今季から就任した元ヤクルトスワローズの荒木大輔ファーム監督が発案したもので、「強い気持ちで鎌スタから北海道を目指して欲しい」という願いが込められているという。
ロゴマークは、3月20日(火)からファイターズ鎌ケ谷スタジアムで始まるイースタン・リーグ本拠地開幕戦(対読売ジャイアンツ戦)より三塁側ダッグアウト内、また球場の正面玄関などにも掲示する予定とのこと。
今年はゴールデンルーキー、清宮幸太郎内野手が鎌ヶ谷でデビューする可能性もあり、札幌だけではなく、鎌ヶ谷も大谷翔平のルーキーイヤー以来の盛り上がりを見せる可能性が高いだけに、後輩の斎藤佑樹投手の再生とともに荒木新監督の手腕にも注目だ。
■荒木大輔ファーム監督のコメント
立ち止るな、頂点を見つめろ、その想いを『HEAD NORTH(北を目指せ!)〜夢の舞台へ〜』に込めました。球団初のファーム・チームスローガンです。選手たちが何を見て、この先に何を描くのか、ここ鎌ケ谷から北(北海道)へ、強い気持ちで前に進むための指標としていきたいと思います。
◆荒木大輔(あらきだいすけ)
1964年5月6日 東京都調布市出身。
早稲田実時代は甲子園に春夏5大会連続で出場し、甘いマスクから“大ちゃんフィーバー”という社会現象を巻き起こした。これは後に後輩の斎藤佑樹が巻き起こした“ハンカチフィーバー”と似ているが、当時の方が凄まじかった。1982年秋のドラフト会議で、ヤクルトにドラフト1位指名され入団。あまりの人気ぶりから、神宮球場とクラブハウスを結ぶ荒木専用の地下道が作られ、現在もヤクルトの選手が使用している。現役時代は怪我に悩まされたが、日本シリーズで先発勝利を挙げるなど、チームに貢献した。横浜に移籍後、1996年に現役を引退。西武、ヤクルトで投手コーチを務め、解説者を経て今季から日本ハムの2軍監督に就任した。
文・増田晋侍
カメラマン・舩橋諄