ退社後、宙ぶらりんな状態。そんな中、各メンバーは危機感を感じ、今後の売り出し方について真剣に考え始めたようだ。結果、北山はダイビングに活路を見出した」(芸能記者) 事務所の先輩で元SMAPの木村拓哉はサーフィン雑誌「NALU」に連載中。今後も自分の趣味で稼ぐタレントたちが増えて行きそうだ。
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芸能ネタ 2017年12月22日 22時54分
木村拓哉が『フライデー』のインタビューに応じた理由
元SMAPの木村拓哉を来年1月スタートの主演ドラマ「BG〜身辺警護人〜」(テレビ朝日系)のロケ中に直撃した様子を、発売中の「フライデー」(講談社)が報じている。 同誌によると、木村を直撃したところ、けげんそうな顔をしながらも、記者の声に足を止めたという。 木村はSMAP解散で大きな心境の変化があったことや、妻の工藤静香が大きな支えになっていることを明かし、世間からバッシングを受けたことについても言及。「(文句を)言ってもしょうがないじゃん、だって、自分の気持ちや思っていること、わかってほしいことはありますよ。でも、それを言ってもね…」とした。 中居正広とのコミュニケーションについては、「ないない。でも、ああだ、こうだいう報道が多いけど、(言われているような確執は)全然ないですよ」と不仲説を否定した。 ジャニーズ事務所から独立した元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾についても言及。「彼らの人生における判断をしたと思う。そこは悔いのないように頑張ってほしいなと思います」とエール。 3人との関係について、「敵になったわけじゃないから」と説明。「彼らの選択を応援してほしいなって思います」とSMAPファンに呼び掛けた。「『フライデー』といえば、SMAPの解散騒動の最中、自宅で妻の静香を直撃するなど、どちらかといえば“敵対”の関係だった。もともと、メディアの直撃にはほとんどコメントしなかったが、ここに来て笑顔を見せてインタビューに応じたうえ、突然の“リップサービス”。来年に向け、イメージをなんとか回復させようという必死さが伝わって来る」(芸能記者) 来年は同ドラマのほか、主演映画「検察側の罪人」の公開も控えるだけに、巻き返しと行きたいところだろう。
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芸能ネタ 2017年12月22日 22時43分
堀北真希に劣化の声、女優復帰の可能性は?
2015年8月に俳優の山本耕史と結婚し、2017年2月に芸能界を引退した女優の堀北真希の現在の姿を『女性自身』(光文社)が報じた。ウェブ版ではカラー写真も掲載されており、その姿が“劣化”したと話題だ。 ネット上では「女はここまで変わるものか」「完全におばちゃんになってしまったな」「どう見ても稲田(元)防衛大臣じゃん」といった嘆きの声が聞こえる。「ネットのカラー写真は黒縁メガネの上半身のみですが、以前より太ったように見えますね。すっぴんに近い姿で、格好もカジュアルで特に着飾っている様子はないようです。髪型は茶髪ショートヘアで、いわゆる“おばさんパーマ”姿であることから、清純派な以前のイメージともギャップもあるため、“劣化”を指摘されてしまうのかもしれません」(芸能ライター) そこで気になるのが、彼女の女優復帰だろう。夫である山本の個人事務所の所属により芸能活動を再開させる報道も一部であったが、真相はどうだろうか。「彼女は2016年12月に第一子を出産したばかりです。しばらくは子育てに専念するのではないでしょうか。芸能人の中には子供服やレシピ本をプロデュースしたり、私生活を公開することで、“ママタレ”として活躍する人も多いですが、彼女の場合はそうしたイメージもありませんから、可能性は薄いでしょうね。あるとすれば、映画出演などの女優業でしょうが、それはまだ先の話でしょう」(前出・同) あるいは、堀北は三浦友和との結婚で完全に芸能活動を引退した山口百恵のような存在になってしまうのか。その行く末に注目したい。
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芸能ネタ 2017年12月22日 22時43分
『ゴチになります』クビの国分太一の後釜は!?「ジャニーズの後輩」の噂が濃厚!
