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「不良はダサい」草食系がモテる時代?林修、少年犯罪減少との関係性も指摘

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林修

 2月25日に放送された『初耳学』(TBS系)では、博報堂の研究員・酒井崇匡氏が執筆した “なぜ"不良の中学生"はモテなくなったのか”という記事をベースに、不良少年が減少している現状を解説した。

 まず、林修は「今、中学生の間では不良が全くモテない。今の女の子はどういう男の子を格好いいと認めるのか? 記事によると、優しくて清潔で頭の良い“逃げ恥”の星野源のような男の子に人気がある」と若い女性の好みが不良から真面目で優しい人を好むようになったため、不良が減ってきたと紹介。

 また、不良が減少した理由について林は、親や教師から暴力をふるわれた割合の減少や子どもの話をよく聞く親が増加したことも要因に挙げる。「なぜ不良になるのかは一概には言えないんですけど、家庭であったり先生であったり社会に対しての反抗という面もあるんじゃないのかな。今は親子の話し合いで不満自体が解消される率も上がっている」と子どもが大人へのストレスを感じにくくなったことも、不良少年が少なくなった原因なのではないかと語った。

 ネット上では「不良はダサい」「確かに不良はモテないわ。アタマ大丈夫?ってなる」「私も星野源みたいな人好き」と不良に対してネガティブな感情を抱いている人の書きこみが目立った。

 不良文化が最もカッコイイと思われていたであろう1980年代では、1982年に1000人当たりの20歳未満の検挙・補導人数が18.8人もいたのに対し、2015年には5.5人と戦後最低を更新している。このデータを見ると、林の言う通り、若い女性の理想の男性像が不良の数の減少と大きく関係しているのかもしれない。

 10代の少年にとって、女性からモテることは、最も大切な価値基準と言っていいだろう。「草食系男子が増えた」「ガツガツする男が減った」と若い男性の女性への積極性の低さを批判する声も多くあるが、モテたいからこそ、ガツガツしないで草食系でいる可能性も考えられる。

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