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理由は「急いでいる」高速でトレーラーを煽り木刀で殴打した男

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 21日午前2時頃、愛知県日進市北新町八幡西の東名高速で、トレーラーを運転していた茨城県大洗町に住む43歳の男性が、煽り運転をされたうえ模造刀のようなもので殴られる事件が発生。犯人は逃走し、21日現在捕まっていない。

 被害男性は東名高速を走行中、トレーラーで追い越し車線へ移動したのち、再び左車線に移動。すると後ろから白色の乗用車が迫り、執拗に煽られた。

 その後、乗用車はトレーラーの前方を塞ぎ、両者は路肩に停車。すると20〜30代くらいの男が車を降り、「急いでいるんだ」「なんでどかねーんだと」怒鳴ったうえ、模造刀のようなものでトレーラーを運転していた男性の頭と膝を殴った。

 男は車に乗り逃走。殴られた男性は救急搬送され、右膝を骨折する重傷を負った。逃走した犯人は白の乗用車に乗り、上下とも黒色の服を着ていた模様で、警察が行方を追っている。

 今回のような煽り事件は高頻度で発生。昨年6月には、同じ東名高速で、福岡県に住む25歳の男が、静岡県内に住む男性からパーキングエリアで駐車位置を注意されたことに腹を立て、高速道路上で幅寄せ行為などをしながら追い回すなどして煽り、停車させ、事故を引き起こし、夫婦が亡くなるという痛ましい事故が発生している。

 犯人の男は過失運転致死容疑で逮捕されたが、横浜地検は一連の煽り行為が危険運転致死傷罪にあたると判断し、起訴。今後裁判が行われる予定だが、危険運転致死傷罪の最高刑である懲役20年が課せられるのではないかと見られている。

 今回の事件についても、警察は現在逃走中の男について殺人未遂容疑で捜査中だが、場合によっては危険運転致死傷罪が適用される可能性もある模様だ。

 追い越し車線を走行していただけで激怒し、追い回したうえ模造刀で殴る行為は、異常と言わざるをえないもの。

 ネットユーザーからも「怖い」「高速に乗りたくない」「なぜ模造刀を持っているのか」など、怯える声が噴出。また、「早く捕まえてほしい」などの声もでた。

 逃走中の犯人の男には、一刻も早く自首してほしいものだ。

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