12月21日の日本テレビ『ぐるナイゴチ最終戦〜史上初!生放送でクビ大発表!今年は2人クビ・大精算SP〜』にて、人気企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」のレギュラーを務めるナインティナインの矢部浩之、TOKIOの国分太一の2名がクビとなることが発表された。 1998年のパート1開始以降、矢部は今回が4回目のクビ、国分は初めてのクビとなり、国分のゴチ連続出演記録は途絶えることとなった。 ここで気になるのは、矢部・国分らに代わる新メンバーである。 新メンバーの発表は、来年初回の『ぐるぐるナインティナイン』にて発表される予定だが、ここに「ジャニーズ事務所枠」が設定されるかどうかが、今後の新メンバー決定の焦点となりそうだ。 テレビのキャスティング事情に詳しい放送作家はこう語る。「国分さんの後枠には、国分さんよりも若いジャニーズの後輩が出てくる可能性は非常に高いです。『ぐるナイ』とジャニーズは、それこそ20年以上の付き合いがあるので簡単に切るわけにもいかないですし、クビ確定前から国分さんの後釜は用意しているでしょう。TOKIOの後釜なのでバラエティ慣れしている関ジャニの誰かか、キスマイの誰かと噂されていますが、こればっかりは蓋を開けてみないとわかりませんね」(放送作家) また、従来のゴチであれば、クビになった番組レギュラーは覆面を被ってミニコーナーに参加したり、味見係として企画に携わり、次シーズンまでひたすら出番を待つことになるが、今回の国分太一のクビは、そのまま『ぐるナイ』という番組そのものの降板になるのではないかとされている。 なぜなら、国分は現在、TBSの平日朝の帯番組『ビビット』の司会のほか、フジテレビやテレビ東京にも多くのレギュラーを持つ売れっ子タレントとなっている。 今更、「負けキャラ」として『ぐるナイ』に出演するメリットはどこにもなく、このまま後釜のジャニーズの後輩に譲る、という路線が濃厚である。
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芸能ネタ 2017年12月22日 22時17分
不起訴処分の小出恵介、無罪ではない?
2017年5月に、大阪の飲食店で未成年女性に酒を飲ませ連れ回したとして、大阪府の青少年健全育成条例違反で書類送検された俳優の小出恵介が不起訴処分となった。 小出は事件報道を受けて、無期限芸能活動停止となっている。11月には大ヒット映画『シン・ゴジラ』が地上波で放送されるも、小出の出演シーンが全カットとなるなど、業界に影響を与えている。今回の不起訴処分で気になるのは小出の復帰のタイミングだろう。「不起訴処分は、検察が起訴できないと判断したもので、未成年の飲酒や淫行といった事実がまったくなかったわけではありません。不起訴=無実、無罪ではないのです。小出が謹慎生活を行っていることから、事実はあったと見て良いでしょう。今後は事件のイメージもついて回るので、信用回復には時間がかかると見られます」(業界関係者) 年内に不起訴処分が発表されたとなれば、早ければ年明けの復帰も考えられるが、実際のところはどうなのか。「お笑い芸人ならば、バラエティ番組で復帰といった路線も考えられますが、小出は俳優のためイメージもあります。さんざん報じられてきた酒癖や女癖の悪さをネタにすることもできないでしょう。そうなると、映画やドラマによる復帰となりますが、手を差し伸べてくれるプロデューサーに恵まれるかどうかですね。さらに、小出は今回の騒動による賠償金で5億円近い借金を背負ったともいわれています。何かしらの手段で稼ぐ必要はあるといえるでしょう」(前出・同) 小出の復帰は、本人の反省の度合いにかかっているともいえるだろう。不起訴処分は決して吉報ではないのだ。
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芸能ネタ 2017年12月22日 22時10分
セカオワ・Saori直木賞ノミネート、どんな選出方法?
12月20日に芥川賞・直木賞の候補作が発表された。直木賞に人気ロックバンド、SEKAI NO OWARIのSaoriが藤崎彩織名義で発表した『ふたご』(文藝春秋)がノミネートされ話題となっている。 芥川賞・直木賞といえば、お笑いコンビピースの又吉直樹が『火花』(同)で、2015年7月に第153回芥川賞を受賞し話題となった。そもそも両賞の候補作はどのようにノミネートされるのか。「芥川賞と直木賞は、1月と7月の年に2回行われ、候補作は1か月前に発表されます。文藝春秋社内に設けられた日本文学振興会によって選考が行われ、半年間の間に発表された小説が対象となります。芥川賞は純文学、直木賞は大衆文学と棲み分けがなされています」(文芸ライター) さらに、芥川賞は新人作家に、直木賞はベテラン作家に与えられる賞といった性格を持つ。藤崎の『ふたご』はデビュー作であるが“新人”ではないのだろうか。「芥川賞・直木賞とも定義はあいまいで、双方の候補作になる作家もいます。さらに、芥川賞では、すでに純文学の世界で活躍している作家に与えられた場合もあります。2004年の第132回芥川賞を『グランドフィナーレ』で受賞した阿部和重などが代表的ですね。直木賞でも、2012年の第148回直木賞を23歳の朝井リョウが『何者』で受賞しています。本作は就職活動を舞台としたものであり、直木賞の候補作は、必ずしも時代小説や歴史小説でなければいけない決まりはありません。恋愛をテーマとした31歳の藤崎の作品も、賞の候補となる条件は満たしているといえるでしょう」(前出・同) 又吉の場合、史上初のお笑い芸人による芥川賞受賞となったが、藤崎が受賞すれば、史上初の女性ミュージシャンの直木賞作家が誕生する。結果を期待して待ちたい。
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スポーツ 2017年12月22日 22時06分
NPBも申告敬遠導入へ 薄れゆく野球の魅力
プロ野球で来季より、守備時の「申告敬遠」ルール(守備側の監督が敬遠の意思を審判に示すと、投球無しで四球となる)を導入する見込みだという。 試合進行時間短縮のために定められたこのルール、既にメジャーリーグでは今年から行われており、今季までマーリンズでプレーしたイチローは「面白くない。旧ルールに戻すべき」と、批判的な声を挙げるなど、様々な反応がみられた。 来年一月のプロ・アマ規則委員会で正式に決定する。■四球の間には様々なドラマが 投手が投げ、捕手が捕る。そのほんの僅かの間には様々なシチュエーションが生まれるのが、野球というスポーツだ。 打者により打ち返されることは勿論、空振りや、暴投、捕逸など、何れも野球の醍醐味を味わうことが出来る場面であり、敬遠四球の場面でもそれは同じことがいえる。ボール球を打ち返し歓喜に包まれたシーンや、歩かされることに対し抗議の意味で空振りしたバッター、ベンチの指示に従い四球を投げ終える間もなく、納得のいかぬ表情を見せるマウンド上のエース…。それらは全て、野球における極上の瞬間だった。プロの技術とは裏腹に、人間味溢れる表情が滲み出る瞬間がこれまでの敬遠四球だった。今回の新ルールにより、試合時間の短縮と引き換えに、野球の魅力が込められたワンシーンが丸ごと削ぎ落とされてしまうような痛々しい感覚を覚える。そして、この小さくない違和感は、昨今の野球という競技の中で既に感じているものだということに気づいた。■近年加わった様々な制度も 昨年より導入され、多くの混乱を招いたコリジョン(衝突)ルール。その基準の曖昧さからくる解釈の違いにより、結局、シーズン中の7月に基準の見直しが行われ、新ルールが適用となった。無論、ホームベース上での危険な衝突は選手生命の観点からも絶対に起きてはならない。だが、野球の華でもあるバックホーム時のクロスプレイという、こちらも迫力ある場面に対しての捉え方を選手、関係者、ファンそれぞれが大きく変えざるを得なくなった。 また、国際試合やアマチュア野球で取り入れられているタイブレーク方式も不自然さを否めない。延長に入り規定の回の初めからランナーが塁上に置かれるこのルール、既にWBCでも行われているものの、それまでの緊張感が一気に崩れていくようなやりきれなさを感じてしまう。決着を早めるためのルールからは決して名勝負は生まれない。 そして、直接のプレーではないものの、改正を求める多くの声が絶えず止まないのが、プロ野球のクライマックスシリーズ。ペナントレースを終えた時点でも全球団の半数にあたる6チームに「日本一」のチャンスが残されるこの制度も、セパ両リーグでの開始から十年を超えた。ただ、年数を重ねるごとに批判は一層膨らんでいるのは間違いない。 ルールとして定められている以上、それに従うべきであることは選手、ファンも同様であり、そう簡単に変えられないものでもある。それでも、これまで述べた制度が、今後の日本の野球というスポーツの発展を後押しするものとはどうしても思えない。野球の本質がどうであるか、そして、競技としてどうあるべきかを多くの人々がもう一度見直すべきではないだろうか。野球とは日常の中に存在し、誰もが没頭できる、面白いスポーツなのだから。(佐藤文孝)
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